2018年1月に「つみたてNISA」(積立NISA)の制度が始まってから、2年目に入りました。「つみたてNISA」は、投資で得た利益にかかる約20%の税金を、20年間ゼロにできるお得な制度です。さらに「つみたてNISA」には、投資の経験がなくても、“投資の王道”といわれる「長期・分散・積立投資」を有利にスタートできる魅力がたくさんあります。
今回は、その仕組みやメリットの解説をしつつ、「つみたてNISA」をいますぐ始めるべき理由をお伝えしたいと思います。
年40万円を最長20年間、非課税で投資可能!
投資対象は金融庁の基準を満たす低コストな商品のみ!
まずは、「つみたてNISA」の概要を見てみましょう。制度の特徴を表にまとめました。
◆つみたてNISAの概要 | |
利用できる人 | 日本に住む20歳以上なら誰でも利用可能(年齢上限なし) |
年間投資上限額 | 40万円 |
税制優遇 | 運用益が非課税 |
非課税となる期間 | 投資した年から最長20年間 |
投資対象商品 | 金融庁が定めた基準を満たす投資信託・ETF |
投資方法 | 積み立てのみ |
資産の引き出し | いつでも引き出せる |
向いている人 | ・少額(1万円未満)で投資したい人 ・長期投資をしたい人 ・老後資金以外の資金を貯めたい人 |
「つみたてNISA」とは、積立投資専用の「NISA(少額投資非課税制度)」です。「NISA」(ニーサ)という名が付いていることからわかるように、従来のNISA同様、投資によって得られた売却益(譲渡益)や分配金は非課税になります。なお、従来からあるNISAは「一般NISA」と呼ばれるようになっています。
「つみたてNISA」の特徴として、年間の投資金額は40万円までと少なめである一方で、非課税で投資できる期間は最長20年と非常に長くなっています(現状、非課税期間は2037年までとされているので、2019年から投資を開始した場合は最長19年となります)。また、投資方法が積立投資に限定されており、投資できる商品は金融庁が定めた基準を満たすものに限定されているのも特徴的なところです。
関心があるならいますぐ始めるべき!
「つみたてNISA」の8つの魅力を解説
さて、こうした特徴を持つ「つみたてNISA」ですが、もし関心があるなら、いますぐ始めるべきです。「つみたてNISA」の仕組みを紹介しながら、その8つの魅力をお伝えしましょう。
●「つみたてNISA」の魅力①:運用益が非課税でお得&効率的に資産形成できる!
日本では、投資で得た利益(運用益)に対して、20.315%の税金がかかります。たとえば、10万円の運用益が出た場合、2万315円の税金が差し引かれ、手取りは8万円程度になるというわけです。しかし、「つみたてNISA」ではこの税金がかかりません。
「つみたてNISA」を活用すれば、非課税で投資することができるので、利益が出たときには、通常の口座で投資していた場合より必ず得をします。節税しながらお得に、効率的に資産形成ができるメリットは大きいでしょう。
●「つみたてNISA」の魅力②:少額から積立可能で、まとまった資金がなくても始められる!
先述のとおり、「つみたてNISA」で投資できる金額は年間40万円、月にすると約3万3000円までとなっていますが、これはあくまで“上限”で、実際に投資する金額は自由に決められます。
毎月いくらから積み立てられるかは、「つみたてNISA」の口座を作る金融機関(証券会社や銀行など)によって違いますが、月100円からできるところもあります。まさに“小銭”で投資ができる時代になっています。ただし、月100円から積立可能な金融機関は限られており(SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券など)、月1000円からというのが一般的です。
「投資」と聞くと、お金をたくさん持っている人や、まとまったお金がある人がやるものというイメージがあるかもしれませんが、毎月1000円なら多くの人が始められるでしょう。少額の積立投資では、爆発的にお金が増えることはありませんが、無理のない金額で投資を実践しながら学ぶことができます。そうして、余裕が出てきたら少しずつ投資額を増やしていけばいいのです。
●「つみたてNISA」の魅力③:自動積立で手間がかからず、買付タイミングの判断も不要!
