つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説[2024年]

「NISA」の改正で“恒久化”や“無期限化”が実現する!?
岸田首相が提唱する「資産所得倍増プラン」に沿った
「NISA改正案」の5つの要点をFPがわかりやすく解説

2022年10月21日公開(2022年10月20日更新)
頼藤 太希
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
つみたてNISAのおすすめ証券会社はココ!

 NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)は、株式や投資信託への投資で得られた利益が非課税になる制度。金融庁は、2023年度の税制改正要望で「NISAの抜本的拡充」を打ち出し、さまざまな点の改正を要望しています。岸田政権が掲げる「資産所得倍増プラン」を具体化する政策として提案されており、NISA大改正の機運が高まっています。

 今回は、日本証券業協会からの提言を踏まえ、NISA改正案の概要をご紹介します。
【※関連記事はこちら!】
まだ「つみたてNISA」を始められない人が抱えがちな“8つの疑問”をわかりやすく解説! 金融機関&投信の選び方や「iDeCo」との併用方法などにズバリ回答!

つみたてNISA(積立NISA)プロ推薦の国内株式型! つみたてNISA(積立NISA)プロ推薦のバランス型! つみたてNISA(積立NISA)プロ推薦の海外株式型! つみたてNISA(積立NISA)8つの疑問にズバリ回答!

「NISA」の大改正で
「資産所得倍増プラン」の実現を目指す

 2022年8月31日に金融庁は、「2023年度税制改正要望について」を発表しました。この改正要望の最初に掲げられているのが「『資産所得倍増プラン』関連要望」です。

 岸田政権が掲げる「資産所得倍増プラン」とは、家計の貯蓄を投資に回すことで経済を活性化させようとするものです。今回の金融庁のNISA改正案は、この「資産所得倍増プラン」を実現するための具体策といえます。

 これまで、NISAには「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」という3つの制度がありました。また、2024年からは一般NISAが「新しい一般NISA」に変わる予定になっていました。しかし、今回のNISA改正案では「新しい一般NISA」を事実上撤回し、3つのNISAを1本化、または「一般NISA」「つみたてNISA」の併存を目指す形になっています。NISAを「簡素でわかりやすく、使い勝手のよい制度」にすることを目指しているようです。実際、改正案の主なポイントを見ると、全体的にシンプルになっています。

◆「NISA」の改正案の主なポイント

NISAの改正案のポイントを表でわかりやすくまとめてみた金融庁「2023年度税制改正要望について」より(株)Money&You作成
拡大画像表示

 それでは、具体的に、NISAがどのように改正される可能性があるのかを見ていきましょう。

NISA改正案の要点①
「投資可能期間」の恒久化

 これまで、NISAで新たに投資できる期間は「一般NISA」が2028年まで、「つみたてNISA」が2042年まで、となっていました。NISA改正案では、投資可能期間の制限を撤廃して、恒久化することを要望しています。ただし、制度を恒久化しても累計の非課税投資額には一定の上限を設けるとしています。

 NISAでの投資可能期間が決まっていると、年を追うごとに累計で投資できる金額が減っていきます。たとえば、つみたてNISAでは、2018年にスタートした人は2042年までの25年間に最大1000万円まで非課税で投資できますが、2022年にスタートした人は2042年までの21年間、最大840万円までと、非課税で投資できる金額が減ってしまいます。このままだと、「2033年にスタートした人は10年間・最大400万円まで」などと、後からスタートした人ほど非課税で投資できる金額がどんどん減ってしまいます。投資可能期間が恒久化されれば、このような非課税投資枠に差が生じる問題を解決できます。
【※関連記事はこちら!】
「つみたてNISA」ならお金を増やす“投資の3つの鉄則”を誰でも無理なく実践できる!資産運用を始める前に知っておきたい「投資の基本」をまとめて解説!

