最下層からの成り上がり投資術!
2017年10月31日 藤井 英敏

日経平均株価が上昇を続ける原動力は外国人投資家!
年内一杯は「上がり易く下がり難い」状態が続く中、
米系の大手資産運用会社が買っている銘柄を狙え!

 日米共に非常に強い相場が続いています。

 米国では、10月30日に反落したものの、27日のナスダック総合株価指数が過去最高値を更新しました。主力のアルファベット(GOOG)アマゾン・ドット・コム(AMZN)が、上場来高値を更新したことなどが寄与した結果です。また、NYダウも30日は反落したものの、前週末27日まで7週連続で上昇しました。

■ナスダック総合株価指数チャート/日足・6カ月
ナスダック総合株価指数チャートナスダック総合株価指数チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 一方、日本では、10月30日の日経平均株価が前週末比3.22円高の2万2011.67円と、1996年7月5日以来、21年3カ月ぶりに高値を付けました。30日は、日銀がおよそ1カ月ぶりにETFを購入したことが押し上げ要因になりました。ちなみに、日銀は前週末27日まで、19営業日連続でETFの購入を見送っていました。久々の買い出動でした。

■日経平均株価チャート/日足・6カ月
日経平均株価チャート/日足・6カ月日経平均株価チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

日経平均株価がこれだけ上がっても
それほど儲かっていない個人投資家が多い?

 日本株上昇の原動力は、やはり外国人です。投資主体別売買動向では、10月第3週(16~20日)の外国人の現物の買い越し額は4452億円でした。4週連続の買い越しです。4週間の累計の買越額は約1兆7800億円でした。

 一方、10月第3週の個人は、4955億円売り越しました。売り越しは6週連続です。順張り買いの外国人が、逆張り売りの個人の売り物をバクバク食べている様子が窺えます。

 市場関係者へのヒアリングベースでは、やはり、売り一辺倒の個人はそれほど儲かっていないそうです。今から考えれば相当安い水準で持ち株を売却し、その後、買うチャンスを逸した個人が相当いるようです。つまり、今の相場上昇を、指を咥えてみているだけという感じなのでしょう。

 また、イナゴ好みの小型材料株で痛い目にあっている個人も多いそうです。この手のイナゴ銘柄は指数との連動性は非常に低いので、「日経平均上がれど、我が持ち株上がらず」という状況と推察されます。

 なお、高値警戒感から個人が日本株を買わないため、対面の証券マンは米国株を一生懸命売買させているそうです。不思議なことに、一部個人は、日本株は買わないのに米国株は買うとのことです。

 多くの場合、米国株は店頭取引で行うため、手数料が非常に高いとのことです。売りの手数料(1.5%)、買いの手数料(2.25%)の合計3.75%に加え、為替手数料として、1ドルあたり50銭取るため、概ね4%の手数料が発生するそうです。例えば、1000万円の売り買いで40万円の手数料が発生します。これほどの高率の手数料率は、証券マンからすれば、「これをやったらやめられない」くらい美味しい商いでしょう。

年内一杯は「上がり易く、下がり難い」状態
フィデリティやブラックロックを参考に銘柄を探せ

 今後の日本株ですが、「上がり易く下がり難い」状況が少なくとも年内一杯続くとみています。下がれば日銀がETFを買うでしょう。また、下がれば売り方の買い戻しが入るでしょう。そして、下がれば個人の逆張り的な買いが入るでしょう。

 こんな需給関係のため、下値は相当堅いと考えます。「下がらないのなら、上がる」のが相場の常です。想定外の外部環境の悪化や、国内発の腰を抜かすような悪材料が飛び出さない限り、相場急落はないでしょう。

 また、買い手は外国人、売り手は個人中心に国内勢という構図は続く見通しです。このため、物色については外国人の買いが見込める銘柄を狙うべきです。

 外国人投資家はROEなどの投資指標の絶対的な水準よりも、ROEの変化率や、M&Aなどによる事業構造の変化を高く評価する傾向があるとされています。つまり、変化率に着目して銘柄を選定しましょう。

 なお、自分で探すのが難しいのなら、米運用大手フィデリティ投信や、米資産運用大手ブラックロックなどの大量保有報告書で新規取得、買い増しが明らかになった銘柄を参考にすればよいでしょう。

 そして、買う銘柄を決めたら、テクニカル的に「強い」銘柄だけを買いましょう。

 具体的には、年初来高値、上場来高値を更新している好需給の銘柄が最高です。また、25日移動平均線が上向きで、株価が25日移動平均線を上回っている銘柄だけを保有しましょう。そして、意に反して25日移動平均線を下回ったら「ロスカット」しましょう。

日経平均株価の天井は
チャートパターンから判断できる

 あなたが、高値警戒感から買うに買えず、今の上昇相場に乗り損ねているのなら、阿波踊りの「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」ではありませんが、割り切って、「買わなきゃ損々」と考え直すべきです。正直、ここまでの強力な上昇相場はなかなかお目にかかれません。天井を確認するまでは、マジで乗らなきゃ損だと思います。

 天井については、天井形成時の典型的なチャートパターンを参考にすればよいでしょう。

 具体的には、三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)、2点天井(ダブルトップ)、ソーサートップです。いずれの場合も「ネックライン」を割れたら天井確認です。逆にいえば、これら典型的なチャートが形成され、「ネックライン」を割れるまでは「強気」維持でいくべきです。

上昇トレンドを描く今の相場で
空売りをするのは無謀

 また、当コラムでたびたび指摘していますが、腕に覚えがある投資家以外は、空売りをするべきではありません。空売りは利益限定・損失無限のポジションです。株式投資で成り上がりたいのなら、やはり、利益無限・損失限定の買いで勝負するべきです。

 もちろん、相場が上昇してくると、高値で空売りしてやろうという気になることは理解できます。しかし、相場全体が上向きの時に、トレンドに向かって空売りするのは非常に危険です。投資をするのなら、トレンドに乗りましょう。

 つまり、(私はお勧めしませんが)どうしても空売りをしたいのから、相場全体のトレンドが下向きで、且つ、当該銘柄のチャートが崩れている銘柄を空売りしましょう。

 現在は、相場全体のトレンドが上向きです。よって、チャートが良好な銘柄の押し目買いを励行するべきだと思います。

【今週のピックアップ記事!】
【2017年 最新版】今すぐ株を買いたい人必見!たった1日で口座開設できるネット証券はここだ!
2018年に株価2倍になる注目テーマ株は「デフレ」と「新興国」!「デフレ」で好調続く「サイゼリヤ」、売上の4割がアジアの「ヨネックス」で株価2倍を狙え