積立投資専用の新しいNISAである「つみたてNISA」(積立型の少額投資非課税制度)がスタートして、約1ヵ月が経ちました。しかし、まだまだ制度の中身をよく理解していない人も少なくないようです。
そこで今回は、意外に知らない、あるいは誤解しやすい「つみたてNISA」活用の注意点についてお話しします。
年間の非課税投資枠や非課税期間、投資手法だけじゃない!
投資対象商品も「つみたてNISA」と従来の「NISA」で違う
2018年1月からスタートした「つみたてNISA」と、2014年に始まってすでに5年目になる従来の「NISA」。どこがどのように違うのか、両者を比較しながら、「つみたてNISA」を活用するときに注意したいポイントを確認しておきましょう。
■「つみたてNISA」と従来の「NISA」の違いとは? | ||
つみたてNISA | 従来のNISA | |
年間非課税投資枠 | 40万円 | 120万円 |
非課税期間 | 20年間 (ロールオーバー不可) |
5年間 (ロールオーバーで最長10年間) |
投資対象 | 一定の条件を満たして 金融庁が認めた 株式投資信託と ETF(上場投資信託)のみ |
国内外の上場株式、 株式投資信託、 ETF(上場投資信託)、 Jリート (上場不動産投資信託) |
投資手法 | 定期的な積立のみ可能 | 短期でも長期でも自由 |
●年間非課税投資枠…「NISA」120万円/「つみたてNISA」40万円
「つみたてNISA」の非課税投資枠は年間40万円で、従来の「NISA」の年間120万円の3分の1と、かなり小さくなっています。
●非課税期間…「NISA」:5年間(ロールオーバーで最長10年間)/「つみたてNISA」:20年間(ロールオーバー不可)
逆に非課税期間は、「つみたてNISA」のほうが従来の「NISA」よりも長いのが特徴です。年間の非課税投資枠に非課税期間を掛けた最大非課税金額は、従来の「NISA」が600万円(年間120万円×5年)なのに対し「つみたてNISA」は800万円(年間40万円×20年)と、「つみたてNISA」のほうが200万円も多くなります。
ただし、「つみたてNISA」では従来の「NISA」と違って、ロールオーバー(非課税期間終了後もNISA口座を使って非課税で運用を続けること)ができない点に注意しましょう。
●投資対象…「NISA」:国内外の上場株式、株式投資信託、ETF、Jリート/「つみたてNISA」:一定の条件を満たした株式投資信託、ETFのみ
従来の「NISA」に比べると、「つみたてNISA」は投資対象となる商品がかなり絞られています。国内外の債券やJリートのみに投資する商品は投資対象外。また、投資信託も「すべて」が対象ではなく、投資の対象資産に株式を含むなど金融庁が指示する「一定の条件」を満たした投資信託だけが対象です(2018年1月29日時点で140本)。
ETF(上場株式投資信託)については、2018年1月29日時点では3本のみ、扱っている金融機関も大和証券の一社のみです。
●投資手法…「NISA」:自由/「つみたてNISA」:定期的な積み立てのみ可
従来の「NISA」では、投資商品のスポットでの購入も積立投資も可能です。一方「つみたてNISA」のほうは、名前のとおり積立投資でしか利用できません。ちなみに、積み立ての頻度に関しては金融庁では特に指示していませんでしたが、実際に制度が始まってみると、「毎月1回」の積み立てを基本とする金融機関が多くなっています。
SBI証券や楽天証券など一部の証券会社では、「毎日積立」なども可能です。大和証券のように「1ヵ月に1回」だけでなく、「2ヵ月に1回」や「3ヵ月に1回」「4ヵ月に1回」「6ヵ月に1回」といった少ない頻度での積み立てが可能な金融機関もあります。「つみたてNISA」口座を開設する際は、こうした積み立ての頻度にも注目して金融機関を選ぶことをおすすめします。
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⇒「つみたてNISA」の金融機関の選び方を解説! 手数料、取扱商品の数、引き落とし方法で比較した投資初心者と経験者で異なる選び方のポイントとは?
