つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説[2024年]

「つみたてNISA」を始めるときの注意点を解説!従来の「NISA」から「つみたてNISA」に切り替えるときや実際の運用時に押さえておきたいポイントは?

2018年1月29日公開(2022年3月29日更新)
深野 康彦
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つみたてNISAのおすすめ証券会社はココ!

 積立投資専用の新しいNISAである「つみたてNISA」(積立型の少額投資非課税制度)がスタートして、約1ヵ月が経ちました。しかし、まだまだ制度の中身をよく理解していない人も少なくないようです。

 そこで今回は、意外に知らない、あるいは誤解しやすい「つみたてNISA」活用の注意点についてお話しします。

年間の非課税投資枠や非課税期間、投資手法だけじゃない!
投資対象商品も「つみたてNISA」と従来の「NISA」で違う

 2018年1月からスタートした「つみたてNISA」と、2014年に始まってすでに5年目になる従来の「NISA」。どこがどのように違うのか、両者を比較しながら、「つみたてNISA」を活用するときに注意したいポイントを確認しておきましょう。

■「つみたてNISA」と従来の「NISA」の違いとは?
  つみたてNISA 従来のNISA
年間非課税投資枠 40万円 120万円
非課税期間 20年間
(ロールオーバー不可)
5年間
(ロールオーバーで最長10年間)
投資対象 一定の条件を満たして
金融庁が認めた
株式投資信託と
ETF(上場投資信託)のみ
国内外の上場株式、
株式投資信託、
ETF(上場投資信託)
Jリート
(上場不動産投資信託)
投資手法 定期的な積立のみ可能 短期でも長期でも自由

●年間非課税投資枠…「NISA」120万円/「つみたてNISA」40万円

「つみたてNISA」の非課税投資枠は年間40万円で、従来の「NISA」の年間120万円の3分の1と、かなり小さくなっています。

●非課税期間…「NISA」:5年間(ロールオーバーで最長10年間)/「つみたてNISA」:20年間(ロールオーバー不可)

 逆に非課税期間は、「つみたてNISA」のほうが従来の「NISA」よりも長いのが特徴です。年間の非課税投資枠に非課税期間を掛けた最大非課税金額は、従来の「NISA」が600万円(年間120万円×5年)なのに対し「つみたてNISA」は800万円(年間40万円×20年)と、「つみたてNISA」のほうが200万円も多くなります。

 ただし、「つみたてNISA」では従来の「NISA」と違って、ロールオーバー(非課税期間終了後もNISA口座を使って非課税で運用を続けること)ができない点に注意しましょう。

●投資対象…「NISA」:国内外の上場株式、株式投資信託、ETF、Jリート/「つみたてNISA」:一定の条件を満たした株式投資信託、ETFのみ

 従来の「NISA」に比べると、「つみたてNISA」は投資対象となる商品がかなり絞られています。国内外の債券やJリートのみに投資する商品は投資対象外。また、投資信託も「すべて」が対象ではなく、投資の対象資産に株式を含むなど金融庁が指示する「一定の条件」を満たした投資信託だけが対象です(2018年1月29日時点で140本)。

 ETF(上場株式投資信託)については、2018年1月29日時点では3本のみ、扱っている金融機関も大和証券の一社のみです。

●投資手法…「NISA」:自由/「つみたてNISA」:定期的な積み立てのみ可

 従来の「NISA」では、投資商品のスポットでの購入も積立投資も可能です。一方「つみたてNISA」のほうは、名前のとおり積立投資でしか利用できません。ちなみに、積み立ての頻度に関しては金融庁では特に指示していませんでしたが、実際に制度が始まってみると、「毎月1回」の積み立てを基本とする金融機関が多くなっています。

 SBI証券楽天証券など一部の証券会社では、「毎日積立」なども可能です。大和証券のように「1ヵ月に1回」だけでなく、「2ヵ月に1回」や「3ヵ月に1回」「4ヵ月に1回」「6ヵ月に1回」といった少ない頻度での積み立てが可能な金融機関もあります。「つみたてNISA」口座を開設する際は、こうした積み立ての頻度にも注目して金融機関を選ぶことをおすすめします。

【※関連記事はこちら!】
「つみたてNISA」の金融機関の選び方を解説! 手数料、取扱商品の数、引き落とし方法で比較した投資初心者と経験者で異なる選び方のポイントとは?