NISA改正案の要点②
「非課税期間」の無期限化

 NISAの投資で得られた利益が非課税になる期間は、現状、「一般NISA」が5年、「つみたてNISA」が20年です。NISA改正案は、この非課税期間もなくして無期限化することを盛り込んでいます。

 NISAの非課税期間が無期限になれば、一般NISAで非課税期間が終わる商品を次の非課税投資枠に持ち越す「ロールオーバー」の手続きが不要になります。煩雑な手続きなく非課税の投資を続けられるのは大きなメリットといえます。

 また、現状はNISAの非課税期間が終わると、NISAの資産は非課税口座から課税口座に自動的に移されます。しかし、非課税期間が無期限になれば、資産が移される際の出口戦略を考える必要がなくなります。たとえば、「つみたてNISAの非課税期間が終わる20年後に暴落が起きたら?」といったことを考えずに済むのです。

 何より、20年どころか30年、40年……と非課税での運用が続けられるのは大きなメリットです。複利効果と非課税の効果を活かしながら、より長期の投資を行うことで、お金を増やしやすくなるでしょう。
【※関連記事はこちら!】
「つみたてNISA」を始めたばかりの人が意外と知らない「複利」や「ドル・コスト平均法」の効果を詳しく解説!お金を効率よく増やすためには「長期・積立」が大切!

NISA改正案の要点③
「非課税投資金額」の引き上げ

 1年間にNISAで投資できる金額は、「一般NISA」で120万円、「つみたてNISA」で40万円となっています。NISA改正案ではこの投資金額を引き上げることも検討されています。

 投資金額を具体的にいくらに引き上げるかまでは、金融庁の提言資料には記載がありません。ただ、日本のNISAは英国のISA(Individual Savings Account・個人貯蓄口座)を参考に設計されています。英国のISAでも投資金額の上限が何度か引き上げられ、2017年以降は年間2万ポンド(1ポンド=160円として、320万円)となっています。そこから推定すると、最大300万円程度までと予想できます。

 なお、日本証券業協会が7月に発表した提言では、一般NISAの非課税投資枠を120万円から240万円、つみたてNISAの非課税投資枠を40万円から60万円に引き上げ、2つの制度は併用可能とし、年間投資枠の合計を300万円とする案を示しています。

 現状のつみたてNISAの上限金額は、12カ月で均等に割り切れません(年40万円÷12カ月=約3万3333円)。そのため、12で割り切れる金額にしてほしいとの声もよく耳にします。いずれにせよ、非課税投資金額が増えることで、より投資による資産形成がしやすくなります。

NISA改正案の要点④
「つみたてNISA」に一本化を目指しつつ、
「一般NISA」と「つみたてNISA」の併用化も視野に

 NISAの制度を、「つみたてNISA」に一本化することを目指すことも改正案には盛り込まれています。

 2024年に始まる予定だった「新しい一般NISA」では、つみたてNISAの非課税投資枠(20万円)と一般NISAの非課税投資枠(102万円)の2階建ての制度でした。しかも、原則、1階部分のつみたてNISAの非課税投資枠で積立投資をしないと、2階部分の一般NISAの投資ができません。さらに、2028年で制度が終わると、1階部分はつみたてNISAにロールオーバーできますが、2階部分は売却するか課税口座に移行するかしかありませんでした。
【※関連記事はこちら!】
2024年に始まる「新NISA」は、従来の「NISA」や「つみたてNISA」とどう違う?「新NISA」の“2階建て”の仕組みや非課税期間、投資額など変更点を解説!

 一方、今回の改正案では、このような「新しい一般NISA」の制度を事実上撤回して、「長期・積立・分散投資によるつみたてNISAを基本としつつ、一般NISAの機能を引き継ぐ『成長投資枠(仮)』を導入」することを盛り込んでいます。成長投資枠では、これまでつみたてNISAでは投資できなかった上場株式や、一定の商品性を持った株式投信などにも投資できるようになることが検討されています。「成長投資枠」という名前に変更されるだけで、事実上は「一般NISA」「つみたてNISA」の併用を可能にするということでしょう。なお、現在は「一般NISA」か「つみたてNISA」、どちらかの制度の選択制となっています。

NISA改正案の要点⑤
未成年者でも「つみたてNISA」が利用できるように

 NISAの仲間の一つである「ジュニアNISA」は、20歳未満(2023年は18歳未満)の人が利用できる制度です。しかし、ジュニアNISAはすでに2023年末をもって廃止されることが決まっています。NISA改正案では、18歳未満の未成年者もつみたてNISAを利用できるようにすることを盛り込んでいます。今回の改正案が通れば、未成年のうちからつみたてNISAを使って長期・積立・分散投資ができるようになります。
【※関連記事はこちら!】
「ジュニアNISA」は“2023年で終了”決定後に口座開設が急増! 年80万円まで投資でき、利益は非課税ながら“2024年以降は引き出し自由”になって利便性アップ!