ここまで見てきたように、「つみたてNISA」は従来の「NISA」に比べると、年間の非課税枠が小さく、投資対象や投資手法も限られています。そのため、すでに投資経験があり、好きな銘柄を好きなタイミングで買いたい人にとっては、やや物足りない可能性もあります。
しかし、逆に考えると、少額の資金からでも始めやすい、一定の条件を満たした限られた投資信託のみが投資対象なので選びやすい、積立投資のみなので買いのタイミングを考える必要がない、というメリットがあります。つまり、「つみたてNISA」は投資初心者にとっては、投資を始めやすくて非常に使いやすい制度と言えるのです。
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⇒つみたてNISAが投資の初心者におすすめな理由とは? 積み立て投資だから簡単で損しにくく、対象商品は低コスト&売買手数料無料、そのうえ節税もできる!
「つみたてNISA」は、従来の「NISA」と併用ができない!
ただし「NISA」の資産は、非課税期間中はそのまま維持される

さて、このように長期投資ができる「つみたてNISA」は、老後など将来の資産形成に向いている制度です。すでに従来の「NISA」をやっている人の中にも「つみたてNISA」をはじめたいと思っている人もいることでしょう。
そこで続いては、従来の「NISA」から「つみたてNISA」に移行する際の注意点を見ていきましょう。
●従来の「NISA」と「つみたてNISA」は併用できない
まず押さえておきたいのは、従来の「NISA」と「つみたてNISA」の併用は「できない」ということ。そのため、「つみたてNISA」口座を開設するなら、金融機関に所定の届けを出して、従来の「NISA」口座は廃止しなくてはいけません。
ただし、従来「NISA」⇒「つみたてNISA」に移行しても、「NISA」の口座の資産は、「NISA」の非課税期間が終わるまで継続保有が可能です。この点は、誤解している人が多いかもしれませんね。
たとえば、2017年に従来の「NISA」口座で買い付けた商品は、5年の非課税期間である2021年の年末まで保有することができます。また、その間に売却して利益が出た場合は、全額非課税になります。
●「つみたてNISA」に移行すると、「NISA」のロールオーバーができなくなる
もう1つ、注意しておきたいのが「つみたてNISA」に移行すると、従来の「NISA」の非課税期間が終わった後にロールオーバー(非課税期間の乗り換え)ができなくなる点です。そうなると、従来の「NISA」口座にある資産は課税口座に移すか、その時点で売却するしかありません。「つみたてNISA」への移行を検討している人のうち、従来の「NISA」口座に残高がある人は、「ロールオーバーができなくなる」ことをよく認識しておきましょう。
特に、2014年に従来の「NISA」で買い付けをして保有を続けている場合は、2018年が非課税期間の最終年です。もし、2018年中に「つみたてNISA」に切り替えると、2019年に新しい非課税期間に乗り換えること(ロールオーバー)はできなくなります。2018年中に「つみたてNISA」に移行するのがいいのか、それとも2019年にロールオーバーしてから「つみたてNISA」に移行したほうがいいのか、よく検討する必要があります。
●一度でも買い付けをすると、「NISA」と「つみたてNISA」の切り替えが不可に
ところで、一度「つみたてNISA」に移行したら、もう従来の「NISA」を利用できないのか、気になる方もいらっしゃるのではないのでしょうか。実は、従来の「NISA」⇒「つみたてNISA」に切り替えるのと反対に、「つみたてNISA」⇒従来の「NISA」という切り替えが、1年に一度だけ可能です。
ただし、変更したいと思う年に一度でも買い付けをしてしまうと、その年は切り替え不可になってしまいます。ということは、すでに「つみたてNISA」の口座を開設した人でも、今年まだ一度も積立が実行されていなければ、これから従来の「NISA」に移行することも可能です(2018年の移行手続きは9月末まで)。
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⇒「つみたてNISA」と従来の「NISA」はどっちが得? 2つのNISAのメリット・デメリット、特徴などから、「つみたてNISA」を選んだほうが得する人を検証!
株式以外の投信は買えない!? 口座内でリバランスができない!?