 ここまで見てきたように、「つみたてNISA」は従来の「NISA」に比べると、年間の非課税枠が小さく、投資対象や投資手法も限られています。そのため、すでに投資経験があり、好きな銘柄を好きなタイミングで買いたい人にとっては、やや物足りない可能性もあります。

 しかし、逆に考えると、少額の資金からでも始めやすい、一定の条件を満たした限られた投資信託のみが投資対象なので選びやすい、積立投資のみなので買いのタイミングを考える必要がない、というメリットがあります。つまり、「つみたてNISA」は投資初心者にとっては、投資を始めやすくて非常に使いやすい制度と言えるのです。

【※関連記事はこちら!】
つみたてNISAが投資の初心者におすすめな理由とは? 積み立て投資だから簡単で損しにくく、対象商品は低コスト&売買手数料無料、そのうえ節税もできる!

「つみたてNISA」は、従来の「NISA」と併用ができない!
ただし「NISA」の資産は、非課税期間中はそのまま維持される

「つみたてNISA」の疑問点を解消しましょう!従来の「NISA」から「つみたてNISA」に移行するときに出てくる疑問は、事前に解消しておきましょう!

 さて、このように長期投資ができる「つみたてNISA」は、老後など将来の資産形成に向いている制度です。すでに従来の「NISA」をやっている人の中にも「つみたてNISA」をはじめたいと思っている人もいることでしょう。

 そこで続いては、従来の「NISA」から「つみたてNISA」に移行する際の注意点を見ていきましょう。

●従来の「NISA」と「つみたてNISA」は併用できない

 まず押さえておきたいのは、従来の「NISA」と「つみたてNISA」の併用は「できない」ということ。そのため、「つみたてNISA」口座を開設するなら、金融機関に所定の届けを出して、従来の「NISA」口座は廃止しなくてはいけません。

 ただし、従来「NISA」⇒「つみたてNISA」に移行しても、「NISA」の口座の資産は、「NISA」の非課税期間が終わるまで継続保有が可能です。この点は、誤解している人が多いかもしれませんね。

 たとえば、2017年に従来の「NISA」口座で買い付けた商品は、5年の非課税期間である2021年の年末まで保有することができます。また、その間に売却して利益が出た場合は、全額非課税になります。

●「つみたてNISA」に移行すると、「NISA」のロールオーバーができなくなる

 もう1つ、注意しておきたいのが「つみたてNISA」に移行すると、従来の「NISA」の非課税期間が終わった後にロールオーバー(非課税期間の乗り換え)ができなくなる点です。そうなると、従来の「NISA」口座にある資産は課税口座に移すか、その時点で売却するしかありません。「つみたてNISA」への移行を検討している人のうち、従来の「NISA」口座に残高がある人は、「ロールオーバーができなくなる」ことをよく認識しておきましょう。

 特に、2014年に従来の「NISA」で買い付けをして保有を続けている場合は、2018年が非課税期間の最終年です。もし、2018年中に「つみたてNISA」に切り替えると、2019年に新しい非課税期間に乗り換えること(ロールオーバー)はできなくなります。2018年中に「つみたてNISA」に移行するのがいいのか、それとも2019年にロールオーバーしてから「つみたてNISA」に移行したほうがいいのか、よく検討する必要があります。

●一度でも買い付けをすると、「NISA」と「つみたてNISA」の切り替えが不可に

 ところで、一度「つみたてNISA」に移行したら、もう従来の「NISA」を利用できないのか、気になる方もいらっしゃるのではないのでしょうか。実は、従来の「NISA」⇒「つみたてNISA」に切り替えるのと反対に、「つみたてNISA」⇒従来の「NISA」という切り替えが、1年に一度だけ可能です。

 ただし、変更したいと思う年に一度でも買い付けをしてしまうと、その年は切り替え不可になってしまいます。ということは、すでに「つみたてNISA」の口座を開設した人でも、今年まだ一度も積立が実行されていなければ、これから従来の「NISA」に移行することも可能です(2018年の移行手続きは9月末まで)。

【※関連記事はこちら!】
「つみたてNISA」と従来の「NISA」はどっちが得? 2つのNISAのメリット・デメリット、特徴などから、「つみたてNISA」を選んだほうが得する人を検証!

