来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(9/7~9/11)の日経平均株価の予想レンジは、6万3500~6万6500円! キオクシアなどAI・半導体株の底堅さ、一目均衡表の“雲”突入後の値動きに注目!

2026年9月4日公開
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、中東情勢の緊迫化による原油高や金利上昇が
重荷となり、前週末比1384.62円安の6万5020.94円まで下落!

 今週(8月31日〜9月4日)の日経平均株価は、原油高や長期金利の上昇に影響される形で下落し、最終的に先週末と比べて1384.62円(2.09%)安い6万5020.94円で終えました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 先週末8月28日の米ジャクソンホール会議で行われたウォーシュFRB議長の発言を受けて早期利上げ観測が高まったことで、週明けの31日の日経平均株価は下落し、一時は節目の6万5000円を割り込む場面も見られました。

 9月1日は、国内の長期金利が30年ぶりに3%の大台を突破するなかで続落。翌2日は、前日に米国の長期金利が4.8%近くまで上昇したことや、米国とイランの戦闘再開が伝わり、WTI原油先物価格が1バレル=90ドル台に急騰したことが嫌気されました。さらに、国内で、日銀の高田審議委員が追加利上げに前向きな発言をしたことでドル/円相場が円高に振れた影響もあり、東証33業種のすべてが下落する全面安の展開になりました。

 9月3日は、前日の米国市場の上昇を受け、日経平均株価も反発して始まりましたが、その後は指数インパクトの大きいAI・半導体関連株の不安定な値動きの影響もあって下落し、一時6万3772.80円まで売られました。

 週末の9月4日は、前日に米国でウォラーFRB理事が、インフレ鈍化が続けば金利据え置きを指示する考えを示したことで利上げ懸念が後退し、長期金利が低下。これが安心感につながり、日経平均株価は5日ぶりに反発したものの、先週末と比べると1384.62円(2.09%)安い6万5020.94円で引けました。

来週の日経平均株価は、引き続き原油相場と長期金利の
動向に左右されるなか、AI・半導体株の底堅い値動きに期待

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 6万3500 ~ 6万6500円

 
 来週(9月7〜11日)の日経平均株価は、引き続き原油相場や日米の長期金利の動向に左右される相場展開が続きそうです。

 週明けは、米国時間の9月4日に発表される8月の米・雇用統計の結果を受けた米国市場の動向に影響されるでしょう。雇用統計で雇用の伸びが鈍化するようだと、早期利上げ観測が和らぎ、株式の支援材料となるでしょう

 さらに、9月7日はレイバー・デー(労働者の日)の祝日で米国市場が休場となるので、海外勢の取引が限られることで売買が減り、その結果、先物主導で株価が変動しやすくなる可能性があります。

 また、AI・半導体関連株が不安定な値動きを続けていることが不安要因ですが、足元でキオクシアホールディングス(285A)の底堅い値動きが目立ってきたため、押し目買いの動きも期待されます
【※関連記事はこちら!】
【日本株】9月後半までは「高配当の内需系バリュー株」や「資源株」が狙い目! 10年債の利回りが3%を超えて“利上げ間近”なので割高な「AI・半導体株」の急落に警戒

 テクニカル的には、日経平均株価の一目均衡表で、雲上限と雲下限がクロスする“ねじれ”が発生しました。雲が薄くなるねじれのタイミングで雲を突破する展開にはなりませんでしたが、週末の上昇で雲下限に迫ってきたことで、週明けにAI・半導体株が底堅い値動きを見せてくるようだと、雲下限の突破から雲上限を試す動きが意識されそうです

■日経平均株価チャート(一目均衡表)/日足・3カ月
日経平均株価チャート(一目均衡表)/日足・3カ月日経平均株価チャート(一目均衡表)/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
モルフォが+55.47%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップはモルフォ(3653)でした。9月2日に自動車用部品などを製造するAstemoと、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)のカメラ技術に関して共同開発を開始したことを発表。モルフォの車載AI・画像処理技術を、SDVという次世代の自動車プラットフォームに本格展開するとのことです。これが好感され、ストップ高を交えて上昇しました。
【※関連記事はこちら!】
次世代自動車「SDV」の関連銘柄を紹介! 政府が「モビリティDX戦略」で“世界シェア3割”を目標に掲げて推進する「SDV」は、将来の自動車産業を支える重要テーマ

 値上がり率2位のブレインズテクノロジー(4075)は8月28日、ロボティクス・フィジカルAI領域における技術とノウハウを体系化した「フィジカルAI現場実装・ロボット導入支援サービス」の提供を開始したと発表したことが材料視されました。

 値上がり率3位はティアフォー(593A)。日本経済新聞電子版が8月27日、トヨタ自動車(7203)が2028年から個人向け乗用車に自動運転機能を搭載する方針を明らかにしたと報道。トヨタ自動車が子会社を通じてティアフォーに出資していることから、思惑が高まりました。

 一方、今週の値下がり率ランキング1位のアスタリスク(6522)は8月31日、2026年8月期の連結営業損益を1億8500万円の赤字(従来予想は1億1700万円の黒字)に、最終損益を3億3000万円の赤字(従来6500万円の黒字)に引き下げたことが嫌気されました。

