「お宝銘柄」発掘術!
2020年7月16日 村瀬 智一

「抗ウイルスフィルム」関連銘柄に注目!“ウィズコロ
ナ”時代には、人が触る場所に貼るだけで感染予防がで
きる「抗ウイルス」の機能性素材が欠かせない製品に!

 JR西日本(9021)は7月13日、駅のエレベーターに付いている開閉ボタンや回数ボタンなどに抗ウイルス効果のあるフィルムを貼る作業を公開しました。報道によると、年内のうちにJR西日本の駅に設置されている約800台のエレベーターすべてに、この「抗ウイルスフィルム」を貼り付ける予定とのことです。

 7月16日には、都内で1日あたりの新規感染者数としては最多となる「286人」の感染が確認されました。一時は1日あたりの新規感染者数を10~20人程度まで抑え込めていたことを考えると、今後はますます警戒レベルを高くしておく必要があるでしょう。

 このように都内では新型コロナウイルスの感染が再拡大していることもあって、、7月22日から始まろうとしている「Go Toキャンペーン」に対して批判的な声も多く上がっており、経済活動の回復と感染防止を両立させる難しさが改めて意識されます。

「新型コロナウイルス対策」と「経済活動の回復」を両立させるには、
「抗ウイルスフィルム」のような公共の場での感染リスク対策が必須に!

 経済活動の回復は、明確に目に見えるものではないため影響が実感しにくいかもしれませんが、国民全体の生活を守るという意味では新型コロナウイルスの感染防止と同様に大事なことです。感染状況を現在の水準に留めることができれば、「Go Toキャンペーン」のように、政府は少しずつ経済活動を再開させる方向に舵を切っていくと思われます。

 そこで重要となってくるのが、公共交通機関やイベントホールなどの人が集まる施設で新型コロナウイルスの感染リスクを少しでも抑えるための対策です。冒頭で紹介したJR西日本のような取り組みは、今後、他業種にもが拡大していくことが期待されます。

 そうした状況を踏まえ、今回は、JR西日本も採用した「抗ウイルスフィルム」の関連銘柄に注目しました

 具体的な銘柄選定ですが、「抗ウイルスフィルム」の需要増大が業績全体にどのくらい寄与するのかは銘柄によって大きく異なるので、今回はあえて業績面にはこだわらず、「『抗ウイルスフィルム』関連の事業を行っていて、『抗ウイルスフィルム』が市場で注目された際に値上がりが期待できること」という視点で銘柄をピックアップしました。そのため、テーマ株として「短期の値幅取り」を狙うのではなく「長期保有」を前提に買う場合は、事前に「抗ウイルスフィルム」事業が業績全体に与える影響についてもチェックしておきましょう。

【ロンシール(4224)】
抗ウイルス性フィルム「ロンエースLP」を開発

 ロンシール(4224)は、床材や壁材、防水シートなどを手掛ける企業。さまざまなものに抗ウイルス機能を付加できる「ロンプロテクト」技術を持ち、抗ウイルス性フィルム「ロンエースLP」のほか、抗ウイルス効果のある腰壁材「ロンウォールガード」などを展開しています。

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ロンシール(4224)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びますロンシール(4224)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【アキレス(5142)】
付着したウイルスや細菌を99.99%以上低減

 児童用スニーカーとして大ヒットした「瞬足」を開発した企業として知られるアキレス(5142)ですが、その他、建築資材やフィルム・シートなど、さまざまな製品を開発・製造しています。その一環として、付着したウイルスや細菌を99.99%以上低減し、活動を抑制する軟質フィルム「アキレスウイルセーフ」を販売。ドアノブやテーブル、手すりなど、さまざまな用途で使用可能です。

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アキレス(5142)チャート/日足・6カ月アキレス(5142)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【マナック(4364)】
持続型の高い抗菌成分「Etakセーフティーコート」を販売

 マナック(4364)は、臭素化反応技術を核に、さまざまな製品を開発するメーカーです。ドアノブや手すり、テーブル、椅子などに塗布することで、容易に抗菌加工できる持続型抗菌成分「Etakセーフティーコート」を手掛けています。消毒用エタノールなどに比べ、乾燥後も効果が続く高い持続性が注目されます。

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マナック(4364)チャート/日足・6カ月マナック(4364)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【リケンテクノス(4220)】
「リケガードV」は、スマホのタッチパネルにも貼付可能

 リケンテクノス(4220)は、合成樹脂加工をベースに「コンパウンド」「フィルム」「食品包材」の3つを主力事業として展開。フィルム表面に付着した特定ウイルスを99.99%減少される「リケガードV」は、スイッチパネルやドアノブ、スマホのタッチパネルなどの表面に利用可能。その他、抗菌機能を持つ「リケガードF」や防虫機能を持つ「リケガードP」も手掛けています。

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リケンテクノス(4220)チャート/日足・6カ月リケンテクノス(4220)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【関西ペイント(4613)】
自然素材である漆喰を活用して、抗ウイルスシートを開発

 関西ペイント(4613)は、各種塗料の製造・販売を行う総合塗料メーカーです。自然素材でありながら高い抗菌・抗ウイルス機能を持つ漆喰塗料「アレスシックイ」をコーティングした「接触感染対策シート」を発売。手が触れる機会の多いドアノブや手すりに貼ることで、ウイルスなどの接触感染を防止します。

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関西ペイント(4613)チャート/日足・6カ月関西ペイント(4613)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【富士フイルム(4901)】
医療現場向けの製品として注目!

 富士フイルム(4901)は、「銀系抗菌剤」と「超親水バインダー」を組み合わせることで高い除菌性能を長期間持続させることに成功した「抗菌液晶保護フィルム」を開発。医療機器のタッチパネルなど、医療現場向けの製品として注目されています。その他に富士フイルムは、「新型コロナウイルス」関連として「全自動PCR検査システム」や「PCR検査用遺伝子検出キット」なども手掛けています。

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富士フイルム(4901)チャート/日足・6カ月富士フイルム(4901)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 最近は、通販サイト上で「抗ウイルス フィルム」などのキーワードで検索すると、実に数多くの商品が出てきます。ジャンルとしても、スマホやタブレットの画面保護用からドアノブや手すりに貼る用、照明スイッチ用まで、幅広く商品展開されています。それらのすべてが本当にウイルスの感染を抑える効果のある商品なのかどうかはわかりませんが、そうした「抗ウイルス」が付加された商品に社会的なニーズが高まっているのは確かでしょう。

 そのため「抗ウイルスフィルム」も、今後、駅や飲食店、ホールなど人の集まる場所だけではなく、一般家庭にも普及が広がる可能性は高いと思います。

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