NISAの利用者拡大のために
「恒久化」と「無期限化」の実現を!

 今回紹介した金融庁のNISA改正案は、実現するかどうかは未知数です。しかし、せめてNISAの「恒久化」「無期限」は実現してほしい、というのが筆者の考えです。

 上記で紹介したとおり、「つみたてNISA」は始めるのが遅くなるほど非課税で投資できる金額の合計額が減り、長期・積立・分散投資の恩恵を受けにくくなってしまいます。もし、制度が恒久化されれば、こうした問題はなくなります。「貯蓄から投資へ」の流れを加速させたいのであれば、恒久化は必須といえるでしょう。

 政府も、NISAの恒久化が重要なことは認識しているようで、岸田総理大臣は2022年9月23日にニューヨーク証券取引所で演説し、日本国内の貯蓄から投資への流れを後押しするため、「NISA」を恒久化する意向を明らかにしました。よってこの改正は間違いなく盛り込まれると考えられます。

 実は、金融庁はNISAの恒久化を過去4回要望してきたものの、実現していませんでした。しかし今回は「5度目の正直」が期待できるのではないでしょうか。

 それに、NISAの非課税期間が無期限になれば、20年よりさらに長く非課税での投資を続けられるため、その分、お金を堅実に増やしやすくなります。複利効果は、投資期間が長くなるほど大きくなりますし、長期投資によってリスクを抑えやすくなるからです。NISAの非課税期間が無期限になることで、資産形成期や取り崩し期にも活用しやすい制度となるでしょう。
【※関連記事はこちら!】
「つみたてNISA」(積立NISA)の8つのメリットを紹介! 少額から長期の積立ができて損しづらく、利益は非課税になるなど、初心者におすすめの理由を解説

 英国のISAは1999年にスタートしていますが、制度の恒久化や非課税投資金額の引き上げといった改善が行われたのがきっかけに、成人人口の約半数が利用する制度になりました。日本のNISAの口座数(一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA合計)は1699万口座(2022年3月末時点)で、20歳以上の人口(約1億人)から考えるとまだ約17%です。制度改正によって「恒久化」「無期限」が実現すれば、NISAのさらなる利用者拡大につながるはずです。

 また、ジュニアNISAがなくなることをうけて、未成年者がつみたてNISAを活用できるようになるのは「お金教育」の面でも素晴らしい試みだといえます。2022年4月から高校の家庭科の授業で金融教育がスタートしています。実際に、つみたてNISAで長期・積立・分散投資を行い、資産形成が堅実にできる様子を見ることは、何よりも生きた教育になるでしょう。

 筆者としては、つみたてNISAにあえて一本化しなくても、「一般NISAとつみたてNISAが併用できるようになる」といった変更でもいいと考えます。一般の人に広くNISAを使って欲しいならば、やはり「簡素でわかりやすく、使い勝手のよい制度」を目指すべき。その視点で考えると、新しい一般NISAの「1階部分のつみたてNISA商品に投資しないと2階部分に投資できない」仕組みや、今回のNISA改正案の「成長投資枠」の仕組みなどは正直ややこしいので、不要ではないでしょうか。

 あらかじめ「年300万円」などと非課税投資枠を用意し、その中で自由に株や投資信託に振り分ける制度でもいいと考えます。たとえばAさんは「株300万円」、Bさんは「株200万円・投資信託100万円」、Cさんは「投資信託300万円」といった具合で、自分がしたい投資に合わせて自由に併用できるようになると便利です。

