ここ1〜2年、ネット証券やスマホ証券の口座開設が急増しています。例えば、楽天証券の「つみたてNISA」口座は、2020年3月から2021年2月の1年間で、51万口座から109万口座に倍増。LINE証券は開業から1年半で口座開設50万口座を達成しています。
今回は、最近、投資を始めた人や、これから投資を始めたいと思っている投資初心者が、絶対に知っておきたい投資の基本である「複利(ふくり)」と「ドル・コスト平均法」について、わかりやすく解説しましょう。
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そもそも「単利」と「複利」の違いとは?
“お金に働いてもらう”なら「複利効果」を活用しよう!
銀行にお金を預けると利息が受け取れますが、この利息の付き方には、「単利」と「複利」の2種類があります。
「単利」は、当初の元本に対してのみ利息が付くものです。元本の金額や利率が変わらない限り、毎回、同じ額の利息を受け取ることになります。
それに対して「複利」は、付いた利息を元本に組み入れます。利息を組み入れることで元本は少し増えますが、その増えた元本に対して、さらに利息が付きます。これを繰り返すことで、雪だるま式にお金が増えるのが「複利」です。
最初は小さな雪玉も、少しずつ雪の上を転がすことで、表面に付着する雪の量が増えて玉がだんだん大きくなっていきますよね。そのようなイメージで、お金が増えていくのが「複利」なのです。
例えば、年利1%の投資商品を100万円、購入したとしましょう。このとき、「単利」の場合、いくら時間が経過しても、毎年1万円ずつしか増えません。それに対して「複利」であれば、1年後こそ利息は1万円で「単利」と同じですが、2年後は、この1万円を元本に組み込んだ101万円に対して年利1%の利息になるため、2年後のリターンは1万100円となります。同様に、3年後のリターンは1万201円、4年後は1万303円……と、リターンが少しずつ増えていきます。これを繰り返すことで、得られるリターンがどんどん大きくなるのが「複利効果」です。
この「複利効果」は、アインシュタインが「人類最大の発明」と言ったとされているほど、お金を増やすには大切な概念です。
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資産が2倍になるのに必要な期間がわかる
「72の法則」とは?
「利回り(金利)が高いほど、お金がどんどん増えていく」ということはわかると思いますが、具体的に、利回りが1%のときにお金がどう増えていくのか、利回りが3%のときはどうなのか……などはイメージしにくいかもしれません。しかし、世の中には、それが簡単にわかる「72の法則」というものがあります。
「72の法則」とは、投資した元本が、おおよそ何年で2倍になるかを簡単に計算できる公式です。
【72の法則】
72÷利回り(%)=お金が2倍になる期間(年)
上の式を見てください。72を利回り(%)で割れば、元本が2倍になるまでの期間がわかります。利回りの部分に入る数字は「%」の数字を入れます。利回り5%であれば、5を入れます。さっそく、計算例を見てみましょう。
・1%で運用したら→ 72÷1=72 2倍になるのに約72年必要
・2%で運用したら→ 72÷2=36 2倍になるのに約36年必要
・3%で運用したら→ 72÷3=24 2倍になるのに約24年必要
・4%で運用したら→ 72÷4=18 2倍になるのに約18年必要
……
・8%で運用したら→ 72÷8=9 2倍になるのに約9年必要
ちなみに、2021年4月時点の大手銀行の普通預金金利は0.001%です。上の式に当てはめると、2倍になるまでに約7万2000年かかる計算に! 普通預金ではお金は増やせないことがわかります。
ついでながら、「72の法則」では借金をする場合の複利の影響も計算できます。
100万円を年利15%で借りたとします。このとき、返済しなければいけない金額が2倍になるまでの期間は「72÷15%=4.8年」。つまり、もしも、まったくお金を返済しなければ、借りたお金は約5年間で、当初の100万円から200万円まで増えてしまうわけです。もちろん実際は毎月返済をするでしょうから、このとおりにはなりませんが、複利を敵に回すと恐ろしいということもわかるでしょう。
積立投資で「複利効果」を生かすには
長期投資と分配金の再投資が大事!
