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【個別銘柄ランキング2014】上昇率、下落率、売買代金、IPO初値上昇率などでランキング上位の人気銘柄は、2015年にどうなる?

2014年12月31日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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年間高安剥離率ランキングには、IPO銘柄が数多く入る

 次に紹介するのは、2014年における最安値と最高値の比率をくらべた「年間高安剥離率トップ30」。つまり、1年間でもっとも値動きの激しかった銘柄だ。

 年間高安剥離率トップ30
順位 最安値
(日付)
最高値
(日付)
高安
乖離率
関連
記事
最新
チャート
1位  アドテック プラズマテクノロジー(東M・6668)
年間高安剥離率トップ30!アドテック プラズマテクノロジー最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
161円
(1/8)
3475円
(8/14)
2058.4% 関連
記事
2位  アサカ理研東J・5724)
年間高安剥離率トップ30!アサカ理研最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
460円
(5/19)
8940
(11/21)
1843.5
3位  ディジタルメディアプロフェッショナル(東M・3652)
年間高安剥離率トップ30!最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
500円
(2/4)
9180円
(8/26)
1736.0 関連
記事
4位  日本通信東J・9424
年間高安剥離率トップ30!日本通信最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
89円
(1/14)
1268円
(7/7)
1324.7%
5位  ファーマフーズ東M・2929)
年間高安剥離率トップ30!ファーマフーズ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
231円
(5/21)
3180円
(11/12)
1276.6
6位  大泉製作所(東M・6618)
年間高安剥離率トップ30!最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
150円
(5/19)
1887円
(9/2)
1158.0
7位  FFRI東M・3692)
年間高安剥離率トップ30!FFRI最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
362.5円
(10/1)
4455円
(12/19)
1129.0 関連
記事
8位  図研エルミック(東2・4770)
年間高安剥離率トップ30!図研エルミック最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
155円
(3/24)
1845円
(9/9)
1090.3
9位  アルデプロ(東2・8925)
年間高安剥離率トップ30!アルデプロ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
37円
(1/7)
392円
(3/12)
959.5
10位  朝日ラバー東J・5162
年間高安剥離率トップ30!朝日ラバー最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
316円
(2/4)
3435円
(9/22)
987.0
11位  アクセルマーク(東M・3624)
年間高安剥離率トップ30!アクセルマーク最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
490円
(5/20)
5230円
(11/20)
967.3
12位  ネットワークバリューコンポネンツ(東M・3394)
年間高安剥離率トップ30!ネットワークバリューコンポネンツ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
845円
(5/20)
8500円
(11/12)
905.9
13位  フィックスターズ東M・3687)
年間高安剥離率トップ30!フィックスターズ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
690円
(4/22)
6920円
(7/29)
902.9
14位  エスクロー・エージェント・ジャパン(東J・6093)
年間高安剥離率トップ30!エスクロー・エージェント・ジャパン最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
2700円
(3/27)
25800円
(9/2)
855.6
15位  ディー・ディー・エス東M・3782)
年間高安剥離率トップ30!ディー・ディー・エス最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
201円
(2/4)
1899円
(6/13)
844.8
16位  オプティム東M・3694)
年間高安剥離率トップ30!オプティム最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
4000円
(10/21)
34700円
(11/11)
767.5
17位  CRI・ミドルウェア東M・3698)
年間高安剥離率トップ30!CRI・ミドルウェア最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
2400円
(11/26)
20320円
(12/2)
746.7
18位  テックファーム東J・3625)
年間高安剥離率トップ30!テックファーム最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
477.5円
(2/5)
3970円
(9/29)
731.4
19位   デジタルデザイン東J・4764)
年間高安剥離率トップ30!デジタルデザイン最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
316円
(2/4)
2595円
(10/24)
721.2
20位  ビーロット東M・3452)
年間高安剥離率トップ30!ビーロット最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
2010円
(12/10)
16500円
(12/16)
720.9
21位  SHIFT東M・3697)
年間高安剥離率トップ30!SHIFT最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
1300円
(11/12)
10400円
(11/19)
700.0
22位  ミクシィ(東M・2121)
年間高安剥離率トップ30!ミクシィ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
884円
(2/4)
6970円
(11/6)
688.5
23位  菊池製作所(東J・3444)
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537円
(1/6)
3380円
(6/16)
529.4
24位  ラオックス(東2・8202)
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42円
(5/19)
326円
(12/3)
676.2
25位  ネプロジャパン(東J・9421)
年間高安剥離率トップ30!ネプロジャパン最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
320円
(5/21)
2425円
(11/18)
657.8
26位  東洋合成工業(東J・4970)
年間高安剥離率トップ30!東洋合成工業最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
345円
(5/23)
2597円
(11/12)
652.8
27位  石山 Gateway Hol(東J・7708)
年間高安剥離率トップ30!石山最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
34円
(11/4)
218円
(1/17)
541.2
28位  ストリーム(東M・3071)
年間高安剥離率トップ30!ストリーム最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
74.8円
(2/5)
540円
(9/24)
621.9
29位  リミックスポイント(東2・3825)
年間高安剥離率トップ30!リミックスポイント最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
200円
(4/23)
1440円
(10/14)
620.0
30位  宮越ホールディングス(東1・6620)
年間高安剥離率トップ30!宮越ホールディングス最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
232円
(5/21)
1669円
(7/28)
619.4
 ※ランキングは2014年12月19日時点のデータで作成。東証1部:東1、東証2部:東2、東証マザーズ:東M、JASDAQ:東J