 あるいは、「株・ETF(上場投資信託)の非課税枠」「投資信託の非課税枠」という具合に、金融商品別の非課税枠を設ける考え方があってもいいでしょう。

 さて、今回は金融庁の「2023年度税制改正要望」にて発表されたNISA改正案を紹介してきました。今後、審議が行われ、最終的には2022年12月中旬ごろに発表される税制改正大綱にて制度の詳細が明らかになる見込みです。NISAが誰にとっても「簡素でわかりやすく、使い勝手のよい制度」になっていくかどうか、注目しましょう。
【※関連記事はこちら!】
「つみたてNISA」、プロがおすすめする6つの証券会社・銀行を発表! 失敗しない金融機関の選び方と「ポイントの有無」や「取扱銘柄数」などを比較して詳しく解説
つみたてNISAで積立投資をする「投資信託」の基本を図解でわかりやすく解説!「投資信託とは何?」「どうしたら儲かる?」など、初心者が抱く5つの疑問に回答!

つみたてNISA(積立NISA)プロ推薦の国内株式型! つみたてNISA(積立NISA)プロ推薦のバランス型! つみたてNISA(積立NISA)プロ推薦の海外株式型! つみたてNISA(積立NISA)8つの疑問にズバリ回答!
頼藤太希(よりふじ・たいき)
(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営すると同時に、マネーコンサルタントとして、資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。


新NISAおすすめ比較!編集部おすすめページへ
【新NISA口座おすすめ比較】 「日本株」の売買手数料や単元未満株への対応など、 NISAでの日本株投資におすすめの証券会社はココだ!
2024年に始まる「新しいNISA」を解説! 非課税保有 期間は無期限、投資限度額は年360万円に拡大など、 「つみたてNISA」「一般NISA」との違いや活用法を解説
【新NISA口座おすすめ比較】「日本株」の売買手数料や単元未満株への対応など、 NISAでの日本株投資におすすめの証券会社はココだ!
【新NISA口座おすすめ比較】 「米国株」が買えるおすすめ証券会社はココ! 取扱銘柄数や売買手数料、為替手数料などを比較
 新NISAおすすめ比較!詳しくはこちら!
【新NISA口座おすすめ比較】NISAでより多くのポイントが貯まる証券会社はココ! クレカ積立なら「年6000円分」のポイント獲得も可能
【新NISAおすすめ比較】 お得なキャンペーンを実施中の証券会社から選ぶ! 「新NISA」で得する、おすすめ証券会社はココ!
iDeCo(個人型確定拠出年金)おすすめ比較&徹底解説ページへ
【新NISA口座おすすめ比較】 「投資信託」の取扱本数やポイントの貯まりやすさで 選ぶ! NISAで得するおすすめの証券会社はココだ!
【新NISA口座おすすめ比較】 「IPO投資」に当選しやすい証券会社から選ぶ! 主幹事数や取扱銘柄数でおすすめの証券会社はココだ
証券会社(ネット証券)比較!総合比較ページへ
【2024年4月3日時点】
2024年にスタートした新制度を解説!
「新NISA」の取扱商品や売買手数料を徹底比較!