「つみたてNISA」での資産形成は、万能ではないことに注意!
すでに説明したとおり、「つみたてNISA」は投資初心者などが少額から長期間の積立投資によって資産を作っていくのに向いている制度です。しかし、必ずしも資産形成のための完璧な制度とは言えず、運用するにあたって注意しておきたいポイントもいくつかあります。
●「つみたてNISA」で扱う投資信託には、必ず株式が含まれる
投資の基本は分散投資ですが、「つみたてNISA」で投資対象となっている投資信託は、株式100%または株を含む複数の資産を組み合わせたバランス型のみです。そのため、「つみたてNISA」だけで分散投資をしようと考えると、必然的にバランス型投信が選択肢になります。もしくは、「つみたてNISA」では株式100%に投資する投資信託を選び、通常の課税口座や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などで、債券など別の資産に投資する商品を選ぶことで分散投資する方法もあります。
まずは積立投資を始めることが大切なので、最初から絶対に分散投資をしなくてはいけないわけではありません。ただ、「つみたてNISA」では投資対象の特性から株価の影響を受けやすいことはおさえておきましょう。
●金融庁の「一定の条件」を満たしている=好成績が期待できる、ではない
「つみたてNISA」では一定の条件を満たした投資信託・ETFのみを投資対象としていますが、「一定の条件」には「過去の成績がいい」、あるいは「今後の運用成績が期待できる」といった項目は一切含まれていません。「金融庁のお墨付きの投資信託だから、必ずリターンが期待できる」わけでないので、その点は誤解しないようにしてください。
●「つみたてNISA」では、預け替えやリバランスができない!
「つみたてNISA」では預け替えやリバランスができないのですが、それにどういう問題があるのか、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」との比較で具体的に説明しましょう。
「iDeCo」の場合は、積み立てた商品を一度売って、その代金で別の商品に買い替える「預け替え(スイッチング)」が可能です。また、積み立てた商品を一部売却するなどして、保有資産の配分を調整する「リバランス」もできます。しかし、「つみたてNISA」では、非課税投資枠の再利用はできず、そもそも積立投資しかできない仕組みなので、非課税枠の中での預け替えやリバランスは一切できません。
こうした点は、投資経験の豊富な方からすると制約に感じるかもしれません。そのため、「つみたてNISA」では機動的に資産の見直しはできない点をきちんと理解してから、投資を始めることをおすすめします。
●「つみたてNISA」では、急落時の「リスク回避」ができない!
「iDeCo」には、定期預金や保険型商品という元本確保型の商品もあります。そのため、たとえば相場の急落時には一時的に元本確保型の商品に乗り換えて様子を見るといったこともできます。しかし、「つみたてNISA」の場合は、積み立てを一時的に休むことはできても、保有中の商品はそのまま運用を続けることになります。こうした「リスク回避」という面で考えると、「つみたてNISA」 は「iDeCo」に比べて使い勝手がよいとは言えません。
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⇒つみたてNISAに向いている人、向いていない人は?「iDeCo」より「つみたてNISA」を活用すべき人と、「つみたてNISA」を絶対に使ってはいけない人とは?
「つみたてNISA」は途中でやめずに続けることが重要!
でも、20年間ずっと続けることだけが「正解」ではない!
ここまで「つみたてNISA」を始める際におさえておきたい注意点をお話ししてきました。では実際に「つみたてNISA」を始めてからはどんなことに気をつければよいのでしょうか。最後は、「つみたてNISA」を長く続けるコツをご紹介するとともに、「つみたてNISA」の売却に関する誤解を解いておきたいと思います。
●非課税投資枠の年間40万円、月平均約3万3000円にこだわらない
長く続けるためには、月々の積立金額を無理のない範囲で設定することが重要です。「つみたてNISA」の非課税枠は従来の「NISA」に比べると少ないこともあり、「何がなんでも非課税枠を使い切ろう」と考える人もいるようですが、枠の使い切りにこだわる必要はまったくありません。
たとえば、最初は1万円から始めて、収入に応じて増やしたり、逆に教育費などほかに使うお金が増える時期には積立金額を減らしたり、金額の調整によって途中でやめずに続けられる体制を作っていってください。
●引き落とし日が選べる場合は、給料日のすぐ後に設定する
せっかく「つみたてNISA」を始めたのに、引き落とし日に銀行口座などに資金がなくて、設定日の積み立てができなかったという事態は、できる限り避けたいものです。そのためには、「つみたてNISA」の購入資金が口座から引き落とされる日を、給料日のすぐ後などに設定しておくといいでしょう。
●一時的な相場状況に影響されて、資産を売却してはもったいない!