「つみたてNISA」はその名のとおり、投資方法は積立のみです。積み立てる頻度は、「毎日」でも「毎週」でも「毎月」でも、あるいは「年に2回」などの形でもOKとなっています。実際には金融機関によって、選べる積立頻度は変わってきますが、いずれの金融機関でも「毎月」の購入は可能です。自分で指定した金額が、指定した日に自動的に引き落とされます。
いったん設定したあとは、いちいち買い付ける手間がかからないので、投資初心者でも“楽”に投資ができます。また、買いのタイミングを判断する必要がないのも、初心者にとってメリットと言えます。
●「つみたてNISA」の魅力④:手数料が安く、低コストで長期投資が可能!
「つみたてNISA」で投資できる商品は、金融庁が定めた条件によって、「長期」「積立」「分散投資」に適した投資信託とETFに限られています。具体的には、信託期間(投資信託の運用が行われる期間)が20年以上で、分配金の支払い頻度が毎月ではなく、手数料(信託報酬)が低水準、販売手数料が無料のもの、などといったルールがあります。
特に大事なのが、信託報酬と呼ばれる手数料が低いかどうかです。「つみたてNISA」は非課税期間が20年と、長期にわたる投資が基本となるので、手数料の大小は運用成績に影響します。よって、低コストで長期投資が可能なのは大きなメリットです。
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⇒つみたてNISA(積立NISA)のインデックス型投信の中で、信託報酬の安い商品を厳選して紹介! 騰落率や取り扱いのある金融機関にも注目して商品を選ぼう!
●「つみたてNISA」の魅力⑤:投資対象の商品が絞り込まれていて選びやすい!
現在、日本で販売されている投資信託は約6000本もあります。人間には、選択肢が増えれば増えるほど悩んで行動できないという“心の罠”(心理学用語で「決定麻痺」と言います)がありますので、その中から自分に合った商品を選ぶのは至難の技です。
しかし、「つみたてNISA」では上述のとおり、金融庁の厳しい条件をクリアしなければならないため、商品数が限定されています。対象商品は、2019年3月8日時点で162本です。あらかじめ選択肢が絞り込まれていることは、特に投資初心者にとって大きなメリットでしょう。
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⇒つみたてNISA(積立NISA)対象商品を一覧で紹介! インデックス型投資信託とアクティブ型投資信託、ETFの取り扱い金融機関や信託報酬、騰落率に注目!
●つみたてNISA(積立NISA)の魅力⑥:積み立てた資産はいつでも引き出して換金できる!
「つみたてNISA」では、積み立てた資産をいつでも自由に換金できます。よって、「住宅資金」「教育資金」「老後資金」「余暇資金」など自分に合った用途で活用しやすいでしょう。
節税しつつ長期投資ができる制度と言えば、「iDeCo」(イデコ:個人型確定拠出年金)があり、「つみたてNISA」とよく比べられますが、「iDeCo」は60歳まで引き出しができません。使い勝手で言えば、「つみたてNISA」に軍配が上がります。
●「つみたてNISA」の魅力⑦:年齢上限なし!50代からでも長期の積立投資ができる
「つみたてNISA」で積み立てできる期間には、年齢などによる制限はありません。一方、「つみたてNISA」と競合する「iDeCo」は、積み立てられる年齢が60歳までとなっています。仮に50歳の方が、節税しつつ長期投資をしたいと考えた場合、「iDeCo」では、10年間しか積み立てられません。10年間でも長いと言えば長いですが、「つみたてNISA」なら50歳以上の方でも、最長20年間とより長期で、非課税のメリットを得ながら積立投資ができます。
●「つみたてNISA」の魅力⑧:長期の積立投資なら利益を出しやすく損をしにくい!