※表内のデータは、情報更新時に公表されている「新NISA」の情報をまとめたものです。
■SBI証券⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
224本 無料 無料 1190本 0〜
0.5%
【SBI証券の新NISA口座のおすすめポイント】
ネット証券大手の一つで、新NISA口座では日本株の売買手数料無料に加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の積み立ては「100円」から可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べる。三井住友カードなどによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用すると、カードの種類やその他の条件によってポイントが貯まる。「投信マイレージ」では保有額に応じたポイントも獲得できる。「成長投資枠」では米国株、中国株、韓国株、ロシア株(現在、注文停止中)、ベトナム株、インドネシア株、シンガポール株、タイ株、マレーシア株など海外株も豊富。単元未満株(1株から日本株が買える)「S株」は東証の全銘柄が対象で、成長投資枠で投資可能。売買手数料はゼロ円だ。ただし、リアルタイム取引はできない。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応しているのも便利。「J.D.パワー2023年NISA顧客満足度調査 」<証券部門>にて、総合満足度ランキング1位を受賞した。
【関連記事】
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
◆【SBI証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱数が224本と金融機関の中でも充実しているのがSBI証券の魅力!
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
【新NISAおすすめ比較】SBI証券の公式サイトはこちら
■マネックス証券⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
219本 無料 実質無料 1128本 0.73〜
​1.1%
【マネックス証券の新NISA口座のおすすめポイント】
新NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、米国株、中国株の売買手数料もキャッシュバックで実質無料。マネックス証券は以前から米国株と中国株の取引に力を入れている証券会社で、新NISA口座でも米国株は約5000銘柄、中国株は2600銘柄以上が購入できる。「つみたて投資枠」の対象投資信託のラインナップも豊富。最低購入金額が原則100円で、少額からつみたてNISAを始めることができる。すべての投資信託の販売手数料が無料! 投資信託を保有すると、ほとんどの投資信託で年率0.03〜0.08%の「マネックスポイント」がもらえる​のも嬉しい。ポイントはAmazonギフト券やdポイントなどに交換できる。しかも、年1回でも利用すれば年会費が無料になる“実質”年会費無料の「マネックスカード」で積み立てたときの還元率は最大1.1%と高還元。単元未満株取引「ワン株」では買付手数料が無料。売却手数料も新NISA口座ならキャッシュバックされるので実質無料だ。2024年3月末から「ON COMPASS」がNISA成長投資枠での利用に対応した。「ON COMPASS」は2023年4月の金融庁公表調査、3年・5年リターンで1位を獲得したおまかせ資産運用サービスだ。
【関連記事】
◆マネックス証券は「マネックスカード」での積立投資で1.1%分のポイントが貯まってお得! クレジットカードを利用して、投資信託を積立投資する方法を解説!
◆【マネックス証券の「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託が219本もあり、初心者も安心の資産設計アドバイスツールが使える!
◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル!
【新NISAおすすめ比較】マネックス証券の公式サイトはこちら
【クレカ積立でのポイント還元率が業界トップクラス!】
マネックス証券の公式サイトはこちら
■楽天証券⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
222本 無料 無料 1145本 0.5〜
​1.0%
【楽天証券の新NISA口座のおすすめポイント】
NISA口座数が500万口座(2023年11月末時点)で業界NO1。 新NISA口座では日本株の売買手数料が0円なのに加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額から積み立てられる。「つみたて投資枠」では「毎月積立」だけでなく「毎日積立」も選べる。ポイントプログラムが充実しており、「楽天カード」で決済する「クレカ積立」にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。また、投資信託の保有額が一定額に達するとポイントがもらえる(一部対象外の商品あり)。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能だ。「成長投資枠」で買える海外株は、米国株、中国株、アセアン株。1株単位で売買する単元未満株「かぶミニ」は約1600銘柄の取引が可能。売買手数料は無料だが、リアルタイム取引(約750銘柄が対象)の場合は別途スプレッドが発生する。なお、単元未満株のリアルタイム取引に対応している証券会社はめずらしく希少だ。新NISAや資産作りに迷ったら相談窓口「withアドバイザー」が便利。楽天社員がアドバイスを行っている。
【関連記事】
◆楽天証券が投資信託の積立時の「楽天カード」決済&積立額の1%分のポイント還元を開始! ポイントの再投資も可能で、最強の「つみたてNISA」口座が誕生
◆【楽天証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託が222本と豊富!積立額に応じポイント還元&ポイントで投資も可能!
◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう
【新NISAおすすめ比較】楽天証券の公式サイトはこちら
【楽天カード+楽天キャッシュで月15万円の投信積立までポイント還元!】
楽天証券の公式サイトはこちら
■松井証券⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
224本 無料 無料 1094本
【松井証券の新NISA口座のおすすめポイント】
株主優待名人の桐谷さんもおすすめするネット証券
の一つ。新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料で、取り扱っているすべての投資信託の販売手数料も一括購入・積立購入を問わず0円!「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱本数も豊富だ。投資信託は「100円」から購入可能。積立タイミングは「毎月」「毎日」が選べる。投資信託の保有額に応じてポイントが付与され、dポイントやPayPayポイント、Amazonギフト券との交換が可能。低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」はお得感がある。投資信託のロボアドバイザー(利用料無料)では、新NISA対応のモデルポートフォリオ「成長投資コース」も用意されている。専門のオペレーターが投資の意思決定を手助けしてくれる「株の取引相談窓口」(完全予約制)や、NISAに関する質問に答える「NISAサポートダイヤル」を開設。利用料は無料で画期的なサービスとなっている。オンラインの口座開設手続きでは、証券口座とNISA口座の同時開設申込ができるため、手間を省いてすばやい口座開設が可能だ。
【関連記事】
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
◆【松井証券「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託を224本も用意!ロボアドバイザーが投資初心者の資産設計をサポート
◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)!その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介
 