株式以外の投信は買えない!? 口座内でリバランスができない!?
「つみたてNISA」での資産形成は、万能ではないことに注意!

 すでに説明したとおり、「つみたてNISA」は投資初心者などが少額から長期間の積立投資によって資産を作っていくのに向いている制度です。しかし、必ずしも資産形成のための完璧な制度とは言えず、運用するにあたって注意しておきたいポイントもいくつかあります。

●「つみたてNISA」で扱う投資信託には、必ず株式が含まれる

 投資の基本は分散投資ですが、「つみたてNISA」で投資対象となっている投資信託は、株式100%または株を含む複数の資産を組み合わせたバランス型のみです。そのため、「つみたてNISA」だけで分散投資をしようと考えると、必然的にバランス型投信が選択肢になります。もしくは、「つみたてNISA」では株式100%に投資する投資信託を選び、通常の課税口座や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などで、債券など別の資産に投資する商品を選ぶことで分散投資する方法もあります。

 まずは積立投資を始めることが大切なので、最初から絶対に分散投資をしなくてはいけないわけではありません。ただ、「つみたてNISA」では投資対象の特性から株価の影響を受けやすいことはおさえておきましょう。

●金融庁の「一定の条件」を満たしている=好成績が期待できる、ではない

 「つみたてNISA」では一定の条件を満たした投資信託・ETFのみを投資対象としていますが、「一定の条件」には「過去の成績がいい」、あるいは「今後の運用成績が期待できる」といった項目は一切含まれていません。「金融庁のお墨付きの投資信託だから、必ずリターンが期待できる」わけでないので、その点は誤解しないようにしてください。

●「つみたてNISA」では、預け替えやリバランスができない!

「つみたてNISA」では預け替えやリバランスができないのですが、それにどういう問題があるのか、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」との比較で具体的に説明しましょう。

 「iDeCo」の場合は、積み立てた商品を一度売って、その代金で別の商品に買い替える「預け替え(スイッチング)」が可能です。また、積み立てた商品を一部売却するなどして、保有資産の配分を調整する「リバランス」もできます。しかし、「つみたてNISA」では、非課税投資枠の再利用はできず、そもそも積立投資しかできない仕組みなので、非課税枠の中での預け替えやリバランスは一切できません。

 こうした点は、投資経験の豊富な方からすると制約に感じるかもしれません。そのため、「つみたてNISA」では機動的に資産の見直しはできない点をきちんと理解してから、投資を始めることをおすすめします。

●「つみたてNISA」では、急落時の「リスク回避」ができない!

 「iDeCo」には、定期預金や保険型商品という元本確保型の商品もあります。そのため、たとえば相場の急落時には一時的に元本確保型の商品に乗り換えて様子を見るといったこともできます。しかし、「つみたてNISA」の場合は、積み立てを一時的に休むことはできても、保有中の商品はそのまま運用を続けることになります。こうした「リスク回避」という面で考えると、「つみたてNISA」 は「iDeCo」に比べて使い勝手がよいとは言えません。

【※関連記事はこちら!】
つみたてNISAに向いている人、向いていない人は?「iDeCo」より「つみたてNISA」を活用すべき人と、「つみたてNISA」を絶対に使ってはいけない人とは?

「つみたてNISA」は途中でやめずに続けることが重要!
でも、20年間ずっと続けることだけが「正解」ではない!

 ここまで「つみたてNISA」を始める際におさえておきたい注意点をお話ししてきました。では実際に「つみたてNISA」を始めてからはどんなことに気をつければよいのでしょうか。最後は、「つみたてNISA」を長く続けるコツをご紹介するとともに、「つみたてNISA」の売却に関する誤解を解いておきたいと思います。

●非課税投資枠の年間40万円、月平均約3万3000円にこだわらない

 長く続けるためには、月々の積立金額を無理のない範囲で設定することが重要です。「つみたてNISA」の非課税枠は従来の「NISA」に比べると少ないこともあり、「何がなんでも非課税枠を使い切ろう」と考える人もいるようですが、枠の使い切りにこだわる必要はまったくありません。