「魅力③」で触れたとおり、「つみたてNISA」は積立投資に特化した制度です。積立投資をすると、「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。ドルコスト平均法とは、毎月いくらというように、定期的に一定額の金融商品(「つみたてNISA」の場合は投資信託)を購入し続ける投資法です。
投資信託の基準価額(投資信託の値段のこと)は上がったり下がったりしますので、基準価額が低いときにはたくさん買い、高いときには少ししか買わないことになります。その結果として、平均購入単価を下げることができます。つまり、平均すると安く買えるということです。
平均購入単価を下げておけば、一時的に相場が下落しても、再び上昇したときに、利益を出しやすくなるのです。言葉を換えれば、損をしにくい、と言えます。
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⇒つみたてNISAが投資の初心者におすすめな理由とは? 積み立て投資だから簡単で損しにくく、対象商品は低コスト&売買手数料無料、そのうえ節税もできる!
以上が、「つみたてNISAの8つの魅力」です。利益が非課税になる節税メリットに加えて、少額から投資可能で手間がかからず、対象商品が絞り込まれていて選びやすく、長期積立で損もしにくいなど、投資初心者にもおすすめの制度であることがおわかりいただけたと思います。
積立投資なら「リターンのブレ」を抑えられる!
損をしにくいので投資初心者にもおすすめ
ここで、積立投資のメリットについて、もう少し解説しておきたいと思います。
専門家の中には「一括投資でも積立投資でもリスクは同じだから、積立投資はリスクの面では優位性はない」と言う人もいます。一括投資でも積立投資でも投資している資産自体(たとえば株式)は同じだからリスクは同じ、という意味だと思いますが、履き違えてはならないのが、投資の世界で言う「リスク」の定義は、「リターン(収益)のブレ幅」であるということです。そして、積立投資を長期で続けた場合は、リターンのブレ幅は小さくなります。
相場が右肩上がりのときは、一括投資のほうが大きく儲けられますが、右肩下がりのときは、一括投資のほうが大きく損をします。つまりリターンのブレ幅は大きくなります。一方、積立投資はリターンのブレ幅を抑えることができるので、一括投資と比べて大きく儲けることは難しいですが、大きく損することも避けられるのです。
人間は儲けることよりも損をすることのほうが嫌いな生き物なので、どちらが良いかと言えば、多くの人にとっては、積立投資のほうが心理的に向いていると言えます。
資産を増やしたいなら「つみたてNISA」をぜひ活用しよう!
少額でもいいのでまずは“実践すること”が大事!
これから投資を始めたいと思っている人、コツコツ資産を増やしたいという人は、「つみたてNISA」をぜひ活用してみてください。まずは少額でもいいので、実践すること!
「お金が増えた!」という金銭的なメリットだけでなく、「投資は楽しいものだ」という気付きも与えてくれると思いますよ。
次回から、口座を作る金融機関の選び方や、投資する商品の選び方など、よりくわしく「つみたてNISA」の活用法を紹介していきます。次回は、「つみたてNISA」を活用するうえで注意すべき“デメリット”について解説したいと思います。
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⇒つみたてNISA(積立NISA)を始めるなら、おすすめの証券会社はココだ! 手数料や投資信託の取扱数などで比較した「つみたてNISA」のおすすめ証券会社とは?
⇒まだ「つみたてNISA」を始められない人が抱えがちな“8つの疑問”をわかりやすく解説! 金融機関&投信の選び方や「iDeCo」との併用方法などにズバリ回答!