 ランキングの顔ぶれを見ると、27位の石山 Gateway Holdings(7708)をのぞき、ほとんどが最安値から最高値の順番に株価が値上がりした銘柄が並んでいる。その顔ぶれは、多少順位は異なるものの、トップ10のうち8銘柄は「年間上昇率トップ30」にも入った銘柄が並んでる。また、7位FFRI(3692)、13位フィックスターズ(3687)、14位エスクロー・エージェント・ジャパン(6093)、16位オプティム(3694)、17位CRI・ミドルウェア(3698)など、2014年に新規上場したIPO銘柄も数多くランクインしている。

 そんな中で、「年間上昇率トップ30」に入っていなくてIPO銘柄でもないという、数少ない銘柄のひとつが18位のテックファーム(3625)だ。

 「ここはもともとスマホ向けのアプリやサービスの会社ですが、カジノの両替機を扱っている子会社があることから、カジノ関連の穴株として急騰しましたが、現在は大きく調整中なので上昇率ランキングには入りませんでした。カジノの話は最近あまりニュースになっていませんが、今回の選挙で安倍政権が長期安定政権となる可能性が高まったことで、いずれカジノが実現してもまったくおかしくありません。そうなると2015年もどこかのタイミングでまた高騰することが期待できます」

下落率トップのエナリスの会計疑義により
新エネルギー関連銘柄全体のイメージが悪化

 次に、2014年で最も値下がりした銘柄をピックアップした「年間下落率トップ30」を見てみよう。

 年間下落率トップ30
順位 株価 下落率 関連
記事
最新
チャート
2013年
12/30
2014年
12/19
1位  エナリス(東M・6079)
年間下落率トップ30!エナリス最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
1765円 389円 -78.0%
2位  ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(東M・6090)
年間下落率トップ30!ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
5430円 1206円 -77.8%
3位  アライドアーキテクツ(東M・6081)
年間下落率トップ30!アライドアーキテクツ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
4410円 1025円 76.8%
4位  石山 Gateway Hol(東J・7708)
年間下落率トップ30!石山 Gateway Hol最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
188円 45円 -76.1%
5位  ホットリンク東M・3680)
年間下落率トップ30!ホットリンク最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
4686円 1132円 75.8%
6位  オンコリスバイオファーマ東M・4588)
年間下落率トップ30!オンコリスバイオファーマ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
3205円 791円 75.3%
7位  JALCOホールディングス(東J・6625)
年間下落率トップ30!JALCOホールディングス最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
347円 99円 71.5%
8位  リブセンス東1・6054)
年間下落率トップ30!リブセンス最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
2587円 758円 70.7%
9位  シグマクシス東M・6088)
年間下落率トップ30!シグマクシス最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
1608円 484円 69.9%
10位  日本トリム東1・6788)
年間下落率トップ30!日本トリム最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
8120円 2547円 68.6%
11位  オウチーノ東M・6084)
年間下落率トップ30!オウチーノ最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
5270円 1681円 68.1%
12位  ANAP(東J・3189)
年間下落率トップ30!ANAP最新株価チャートはこちら!(楽天証券のチャート画面に遷移します)
2036円 704円 65.4%
13位  リアルコム東M・3856)
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90円 320円 64.4%
14位  ニューフレアテクノロジー(東J・6256)
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13060円 4665円 64.3%
15位  オークファン東M・3674)
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2824円 1014円 -64.1
16位  じげん東M・3679)
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1904円 713円 62.6%