積立投資のよさは、価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く買い付けることで、平均取得価格を下げられることです(「ドル・コスト平均法」と呼ばれる投資法)。そのため、一時的な相場環境の悪化は安い価格で多く買い付けられるチャンスとも言えます。「相場が悪くなったから」という理由で簡単に売却するのはもったいないですし、積立投資のセオリーに反しています。
●まとまった資金が必要なら、20年を待たずに売却してもOK!
「つみたてNISA」の非課税投資期間は最長20年間ですが、20年が経つまでは何がなんでも資産を保有しなければならないというわけではありません。20年の間に資金が必要なライフイベントがあれば、いつでも売却して構わないのです。
また、10年、15年経ってかなり利益が出ているようであれば、その時点で一旦利益確定しても問題ありません。なぜなら、20年経ったときに最も利益が出ているとは限らないからです。
なかには、一度始めたら最後まで(20年間)続けないといけない、と思い込んでいる人もいるようですが、「つみたてNISA」は「iDeCo」とは異なり、いつでも売却できるのがメリット。柔軟に考えればよいのです。ただし、繰り返しになりますが、一時的な相場下落で狼狽売りというのは避けましょう。
次回は、いよいよ「つみたてNISA」の対象商品に選ばれている140本の投資信託(2018年1月29日時点)について、その内容や特徴を詳しく見ていきます。
【※関連記事はこちら!】
⇒つみたてNISA(積立NISA)を始めるなら、おすすめの証券会社はココだ!手数料や投資信託の取扱数などで比較した「つみたてNISA」のおすすめ証券会社とは?
(構成:肥後紀子)
ファイナンシャルリサーチ代表。AFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。クレジット会社勤務を3年間経て1989年4月に独立系FP会社に入社。1996年1月に独立し、現職。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説に定評がある。主な著書に『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない』『ジュニアNISA入門』(ダイヤモンド社)など多数。
【2023年9月6日更新】
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売買手数料 | 購入可能なつみたてNISA対象商品数 | |||
投資信託 | ETF | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | ETF |
◆SBI証券 | ||||
無料 | ― | 179本 | 26本 | ― |
【SBI証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 ネット証券大手の一つ。つみたてNISA対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、つみたてNISAで選べる投資信託の本数は205本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。「100円」から投資信託の積み立てが可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べるので、きめ細かい時間分散投資もできる。三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用するとお得。決済額の0.5%のポイントと投信マイレージによるTポイントが両方貯まる。NISA、つみたてNISA預りでの投信積立にも利用できる。スマホアプリ「かんたん積立アプリ」は、つみたて NISAに対応しており、投資信託をスマホで管理できる。「かんたん積立アプリ」では、おすすめの資金や金額配分の提案もしてくれる。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応している。 |
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【関連記事】 ◆【SBI証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】「つみたてNISA」対象の投資信託の取扱数が205本と充実しているのがSBI証券の魅力! ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! |
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◆マネックス証券 | ||||
無料 | ― | 155本 | 22本 | ― |
【マネックス証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 つみたてNISA対象の投資信託のラインナップは177本と豊富。最低購入金額が原則100円と、少額からつみたてNISAを始めることができる。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントがもらえるのも嬉しい。しかも、年1回でも利用すれば年会費が無料になる“実質”年会費無料の「マネックスカード」で積み立てたときの還元率は1.1%と高還元。また、独自の資産設計アドバイスツール「MONEX VISION」が、おすすめの投資信託を紹介してくれる。「つみたてNISA」と「iDeCo」、どちらの制度が各個人の投資目的に適しているか、アドバイスが受けられる「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」が便利。総合口座での取引でも、約定金額の低い価格帯で特に手数料が安いため、将来少額からでも株式投資を始めたい初心者にもおすすめ。 |
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【クレカ積立ならポイント還元率が業界トップクラスの1.1%!】 | ||||
◆楽天証券 | ||||
無料 | ― | 166本 | 28本 | ― |