(株)Money&You代表取締役、ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本証券アナリスト協会検定会員。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職。女性向けWEBメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。著書は『投資信託 勝ちたいならこの7本!』『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』 『入門仮想通貨のしくみ』『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく』など多数。
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【2023年11月7日更新】
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売買手数料 | 購入可能なつみたてNISA対象商品数 | |||
投資信託 | ETF | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | ETF |
◆SBI証券 | ||||
無料 | ― | 179本 | 31本 | ― |
【SBI証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 ネット証券大手の一つ。つみたてNISA対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、つみたてNISAで選べる投資信託の本数は210本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。「100円」から投資信託の積み立てが可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べるので、きめ細かい時間分散投資もできる。三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用するとお得。決済額の0.5%のポイントと投信マイレージによるポイントが両方貯まる。NISA、つみたてNISA預りでの投信積立にも利用できる。スマホアプリ「かんたん積立アプリ」は、つみたて NISAに対応しており、投資信託をスマホで管理できる。「かんたん積立アプリ」では、おすすめの資金や金額配分の提案もしてくれる。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応している。 |
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【関連記事】 ◆【SBI証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】「つみたてNISA」対象の投資信託の取扱数が210本と充実しているのがSBI証券の魅力! ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! |
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◆マネックス証券 | ||||
無料 | ― | 170本 | 29本 | ― |
【マネックス証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 つみたてNISA対象の投資信託のラインナップは199本と豊富。最低購入金額が原則100円と、少額からつみたてNISAを始めることができる。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントがもらえるのも嬉しい。しかも、年1回でも利用すれば年会費が無料になる“実質”年会費無料の「マネックスカード」で積み立てたときの還元率は1.1%と高還元。また、独自の資産設計アドバイスツール「MONEX VISION」が、おすすめの投資信託を紹介してくれる。「つみたてNISA」と「iDeCo」、どちらの制度が各個人の投資目的に適しているか、アドバイスが受けられる「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」が便利。総合口座での取引でも、約定金額の低い価格帯で特に手数料が安いため、将来少額からでも株式投資を始めたい初心者にもおすすめ。 |
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【関連記事】 ◆マネックス証券は「マネックスカード」での積立投資で1.1%分のポイントが貯まってお得! クレジットカードを利用して、投資信託を積立投資する方法を解説! ◆【マネックス証券「つみたてNISA」のメリットは?】 「つみたてNISA」対象の投資信託が199本もあり、 初心者も安心の資産設計アドバイスツールが使える! ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得!国内株は無料、外国株も買付が実質無料のうえ、外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者におすすめ! |
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【クレカ積立ならポイント還元率が業界トップクラスの1.1%!】 | ||||
◆楽天証券 | ||||
無料 | ― | 169本 | 35本 | ― |
【楽天証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1!(2022年9月末時点)つみたてNISAで取り扱う投資信託の本数は204本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額からつみたてNISAを始められる。「毎月積立」だけでなく、「毎日積立」も可能だ。また、積立代金の引き落としは、証券口座や「楽天銀行」、その他金融機関に加え、「楽天カード」も選択できる。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能。さらに、「楽天カード」のクレジット決済にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。「つみたてNISA」「NISA」口座でも利用できる。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計。 |
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【関連記事】 ◆【楽天証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】 「つみたてNISA」対象の投資信託が204本と豊富! 積立額に応じポイント還元&ポイントで投資も可能! ◆楽天証券が投資信託の積立時の「楽天カード」決済&積立額の最大1%分のポイント還元を開始! ポイントの再投資も可能で、最強の「つみたてNISA」口座が誕生 |
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【楽天カード&楽天キャッシュの活用で、より多くのポイントをゲット!】 | ||||
◆松井証券 | ||||
無料 | ― | 182本 | 29本 | ― |
【松井証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 株主優待名人の桐谷さんもおすすめするネット証券の1つ。つみたてNISA対象の取扱本数は211本と豊富。100円から投資信託を購入可能。積立タイミングは毎月、毎日が選べて、年の途中からでも非課税枠の使い切りができる「増額設定」にも対応している。ロボアドバイザーが投資信託のポートフォリオの提案から運用をサポートする「投信工房」(利用無料)をはじめ、情報ツールが豊富でサポート体制も充実。100円から投資信託を購入することができるため、投資初心者も始めやすい。低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」は新NISA、現行NISA、特定口座、一般口座、全ての口座で保有する投資信託が対象となり、お得感がある。2020年12月から新たなサポートダイヤル「株の取引相談窓口」を開設。一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定をサポートする。利用料は無料で、事前予約も可能な画期的なサービスとなっている。 |