17位  ネットイヤーグループ東M・3622)
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3160円 1197円 -62.1
18位  オルトプラス東1・3672)
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2422円 925円 -61.8
19位  夢展望東M・3185)
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1521円 581円 -61.8
20位  アドバンスト・メディア東M・3773)
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1916円 751円 60.8%
21位  ジャパンベストレスキューシステム東1・2453)
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682円 274円 59.8%
22位  マツヤ(東J・7452)
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561円 226円 -59.7
23位  第一中央汽船東1・9132)
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124円 50円 59.7%
24位  アドウェイズ東M・2489)
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2925円 1189円 59.4%
25位  アイ・アール ジャパン(東J・6051)
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1790円 741円 58.6%
26位  リプロセル(東J・4978)
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1725円 718円 58.4%
27位  テイクアンドギヴ・ニーズ東1・4331)
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2290円 966円 -57.8
28位  昭和システムエンジニアリング(東J・4752)
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1380円 596円 -56.8
29位  アイレップ(東2・2132)
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733円 321円 -56.2
30位  タカタ(東1・7312)
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3015円 1330円 55.9%
 ※ランキングは2014年12月19日時点のデータで作成。東証1部:東1、東証2部:東2、東証マザーズ:東M、JASDAQ:東J

 このランキングで見逃せないのは、なんといっても1位のエナリス(6079)だ。エナリスは電力関係のコンサルや開発を行うベンチャー企業で、2013年の上場時にはかなりの期待を集めていたがその後株価は伸び悩み、2014年10月に会計疑義の疑惑が報じられたことで大暴落した。

 「以前であれば上場廃止になってもおかしくなかった銘柄ですが、最近は投資家保護の観点からあまり上場廃止にはしないことから、ぎりぎり助かっている印象です。この銘柄のおかげで、新エネルギー関連の銘柄全体に『何か問題があるんじゃないか』という悪いイメージがついてしまいました。その点でも残念ですね」

 2位のヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)や6位のオンコリスバイオファーマ(4588)など、バイオベンチャー銘柄も目立っている。バイオベンチャー企業は比較的急騰しやすいセクターだが、実際には収益化が難しいビジネスモデルと言える。

 「莫大な研究費と長い研究期間をかけた末に新薬などを開発することで大きな収益を得るビジネスモデルなのですが、これはアメリカ市場では受け入れられても日本市場では難しい。日本では、バイオベンチャー企業であっても毎年ある程度の成果を株主に求められてしまうため、研究途中の成果を切り売りしてしまうケースが多いんです。そうすると最終的に新薬が開発されても、手にできる利益は非常に小さくなってしまう。バイオベンチャー企業に投資するときは、その辺りも気をつけないといけません」

 8位に、アルバイト紹介など人材斡旋事業のリブセンス(6054)が入っているのも、注目しておきたいと村瀬さんは言う。

 「人材系の企業は業績好調のように思われがちですが、最近になって景気の状況が変わってきたことにより、人材の流れにも変化が出てきたように感じます。ひと言で言うと、人手不足で人材の確保が難しくなりました。自分の会社の社員にして人材を確保し、企業に派遣する企業は良いのですが、アルバイトのようになかなか自分の会社で囲い込みができない人材を扱っている会社は非常に難しいようです」

 次は2014年にもっとも売買された銘柄をピックアップした、「年間売買代金ランキング」と「年間出来高ランキング」を見てみよう。

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