ここからは、「積立投資」での複利効果について見ていきましょう。
例えば、毎月1000円ずつ積立投資をしたとします。投資期間が10年の場合、投資元本総額12万円です。10年間、年利4%で運用できたとすると、元本の12万円は14万7250円に増えます。10年で2万7250円増加しました。投資期間が20年だと元本の24万円は36万6775円に増えて、利益は12万6775円になります。さらに投資期間が30年になると、元本の36万円は69万4049円になり、33万4049円も増えるのです。「複利効果×時間」の力によって、積立投資の資産が加速度的に増えていく様子がよくわかります。
なお、投資信託には、利益の一部が還元される「分配金」という仕組みがあります。「分配金」は投資信託の運用によって得られた収益の一部を、投資家に現金で分配するものです。しかし、複利効果を生かすのであれば、分配金はできるだけ受け取らずに再投資に回すのがいいでしょう。
「つみたてNISA」で投資できる商品のなかに、毎月分配金を出す投資信託がないのは、分配金を出さずに投資元本に組み入れて再投資するほうが、複利効果により資産が増えやすいことがわかっているからです。
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「ドル・コスト平均法」は庶民の味方!
「つみたてNISA」でパワーを発揮!
さて、次に、「ドル・コスト平均法」について解説しましょう。
「つみたてNISA」など、積立投資に興味のある人は、「ドル・コスト平均法」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。投資信託などの値動きのある商品を、「毎月1万円ずつ」というように一定額ずつ購入すると、商品の価格が高いときには少ししか買えず、商品の価格が安いときにたくさん買えることになります。こうした購入方法を「ドルコスト平均法」といいます。
どうしてこのような購入方法をとるかというと、値動きにもよりますが、平均購入単価が抑える効果が期待できるため、最終的に価格が大きく上がらなくても利益が出せる可能性が増すからです。
例えば、上の図のように、「ある投資信託を毎月1万円ずつ」と決めて購入した場合、価格(基準価額)が1万円の月は1口、価格(基準価額)が7000円の月は約1.428口、価格(基準価額)が9000円の月は約1.111口を購入することになります。この3カ月で投資した金額は3万円、買えた投資信託は約3.539口です。3カ月目の現在の価格(基準価額)が9000円とすると、9000円×約3.539口=約31851円となり、投資元本の3万円から約1851円増えていることになります(小数点以下の数字をすべて反映させて計算すると、約1857円増えていることになります)。
一方で、最初の月(基準価額が1万円だった月)に、3万円分、3口を、一括で購入したとしたらどうでしょう。3カ月後の現在の価格(基準価額)は9000円ですから、9000円×3口=27000円となり、3万円の元本と比べると3000円を損してしまっていることになります。
これらの例では、最初の月の価格(基準価額)よりも現在の価格(基準価額)が下がっているにも関わらず、「ドル・コスト平均法」で買った場合は利益が出せているのが面白いところです。もちろん、このままズルズルと下げ続けた場合は、「ドル・コスト平均法」で買っても損をしますから、「ドル・コスト平均法」は万能ではありません。しかし、上げたり下げたりを繰り返している商品の場合、「ドル・コスト平均法」により購入単価を下げることで損益分岐点も下がるため、売却時に大きく価格(基準価額)が上がっていなくても利益を出しやすくなるのです。
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⇒積み立て最大のメリット「ドルコスト平均法」とは?積み立てと一括購入で成績がどう変わるかを検証し、投資初心者に「積み立て」をおすすめする理由を紹介
「ドル・コスト平均法」は、まとまった金額を一括で投資にまわすことはできないけれど、少額ずつコツコツと積立投資をすることならできる、という人の強い味方でもあります。
例えば、少額から非課税で投資ができることで人気の「つみたてNISA」では、最初に積み立てで買う投資信託などの商品と、投資金額・投資頻度(毎月1万円など)を決めた後は、たんたんと、自動的に買い続けます。投資信託の価格(基準価額)が高いときも安いときも、同じ金額分、買い続ける。これはまさに「ドル・コスト平均法」の買い方です。まとまった金額が投資できない人、値動きに慣れず、一喜一憂してしまう人は「ドル・コスト平均法」を味方につけて、たんたんと「つみたてNISA」などの積立投資をすることをおすすめします。
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「ドル・コスト平均法」では
簡単にルールを変えないことが大事!