【楽天証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1!(2022年9月末時点)つみたてNISAで取り扱う投資信託の本数は194本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額からつみたてNISAを始められる。「毎月積立」だけでなく、「毎日積立」も可能だ。また、積立代金の引き落としは、証券口座や「楽天銀行」、その他金融機関に加え、「楽天カード」も選択できる。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能。さらに、「楽天カード」のクレジット決済にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。「つみたてNISA」「NISA」口座でも利用できる。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計。 |
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【楽天カード&楽天キャッシュの活用で、より多くのポイントをゲット!】 | ||||
◆松井証券 | ||||
無料 | ― | 171本 | 26本 | ― |
【松井証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 株主優待名人の桐谷さんもおすすめするネット証券の1つ。つみたてNISA対象の取扱本数は197本と豊富。100円から投資信託を購入可能。積立タイミングは毎月、毎日が選べて、年の途中からでも非課税枠の使い切りができる「増額設定」にも対応している。ロボアドバイザーが投資信託のポートフォリオの提案から運用をサポートする「投信工房」(利用無料)をはじめ、情報ツールが豊富でサポート体制も充実。100円から投資信託を購入することができるため、投資初心者も始めやすい。2020年12月から新たなサポートダイヤル「株の取引相談窓口」を開設。一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定をサポートする。利用料は無料で、事前予約も可能な画期的なサービスとなっている。 |
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【関連記事】 ◆【松井証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】 「つみたてNISA」対象の投資信託を197本も用意! ロボアドバイザーが投資初心者の資産設計をサポート ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! |
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売買手数料 | 購入可能なつみたてNISA対象商品数 | |||
投資信託 | ETF | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | ETF |
◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ― | 176本 | 24本 | ― |
【auカブコム証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 つみたてNISA対象の投資信託は200本で順次拡大予定。積み立ては100円から可能で、投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。NISA口座(つみたてNISAを含む)の開設者は通常の現物株式の取引手数料が最大5%割引になるのもメリットだ。自分でファンドを選べないなら、自分に合ったファンドをおすすめしてくれる「FUND DRESS」が便利。投資初心者にも、すでに投資を行っている中上級者にもおすすめできる。 |
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【関連記事】 ◆auカブコム証券が、Pontaポイントを活用した「ポイント投資」を開始! 買い物や食事で貯まったポイントで投資信託を購入して、お得に資産運用を始めよう! ◆【auカブコム証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】「つみたてNISA」対象の投資信託は200本と豊富で、現物株の取引手数料が最大5%割引になる特典もあり! |
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◆SMBC日興証券 | ||||
無料 | ― | 143本 | 15本 | ― |
【SMBC日興証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 2020年7月から、オンライントレード(日興イージートレード)の「投信つみたてプラン」で「つみたてNISA」の取扱いを開始した。つみたてNISA対象商品はすべてノーロード(申込手数料無料)。買付金額は毎月1000円以上、1000円単位。銘柄選びの助けになる「とうしんLab.」では、年齢や運用方針に応じたおすすめファンドを紹介している。複数銘柄を同時に買付設定できる「つみたてカート機能」があり、つみたてNISA対象・非対称銘柄を組み合わせた独自の買付プラン設定が可能だ。 |
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【関連記事】 ◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ! ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と、多くの割当が期待できる主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
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◆大和証券 | ||||
無料 | 1.242%以下 | 15本 | 4本 | 7本 |
【大和証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 投資信託は信託報酬の低いインデックス型投信を中心に絞り込んだ計19本。低コストのバランス型投信もしっかりラインナップされているので、投資初心者でも始めやすい。アクティブ型は「年金積立 Jグロース」など4本。また、つみたてNISAでETFを豊富に取り扱う貴重な金融機関となっている。積立頻度を毎月、隔月、3カ月ごと、4カ月ごと、6カ月ごとから選択可能。 |
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※掲載情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。 |
