2年目新NISAで買う投資信託の選び方! “オルカンの次”に買うべき1本は? 米国株の調整局面入りで日本株や新興国株のインデックス型が狙い目か

2年目新NISAで買う投資信託の選び方! “オルカンの次”に買うべき1本は? 米国株の調整局面入りで日本株や新興国株のインデックス型が狙い目か

2025年3月29日公開
ダイヤモンド・ザイ編集部
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2024年にスタートした新NISAでは「オルカン」(「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の通称)が大人気。持っている人も多いだろう。楽天証券経済研究所の篠田尚子さんは、「最初はオルカン1本でもいいと思います。しかし、昨年は“お試し”。みんなが買っているからではなく、本当にそれでいいのか、自分で考えることが大切です」と説く。

2025年、2年目の新NISAでは、“オルカンの次”に買うべき投資信託を検討しよう。米国株の調整局面入りで、オルカンだけでは手薄な日本株や新興国株に分散したいという人もいるだろう。この記事では投資信託選びの基本を押さえたうえで、日本株や新興国株のインデックス型投資信託を紹介する。

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まずはNISAで買える投資信託をチェック!
つみたて投資枠と成長投資枠の“使い分け”も考えよう

 新NISAはつみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠がある。2つの枠それぞれに非課税で投資できる額の上限があるので「使い分け」を考えよう。つみたて投資枠の対象投資信託のほとんどは、成長投資枠でも買える。一方で、アクティブ型などは成長投資枠でしか買えないものも多い。今一度、NISAで買える投資信託をチェックしてみよう。

投資信託選びのポイントを押さえよう!
投資先の“かぶり”には要注意

 投資信託を選ぶにあたってチェックしたいポイントは3つ。まずは「投信の“中身”を確認」。最低限、どの国・地域の何に投資している商品なのかは知っておこう。投資信託の特徴や運用方針、運用状況が書かれた「目論見書」や「月次レポート」などで確認できる。

 次に、「成績がいい投資信託を選ぶ」こと。そもそもNISAの対象商品となる条件に、成績は関係していない。つまりNISAの対象だからといってすべていい投資信託とはいえないのだ。特にアクティブ型は過去の実績などをチェックして、成績の良い投資信託を選ぼう。インデックス型はコストが重要だ。

 3つ目は「投資先を分散する」。投資先の国や地域を分散するのはリスクを抑える基本的な手法だ。複数の投資信託を持つ場合は、投資先の重複に注意しよう。また、値動きの傾向や運用スタイルが違う商品を組合わせるのもおすすめだ。

オルカンは割高感の指摘もある米国株に偏重
今後上昇の期待が高まる日本株型投資信託も選択肢!

 それでは、人気のオルカンを最初の1本として保有している人は、2本目をどう考えればいいのか。まずは上で紹介した1つ目のチェックポイントに沿って、オルカンの中身を確認してみよう。

 オルカンは47カ国・約2600銘柄に分散投資し、成績は全世界株の市場平均並みとなる。投資先は株式100%のため、値動きが比較的大きくリスクは高めだ。また世界の株を組入れてはいるが、時価総額で配分が決まるため、7割弱が米国株と偏りがある。米国株を含む海外株が95%を占めるため、為替の影響も大きい

 SBI証券投資情報部の川上雅人さんは「米国株は割高な水準で、今後は調整もあり得ます。為替が円高方向に動くことも考えられます」と指摘。実際、3月には、米国の代表的な指数であるS&P500が2月の直近高値からの下落率が10%に達するなど、米国株の先行きには不透明感が漂っている。

 一方、日本株の比率は約5%にとどまっており、川上さんは「日本株の比率を増やしておくべきです」と勧める。日本株は今後株価上昇の期待が高く、値動きが底堅い高配当株型などの日本株アクティブ型投資信託を買えば、リスクを抑える方策にもなる。

 こうしたオルカンの“補完”をするにあたって、コスト重視で考える人はインデックス型投資信託を選ぶのもありだ。下図では日本株のインデックス型を、連動する指数別に信託報酬が安い順に上位を紹介(データは2024年12月末時点)。

 日本株型は主にTOPIX(東証株価指数)に連動するものと日経平均株価に連動するものがある。日経平均株価のほうが値がさ株の影響が大きく値動きが荒めだが、成績は大差ない。信託報酬の安さもさほど変わらないのでどの商品を選んでも大丈夫だ。

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米国の失速時に新興国が伸びる局面も?
長期の視点で新興国株インデックス型を持つのはアリ!

 また、オルカンには約1割しか組込まれていない新興国株についても、低コストなインデックス型を示した。信託報酬が最も安いのは「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」。川上さんは「中国経済の不振により新興国全体の直近の成績はさえません」としながらも、「しかし、米国が失速した時に新興国が伸びるという局面も今後あるでしょう。長期の視点で新興国株インデックス型を持つのはアリ」と語る。

 さらに、オルカンには2~3%しか含まれていない、人気のインド株型を補完するのも意義がある。ただし、インド株型は、税制などの関係で、インデックス型の成績が指数を捉えきれていない。また情報が行き渡っていないため、銘柄選定でアクティブ型が指数に勝つ余地が大きい。そのため、インド株に投資するならアクティブ型がおすすめだ。

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※「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2024」とは?
月刊マネー誌『ダイヤモンド・ザイ』では毎年、良い投資信託を表彰。第2回となる今回は、“新NISAで買える”好成績のアクティブ型投信30本を表彰した。本グランプリの特徴は、「5年以上の運用成績があり、みんなが買っている分野・投信に限定し、1.どれだけ上がったか(成績)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの基準で選定している点。完全な実力主義で評価し、「個人投資家にとって本当にイイ投資信託」かという点にこだわっている。特別枠として5年未満の好成績投資信託を厳選し、フレッシャー賞を設けている。
詳しい選定基準はこちら
受賞した投資信託全30本のラインナップはこちら

※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」2025年4月号から一部抜粋・再構成したものです。

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