来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(8/24~8/28)の日経平均株価の予想レンジは6万3000~6万8000円! 8/26のエヌビディア決算のほか、米国の“最重要インフレ指標”の発表にも注目!

2026年8月21日公開
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、イラン情勢の先行き不透明感や
米国の長期金利の変動により、1週間で約2700円下落!

 今週(8月17〜21日)の日経平均株価は、中東情勢の不透明感や長期金利の変動を背景に値動き荒い展開となり、最終的に先週末と比べて2697.44円(3.93%)安い6万6016.36円で終えました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 週明け8月17日はキオクシアホールディングス(285A)東京エレクトロン(8035)などAI・半導体関連株を中心に買いが入り、日経平均株価は5日続伸し、1カ月半ぶりに6万9000円台を回復しました。

 しかし、米国時間の8月17日、トランプ大統領が記者団に対して「米国はイランとの覚書の延長を求めていない」と述べたことで、中東情勢の先行き不透明感が改めて意識されると原油相場や長期金利が上昇。この流れを受けて8月18日はAI・半導体関連株などに売りが膨らみ、日経平均株価は前日比1759円安の6万7500円を割り込みました。

 さらにトランプ大統領は米国時間の8月18日、自身のSNSで「イランとの間で進行中、または予定される協議や対話は一切ない」と投稿しました。イラン側も強硬姿勢を示し、中東リスクが高まったことが重しとなり、翌19日の日経平均株価は前日比2134円安の6万5300円台まで売られました。

 米国時間の19日、米財務省が米国債の買い入れ(バイバック)の上限額を引き上げると発表したことで、米国の長期金利が低下。これが好感され、翌20日の日経平均株価は上昇し、6万6000円台を回復しました。

 しかし、米国時間の20日、米国の長期金利が再び上昇。これを受けて21日の日経平均株価は一時6万5200円台まで下げる場面もあったものの、最終的には前日比200.43円安の6万6016.36円で引けています。

来週の日経平均株価は、引き続き不安定な相場展開に!
エヌビディアの決算や米個人消費支出、ジャクソンホール会議に注目

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 6万3000 ~ 6万8000円

 
 来週(8月24〜28日)の日経平均株価は、引き続き長期金利や中東情勢をにらみながらの不安定な相場展開になりそうです。

 ただし、今週の日経平均株価は週初の6万9000円台から6万5000円台まで大きく調整するなか、25日移動平均線水準での底堅さが意識されています。また、週半ばに急落したキオクシアホールディングスなどのAI・半導体関連株についても、週後半は値動きの荒い展開となりながらも底堅さが見られます

 8月26日には米国でエヌビディア(NVDA)の決算発表が予定されているので、改めてAI事業の成長が確認されるようだと、関連銘柄にリバウンド狙いの資金が流入する可能性があります。

 また、来週は8月26日に7月の米個人消費支出(PCEデフレーター)の発表を控えています。FRB(米連邦準備理事会)が金融政策を決定するうえで「最も重視するインフレ指標」のひとつであるため、要チェックです。また、27〜29日には、米国のカンザスシティ連銀が主催する経済シンポジウム、ジャクソンホール会議が予定されています。これらの結果を受けた長期金利の動向が注目されます。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが+58.44%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップはアーキテクツ・スタジオ・ジャパン(6085)でした。業績不安から調整が続いていましたが、足元のリバウンドで100円を回復したことで、さらなり自律反発を狙った買いが入ったようです。

 値上がり率2位のハイパー(3054)は、8月18日に株主優待制度を再開すると発表したことが材料視され、値幅取り狙いの資金も流入しました。
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ハイパー、株主優待を再開し、配当+優待利回り=7%超になって33%超も株価急騰! 12月末に300株保有で5000円分の「デジタルギフト」がもらえることに!

 値上がり率3位のTORICO(7138)は、「日本No.1のイーサリアム運用会社へ」を掲げ、暗号資産投資事業を進めていますが、8月19日、米国のトランプ大統領が暗号資産関連法案の早期可決を議会に強く要請したと伝わったことで主要暗号資産が急騰。TRICOも暗号資産関連銘柄として買いが集まり、8月21日にはストップ高まで買われました。

 一方、今週の値下がり率ランキングの1位は昭和ホールディングス(5103)。上場廃止日が8月25日に迫るなか、換金売りが続きました。

 値下がり率2位のテラプローブ(6627)は半導体の検査工程を受託しており、足元での半導体株の不安定な値動きが下落につながったと見られます。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +58.44 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(東G・6085)
2 +54.17 ハイパー(東S・3054)
3 +53.17 TORICO(東G・7138)
4 +52.17 Def consulting(東G・4833)
5 +48.18 ANAPホールディングス(東S・3189)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −80.00 昭和ホールディングス(東S・5103)
2 −23.36 テラプローブ(東S・6627)
3 −22.00 アンジェス(東G・4563)
4 −21.90 ジーニー(東G・6562)
5 −21.32 日機装(東P・6376)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 1,735,642,100 ランド(東S・8918)
2 1,205,517,000 NTT(東P・9432)
3 1,042,593,800 オンコセラピー・サイエンス(東G・4564)
4 348,963,000 ソフトバンク(東P・9434)
5 330,497,700 フジクラ(東P・5803)