【2023年9月6日更新!】 ◆NISA口座の株式売買手数料や取扱商品、キャンペーンを徹底比較! NISA投資で利用すると得する、おすすめネット証券はココだ! |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆SBI証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 韓国株 ロシア株 アセアン株 |
約2600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (88社/11社) |
【SBI証券のNISA口座のおすすめポイント】 ネット証券で日本株の個人取引シェアNo.1! NISA口座では日本株の売買手数料が無料、かつ海外ETFの買付手数料も無料!(売却時の手数料は必要)。米国、中国(香港)、アセアン各国、韓国、ロシアなど、NISA口座対応の海外株が豊富! また、全ての投信、投信積立が原則ノーロード(買付手数料無料)となっている。IPOの取扱が多いのも魅力だ。三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用するとお得。決済額の0.5%のポイントに加え、投信マイレージによってTポイント、Pontaポイント、dポイントから選んだポイントが貯まる。NISA、つみたてNISA預りでの投信積立にも利用できる。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応している。2019年1月開始の「簡易NISA口座開設」制度に対応、証券総合口座がない状態からの申込でも最短2営業日程度で取引が始められる。 |
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【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆SBI証券のおすすめポイントはココだ!~IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実の大手ネット証券 |
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◆マネックス証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 |
約1400本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (50社/0社) |
【マネックス証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、海外株(海外ETF含む)も購入時の手数料が全額キャッシュバックされる(=実質無料)。他の証券会社と比べてNISA口座での外国株の取り扱い銘柄数が多いのも魅力! 米国株は4000銘柄以上、中国株は2500銘柄以上がNISA口座でも購入できる。投資信託は、NISA口座での取引や「投信つみたて」を含めて、すべて購入時手数料が無料(ノーロード)。マネックストレーダーやスマホなどのツールもNISAでの取引に対応。 1日100円から積み立てが可能な「毎日つみたて」は、NISA・つみたてNISA(つみたてNISAは月額指定のみ)でも利用できる。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントがもらえるのも嬉しい。対面型の投資一任運用サービス「ON COMPASS+」については、2024年1月よりNISA制度に対応する予定だ。 |
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【関連記事】 ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! ◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!第1回 証券会社を選ぼう ◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手 |
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◆楽天証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 アセアン株 |
約2600本 (原則、全ての投信の 販売手数料無料) |
× |
【楽天証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1! 日本株の売買手数料が無料で、海外ETFの買付手数料も無料!(売却時の手数料は必要)。海外株は米国、中国(香港)、アセアン各国と、幅広い銘柄が揃っている。さらに投資信託も約2600本と充実しており、全ての投資信託の販売手数料が無料。またポイントプログラムが充実しており、投資信託の残高に応じてポイントがもらえたり、楽天市場の買い物でポイントアップも可能だ。2019年1月開始の「NISA口座開設申込時における即日買付制度」に対応。申込から取引(商品買付)までを、最短で当日中に行える。毎月決まった金額や口数を自動売却して、少しずつ現金が受け取れる「定期売却サービス」も行っている。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。「つみたてNISA」・「NISA」口座でも利用できる。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計(2022年9月末時点)。 |
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【関連記事】 ◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が詳細で見やすい! ◆スマホでNISAの取引、株と投資信託などを売買できるネット証券のランキングを発表!主要ネット証券のNISA取引スマホ対応状況 |
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◆松井証券 | ||||
無料 | ○ | × | 約1600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (9社/0社) |
【松井証券のNISA口座のおすすめポイント】 日本株の売買手数料が無料で、取り扱っている全ての投資信託の販売手数料も、一括購入・積立購入を問わず、無料! 2022年2月から米国株の取扱を開始したが、現状では米国株はNISA・つみたてNISA・ジュニアNISAで取引ができない。旬のテーマやチャートの形から銘柄探しができる「チャートフォリオ」や「テーマ投資ガイド」、投資情報の決定版「マーケットラボ」、高機能ロボアドバイザー「投信工房」が無料で利用できるなど、情報ツール類が充実。2020年12月から新たなサポートダイヤル「株の取引相談窓口」を開設。一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定をサポートする。利用料は無料で、事前予約も可能な画期的なサービスとなっている。 |