【新NISAおすすめ比較】松井証券の公式サイトはこちら
■auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
220本 無料 無料 1034本 1.0%
【auカブコム証券の新NISA口座のおすすめポイント】​
新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料!「つみたて投資枠」の投資信託の種類も多く、「100円」から購入が可能なので投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。「au Payカード」で投資信託を積み立てると最大1%のPontaポイントが貯まるほか、投資信託の保有額に応じてもPontaポイントが貯まる(「au ID」の登録が必要)。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」も便利。「プチ株」は売買手数料が2024年5月末まで全額キャッシュバックのうえ、6月以降は無料化の予定。新NISA口座の開設者は特定口座での現物株式の取引手数料が最大5%割引になる「NISA割」がある(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。
【関連記事】
◆【auカブコム証券の特徴とおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率は「1%」とネット証券トップクラス
◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ!
◆【auカブコム証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託は220本と豊富で、現物株の取引手数料が最大5%割引になる特典もあり!
【新NISAおすすめ比較】auカブコム証券の公式サイトはこちら
■SMBC日興証券⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
149本 137〜2200円
(約定代金による)
529本
【SMBC日興証券の新NISA口座のおすすめポイント】
2023年11月から投資信託情報サービス「日興の投信NISA」を開始。数多くの投資信託のなかからおすすめの21本に絞り込んでいるうえ、「なにごともバランスが大事よ」「私は世界の成長にかける」といったタイプごとに5〜6銘柄をピックアップしてくれるので、自分好みのNISA対応ファンドを選ぶ助けになる。SMBC日興証券では一部の投資信託で買付手数料が必要となるが、積立購入(投信つみたてプラン)の場合は全銘柄で買付手数料が原則無料となるので、上手に活用したい。
また、外国株式は、オンライントレードでは取引できないので注意しよう。単元未満株取引「キンカブ」は「100円以上、100円単位」の金額指定で株が買えるのがメリットで、dポイントでも株式投資ができる。「キンカブ」は売買手数料は無料だが、別途0.5〜1.0%のスプレッドが発生するので注意しよう。
【関連記事】
◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ!
◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と、多くの割当が期待できる主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
【新NISAおすすめ比較】SMBC日興証券の公式サイトはこちら
岡三オンライン⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
91本 実質無料 332本
【岡三オンラインの新NISA口座のおすすめポイント】
2024年1月4日以降、新NISA口座では、日本株の売買手数料が全額キャッシュバックされ、実質無料に(上限なし)。投資信託は従来から購入手数料が無料となる「ZEROファンドプログラム」を行っているため、一括購入、積立買付とも手数料が無料だ。投信積立については、1銘柄あたり毎月100円から。低コストの人気ファンドを数多く取りそろえている。ファンド選びに迷った場合は、各自のリスク許容度に合わせた銘柄と投資割合を提案する「投信ロボ」が心強い。また、投資信託の平均保有残高が1000万円以上(プラチナ)、3000万円以上(プレミアゼロ)の場合は、信用取引の手数料が優遇されたり、IPOの当選確率がアップするサービスも提供している。単元未満株の取引も可能で取扱銘柄数も多いが、売買手数料は約定代金2万円まで220円、3万円まで330円、10万円まで660円(すべて税込)などだ。
【関連記事】
◆【証券会社比較】岡三オンラインの「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介!
◆「IPO(新規上場)が当選しやすくなる」証券会社の選び方を伝授! 優先すべきは、当選するまで資金が不要な岡三オンライン証券、野村證券などの4社だ!
【新NISAおすすめ比較】岡三オンラインの公式サイトはこちら
■GMOクリック証券⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
36本 無料 94本
【GMOクリック証券の新NISA口座のおすすめポイント】
新NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。「100円」から積立が可能なのも魅力。GMOクリック証券は、ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。新NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、新NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ!
【関連記事】
◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長
◆GMOクリック証券の株アプリ/株roid / iClick株を徹底研究!適時開示情報やアナリストレポートも過去90日分が読める!
【新NISAおすすめ比較】GMOクリック証券の公式サイトはこちら
■ウェルスナビ(WealthNavi)
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
ETF ETF
サービス手数料:
資産残高の0.693〜0.733%(年率・税込)※
【ウェルスナビ(WealthNavi)の新NISA口座のおすすめポイント】
​​
国内外のETFに分散投資をするロボアドバイザー「ウェルスナビ」はNISA口座にも対応。5つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案し、毎月自動的に積立投資をしてくれるので、初心者でも簡単に効率的な運用を実行できる。2024年からの新NISAなら、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で資産を購入することで最大で年360万円まで投資可能! 運用コストとしては、一般的な証券会社のような売買手数料ではなく、資産残高に対して決まった割合のサービス利用料を負担する形なので要注意。