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売買手数料 | 購入可能なつみたてNISA対象商品数 | |||
投資信託 | ETF | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | ETF |
◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ― | 177本 | 29本 | ― |
【auカブコム証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 つみたてNISA対象の投資信託は206本で順次拡大予定。積み立ては100円から可能で、投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。NISA口座(つみたてNISAを含む)の開設者は通常の現物株式の取引手数料が最大5%割引になるのもメリットだ。自分でファンドを選べないなら、自分に合ったファンドをおすすめしてくれる「FUND DRESS」が便利。投資初心者にも、すでに投資を行っている中上級者にもおすすめできる。 |
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【関連記事】 ◆auカブコム証券が、Pontaポイントを活用した「ポイント投資」を開始! 買い物や食事で貯まったポイントで投資信託を購入して、お得に資産運用を始めよう! ◆【auカブコム証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】「つみたてNISA」対象の投資信託は206本と豊富で、現物株の取引手数料が最大5%割引になる特典もあり! |
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◆SMBC日興証券 | ||||
無料 | ― | 143本 | 15本 | ― |
【SMBC日興証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 2020年7月から、オンライントレード(日興イージートレード)の「投信つみたてプラン」で「つみたてNISA」の取扱いを開始した。つみたてNISA対象商品はすべてノーロード(申込手数料無料)。買付金額は毎月1000円以上、1000円単位。銘柄選びの助けになる「とうしんLab.」では、年齢や運用方針に応じたおすすめファンドを紹介している。複数銘柄を同時に買付設定できる「つみたてカート機能」があり、つみたてNISA対象・非対称銘柄を組み合わせた独自の買付プラン設定が可能だ。 |
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【関連記事】 ◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ! ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と、多くの割当が期待できる主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
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◆大和証券 | ||||
無料 | 1.242%以下 | 15本 | 4本 | 7本 |
【大和証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 投資信託は信託報酬の低いインデックス型投信を中心に絞り込んだ計19本。低コストのバランス型投信もしっかりラインナップされているので、投資初心者でも始めやすい。アクティブ型は「年金積立 Jグロース」など4本。また、つみたてNISAでETFを豊富に取り扱う貴重な金融機関となっている。積立頻度を毎月、隔月、3カ月ごと、4カ月ごと、6カ月ごとから選択可能。 |
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※掲載情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。 |
【2023年11月7日更新!】 ◆NISA口座の株式売買手数料や取扱商品、キャンペーンを徹底比較! NISA投資で利用すると得する、おすすめネット証券はココだ! |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆SBI証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 韓国株 ロシア株 アセアン株 |
約2500本以上 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (88社/11社) |
【SBI証券のNISA口座のおすすめポイント】 |
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【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆SBI証券のおすすめポイントはココだ!~IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実の大手ネット証券 |
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◆マネックス証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 |
約1600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (50社/0社) |
【マネックス証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、海外株(海外ETF含む)も購入時の手数料が全額キャッシュバックされる(=実質無料)。他の証券会社と比べてNISA口座での外国株の取り扱い銘柄数が多いのも魅力! 米国株は4000銘柄以上、中国株は2500銘柄以上がNISA口座でも購入できる。投資信託は、NISA口座での取引や「投信つみたて」を含めて、すべて購入時手数料が無料(ノーロード)。マネックストレーダーやスマホなどのツールもNISAでの取引に対応。 1日100円から積み立てが可能な「毎日つみたて」は、NISA・つみたてNISA(つみたてNISAは月額指定のみ)でも利用できる。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントがもらえるのも嬉しい。対面型の投資一任運用サービス「ON COMPASS+」については、2024年1月よりNISA制度に対応する予定だ。 |
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【関連記事】 ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! ◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!第1回 証券会社を選ぼう ◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手 |
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◆楽天証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 アセアン株 |
約2500本 (原則、全ての投信の 販売手数料無料) |
× |