 たとえば、最初は1万円から始めて、収入に応じて増やしたり、逆に教育費などほかに使うお金が増える時期には積立金額を減らしたり、金額の調整によって途中でやめずに続けられる体制を作っていってください。

●引き落とし日が選べる場合は、給料日のすぐ後に設定する

 せっかく「つみたてNISA」を始めたのに、引き落とし日に銀行口座などに資金がなくて、設定日の積み立てができなかったという事態は、できる限り避けたいものです。そのためには、「つみたてNISA」の購入資金が口座から引き落とされる日を、給料日のすぐ後などに設定しておくといいでしょう。

●一時的な相場状況に影響されて、資産を売却してはもったいない!

 積立投資のよさは、価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く買い付けることで、平均取得価格を下げられることです(「ドル・コスト平均法」と呼ばれる投資法)。そのため、一時的な相場環境の悪化は安い価格で多く買い付けられるチャンスとも言えます。「相場が悪くなったから」という理由で簡単に売却するのはもったいないですし、積立投資のセオリーに反しています。

●まとまった資金が必要なら、20年を待たずに売却してもOK!

 「つみたてNISA」の非課税投資期間は最長20年間ですが、20年が経つまでは何がなんでも資産を保有しなければならないというわけではありません。20年の間に資金が必要なライフイベントがあれば、いつでも売却して構わないのです。

 また、10年、15年経ってかなり利益が出ているようであれば、その時点で一旦利益確定しても問題ありません。なぜなら、20年経ったときに最も利益が出ているとは限らないからです。

 なかには、一度始めたら最後まで(20年間)続けないといけない、と思い込んでいる人もいるようですが、「つみたてNISA」は「iDeCo」とは異なり、いつでも売却できるのがメリット。柔軟に考えればよいのです。ただし、繰り返しになりますが、一時的な相場下落で狼狽売りというのは避けましょう。

 次回は、いよいよ「つみたてNISA」の対象商品に選ばれている140本の投資信託(2018年1月29日時点)について、その内容や特徴を詳しく見ていきます。

【※関連記事はこちら!】
つみたてNISA(積立NISA)を始めるなら、おすすめの証券会社はココだ!手数料や投資信託の取扱数などで比較した「つみたてNISA」のおすすめ証券会社とは?

(構成:肥後紀子)

深野康彦(ふかの・やすひこ)[ファイナンシャルプランナー]
ファイナンシャルリサーチ代表。AFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。クレジット会社勤務を3年間経て1989年4月に独立系FP会社に入社。1996年1月に独立し、現職。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説に定評がある。主な著書に『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない』『ジュニアNISA入門』(ダイヤモンド社)など多数。
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2024年にスタートした新制度を解説!
「新NISA」の取扱商品や売買手数料を徹底比較!