【来週の主要イベント】
米国の個人所得とPCEデフレーター、ミシガン大消費者態度、
ジャクソンホール会議、エヌビディアやセールスフォースの決算に注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<8月24日(月)>
◆決算:セムテック(SMTC)

<8月25日(火)>
◆6月景気先行指数/一致指数改定値
◆独4-6月期国内総生産(GDP)改定値
◆独8月IFO企業景況感指数
◆米6月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米8月リッチモンド連銀製造業指数
◆米8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 
◆決算:ズーム・コミュニケーションズ(ZM)

<8月26日(水)>
◆7月企業向けサービス価格指数
米7月個人所得
米7月個人消費支出(PCEデフレーター)
◆米7月耐久財受注
◆米4-6月期四半期実質国内総生産(GDP)改定値
◆決算:エヌビディア(NVDA)セールスフォース(CRM)

<8月27日(木)>
◆決算:ダイドーグループホールディングス(2590)
◆米9月GFK消費者信頼感調査
◆米7月卸売在庫
◆決算:ギャップ(GAP)マーベル・テクノロジー・グループ(MRVL)
ジャクソンホール会議(~29日まで)

<8月28日(金)>
◆決算:アイダエンジニアリング(6118)
◆8月東京都区部消費者物価指数(CPI)
◆7月失業率
◆独8月失業率
◆米8月シカゴ購買部協会景気指数
米8月ミシガン大学消費者態度指数 確報値

【来週の注目銘柄】
「明治ホールディングス」「アシックス」
「ユー・エス・エス」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

明治ホールディングス(2026年8月21日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
食料品 東P・2269 4351円 18.8倍 1.52倍
食品と医薬品を融合した新事業への期待が高まる
粉ミルク、牛乳・乳製品、菓子、スポーツ栄養食品、流動食などの食品と、抗菌薬や中枢神経系疾患領域の医薬品、ジェネリック医薬品をグローバルに展開しています。ヨーグルト、チョコレート、プロテインの3分野で国内トップクラスのシェアを誇ります。2027年3月期・第1四半期の業績は、注射用抗菌薬やワクチンの販売が大きく伸びたほか、食品部門では価格改定が原材料高を吸収して順調な進捗となりました。食品と医薬品を融合した新事業を開始することを表明しており、そこへの期待も高まっています。株価は、決算発表後に上昇し、2000年8月につけた高値4495円に接近しています。この高値を突破してくると、2017年12月の高値5085円が射程に入ってきそうです。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
アシックス(2026年8月21日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
その他製品 東P・7936 4689円 27.7倍 9.26倍
「SportStyle」や「オニツカタイガー」が好調
競技用ランニングシューズで世界トップクラスのシェアを誇ります。日常向けスニーカーの「SportStyle(スポーツスタイル)」の販売が欧米を中心に好調なほか、高級ブランドの「オニツカタイガー」がインバウンド需要や海外販売の拡大により大きく伸びています。2026年12月期の連結売上高を9500億円から1兆500億円に上方修正し、はじめて1兆円の大台を上回る見通しです。また、9月11日から13日までハンガリー・ブダペストで開催される世界的な陸上大会「第1回WAアルティメット選手権大会」の開催が話題性につながりそうです。株価は、8月17日に一時5440円まで買われた後は調整を見せていますが、中期的には上向きで推移する13週・26週移動平均線を下値支持線とした上昇トレンドを形成しており、リバウンドを狙いたいところです。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
ユー・エス・エス(2026年8月21日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 東P・4732 1960円 20.8倍 4.77倍
中古車の廃車・スクラップ処理や買い替え需要の拡大に期待
中古車事業者向けに、車を競売にかける「オートオークション」を運営。自動車ディーラーや中古車販売店から集まった出品車を、独自のシステムを使い、1台あたり約20秒という短時間で落札させます。また、子会社を通じて廃車や事故車の解体、金属リサイクル、プラント解体などを手がけていますが、金属相場の高騰によって、こうしたリサイクル事業の売上高が急拡大しています。そのほか、「令和8年8月千葉豪雨」による廃車・スクラップの処理や買い替え需要の拡大などが、中期的な業績の押し上げにつながる可能性が期待されます。株価は、7月9日につけた高値2131.5円をピークに調整を見せていますが、上向きで推移する13週移動平均線が下値支持線として機能しており、押し目狙いのスタンスで臨みましょう。
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最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)

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