「ドル・コスト平均法」で重要なのは、価格(基準価額)が高いときも安いときも、同じルールで買いを続けることです。下のグラフを見てください。
このグラフは、2018年1月から2021年3月まで、毎月1万円ずつ、米国の代表的な株価指数「S&P500」に投資する投資信託に投資した場合の資産の推移を表したものです。
積立元本に対して、資産総額は順調に増えていますが、2020年に入ってから一度大きく下落していることがわかります。いわゆる「コロナ・ショック」によって市場が暴落した影響です。一時期は元本割れを起こしています。
しかし、その後の市場の回復を受けて資産総額も増加に転じました。2021年3月現在、元本39万円に対して資産総額は約53万円となっています。コロナショックで値下がりしたときも、ルールを変えずに、たんたんと買っていた人は、平均購入単価が下がり、その後の値上がりで利益を出すことができたのです。
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⇒「つみたてNISA」の運用方法は“コロナ・ショック”で見直すべきか? 積立金額や投資する銘柄など、含み損を抱えて不安な人が見直すべき“5つのポイント”を解説
次に、もう少し、長期で見てみましょう。
2008年のリーマン・ショックの直後、S&P500も下落しました。しかし2年程度で回復し、その後はリーマン・ショックの前よりも上昇。コロナ・ショックでの値下がりもものともせず、資産を増やせています。2021年3月現在、元本151万円に対して資産総額は407万円にもなっています。
積立投資は早く始めて長く続けよう!
途中でやめるのはもったいない!
リーマン・ショックやコロナ・ショックのような大きな下落時には、このまま積み立てを続けていいのか不安になる気持ちもわかります。しかし、こうした暴落時に、あわてて売ってしまうと「ドル・コスト平均法」の効果が得られません。利益を減らしたり損をしたりしてしまう上に、その後、値上がりに転じても、その恩恵を受けることができなくなってしまいます。
「つみたてNISA」などの積立投資は、たんたんと、長く続けてこそ利益を出せる投資です。たとえ暴落があっても、簡単にやめるのはNGです。
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⇒「つみたてNISA」で失敗しやすい“5つのNG”を解説!損失・利益が出ているときのNG対応、積み立て投資に向かない投資信託など、具体的な5つの失敗事例を紹介
また、「つみたてNISA」の場合は、途中で売っても、非課税で投資できる枠(年間40万円まで)は回復しませんので、たとえ利益確定であっても、売らないほうがいいでしょう。20年間の非課税期間をフルに生かしてから売るのがおすすめです。
今回は、投資初心者が知っておきたい「複利」と「ドル・コスト平均法」について解説しました。「複利」も「ドル・コスト平均法」も、その効果を享受するには長く投資を続けることが重要です。積立投資を長く続けるなら、少しでも早く始めるのがいいでしょう。まだ投資を始めていない方は、今すぐ口座開設をして投資をスタートさせてくださいね。
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⇒「つみたてNISA」、プロがおすすめする6つの証券会社・銀行を発表! 失敗しない金融機関の選び方と「ポイントの有無」や「取扱銘柄数」などを比較して詳しく解説
(株)Money&You代表取締役。中央大学客員講師。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本証券アナリスト協会検定会員。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職。女性向けWEBメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。著書は『1日5分で、お金持ち』『はじめてのNISA&iDeCo』『投資信託 勝ちたいならこの7本!』など多数。twitter→@yorifujitaiki
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【2024年11月4日時点】 2024年にスタートした新制度を解説! 「新NISA」の取扱商品や売買手数料を徹底比較! ※表内のデータは、情報更新時に公表されている「新NISA」の情報をまとめたものです。 |
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■SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
250本 | 無料 | 無料 | 1277本 | 0〜 0.5% |
【SBI証券の新NISA口座のおすすめポイント】 ネット証券大手の一つで、新NISA口座では日本株の売買手数料無料に加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の積み立ては「100円」から可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べる。三井住友カードなどによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用すると、カードの種類やその他の条件によってポイントが貯まる。「投信マイレージ」では保有額に応じたポイントも獲得できる。「成長投資枠」では米国株、中国株、韓国株、ロシア株(現在、注文停止中)、ベトナム株、インドネシア株、シンガポール株、タイ株、マレーシア株など海外株も豊富。単元未満株(1株から日本株が買える)「S株」は東証の全銘柄が対象で、成長投資枠で投資可能。売買手数料はゼロ円だ。「S株」では積立サービス「日株積立」を開始。株数指定(1 株単位)、金額指定(1000円以上、500円単位)で積立ができるようになった。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応しているのも便利。「J.D.パワー2024年NISA顧客満足度調査 」<証券部門>にて、総合満足度ランキング1位を受賞した。 |
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【関連記事】 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! ◆【SBI証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱数が250本と金融機関の中でも充実しているのがSBI証券の魅力! ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 |
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■マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
234本 | 無料 | 実質無料 | 1176本 | 0.73〜 1.1% |