※表内のデータは、情報更新時に公表されている「新NISA」の情報をまとめたものです。
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つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
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247本 無料 無料 1257本 0〜
0.5%
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つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
233本 無料 実質無料 1173本 0.73〜
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新NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、米国株、中国株の売買手数料もキャッシュバックで実質無料。マネックス証券は以前から米国株と中国株の取引に力を入れている証券会社で、新NISA口座でも米国株は約4850銘柄、中国株は2650銘柄以上が購入できる。「つみたて投資枠」の対象投資信託のラインナップも豊富。最低購入金額が原則100円で、少額からつみたてNISAを始めることができる。すべての投資信託の販売手数料が無料! 投資信託を保有すると、ほとんどの投資信託で年率0.03〜0.08%の「マネックスポイント」がもらえる​のも嬉しい。ポイントはAmazonギフト券やdポイントなどに交換できる。投資信託の積立購入のときに「マネックスカード」や「dカード」で支払うと最大1.1%分のマネックスポイントやdポイントが貯まる。単元未満株取引「ワン株」では買付手数料が無料。売却手数料も新NISA口座ならキャッシュバックされるので実質無料だ。2024年3月末から「ON COMPASS」がNISA成長投資枠での利用に対応した。「ON COMPASS」は2023年4月の金融庁公表調査、3年・5年リターンで1位を獲得したおまかせ資産運用サービスだ。
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還元率 
※1
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国内株 米国株
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の一つ。新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料で、取り扱っているすべての投資信託の販売手数料も一括購入・積立購入を問わず0円!「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱本数も豊富だ。投資信託は「100円」から購入可能。積立タイミングは「毎月」「毎日」が選べる。投資信託の保有額に応じてポイントが付与され、dポイントやPayPayポイント、Amazonギフト券との交換が可能。低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」はお得感がある。投資信託のロボアドバイザー(利用料無料)では、新NISA対応のモデルポートフォリオ「成長投資コース」も用意されている。専門のオペレーターが投資の意思決定を手助けしてくれる「株の取引相談窓口」(完全予約制)や、NISAに関する質問に答える「NISAサポートダイヤル」を開設。利用料は無料で画期的なサービスとなっている。オンラインの口座開設手続きでは、証券口座とNISA口座の同時開設申込ができるため、手間を省いてすばやい口座開設が可能だ。
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2023年11月から投資信託情報サービス「日興の投信NISA」を開始。数多くの投資信託のなかからおすすめの21本に絞り込んでいるうえ、「なにごともバランスが大事よ」「私は世界の成長にかける」といったタイプごとに5〜6銘柄をピックアップしてくれるので、自分好みのNISA対応ファンドを選ぶ助けになる。SMBC日興証券では一部の投資信託で買付手数料が必要となるが、積立購入(投信つみたてプラン)の場合は全銘柄で買付手数料が原則無料となるので、上手に活用したい。
また、外国株式は、オンライントレードでは取引できないので注意しよう。単元未満株取引「キンカブ」は「100円以上、100円単位」の金額指定で株が買えるのがメリットで、dポイントでも株式投資ができる。「キンカブ」は売買手数料は無料だが、別途0.5〜1.0%のスプレッドが発生するので注意しよう。
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2024年1月4日以降、新NISA口座では、日本株の売買手数料が全額キャッシュバックされ、実質無料に(上限なし)。投資信託は従来から購入手数料が無料となる「ZEROファンドプログラム」を行っているため、一括購入、積立買付とも手数料が無料だ。投信積立については、1銘柄あたり毎月100円から。低コストの人気ファンドを数多く取りそろえている。ファンド選びに迷った場合は、各自のリスク許容度に合わせた銘柄と投資割合を提案する「投信ロボ」が心強い。また、投資信託の平均保有残高が1000万円以上(プラチナ)、3000万円以上(プレミアゼロ)の場合は、信用取引の手数料が優遇されたり、IPOの当選確率がアップするサービスも提供している。単元未満株の取引も可能で取扱銘柄数も多いが、売買手数料は約定代金2万円まで220円、3万円まで330円、10万円まで660円(すべて税込)などだ。
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【GMOクリック証券の新NISA口座のおすすめポイント】
新NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。「100円」から積立が可能なのも魅力。GMOクリック証券は、ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。新NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、新NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ!
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※1
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サービス手数料:
資産残高の0.693〜0.733%(年率・税込)※
【ウェルスナビ(WealthNavi)の新NISA口座のおすすめポイント】
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国内外のETFに分散投資をするロボアドバイザー「ウェルスナビ」はNISA口座にも対応。5つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案し、毎月自動的に積立投資をしてくれるので、初心者でも簡単に効率的な運用を実行できる。2024年からの新NISAなら、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で資産を購入することで最大で年360万円まで投資可能! 運用コストとしては、一般的な証券会社のような売買手数料ではなく、資産残高に対して決まった割合のサービス利用料を負担する形なので要注意。また、楽天証券と提携した「ウェルスナビ×R」も提供している。その場合、楽天カードや楽天キャッシュを利用し、楽天ポイントを貯めたり、楽天ポイントを利用した購入・積立が可能となる。

※ NISA口座に自動積立だけで入金した場合で試算した手数料。リスク許容度(ポートフォリオ)により異なる。また、各商品の値動きによりポートフォリオのバランスが崩れた場合は、手数料が表記の範囲を超えて変動する可能性がある。
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。※1 年会費無料のクレジットカードの場合。※2 1約定ごとプランで約定金額240万円までの売買手数料。

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