世界の10倍株を見つける「テンバガー・ハンター」の最新格付を発表! NISAのつみたて投資枠でも買えて中長期の成績が“オルカン以上”の投資信託は?
NISAで買いたいオススメの世界株型投資信託3本を一挙紹介! その1本が、世界の10倍株の原石を見つけて投資する投資信託「テンバガー・ハンター[フィデリティ・世界割安成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)]」。テンバガー・ハンターは「ダイヤモンド・ザイ投信グランプリ2024」で、設定3年未満の好成績な投資信託に贈られるフレッシャー賞を受賞している。
今回紹介する残りの2本、「ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)」と「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」もそれぞれ、同グランプリ世界株部門の最優秀賞、米国株部門の最優秀賞に輝いた。
月刊マネー誌「ダイヤモンド・ザイ」の10月号では、半年に一度、人気の投資信託を最新の成績を基に星の数で評価する「投信格付」を発表。そこでの、上記3本の投資信託の最新格付はどうだったのか。ここでみていこう。
テンバガー・ハンターは500銘柄以上に分散して投資
日本では設定5年未満だが米国では34年の歴史がある投資信託
ザイ2024年6月号で発表した「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ」で「テンバガー・ハンター[フィデリティ・世界割安成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)]」は、設定3年未満の好成績な投資信託に贈られるフレッシャー賞を受賞した。テンバガー・ハンターは、日本での設定は2020年だが、米国では34年の歴史があり、設定来の運用成績は驚異の65倍だ。
株価が割安で利益成長が見込める銘柄に投資。この投資哲学は一貫しており、相場状況に合わせて運用法を変えないため、単年では成績がよくない年もある。NISAでは成長投資枠で購入できる投資信託だ。
同投資信託は、今回の最新の「投信格付」でどのような評価だったのか。その結果が以下だ。
テンバガー・ハンターは前回(半年前)に引き続き、「星3つ」の最高評価となった。格付の元となる各期間の成績は、1年(28.1%)と3年(65.8%)ともに指数をわずかに下回ったが、順位はどちらの期間も同じタイプの投資信託の中では半分より上。1年の順位は半年前を上回った。また、各評点のレーダーチャートは、「中期の成績」「短期の成績」「コスト」のいずれも半年前と同じ得点を維持した。
同投資信託の組入銘柄は529と分散が効いている。米国株の比率は5割以下で、欧州や日本など他地域の有望株にも積極的に投資。組入れ銘柄を見ると、米国の大手金融機関ウェルズ・ファーゴや同じく米国のエネルギー企業であるPG&E、アイルランドのストレージ(データ記憶装置)メーカーのシーゲイト・テクノロジー・ホールディングスなどが上位に並んでいる。
このテンバガー・ハンターの運用担当者へのインタビュー記事もあるので、投資の参考にしてほしい。
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⇒「テンバガー・ハンター」の運用担当者に聞く10倍株の見つけ方! 日本のテクノロジー分野や欧米の銀行株に注目だ
ブラックロックESG世界株式ファンドは
中長期の成績がオルカン(オール・カントリー)以上!
「ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)」は、「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ」の世界株部門の最優秀賞に輝いた。世界最大の資産運用会社ブラックロックで35年の歴史がある計量モデルによって運用されている。ESGを冠するが、環境関連などの銘柄に偏っておらず、組入上位はマイクロソフトやエヌビディアなど米大手IT企業が多い。同投資信託の最新の格付は以下だ。
成績を見ると、1年(37.4%)、3年(78.2%)、5年(164.5%)のいずれも指数を上回っており、かつ半年前から上昇している。各期間の順位も半年前から上がり、さらにレーダーチャートではすべての項目で最高の「5」を獲得した。
文句なしの「星3つ」で、SBI証券投資情報部の川上雅人さんもオススメの投資信託に挙げる。「ESG視点に加え独自の計量モデルで銘柄を選定。中長期の成績はオルカン(オール・カントリー、全世界株型の投資信託)以上」(川上さん)と評価は高い。
同投資信託はNISAのつみたて投資枠でも成長投資枠でも買うことができる。大手ネット証券で取り扱っており、信託報酬が0.7%台と低いので、中長期の資産形成に向く投資信託といえるだろう。
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⇒【NISAおすすめ投資信託】「ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)」が実現するESG投資と好成績の両立! 「転職サイトのクチコミ」まで投資に生かす
※「オルカン」は三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の略称として商標登録されているが、ここでは全世界株型インデックス投資信託の総称として使っている。
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコースは
GAFAMなどに早くから投資して好成績をキープ!
「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ」の米国株部門の最優秀賞に輝いたのが、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」だ。国内屈指の人気を誇る米国株型投資信託で、シリーズ5本の純資産総額は4兆円を超えている。今回の受賞投信のBコースは2006年5月に設定。早くからGAFAMなどのIT企業を中心に米国株に投資してきた。最新の格付は以下。
こちらも半年前から引き続き「星3つ」。コロナ禍を含む3年の成績(81.6%)こそ指数(S&P500)を下回ったが、3年を含む各期間の騰落率はいずれも半年前より上昇。また、1年(46.7%)と5年(216.7%)の成績は指数を上回っている。さらに、いずれの期間の順位も半年前よりアップした。
組入れ上位はGAFAMなどのIT関連銘柄だが、それ以外にもヘルスケアや消費財などの幅広い分野で高成長な株に投資。ハイテク成長株が軟調だった利上げ局面など逆境への耐性が高く、「下がりにくさ」も一つの特長だ。
大手ネット証券をはじめ幅広い証券会社が扱っており、NISAでは成長投資枠で購入することができる。
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⇒【NISA投信グランプリ2024・米国株部門】最優秀賞はGAFAMなどに早くから投資した「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース」!
月刊マネー誌『ダイヤモンド・ザイ』では毎年、良い投資信託を表彰。第2回となる今回は、“新NISAで買える”好成績のアクティブ型投信30本を表彰した。本グランプリの特徴は、「5年以上の運用成績があり、みんなが買っている分野・投信に限定し、1.どれだけ上がったか(成績)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの基準で選定している点。完全な実力主義で評価し、「個人投資家にとって本当にイイ投資信託」かという点にこだわっている。特別枠として5年未満の好成績投資信託を厳選し、フレッシャー賞を設けている。
⇒詳しい選定基準はこちら
⇒受賞した投資信託全30本のラインナップはこちら
※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」2024年10月号から一部抜粋・再構成したものです。
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