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【関連記事】 ◆松井証券はどうして投資信託の取扱数が少ないのか? あえて取扱数で勝負せず、松井証券が「顧客に無駄なコストを使わせない」という理念にこだわる理由とは ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆松井証券のおすすめポイントはココだ!松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう! |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆GMOクリック証券 | ||||
無料 | ○ | × | 130本以上 (110本以上は 販売手数料無料) |
○ (1社/0社) |
【GMOクリック証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。100円から積立が可能なのも魅力。ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ! |
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◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ○ | × | 約1550本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (23社/0社) |
【auカブコム証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら国内株の売買手数料が無料、100銘柄のETFも売買手数料が無料! 投資信託は100円から購入が可能。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」もある。NISA口座を保有していると一般口座(と特定口座)の現物株式売買手数料が最大5%割引になる「NISA割」もお得(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。2020年1月14日から投資信託の販売手数料がすべて無料に! また、対象の投資信託を保有して「au ID」を登録しているとPontaポイントがたまるお得な「auカブコムの資産形成プログラム」は、特定口座・一般口座・NISA口座が対象となっている。なお現在、米国株式取引はNISAに対応していないが、2024年1月より、NISAの投資対象に米国株式が追加される予定だ。 |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆SMBC日興証券 | ||||
137~1650円 (約定代金による) |
○ | × | 約1000本 (650本以上は 販売手数料無料) |
○ (66社/21社) |
【SMBC日興証券のNISA口座のおすすめポイント】 証券会社でトップクラスのIPO取扱実績を誇る。NISA口座でもIPOに参加できるので、公募価格の数倍になることもあるIPO投資で非課税のメリットを生かしたいなら、口座を開いておきたい証券会社だ。また、100円からdポイントでも株式投資ができる独自サービス「キンカブ(金額・株数指定取引)」があり、NISAの限度額120万円をムダなく使えるのが魅力!サポートツール 「fund eye Plus」も便利だ。「投信つみたてプラン」では1000円から買付可能で、申込手数料は全銘柄で原則無料。 |
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【関連記事】 ◆SMBC日興証券のおススメポイントはココだ!信用完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」が利用できる |
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◆岡三オンライン | ||||
0~1650円 (約定代金や料金プランによる) |
○ | × | 約650本 (2020年1月6日より 販売手数料実質無料) |
○ (45社/0社) |
【岡三オンラインのNISA口座のおすすめポイント】 2020年1月6日より、ブルベアファンドも含む全ての投資信託の購入時手数料が完全無料に(ただし、ETF等の上場投資信託を除く)。積立買付時も購入時手数料が無料になる。NISA口座の株式売買手数料は有料だが、そもそも一般口座(と特定口座)の手数料はネット証券でも割安。NISA対応ではないがFXやCFD(くりっく株365)などの商品ラインナップも充実している。 |
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【関連記事】 ◆「岡三オンライン」は1日最大40万円の取引まで「売買手数料が無料」! 資金の少ない投資初心者や株主優待狙いの投資家には、圧倒的にお得! ◆岡三オンラインのおすすめポイントはココだ!個性的な「クライアント型」トレードツールと充実の投資情報が魅力! |
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◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) | ||||
55~1100円 (約定代金や料金プランによる) |
○ | × | 10本 (販売手数料無料) |
○ (5社/0社) |
【SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)のNISA口座のおすすめポイント】 顧客満足度調査の「ネット証券 手数料部門」で1位を獲得するなど、売買手数料の安さはネット証券でもピカイチ! NISAの場合、売買手数料が無料の証券会社もあるのでNISA口座しか利用しない株式投資初心者にはさほどメリットはないが、NISAをきっかけに長期的に投資を始めたいなら、手数料が安いSBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)はおすすめ! |
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |