最下層からの成り上がり投資術!
【第69回】 2013年7月29日 藤井 英敏

株式市場は夏枯れ相場に突入
いま売買するなら「国策銘柄」しかない!

 また、そうなると、今年は国内機関投資家も、首相同様、長めの夏季休暇を取ることでしょう。また、もともと欧米の機関投資家は日本人からみれば、長いサマーバケーションを楽しみます。内外の機関投資家が首相の夏休みに合わせて不在となる結果、極端な「夏枯れ相場」到来が予想されます。

 こうなると、8月の東京市場には、日銭を稼ぎたい証券自己と、デイトレーダーの占有比率が高まることが予想されます。

 彼らの売買の特徴は、宵越しの株は持たず、値動きの良い銘柄が大好物で、損切り、逃げ足がメチャクチャ速いというのもです。テーマ株や、仕手系材料株を日替わりで手当たり次第、食い散らかす。そんな感じの相場が続くでしょう。

 今日の値上がり率上位が明日の値下がり率上位に名を連ねる。物色対象は猫の目のようにクルクル変わる。こういう相場です。まあ、市場エネルギーが小さいのですから、時価総額の小さい銘柄が物色の中心です。

銘柄選びのヒントは自民党の選挙公約の中にある

 こういう相場になったら、成り上がりたいあなたは、今まで以上に「国策に合致した銘柄選び」を心掛けましょう。やや極端な言い方をすれば、「国策銘柄以外、興味ない」という感じで、相場に臨むべきです。

 よって、成り上がりたいのなら、自民党の選挙公約(昨年の衆院選と今回の参院選)を、ジックリと読み込み、どんな銘柄を狙うべきなのか、自分なりにリストアップするべきです。

 例えば、政府が成長戦略に盛り込む雇用改革は、どの政策を選ぶかで議論が迷走しました。結局、今回の参院選での得票を意識し、人材の新陳代謝に必要と企業が望んだ解雇規制の緩和は不人気政策のため立ち消えになりました。

 しかし、公約では、行き過ぎた雇用維持型から労働移動支援型への大胆な政策転換、民間人材ビジネスの活用等により、成熟分野から成長分野に失業なき労働移動を進めるということです。そこで、参院選で自民党が大勝した今、「得票を意識し、人材の新陳代謝に必要と企業が望んだ解雇規制の緩和」が再び浮上し、雇用流動化に向けた動きが加速する可能性が高いと考え、人材関連銘柄は国策銘柄としてピックアップしておくべきでしょう。

 人材関連銘柄としては、具体的には、持株会社傘下にテンプスタッフやインテリジェンスを有するテンプHD(2181)、人材紹介大手で海外に関連した案件に強いジェイエイシーリクルートメント(2124)、主力の「[en]社会人の転職情報」において、成功報酬型求人広告の拡販及び入社数増加のための施策を強化しているエン・ジャパン(4849)、新サービス(アルバイト紹介、アルバイト給与管理代行)の事業基盤の確立を目標としたグループ経営を行っているフルキャストHD(4848)、輸送機器関連を中心にした大規模な受注を取り込み、上半期は相応の売上基盤を築いたアウトソーシング(2427)などです。