※ NISA口座に自動積立だけで入金した場合で試算した手数料。リスク許容度(ポートフォリオ)により異なる。また、各商品の値動きによりポートフォリオのバランスが崩れた場合は、手数料が表記の範囲を超えて変動する可能性がある。
【関連記事】
◆【2023年最新版】「ロボアドバイザー」の機能や利用料、特徴を比較!証券会社のサービスから独立系業者まで紹介
【新NISAおすすめ比較】ウェルスナビ(WealthNavi)の公式サイトはこちら
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。※1 年会費無料のクレジットカードの場合。※2 1約定ごとプランで約定金額240万円までの売買手数料。

【ザイ・オンライン×松井証券】タイアップ企画!
新規口座開設+取引で、株の売買手数料を
最大1万円キャッシュバック!⇒ 関連記事はこちら

ザイ・オンラインおすすめのネット証券会社!松井証券の公式サイトはこちら


新NISAおすすめ比較「手数料」「取扱銘柄数」を比較して、おすすめ証券会社を解説!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
マネックス証券の公式サイトはこちら 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
SBI証券の公式サイトはこちら! 【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

配当&株価が10倍株!
NISA投信グランプリ
ふるさと納税

6月号4月19日発売
定価780円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[配当&株価が10倍になる株!]
◎第1特集
配当&株価が10倍になる株!
10年持ちっぱなしで「配当が10倍」になる株や「株価10倍」になる大型優良株を発掘
・誰もが知ってる大型株・優良株で実現
・新興国に進出/AI・半導体/
高齢化・人手不足/環境・EV
・番外編:1年で株価2倍になる株


◎第2特集
ダイヤモンド・ザイ
NISA投信グランプリ2024

2回を迎える、投資信託のアワードを発表!
NISAの投信選びや保有投信のチェックに最適

・NISAで運用できる投資信託のみが対象
・個人投資家が選びやすいよう、本数は30本のみ!
・個人投資家がわかりやすい部門で表彰


◎第3特集
ふるさと納税 日本3大グルメ&生産地
返礼品60 

日本3大和牛、3大地鶏、といったブランド食品や、日本3景、3名泉のベストグルメ、大注目の魚介、フルーツの3大産地の返礼品などを紹介

◎第4特集
FXで1億円!
年億稼ぐトレーダーの「神トレ」大公開!

ドル/円が34年ぶりの安値更新など、活況の為替市場。
FX界隈では、1年で「億」を稼ぐ「年億」の個人投資家が続々誕生しています。その手法を、わかりやすくお届け


◎【別冊付録】

いつまでたっても始められない人に贈る
新NISA「超ラク」スタートBOOK
完ペキさを求めてなかなか始められないより、「ラク」に「早く」始めたほうが、結果的にオトク
なかなか始められない人向け、ぐうたら指南書


◆出遅れJリートに投資チャンス! 利回り4~5%台投資判断&オススメJリート 
◆おカネの本音:渋澤 健さん
◆10倍株を探せ! IPO株研究所
◆マンガ恋する株式相場「コンビニがGAFAの一角に!?」
◆マンガ「昭和のボロ空き家はそのまま貸せばいい!?」
◆人気毎月分配型投信100本の「分配金」速報データ!


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!



「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2023】 クレジットカードの専門家が選んだ 2023年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報