最下層からの成り上がり投資術!
2018年8月28日公開(2018年8月28日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
藤井 英敏

日経平均株価がトレンド転換したことで、年末に向け
猿でも儲かる「猿相場」がやってくる! 今後の
株式市場の値動きを、テクニカル分析で徹底解説!

 日経平均株価については、テクニカル的に、前週末8月24日の値動きで、トレンドは「下(弱気)」から「上(強気)」または「横(中立)」に転換しました。

 というのは、8月24日の終値は前日比190.95円高の2万2601.77円と、25日移動平均線(24日現在2万2443.56円)、75日移動平均線(同2万2466.77円)、200日移動平均線(同2万2405.88円)という全ての抵抗線を一気に終値で上抜いたからです。このため、トレンドが従来の「下」から、「上」または「中立」に転換したと、私は、それまでの相場認識を悔い改めました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 ちなみに、8月24日の値動きで、7月5日に付けた1番底の2万1462.95円に対する2番底は、8月13日の2万1851.32円で決まる可能性が高まりました。これら2つの底値に対するネックラインが7月18日の2万2949.32円です。これを終値で上抜けた場合、テクニカル的に、トレンドは「横」の可能性が低下し、ほぼ「上」で確定することになるでしょう。

日経平均株価がネックラインを上抜けすると
「2万4241.50円」が次のターゲットに

 ザラ場高値ではなく、終値でネックラインの2万2949.32円を超えた場合、意識されるのは、「押し幅の倍返し」です。

 1番底の2万1462.95円と2番底の2万1851.32円の中間値を想定底値2万1657.14円(=(2万1462.95円+2万1851.32円)/2)とします。ネックラインの2万2949.32円から、この2万1657.14円までの下落幅は1292.18円です。これを、ネックラインの2万2949.32円に足した2万4241.50円(=2万2949.32円+1292.18円)が、上抜けた場合のターゲットとなります。

 これは1月23日の年初来高値の2万4129.34円とほぼ一致します。よって、ネックライン上抜けなら、まずは、2万4129.34円とのダブル・トップ形成が期待できるでしょう。

■日経平均株価チャート/日足・1年
日経平均株価チャート/日足・1年日経平均株価チャート/日足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
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 逆に、2万2949.32円に撥ね返された場合、トレンドは「上」ではなく、「横」ということになります。それでも、25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線を上回っている状況なら、短期・中期の需給が良好なため、堅調推移が継続する見通しです。

 つまり、再び、これら重要な移動平均線を下回らない限り、多くの買い方にとって、儲かり易い環境、言い換えれば「難易度の低い相場」続くはずです。

空売りをしている人は、意地を張らず、
余力のあるうちに買い戻すべき

 中国の古典の名言に、「君子豹変、小人革面」とあります。これを相場に当てはめると、相場巧者は、それまでの相場観に対して、必要であれば、または、それが見当違いだったとわかれば、ガラリと相場観を変える。ところが、そうではない投資家は、表面上、それを受け入れる素振りをしつつも、それまでの相場観にとらわれ、その間違った相場観に沿ったポジションを引っ張ってしまうものです。

 当コラムでは、「小口投資家が成り上がりたいのなら、『利益限定・損失無限』の空売りは原則として、やるべきではない」と繰り返し主張してきました。特に、「しまったは手仕舞え!」が実行できない方は、「空売り」をやるとヤバいです。信用取引に関する有名な格言に「買いは家まで、売りは命まで」というものがあるくらいですから。ですから、万が一空売りをしてしまって、今、担がれているのなら、意地を張らずに、余力のあるうちに買い戻しておきましょう。

世界的なマネーフローは新興国から米国に流入!
堅調な米国株が日経平均株価を押し上げる

 日経平均株価がここまで強い動きを続けている主因は、堅調な米国株です。

実際、8月27日のNYダウは、前週末比259.29ドル高の2万6049.64ドルと、およそ半年ぶりの高値で取引を終えました。また、ナスダック総合株価指数は初めて8000ポイントを超え、同71.920ポイント高の8017.895ポイントでした。そして、S&P500種株価指数も連日で過去最高値を更新しました。この日は、トランプ米大統領が、NAFTAの再交渉で、メキシコと2国間で大筋合意したと発表したことが買い材料になりました。

■NYダウ(ダウ工業株価平均指数)チャート/日足・6カ月
NYダウ(ダウ工業株価平均指数)チャート/日足・6カ月NYダウ(ダウ工業株価平均指数)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 世界的なマネーフローは、経済基盤が脆弱な新興国から、それが盤石な米国に資金が流入しています。これがドル高の主因です。また、米景気、企業業績ともに好調なのに、FRBの利上げが緩やかにとどまり低金利環境が続いているため、株高が発生しています。

 確かに、米国発の貿易摩擦は上値抑制要因ですが、現時点において、市場はそれを深刻な問題としてみている感じはしません。まるで、相場が下がった日の都合のいい言い訳にしているような気がします。

東証マザーズ指数も復活の兆し!
週足MACDのゴールデンクロスに期待

 一方、これまで冴えない値動きを続けて、多くの個人投資家のマインドを冷やし続けていた東証マザーズ指数ですが、最近まで割り込んでいた60カ月移動平均線(8月27日現在979.46ポイント)を上回ってきました。

■東証マザーズ指数チャート/月足・5年
東証マザーズ指数チャート/月足・5年東証マザーズ指数チャート/月足・5年(出典:SBI証券公式サイト)
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 もちろん、これは月足ですから、8月末の終値が重要です。月足のローソク足が、同線を下回る水準を「下ひげ」にするようなら、ようやく、多くの個人投資家が、「底入れ」を実感できることになるでしょう。

 ただし、私は、東証マザーズ指数の週足MACD(12週-26週)とシグナル(9週)のゴールデン・クロス実現を確認してから、買い出動しても遅くないとみています。ちなみに、8月27日時点のMACDはマイナス45.48、シグナルはマイナス37.24です。MACDが底打ちし、上向きに転じていますので、早晩、ゴールデン・クロスする可能性は高そうです。

■日経平均株価チャート/週足・1年
東証マザーズ指数チャート/週足・1年東証マザーズ指数チャート/週足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
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 8月末の東証マザーズ指数が60カ月移動平均線を超えて、且つ、週足MACDとシグナルとのゴールデン・クロスが実現すれば、新興市場銘柄を中心にした小型材料株相場の難易度は、急低下するはずです。そして、そのカウントダウンは開始され、買いエントリーの好タイミングは迫りつつあると認識しています。

 ちなみに、8月1日の東証マザーズ指数の始値は1042.56ポイントです。これを8月31日終値が上回れば、月足は「陽線」になります。東証マザーズ指数の月足は2月以降、6本連続の「陰線」でした。ここで「陽線」を引くことになれば、8月が中長期的な底入れになる可能性もあるでしょう。

誰でも勝てる「猿相場」到来の日は近い!
数日中には買うべき銘柄を選定しておこう

 多くの投資家にとって、今年は1月下旬から8月中旬までは、儲かり難い、難易度の高い相場でした。しかし、8月中旬で底入れするようなら、今年は年末に向けて、これまでのうっ憤を晴らせるような、難易度の低い、猿でも儲かる「猿相場」が到来するはずです。

 この「猿相場」で、あなたは何を買うのか? 予め準備して、買う銘柄を決めておかないといけません。もう時間はあまりありません。数日中に、準備を万端にしておくことをお勧めします。

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