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今から「NISA」を始めてもっとも得する方法を伝授!
年内に「(一般)NISA」口座を開設、「新NISA」「つみた
てNISA」を順番に使うと非課税枠が最大1650万円に

2020年10月7日公開(2020年10月7日更新)
ザイ編集部
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今から「NISA(少額投資非課税制度)」を始める場合のベストな選択は、まず「(一般)NISA」の口座を2020年中に開設して、「新NISA」「つみたてNISA」を順番に活用すること!

発売中のダイヤモンド・ザイ11月号は、特集「【NISA】を最大限に活用するなら、年内にスタートせよ!」を掲載! この特集では、2024年から始まる新制度も含めて、知っておくべき「NISA(少額投資非課税制度)」のポイントを解説! 「NISA」に適した投資対象や、ロールオーバーの考え方、さらには、非課税期間が終わる「NISA」の“片づけ方”も紹介しているので、今「NISA」を利用している人はもちろん、検討中の人も必見だ!

今回はこの特集から、現行の「(一般)NISA」と、2024年から始まる「新NISA」の違いを解説した記事を抜粋! また、これから「NISA」で運用を始める場合、「(一般)NISA」と「つみたてNISA」のどちらを選ぶべきか、ファイナンシャル・プランナーのアドバイスを紹介しているので、悩んでいる人は参考にしてほしい!
【※関連記事はこちら!】
まだ「つみたてNISA」を始められない人が抱えがちな“8つの疑問”をわかりやすく解説! 金融機関&投信の選び方や「iDeCo」との併用方法などにズバリ回答!

投資の利益が非課税になる「NISA」が2024年からリニューアル
非課税投資枠が“2階建て”になるなど、構造が複雑化!

NISAの仕組みとは?

 「NISA(少額投資非課税制度)」の最大の特長は、"非課税投資枠”がもらえること。通常、株の売却益や配当、投資信託の分配金といった収入を得た場合、約20%の税金を課されるが、「NISA」枠内で投資した分については、売却益も配当も分配金も非課税になる。

 「NISA」には、年間の非課税投資枠が120万円で、利益が非課税になる期間が5年間続く「(一般)NISA」のほかに、「つみたてNISA」がある。「つみたてNISA」は、文字どおり"定期的な積立投資”に対象を絞った制度で、金融庁が定めた投資信託やETFを積み立てる場合、年間40万円分の投資について非課税になる。年間の非課税投資枠は「(一般)NISA」よりも少ないが、非課税期間は20年と長い。
【※関連記事はこちら!】
「つみたてNISA」で“やってはいけない”7カ条とは? 投資初心者が失敗しがちな「投資信託の選び方」から、投資経験者も迷う「出口戦略」まで“7つのNG”を解説!

 投資できる商品の幅が広いのは「(一般)NISA」のほうで、多くの投資信託やETFのほか、日本株や米国株なども対象になる。積立投資と違い、自分が好きなタイミングで購入できる点でも自由度が高い。
【※関連記事はこちら!】
【NISA入門】NISAの仕組み、NISA口座を開く証券会社の選び方、NISAの上手な使い方を解説!

 なお、現行の「(一般)NISA」は2023年に終了し、2024年からは新たな制度(以下、「新NISA」)に生まれ変わる(「つみたてNISA」は、制度面での変更はナシ)。ここからは、「新NISA」の概要を解説しよう。

 「新NISA」は、「(一般)NISA」と比較すると構造が複雑になっている。まず注目したいのは、非課税になる投資金額が変わっている点だ。現行の「(一般)NISA」は年間120万円だったが、「新NISA」では合計122万円になる。"合計”とするのは、非課税投資枠が"1階部分”と"2階部分”に分かれているからだ。

 上の図にあるように、「新NISA」の非課税投資枠の1階部分は20万円で、2階部分は102万円だ。1階で買える商品は「つみたてNISA」と同じで、金融庁が定めた投資信託とETFのみ。投資方法も積立投資に限定される。一方、2階部分では株など、現行の「(一般)NISA」とほぼ同じ商品が買える。ただし、現行の「(一般)NISA」で買えるレバレッジを効かせるタイプの投資信託や、整理銘柄・監理銘柄に指定された株は、対象外になる。

 ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦さんは、「投資初心者は、"使い始められる枠”にも注意しましょう」と指摘する。「投資経験のない人は、1階部分で最低1回は投資してからでないと、2階部分で株などの幅広い商品を取引できません」(深野さん)
【※関連記事はこちら!】
2024年に始まる「新NISA」は、従来の「NISA」や「つみたてNISA」とどう違う?「新NISA」の“2階建て”の仕組みや非課税期間、投資額など変更点を解説!

「非課税投資枠」を最大限獲得したいなら、
「(一般)NISA」⇒「新NISA」⇒「つみたてNISA」の順に利用

 現時点で「NISA」を始めるなら、「(一般)NISA」か「つみたてNISA」のどちらかを選択しなければならない。両者の同時併用は不可能だ。「新NISA」がスタートした後も、「つみたてNISA」との二者択一になる。ただ、どちらかをずっと使い続ける必要はなく、1年ごとに切り替えてもいい。

 「つみたてNISA」は長期投資向きで、初心者にも始めやすいシンプルな仕組みなので、「つみたてNISA」から始めるのも一案ではある。しかし、非課税投資金額を大きくすることを重視するのであれば、「おすすめは、期限の終了が迫っている『(一般)NISA』から始めること。『(一般)NISA』終了後は、次に期限が短い『新NISA』で運用し、最後に『つみたてNISA』を利用しましょう」(深野さん)。

 具体的な計画はこうだ。まず、2020年のうちに「(一般)NISA」を始めて、今年分の非課税枠をゲット。制度終了の2023年までの4年分で、480万円分の非課税投資枠を手に入れることができる。そして、2024年からは「新NISA」を活用し、年間122万円分の非課税枠を5年間もらうと、合計610万円分の投資に対する利益が非課税になる。

 その後、2029年からは「つみたてNISA」を利用。「つみたてNISA」の制度は2042年が期限なので、14年間(年間40万円×14年)で560万円分の非課税投資枠を獲得できる。結果、2020年から2042年までの23年間で、最大1650万円の非課税枠を獲得できる計算だ。2020年から2042年まで、「つみたてNISA」だけを利用した場合の非課税枠の合計は920万円なので、「(一般)NISA」と「新NISA」「つみたてNISA」を順番に使ったほうが、獲得できる非課税枠の合計は730万円も多くなる。

 もちろん、「制度の切り替えに頭を使うのがイヤ」「非課税投資枠を使い切るほど、投資をしなさそう」といった人は、最初から「つみたてNISA」を選んでもいいだろう。また、余裕資金がある場合は「NISA」だけでなく、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を併用する、といった手も考えられるので、さまざまな選択肢の中から自分にとってベストなものを熟考してほしい。
【※関連記事はこちら!】
「新NISA」と「つみたてNISA」の3つの変更点を解説! 2024年以降の「制度の5年延長」「一般NISAが2階建てに」「ジュニアNISA廃止」など、NISAの変更点を紹介

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