 値下がり率2位のアーキテクツ・スタジオ・ジャパン(6085)は、先週まで強い上昇を見せていましたが、今週は換金売りの流れになったようです。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +55.47 モルフォ(東G・3653)
2 +48.77 ブレインズテクノロジー(東G・4075)
3 +43.57 ティアフォー(東G・593A)
4 +42.44 ダイナミックマッププラットフォーム(東G・336A)
5 +35.35 unbanked(東S・8746)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −35.76 アスタリスク(東G・6522)
2 −28.00 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(東G・6085)
3 −23.32 FUNDINNO(東G・462A)
4 −23.08 地域新聞社(東S・2164)
5 −19.88 松屋(東P・8237)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 1,779,710,100 ランド(東S・8918)
2 1,216,308,200 NTT(東P・9432)
3 752,422,500 オンコセラピー・サイエンス(東G・4564)
4 349,842,400 ソニーフィナンシャルグループ(東P・8729)
5 341,354,600 ソフトバンク(東P・9434)

【来週の主要イベント】
米国のPPI・CPI、ミシガン大消費者態度指数などの経済指標、
欧州のECB理事会、国内のKOMPEITOのIPOなどに注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<9月7日(月)>
◆7月景気先行指数/一致指数
◆独7月鉱工業生産
◆欧4-6月期四半期域内総生産(GDP)確定値
◆米国はレイバー・デー(労働者の日)の祝日で休場
◆決算:ゲームストップ(GME)オラクル(ORCL)

<9月8日(火)>
◆決算:アスカネット(2438)ミライアル(4238)
◆7月毎月勤労統計調査
◆4-6月期四半期実質国内総生産(GDP)改定値
◆7月国際収支/経常収支/貿易収支
◆8月景気ウオッチャー調査
◆中8月貿易収支
◆独7月貿易収支

<9月9日(水)>
◆決算:三井ハイテック(6966)ANYCOLOR(5032)
◆中8月消費者物価指数(CPI)
◆中8月生産者物価指数(PPI)
◆決算:エアロバイロメント(AVAV)

<9月10日(木)>
◆決算:タイミー(215A)積水ハウス(1928)
◆独8月消費者物価指数(CPI)改定値
欧州中央銀行(ECB)政策金利
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例会見
米8月卸売物価指数(PPI)
◆米7月卸売売上高
◆決算:メーシーズ(M)

<9月11日(金)>
KOMPEITO(618A)東証グロース上場
◆決算:アストロスケールホールディングス(186A)くら寿司(2695)
◆7-9月期四半期法人企業景気予測調査
◆8月国内企業物価指数
米8月消費者物価指数(CPI)
米9月ミシガン大学消費者態度指数

【来週の注目銘柄】
「ソニーグループ」「寿スピリッツ」「共立メンテナンス」
の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

ソニーグループ(2026年6月29日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
電気機器 東P・6758 3885円 18.7倍 2.71倍
「東京ゲームショウ2026」の開催で注目が集まる
ゲーム業界最大級のイベント「東京ゲームショウ2026」が9月17~21日、幕張メッセで開催されます。これに先駆け、9月3日に前哨戦となる配信番組「State of Play」「State of Play 日本」において、新作ゲームの発表などを含めて30作以上のゲームが取り上げられました。こうしたイベントを背景に、ソニーグループはゲーム関連の一角として注目したいところです。株価は、6月半ばにつけた安値3113円をボトムに上昇トレンドが続いており、足元では1月6日につけた年初来高値4124円に接近しています。ここを上抜けてくると、2025年11月の高値4776円が射程に入ってきそうです。
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「ゲーム」関連銘柄を紹介! 2033年度までに24.5兆円が投資される「ゲーム」関連企業の中で、有力IPや新作ゲームのヒットで業績上振れが期待できる銘柄を解説
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
寿スピリッツ(2026年6月6日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
食料品 東P・2222 2648円 29.6倍 9.03倍
「JPX日経インデックス400」「JPXプライム150指数」の構成銘柄に選定
「小樽洋菓子舗ルタオ」や「東京ミルクチーズ工場」など、日本全国で地域色を反映したプレミアムギフトや土産菓子ブランドを展開しています。9月19~23日にシルバーウィークもあり、観光需要が期待されます。また、8月7日に「JPX日経インデックス400」、24日に「JPXプライム150指数」の構成銘柄に選定されたことを発表しており、機関投資家からの関心も高まっているようです。株価は、中長期の上昇トレンドが続くなか、直近の調整で25日移動平均線を割り込んでおり、押し目買いの好機となりそうです。
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共立メンテナンス(2026年6月6日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 東P・9616 3255円 16.4倍 2.01倍
世界最大級の資産運用会社キャピタル・グループの大量保有が判明!
ビジネスホテル「ドーミーイン」や学生寮・社員寮「ドーミー」の管理・運営を手掛けています。8月21日の大量保有報告書によると、世界最大級の資産運用会社である米国のキャピタル・グループ傘下の運用会社が共立メンテナンス株の保有比率を7.24%に引き上げたことが明らかになりました。株価は、足元の調整で直近安値水準まで下げていますが、海外ファンドの資金流入への思惑からリバウンドが期待されます。
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「社宅」関連銘柄を解説! 福利厚生が「コスト」から「人的資本への投資」へと認識が変わる中、社宅業務代行サービスなど「社宅」関連事業の需要増に期待!
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)

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