【マネックス証券の新NISA口座のおすすめポイント】 新NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、米国株、中国株の売買手数料もキャッシュバックで実質無料。マネックス証券は以前から米国株と中国株の取引に力を入れている証券会社で、新NISA口座でも米国株は4850銘柄以上、中国株は約2650銘柄が購入できる。「つみたて投資枠」の対象投資信託のラインナップも豊富。最低購入金額が原則100円で、少額からつみたてNISAを始めることができる。すべての投資信託の販売手数料が無料! 投資信託を保有すると、ほとんどの投資信託で年率0.03〜0.26%の「マネックスポイント」や「dポイント」がもらえるのも嬉しい。ポイントはAmazonギフト券などに交換できる。投資信託の積立購入のときに「マネックスカード」や「dカード」で支払うと最大1.1%分のマネックスポイントやdポイントが貯まる。単元未満株取引「ワン株」では買付手数料が無料。売却手数料も新NISA口座ならキャッシュバックされるので実質無料だ。2024年3月末から「ON COMPASS」がNISA成長投資枠での利用に対応した。「ON COMPASS」は2023年4月の金融庁公表調査、3年・5年リターンで1位を獲得したおまかせ資産運用サービスだ。 |
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【関連記事】 ◆NISAのクレジットカード積立は「dカード積立」がおすすめ! ポイント還元率は業界トップクラスの1.1%で、「dカード GOLD」ならお得な付帯サービスも満載 ◆【マネックス証券の「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託が234本もあり、初心者も安心の資産設計アドバイスツールが使える! ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! |
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【クレカ積立でのポイント還元率が業界トップクラス!】 | ||||
■松井証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
244本 | 無料 | 無料 | 1144本 | − |
【松井証券の新NISA口座のおすすめポイント】 株主優待名人の桐谷さんもおすすめするネット証券の一つ。新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料で、取り扱っているすべての投資信託の販売手数料も一括購入・積立購入を問わず0円!「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱本数も豊富だ。投資信託は「100円」から購入可能。積立タイミングは「毎月」「毎日」が選べる。投資信託の保有額に応じてポイントが付与され、dポイントやPayPayポイント、Amazonギフト券との交換が可能。低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」はお得感がある。投資信託のロボアドバイザー(利用料無料)では、新NISA対応のモデルポートフォリオ「成長投資コース」も用意されている。専門のオペレーターが投資の意思決定を手助けしてくれる「株の取引相談窓口」(完全予約制)や、NISAに関する質問に答える「NISAサポートダイヤル」を開設。利用料は無料で画期的なサービスとなっている。オンラインの口座開設手続きでは、証券口座とNISA口座の同時開設申込ができるため、手間を省いてすばやい口座開設が可能だ。 |
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【関連記事】 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! ◆【松井証券「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託を244本も用意!ロボアドバイザーが投資初心者の資産設計をサポート ◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)!その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介 |
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■楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
240本 | 無料 | 無料 | 1269本 | 0.5〜 1.0% |
【楽天証券の新NISA口座のおすすめポイント】 NISA口座数が500万口座(2023年11月末時点)で業界NO1。新NISA口座では日本株の売買手数料が0円なのに加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額から積み立てられる。「つみたて投資枠」では「毎月積立」だけでなく「毎日積立」も選べる。ポイントプログラムが充実しており、「楽天カード」で決済する「クレカ積立」にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。また、投資信託の保有額が一定額に達するとポイントがもらえる(一部対象外の商品あり)。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能だ。「成長投資枠」で買える海外株は、米国株、中国株、アセアン株。1株単位で売買する単元未満株「かぶミニ」は約1600銘柄の取引が可能。売買手数料は無料だが、リアルタイム取引(約750銘柄が対象)の場合は別途スプレッドが発生する。なお、単元未満株のリアルタイム取引に対応している証券会社はめずらしく希少だ。新NISAや資産作りに迷ったら相談窓口「withアドバイザー」が便利。楽天社員がアドバイスを行っている。現状の積立診断とプラスワン銘柄を提案してくれるロボアドバイザー「かんたん積立診断」も便利。2024年の「J.D. パワーNISA 顧客満足度調査」<ネット証券部門>のランキングにおいて総合1位を受賞した。 |
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【関連記事】 ◆楽天証券が投資信託の積立時の「楽天カード」決済&積立額の1%分のポイント還元を開始! ポイントの再投資も可能で、最強の「つみたてNISA」口座が誕生 ◆【楽天証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託が240本と豊富!積立額に応じポイント還元&ポイントで投資も可能! ◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう |
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■auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
238本 | 無料 | 無料 | 1130本 | 1.0% |
