最下層からの成り上がり投資術!
【第35回】 2012年12月10日 藤井 英敏

とりあえず今週中に株は手仕舞い、
選挙後に再参戦すればよし!

市場関係者の読みがほぼ一致している不思議

 周りの連中のほとんどが主張している調整入りの根拠は、16日の投開票で当面の好材料が出尽くすことに加え、裁定買い残の積み上がりシカゴ投機筋の円売越幅の拡大です。

 裁定買い残については、11月30日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は前週比982億円増の2兆2102億円でした。3週間連続で増加し、2011年2月以来、およそ1年9カ月ぶりの高水準にまで積み上がっているのです。

 一方、米商品先物取引委員会(CFTC)が7日発表した4日時点の建玉報告では、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で、投機筋(非商業部門)の円の対ドルでの売越幅は3週連続で拡大しました。売越幅は前週比1万860枚多い9万326枚と金融危機前の2007年7月24日以来、約5年4カ月ぶりの水準に膨らんでいます。

 このような状況を踏まえ、彼らのメインシナリオは、選挙結果がどうであれ、17日以降は材料出尽くしから、CMEの通貨先物市場で、投機筋の反対売買(円買い・ドル売り)をきっかけに円高が進み、それを嫌気した国内外の投資家からのヘッジ売りが日経平均先物に出る。この結果、先物がディスカウント状態になり、日経平均型の裁定解消売りが断続的に出て、日経平均が下落する。そして、短期的なテクニカル上の過熱感が冷まされる調整局面に入るというものです。

17日から「2段ロケット点火」の可能性もある!?

 確かに、理路整然としているシナリオですが、ここまで市場関係者の読みが一致するようだと、どうなんでしょうかねぇ。17日から2段ロケットが点火され、大納会に向けて一段高というシナリオもありかなぁと考えてしまいます。