IPO株の銘柄分析&予想

「GRCS(ジーアールシーエス)」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の企業向けセキュリティ製品販売企業との比較や予想まで解説![2021年11月26日 情報更新]

2021年10月14日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 GRCS(ジーアールシーエス)
市場・コード/業種 東証マザーズ・9250/サービス業
上場日 11月18日
申込期間(BB期間) 11月1日~11月8日
おすすめ証券会社 野村證券SBI証券岩井コスモ証券楽天証券LINE証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 5400円(+50.00%)
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GRCSが11月18日にIPO(新規上場)!

「GRCS」の公式サイトより

 GRCSは、2021年10月14日、東京証券取引所に上場承認され、2021年11月18日にIPO(新規上場)することが決定した。

 GRCSは2005年3月1日に設立された。G:ガバナンス、R:リスク、C:コンプライアンス及びS:セキュリティの視点に着目し、外部環境の変化に伴う企業課題を解決する事業を展開している。現在では主としてセキュリティ領域で展開している。

 また、今後は全社的リスク、外部委託先、プライバシー保護などの領域での深耕を行う予定で、リスク管理、規制/ポリシー管理、内部監査、インシデント管理などの業務に対して専用ツールを導入することで、情報管理の効率化を図り全社横断的な把握・管理を実現している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

GRCSのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 10月28
ブックビルディング(抽選申込)期間 11月1日~11月8日
公開価格決定 11月9日
購入申込期間 11月10日~11月15日
払込日 11月17日
上場日 11月18日

GRCSのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2021年11月1日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
野村證券(主幹事証券) 91.4
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
1.7
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短3日後に取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
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LINE証券
[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券 4.3  
あかつき証券 0.9%  

GRCSのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 3270
仮条件
[予想PER(※2)
3270~3600円
29.5倍~32.5倍]
公募価格 3600円
初値 5400円
初値騰落率 +50.00%
予想トレーディングレンジ(※3) 3500~6000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2021年10月27日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 45.5倍
NRI<4307> 37.5倍(連)
シグマクシスH<6088> 37.2倍(連)
ベイカレント<6532> 61.7倍

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

GRCSの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 130万9000株(予定)
公開株式数 公募15万株  売出17万6000株
(オーバーアロットメントによる売出4万8900株)
想定公開規模(※1) 12.3億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

GRCSは企業リスク管理製品・コンサル

 企業リスク管理プロダクトの開発・導入・販売、セキュリティ分野に関する各種コンサルティング及びプロダクト導入・販売を行う。G:ガバナンス、R:リスク、C:コンプライアンス(GRC)及びS:セキュリティの視点に着目。現在は主にセキュリティ領域で展開しているが、今後は全社的リスク、外部委託先、プライバシー保護などの領域での深耕を行う。

 業績成長率の高い企業向けの専門コンサルティング会社は株式市場で高い評価を得ており、IPOにおいてもまずまず人気の高い分野と言える。想定価格のPER水準に過大感は感じられず、公開規模に荷もたれ感はない。ただ、ベンチャーキャピタル保有株が上場後も一定程度残り、公開価格の1.5倍以上でロックアップ解除される。

 公開規模については10億円台前半となる見込み。11月中旬もIPOスケジュールは緩やかで、同時上場する企業はない。

◆「GRCS」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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GRCSの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2017/11 694
(―)
▲ 96
(―)
▲ 97
(―)
2018/11 770
(11.0%)
▲ 161
▲ 161
2019/11 1,101
(42.9%)
▲ 70
▲ 70
2020/11 1,431
(30.0%)
22
46
2021/11予 1,742
(21.7%)
102
353.8%
145
212.5%
2021/8 3Q 1,277
(―)
91
(―)
101
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:110.77円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

GRCSの業績コメント

 2021年11月期の業績は、売上高が前期比21.7%増の17.4億円、経常利益が同353.8%増の1.0億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社が属する事業環境においては、サイバー攻撃による不正アクセスやマルウェア感染等の被害やガバナンス体制の不足による企業不祥事の発生、継続する緊急事態宣言に伴うテレワーク環境の整備等、GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)及びセキュリティ領域に関する対応が、引き続き必要となる状況にある。

 このような環境のなか、事業拡大のため、ソリューション及びプロダクトの連携を強化し、ワンストップで提供可能な体制を構築することでサービスの拡大に努め、クロスセル、アップセルによる収益拡大を図っている。また、顧客ニーズのタイムリーな把握とそれに対する提案の一連のサイクルが機能し、既存顧客へのアップセルが奏功した。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高12.7億円で73.3%、経常利益0.9億円で89.2%となっている。