【auカブコム証券の新NISA口座のおすすめポイント】 新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料!「つみたて投資枠」の投資信託の種類も多く、「100円」から購入が可能なので投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。「au Payカード」で投資信託を積み立てると最大1%のPontaポイントが貯まるほか、投資信託の保有額に応じてもPontaポイントが貯まる(「au ID」の登録が必要)。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」も便利。通常「プチ株」の購入には手数料が発生するが、「プレミアム積立(プチ株)」の場合、買付手数料が無料。なお、NISA口座(成長投資枠)ならスポット取引でも売買手数料が無料となっており、コスト面でもお得だ。新NISA口座の開設者は特定口座での現物株式の取引手数料が最大5%割引になる「NISA割」がある(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。 |
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【関連記事】 ◆【auカブコム証券の特徴とおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率は「1%」とネット証券トップクラス ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ! ◆【auカブコム証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託は238本と豊富で、現物株の取引手数料が最大5%割引になる特典もあり! |
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■SMBC日興証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
150本 | 137〜2200円 (約定代金による) |
− | 540本 | − |
【SMBC日興証券の新NISA口座のおすすめポイント】 2023年11月から投資信託情報サービス「日興の投信NISA」を開始。数多くの投資信託のなかからおすすめの21本に絞り込んでいるうえ、「なにごともバランスが大事よ」「私は世界の成長にかける」といったタイプごとに5〜6銘柄をピックアップしてくれるので、自分好みのNISA対応ファンドを選ぶ助けになる。SMBC日興証券では一部の投資信託で買付手数料が必要となるが、積立購入(投信つみたてプラン)の場合は全銘柄で買付手数料が原則無料となるので、上手に活用したい。 また、外国株式は、オンライントレードでは取引できないので注意しよう。単元未満株取引「キンカブ」は「100円以上、100円単位」の金額指定で株が買えるのがメリットで、dポイントでも株式投資ができる。「キンカブ」は売買手数料は無料で、100万円以下の買付ならばスプレッドも0%となっている(100万円超の買付時や売却時はスプレッド0.5~1.0%)。 |
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【関連記事】 ◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ! ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と、多くの割当が期待できる主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
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■岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
91本 | 実質無料 | − | 332本 | − |
【岡三オンラインの新NISA口座のおすすめポイント】 2024年1月4日以降、新NISA口座では、日本株の売買手数料が全額キャッシュバックされ、実質無料に(上限なし)。投資信託は従来から購入手数料が無料となる「ZEROファンドプログラム」を行っているため、一括購入、積立買付とも手数料が無料だ。投信積立については、1銘柄あたり毎月100円から。低コストの人気ファンドを数多く取りそろえている。ファンド選びに迷った場合は、各自のリスク許容度に合わせた銘柄と投資割合を提案する「投信ロボ」が心強い。また、投資信託の平均保有残高が1000万円以上(プラチナ)、3000万円以上(プレミアゼロ)の場合は、信用取引の手数料が優遇されたり、IPOの当選確率がアップするサービスも提供している。単元未満株の取引も可能で取扱銘柄数も多いが、売買手数料は約定代金2万円まで220円、3万円まで330円、10万円まで660円(すべて税込)などだ。 |
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【関連記事】 ◆【証券会社比較】岡三オンラインの「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介! ◆「IPO(新規上場)が当選しやすくなる」証券会社の選び方を伝授! 優先すべきは、当選するまで資金が不要な岡三オンライン証券、野村證券などの4社だ! |
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つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
38本 | 無料 | − | 112本 | − |
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つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
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ETF | ETF | |||
サービス手数料: 資産残高の0.693〜0.733%(年率・税込)※ |
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【ウェルスナビ(WealthNavi)の新NISA口座のおすすめポイント】 国内外のETFに分散投資をするロボアドバイザー「ウェルスナビ」はNISA口座にも対応。5つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案し、毎月自動的に積立投資をしてくれるので、初心者でも簡単に効率的な運用を実行できる。2024年からの新NISAなら、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で資産を購入することで最大で年360万円まで投資可能! 運用コストとしては、一般的な証券会社のような売買手数料ではなく、資産残高に対して決まった割合のサービス利用料を負担する形なので要注意。また、楽天証券と提携した「ウェルスナビ×R」も提供している。その場合、楽天カードや楽天キャッシュを利用し、楽天ポイントを貯めたり、楽天ポイントを利用した購入・積立が可能となる。 ※ NISA口座に自動積立だけで入金した場合で試算した手数料。リスク許容度(ポートフォリオ)により異なる。また、各商品の値動きによりポートフォリオのバランスが崩れた場合は、手数料が表記の範囲を超えて変動する可能性がある。 |
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。※1 年会費無料のクレジットカードの場合。※2 1約定ごとプランで約定金額240万円までの売買手数料。 |