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メタが運営する新SNS「スレッズ」の利用者が、
サービス開始後わずか5日後には世界で1億人を突破!
フェイスブック(Facebook)を運営する米国のメタ・プラットフォームズ(META)は、日本時間の7月6日、ツイッター(Twitter)の対抗サービスとなる「スレッズ(Threads)」をリリースしました。スレッズはテキストメインの会話型SNSアプリで、登録にはメタ・プラットフォームズが運営するインスタグラム(Instagram)のアカウントが必要です。私は、これまでインスタグラムは使っていませんでしたが、スレッズを利用するため、新たにアカウントを作成しました。
スレッズを使ってみると、すでに著名人の書き込みが目立っていました。メタ・プラットフォームズによると、アプリの配信開始5日後の7月11日までに、スレッズの利用者数が世界で1億人を超えたとのことです。また、調査会社によると、ツイッターの利用者は先進国が中心なのに対し、スレッズの利用者はインド、米国、ブラジルの順に多いようです。今や中国を抜いて大きな経済成長が見込まれるインドでの利用が多いこともあり、スレッズを利用した企業戦略の動きが今後活発化してくることが見込まれます。
メタ・プラットフォームズの株価を見ても、2022年11月以降、上昇トレンドが継続しており、投資家がスレッズを含めた同社の今後の成長に大きな期待をしていることがわかります。
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SNSの収益構造を支える「広告モデル」のなかで、
「動画広告」に対するニーズが急速に増加中!
フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSの事業を支えているのは広告収入ですが、なかでも今、最も勢いがあるのは動画広告です。実際、広告市場では、SNSにおける動画利用が増えているようです。
そこで今回は、スレッズのリリースによって注目を集めている「SNS」関連銘柄のなかでも、特に成長が期待できるテーマとして「動画広告」にフォーカスしました。銘柄選定においては、「動画広告」関連の事業を展開する企業のなかから、「株価が上昇トレンドにあって順張りで狙える銘柄」と、「現在は調整中だが底入れが見込まれ、リバウンドが狙える銘柄」をピックアップしました。
【Kaizen Platform(4170)】
5月16日に年初来安値を更新後、リバウンドが継続
Kaizen Platform(4170)は、顧客の体験(UX:ユーザーエクスペリエンス)を向上させる事業を展開しており、Webサイト改善、営業資料の動画化やDXプロジェクトの立ち上げ、動画広告クリエイティブの制作・改善などを手掛けています。足元の業績は、2023年12月期・第1四半期の売上高が前年同期比45.3%増の10億8200万円、営業損益が3300万円の赤字(前年同期は4400万円の黒字)でした。株価は、決算内容が嫌気され、5月16日に310円まで売られて年初来安値を更新しましたが、その後は緩やかなリバウンドが続いています。このまま75日移動平均線を突破してくるようだと、上昇トレンド強まりそうです。
⇒Kaizen Platform(4170)の最新の株価はこちら!
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【セプテーニ・ホールディングス(4293)】
TVerの「最優秀セールス賞」を2年連続で受賞
セプテーニ・ホールディングス(4293)は、電通グループの一員として主にインターネット広告事業を手がけており、TVer広告をはじめとした動画広告を通して企業のマーケティング活動を支援しています。3月にはTVerの「TVer Sales Awards 2022」において2年連続で最優秀セールス賞「Gold Partner」を受賞しました。株価は、6月末から強いリバウンドが続き、7月10日には一時440円まで買われました。52週移動平均線の突破でシグナルが好転したので、さらなる株価上昇に期待したいところです。
⇒セプテーニ・ホールディングス(4293)の最新の株価はこちら!
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【ファインズ(5125)】
アイドマ・ホールディングスなどとの業務提携によるシナジーに期待
ファインズ(5125)は、動画を中心にマーケティングDXを推進しています。6月末にはアイドマ・ホールディングス(7373)、No.1(3562)とそれぞれ業務提携を実施。中小企業におけるマーケティングDXにおいて動画のニーズは非常に高まっており、同分野を拡大させるうえで、業務提携によるシナジーが期待されます。株価は5月半ばに急落後、ボトム圏での推移が継続しており、7月14日には一時944円まで売られました。その後のリバウンドで4ケタ(1000円台)を回復してきたので、25日移動平均線の突破からの一段のリバウンドが期待できます。
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【ANYCOLOR(5032)】
VTuberを活用した企業広告やイベント告知などのニーズが増加
ANYCOLOR(5032)は、VTuber/バーチャルライバープロジェクト「にじさんじプロジェクト」などを運営しています。アニメキャラクター要素とYouTuber要素を併せ持つVTuberを活用した企業広告やイベント告知などのニーズが増加しており、コンテンツ供給量は今後も増えることが見込まれます。足元の業績は、2023年4月期の売上高が前期比78.9%増の253.41億円、営業利益が同124.5%増の94.10億円でした。株価は、6月21日につけた高値8920円をピークに調整を見せていましたが、直近で25日移動平均線が下値支持線として機能しており、リバウンド狙いの銘柄として要注目です。
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【カバー(5253)】
VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営
カバー(5253)は、VTuber事務所「ホロライブプロダクション」の運営のほか、VTuberコンテンツのメディアミックスによる横展開やメタバースへの拡張など、多様な展開を進めています。SNSでの拡散力やリーチ数、ツイッターのトレンド1位の実績などに強みを持ちまず。株価は、6月20日に3170円まで買われた後は過熱感を冷ます調整を見せていますが、足元で2500円辺りでの底堅さが見られており、ここからのリバウンドが期待できます。
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【ブリーチ(9162)】
初期費用を受け取らず、成功報酬のみのビジネスモデルを展開
ブリーチ(9162)は、初期費用を一切受領せず、自ら費用負担する形でマーケティング施策を実行し、実際に効果が出た後にレベニューシェアを受領するユニークなビジネスモデルを展開。予算を確保しにくい中堅・中小の企業などをターゲットに、市場規模が伸びている動画広告の活用を推進しています。7月5日にIPO(新規上場)したばかりで、株価は上場初日につけた高値1658円をピークに調整が続いています。現在は1000円割れが意識されており、いったんは押し目狙いのスタンスになるでしょう。
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以上、今回はスレッズの成長が追い風となるであろう「動画広告」関連銘柄を発掘しました。
スレッズがツイッターに追いつくか、あるいはツイッターを大きく抜いて独り勝ちするか、現時点ではわかりませんが、インドのシェアが最多となっているなど利用者の住み分けがある程度されていることからも、成長期待は高まりやすいでしょう。
なお、SNSマーケティング支援のラバブルマーケティンググループ(9254)は、7月6日に子会社のコムニコとジンワがスレッズ活用支援サービスの提供を開始したことを発表し、株価が急伸する場面が見られました。その後、株価が乱高下したことで今回の選定銘柄には入れませんでしたが、今後の動向に注意したいところです。
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