GRCSの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都千代田区五番町 1 番 9 号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 佐々木 慈和(昭和51年9月5日生)
設立 平成17年3月1日
資本金 5000万円(令和3年10月14日現在)
従業員数 新規上場会社121人 連結会社―人(令和3年9月30日現在)
事業内容 企業リスク管理プロダクトの開発・導入・販売
セキュリティ分野に関する各種コンサルティング及びプロダクト導入・販売
■売上高構成比率(2020/11期 実績)
品目 金額 比率
GRCソリューション事業 1,431 百万円 100.0%
合計 1,431 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 合同会社Trojans 45万株 38.83%
2 ニッセイ・キャピタル 7号投資事業有限責任組合 19万株 16.39%
3 佐々木 慈和 11万9000株 10.27%
4 塚本 拓也 8万株 6.90%
5 岩手新事業創造ファンド1号投資事業有限責任組合 6万6000株 5.69
6 板倉 聡 6万株 5.18%
7 田中 郁恵 4万株 3.45%
8 ひまわりG4号投資事業有限責任組合 3万6000株 3.11%
9 イノベーション・エンジン産業創出投資事業有限責任組合 2万5000株 2.16%
10 稲津 暢 2万株 1.73%
合計   108万6000株 93.70%
■その他情報
手取金の使途 運転資金として(1)専門人材等の採用関連費用、(2)システム関連費用及び(3)マーケティング費用、借入金返済資金として(4)金融機関からの借入金の返済に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2019年11月28日
割当先 イノベーション・エンジン産業創出投資事業有限責任組合、岩手新事業創造ファンド2号投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合
発行価格 2000円
◆「GRCS」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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LINE証券[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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GRCSの銘柄紹介

 同社は、「テクノロジーデシンプルニ」をビジョンに掲げ、テクノロジーを活用して情報管理の効率化を図ることにより、複雑な外部環境から企業を守ることを目指している。近年、様々な社会情勢の変化により、企業を取り巻く外部環境が多様化し、ガバナンスの不備による企業不祥事や情報漏洩等の事件・事故が起こることで新たな規制強化等が行われてきた。

 同社は、G:ガバナンス、R:リスク、C:コンプライアンス(GRC)及びS:セキュリティの視点に着目し、外部環境の変化に伴う企業課題を解決する事業を展開している。現在では主としてセキュリティ領域で展開しているが、今後は全社的リスク、外部委託先、プライバシー保護などの領域での深耕を行う。

 この同社が今後深耕する領域は「GRC」と呼ばれ、欧米では既に認知されている領域であり、リスク管理、規制/ポリシー管理、内部監査、インシデント管理などの業務に対して専用ツールを導入することで、情報管理の効率化を図り全社横断的な把握・管理を実現している。

(1)ソリューション部門

1. GRCソリューション

 GRC領域においては、自社開発プロダクトを含めたGRC関連ツールの設計や構築等の導入支援を行い、全社的リスク、外部委託先、プライバシー保護、セキュリティインシデント等に係る情報管理の効率化を図り、全社横断的な把握・管理を可能にしている。

 具体的な事例としては、グローバルに展開する大手素材メーカーでは、事業展開に伴いリスク情報が増加・多様化しており、膨大なリスクに対する100名近い責任者の評価結果を手作業で集計して、リスクマネジメント委員会へ報告するという全社的リスク管理の運用に課題を抱えていた。集計作業に時間を要し、調査・分析によるPDCA(計画・実行・評価・改善)に費やす時間を確保できない状況だった。

 この課題に対して、同社は、自社開発した全社的リスクマネジメントツールである「Enterprise Risk MT」の導入支援を行い、この導入により顧客企業における各責任者がリスク情報に対する評価結果を直接データ入力することで自動的に可視化され、リスク管理担当者のデータ集計や各部署への連携に要する作業負担を低減することで、リスク分析を行う時間を確保した。プロダクトの導入以降は、リスク管理担当者が調査・分析に多くの時間をかけることができ、全社的リスク管理が形骸化せずPDCAが運用される体制構築を実現した。

2. セキュリティソリューション

 セキュリティ領域においては、多様化するサイバー攻撃、情報漏洩やセキュリティ事故等のリスクから企業を守るため、ITセキュリティの設計、規程・ポリシーの構築、分析・管理・監査・診断等の各種コンサルティングを行っている。また、セキュリティプロダクトの設計・構築等の導入支援やISMS認証等の規格認証の取得支援をあわせて行っている。情報漏洩が社会に与える影響や損害は過去と比べて多大になっており、近年、上場企業及びその子会社が公表した個人情報漏洩・紛失事故事例をみると、2020年の事故件数は前年比19.7%増の103件と7年ぶりに100件を上回っている。また、企業数は前年比33.3%増の88社であり、調査を開始した2012年以降最多となった。

 理由としてはウイルス感染・不正アクセスが最も多く挙げられている。サイバー攻撃の手法も巧妙かつ高度化されているので、同社は新たなテクノロジーを有した海外プロダクトをメインに展開しており、顧客の問題意識からプロダクト選定、プロダクト導入に至るまでを支援している。

(2)プロダクト部門

GRCプロダクト

 前述したように同社が今後深耕する領域は「GRC」と呼ばれ、欧米では既に認知されている領域であり、リスク管理、規制/ポリシー管理、内部監査、インシデント管理などの業務に対して専用ツールを導入することで、情報管理の効率化を図り全社横断的な把握・管理を実現している。この領域に対して同社は自社開発プロダクトまたは他社プロダクトにより、GRCに関わる「運用」課題の解決、個人情報の管理やセキュリティ事故の防止等、GRC及びセキュリティに特化したプロダクトを提供している。

GRCSの投資のポイント

 業績成長率の高い企業向けの専門コンサルティング会社は株式市場で高い評価を得ており、IPOにおいてもまずまず人気の高い分野と言える。想定価格のPER水準に過大感は感じられず、むしろ来期(2022年11月期)業績への期待も相まって上値余地が十分ありそうだ。公開規模に荷もたれ感はなく、直近の同規模のマザーズIPOでは9/22のユミルリンク<4372>や9/30のアスタリスク<6522>が公開価格を7割強上回る初値を付けた。ただ、ベンチャーキャピタル保有株が売出しによる放出後も一定程度残り、公開価格の1.5倍以上でロックアップ解除されるため、これが1つのメドとして意識されそうだ。

⇒ユミルリンク<4372>のIPO情報はこちら!
⇒アスタリスク<6522>のIPO情報はこちら!

 同社は、G:ガバナンス、R:リスク、C:コンプライアンス(GRC)及びS:セキュリティの視点に着目し、外部環境の変化に伴う企業課題を解決する事業を展開している。現在は主にセキュリティ領域で展開しているが、今後は全社的リスク、外部委託先、プライバシー保護などの領域での深耕を行う。この「GRC」と呼ばれる領域は、欧米では既に認知され、リスク管理、規制/ポリシー管理、内部監査、インシデント管理などの業務に専用ツールを導入することで、情報管理の効率化を図り全社横断的な把握・管理を実現している。

 前期実績で売上高の95.0%を占めるソリューション部門ではGRCソリューション(自社開発プロダクトを含めたGRC関連ツールの設計や構築等の導入支援)やセキュリティソリューション(ITセキュリティの設計、規程・ポリシーの構築、分析・管理・監査・診断等の各種コンサルティング)を、同5.0%を占めるプロダクト部門では自社・他社保有のGRC関連ツールを提供。売上高の21.7%がみずほ証券(株)向け。従業員は121名。

 業績面について、2021年11月期は売上高が前期比21.7%増の17.4億円、経常利益が同353.8%増の1.0億円と増収増益の見通しとなっている。事業部門別の売上高は、ソリューション部門が同22.3%増の16.6億円、プロダクト部門が同10.8%増の0.7億円。ソリューション部門では、顧客ニーズのタイムリーな把握とそれに対する提案の一連のサイクルが機能したこともあり、既存取引先へのアップセルが奏功した。コロナ禍で受注停滞や商談遅延もあったが、現在は解消され、需要は大きく損なわれることなく推移しているという。

 想定仮条件水準の今期予想PERは29~30倍程度。ITコンサルティング会社、セキュリティ会社などと比べるとやや割安感があり、妥当な価格設定だろう。

 公開規模については10億円台前半となる見込み。売出しによる放出後のベンチャーキャピタル保有株は17万1000株(上場時発行済株数の13.1%)残り、上場日後90日経過または公開価格の1.5倍以上でロックアップは解除される。ただ、11月中旬もIPOスケジュールは緩やかで、11/18の同時上場企業はない。

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野村證券
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
397万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1367万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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SBI証券の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで第3位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
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◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! 投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
55社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 162万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には55社と全証券会社中で2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
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◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
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マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 268万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
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◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
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◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
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◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
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◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
20社
0社
26社
0社
23社
10%以上:1人1票の平等抽選 178万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
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2024年には23社のIPOの主幹事を務めた
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