最下層からの成り上がり投資術!

9月に開催される「東京ゲームショウ2016」と
「フィンテック・サミット」で人気化必至の
VR関連の5銘柄とフィンテック関連の4銘柄を紹介!

【第229回】 2016年9月6日公開(2017年12月1日更新)
藤井 英敏
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 9月5日(月)の日経平均株価は前週末比111.95円高の1万7037.63円と、5月31日以来、約3カ月ぶりに1万7000円の大台を回復しました。

日経平均株価チャート(日足・1年) *チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより
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 一方、ここにきて、新興市場がようやく活気づく兆候がみえています。確かに、9月5日の東証マザーズ市場の売買代金は975億円と、活況の目安となる1000億円を8月17日から14営業日連続で割り込んでいます。8月に関しては、1000億円を超えたのは8月16日のたった1日だけです。その前を遡ると、7月20日から8月15日まで18営業日連続で1000億円割れでした。つまり、7月20日以降ほぼ1か月半にわたり、東証マザーズ市場は、閑散相場が継続し、流動性が枯渇しています。

「東京ゲームショウ」「プレイステーションVR」で注目を集める
VR関連ゲーム株5銘柄を紹介!

 しかしながら、足元では、VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)関連を中心にゲーム株が人気化しています。

 この背景は、9月15日・16日、幕張メッセで「東京ゲームショウ2016」が開催されることに加え、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアが、「PlayStation VR」を10月13日に発売することで、投資家の関心がVRに集中したためと考えられます。そこで、とりあえず、主な関連株をピックアップしておきましょう。なお。当然のことながら、VR関連銘柄は今回取り上げた銘柄以外にも多数あります。

カヤック(3904)は、8月24日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)と一緒に、VR体験向上チャレンジとして、今後VR体験を拡張するコンテンツ開発に取り組んでいくことを発表しています。今後同社は従来以上に、VR事業に注力し、SIEとの「PlayStation VR」開発の進捗については随時公表するそうです。

⇒カヤック(3904)の最新株価はこちら

CRI・ミドルウエア(3698)は、「東京ゲームショウ2016」に出展します。ブース内容は、ゲーム・アプリ・VRで、高度な演出を実現する映像・音声ソリューション群「CRIWARE」を紹介します。酔わないVRを実現する4K60fpsの高品質VRムービー再生技術、VRでリアルかつ臨場感あふれるサウンド演出を実現する立体音響技術、新たなユーザー体験をスマホゲームにもたらす触覚ミドルウェア、2D/3Dグラフィックスミドルウェア「AcroArts」などです。

⇒CRI・ミドルウエア(3698)の最新株価はこちら

イード(6038)は、VRに関するサービスの第一弾として、株式会社シータ(本社:東京都中野区)と業務提携を行い、アイドルの実写映像に特化した高品質なVR映像配信プラットフォーム「EINYME(エイニーミー)」を、7月14日公開しました。

⇒イード(6038)の最新株価はこちら

シリコンスタジオ(3907)は、6月22日から24日にかけて開催された『第24回 3D&バーチャルリアリティ展』および6月29日から7月1日にかけて開催された『第2回 先端コンテンツ技術展』に出展し、同社が取り組むHDR技術のデモおよびVR技術のデモを中心に、同社が持つ3DCG技術に関する展示を行いました。

⇒シリコンスタジオ(3907)の最新株価はこちら

 そして、ショーケース・ティービー(3909)は、スマートデバイスを活用したARおよびVRエンジンとプラットフォームを開発・提供する英国のKudan Limitedと業務提携を行い、Kudan Limitedの優れた画像認識技術・映像融合技術を活用した新商品開発のための企画及び研究開発を実施します。

⇒ショーケース・ティービー(3909)の最新株価はこちら

9月にフィンテック・サミットが開催
フィンテック関連の4銘柄を紹介!

 ところで、VR関連と並び、9月相場で市場の関心が高まりそうなのが、フィンテック関連です。

 なぜなら、9月20~21日、金融庁と日本経済新聞社は、フィンテックが持つ可能性と潜在力を世界に発信し、新たな経済成長の原動力となるベンチャーエコシステムの創出を目指すグローバルなプラットフォーム・イベント「FinSum:Fintech Summit」を開催するからです。私はVR同様、このイベントを控え、投資家のフィンテックへの関心が高まることを予想します。そこで、こちらのテーマの主な関連銘柄をピックアップしておきましょう。

メタップス(6172)は、お金の流れを予測する人工知能「Laplace(ラプラス)」の研究開発プロジェクトを開始しました。同社のアプリ分析ツール「Metaps Analytics」や、決済プラットフォーム「SPIKE(スパイク)」などのサービスの提供を通して得られるデータと、世の中に溢れるオープンデータを機械に学習させることで、お金の流れを予測する人工知能「Laplace(ラプラス)」の研究開発プロジェクトに積極的に投資を実施するということです。

⇒メタップス(6172)の最新株価はこちら

インフォマート(2492)は、「BtoBプラットフォーム」で19年間培った電子商取引におけるIT技術・ノウハウを活用し、FinTech分野に参入しました。なお、同社は、今年8月8日付で、新規事業としての中小企業向けの融資事業を開始する、リクルートホールディングス(6098)との間で、協業検討開始に関する基本合意書を締結しました。

⇒インフォマート(2492)の最新株価はこちら

ASJ(2351)は、ジャックス(8584)グループのジャックス・ペイメント・ソリューションズ株式会社とフィンテックに関するビジネス領域の拡大を目的として、後払い決済サービスに関する契約を締結、2016年10月3日(予定)より、後払い決済サービス「アトディーネ」の提供を開始します。

⇒ASJ(2351)の最新株価はこちら

 そして、AWSホールディングス(3937)は、フィンテック関連で金融業からのシステム開発の受注が増えています。同社はフィリピンで採用した人材を活用し、主に日本企業向けにシステム開発を行っています。「金融領域」においては、国内の金融機関や国内外の大手電機メーカーの金融系案件を中心に、金融分野に精通した業務アプリケーションの開発や、金融システムのASEAN諸国や英語圏への海外展開を支援しています。

⇒AWSホールディングス(3937)の最新株価はこちら

 新興市場が徐々に活気づいているため、信用取引を活用するようなアクティブ個人の相場の体感温度は少しずつ上昇する可能性が出たとみています。ただし、4月~5月のような活況相場には程遠い状況です。引き続き、「飛び乗り飛び降り」「押し目買い噴き値売り」「回転商い」を基本に、小さな利食いをコツコツ積み上げる戦略を推奨します。それでも、足元の相場は8月よりは儲けやすい環境に変化したと感じています。

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