【楽天証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1! 日本株の売買手数料が無料で、海外ETFの買付手数料も無料!(売却時の手数料は必要)。海外株は米国、中国(香港)、アセアン各国と、幅広い銘柄が揃っている。さらに投資信託も約2500本と充実しており、全ての投資信託の販売手数料が無料。またポイントプログラムが充実しており、投資信託の残高に応じてポイントがもらえたり、楽天市場の買い物でポイントアップも可能だ。毎月決まった金額や口数を自動売却して、少しずつ現金が受け取れる「定期売却サービス」も行っている。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。2024 年より開始する新NISA制度では、投資信託・国内株式(「かぶミニ(単元未満株取引)」含む)・米国株式・海外ETF の取引手数料が売買ともに無料になる予定だ。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計(2022年9月末時点)。 |
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【関連記事】 ◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が詳細で見やすい! ◆スマホでNISAの取引、株と投資信託などを売買できるネット証券のランキングを発表!主要ネット証券のNISA取引スマホ対応状況 |
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◆松井証券 | ||||
無料 | ○ | △ 米国株 |
約1750本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (9社/0社) |
【松井証券のNISA口座のおすすめポイント】 |
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【関連記事】 ◆松井証券はどうして投資信託の取扱数が少ないのか? あえて取扱数で勝負せず、松井証券が「顧客に無駄なコストを使わせない」という理念にこだわる理由とは ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆松井証券のおすすめポイントはココだ!松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう! |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆GMOクリック証券 | ||||
無料 | ○ | × | 130本以上 (110本以上は 販売手数料無料) |
○ (1社/0社) |
【GMOクリック証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。100円から積立が可能なのも魅力。ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ! |
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【関連記事】 ◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長 ◆GMOクリック証券の株アプリ/株roid/iClick株を徹底研究!適時開示情報やアナリストレポートも過去90日分が読める! |
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◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ○ | △ 米国株 |
約1600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (23社/0社) |
【auカブコム証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら国内株の売買手数料が無料、100銘柄のETFも売買手数料が無料! 投資信託は100円から購入が可能。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」もある。NISA口座を保有していると一般口座(と特定口座)の現物株式売買手数料が最大5%割引になる「NISA割」もお得(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。2020年1月14日から投資信託の販売手数料がすべて無料に! また、対象の投資信託を保有して「au ID」を登録しているとPontaポイントがたまるお得な「auカブコムの資産形成プログラム」は、特定口座・一般口座・NISA口座が対象となっている。なお現在、米国株式取引はNISAに対応していないが、2024年1月より、NISAの投資対象に米国株式が追加される予定だ。 |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆SMBC日興証券 | ||||
137~1650円 (約定代金による) |
○ | × | 約1000本 (650本以上は 販売手数料無料) |
○ (66社/21社) |
【SMBC日興証券のNISA口座のおすすめポイント】 証券会社でトップクラスのIPO取扱実績を誇る。NISA口座でもIPOに参加できるので、公募価格の数倍になることもあるIPO投資で非課税のメリットを生かしたいなら、口座を開いておきたい証券会社だ。また、100円からdポイントでも株式投資ができる独自サービス「キンカブ(金額・株数指定取引)」があり、NISAの限度額120万円をムダなく使えるのが魅力!サポートツール 「fund eye Plus」も便利だ。「投信つみたてプラン」では1000円から買付可能で、申込手数料は全銘柄で原則無料。 |
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【関連記事】 ◆SMBC日興証券のおススメポイントはココだ!信用完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」が利用できる |
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◆岡三オンライン | ||||
0~1650円 (約定代金や料金プランによる) |
○ | × | 約650本 (2020年1月6日より 販売手数料実質無料) |
○ (45社/0社) |
【岡三オンラインのNISA口座のおすすめポイント】 2020年1月6日より、ブルベアファンドも含む全ての投資信託の購入時手数料が完全無料に(ただし、ETF等の上場投資信託を除く)。積立買付時も購入時手数料が無料になる。NISA口座の株式売買手数料は有料だが、そもそも一般口座(と特定口座)の手数料はネット証券でも割安。NISA対応ではないがFXやCFD(くりっく株365)などの商品ラインナップも充実している。2024年1月4日以降、NISA口座における国内株式の現物取引(買い・売り)の取引手数料(税込)が全額キャッシュバックされる。 |
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◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) | ||||
55~1100円 (約定代金や料金プランによる) |
○ | × | 14本 (販売手数料無料) |
○ (5社/0社) |
【SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)のNISA口座のおすすめポイント】 顧客満足度調査の「ネット証券 手数料部門」で1位を獲得するなど、売買手数料の安さはネット証券でもピカイチ! NISAの場合、売買手数料が無料の証券会社もあるのでNISA口座しか利用しない株式投資初心者にはさほどメリットはないが、NISAをきっかけに長期的に投資を始めたいなら、手数料が安いSBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)はおすすめ! |
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |