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今週の米国株式市場はIPOラッシュ!
その中でも3つの企業に注目が集まる
今週、米国市場はIPOラッシュです。その中でも、特に注目度の高い3つの企業について詳しく解説していきましょう。
■今週、米国でIPOする注目の3銘柄 | ||||||
取引開始日 | 銘柄名(ティッカーコード) | 調達金額 | 業務内容 | |||
12月9日 | ドアダッシュ(DASH) | 28億ドル | フードデリバリー | |||
12月9日 | シースリーエーアイ(AI) | 6億ドル | AI(人工知能) | |||
12月10日 | エアビーアンドビー(ABNB) | 28億ドル | 民泊 |
米国株式市場では、個人投資家が
上場前にIPO株の割当を受けるのはほぼ無理!
最初に、米国株のIPO株を売買するポイントを解説します。
日本のIPO投資は、上場前にブックビルディングに申し込んで新規公開株の購入を狙うのが一般的です。しかし米国では、個人投資家が上場前に米国の新規公開株の割当を受けることはほぼないと言い切れます。もし上場前にIPO株が回ってくるようなら、それは不人気なディールということなので絶対に買わないでください。
米国市場における正しいIPO株のトレードのやり方は、人気のあるIPO株を取引開始後に買うことです。そのための方法を、細かく説明していきましょう。
まず、IPO株の取引開始当日は徹夜になりますので、覚悟してください。
次に「取引開始を待たず、先に注文を入れておこう……」という怠け者の気持ちを心の中から一掃することです。IPO株の取引はリスクだらけです。「寝ている間に儲けよう」という甘い考えしかできないのなら、IPOには手を出さないほうが怪我せずに済みます。
IPO株の取引開始日、事前に注文を入れるのはNG!
取引開始直後に注文を入れて買うのが鉄則
取引開始日は、現地時間の朝9時半にニューヨーク市場がオープンしても、まだ狙うIPO株への注文は入れないで下さい。なぜなら、IPO株の寄り付きは気配値がどれだけ激しく変動するかわからないので、投資家保護の観点から、寄り付き前の成行注文を受け付けない証券会社がほとんどだからです。
そのため、まずは静かに気配が立つのを待ちます。気配値は、皆さんが普段使っているネット証券の売買画面や、その他の株情報サイトでは確認できないケースがほとんどです。なぜなら、ニューヨーク証券取引所やナスダックがシステムを通じて気配情報を配信してしまうと、目まぐるしく気配値が動く関係で収拾がつかなくなってしまうからです。
そのため、最初の気配値は、引受シンジケート団(新規に発行される株や債券を引き受けるための金融機関の団体)の証券会社に対して口頭で告げられます。そして、オフラインの手作業により、売り注文と買い注文の突き合せ作業が行われます。気配値の変更は、需給のバランスが取れるまで何度も行われます。そのたびに、大口の注文を入れた機関投資家に対して「いま気配値はこうなっていますけれど、あなたの注文はこのままで大丈夫ですか?」と念を押す作業があります。
そういう微調整を繰り返しながら、売り手と買い手がじりじりと歩み寄るわけです。
この説明からもわかるように、IPOの寄り付き時の売り注文と買い注文の突き合せ作業はとても手間のかかる作業なので、気配が固まってくるのはニューヨーク証券取引所がオープンした2時間後くらいということも珍しくありません。つまり、日本時間の深夜1時〜2時になることもしばしばです。
気配が固まってくると、機関投資家を経由して、その情報がツイッターなどで出回り始めます。しかし、この段階でも皆さんのパソコン画面には何も表示されないと思います。そのため、この時点では、ツイッターなどで流れてくる気配値を把握し、心の準備や「何株買う?」という大まか計算だけをしておいてください。
そして実際のIPO株の取引は、いきなり始まります。しかし、売買スピードが非常に速いので、おそらくみなさんは、その寄り付きの値段を逃してしまうと思います。それは皆さんだけでなく、私も同じです。私は昔、IPOの仕事をしていたこの道の専門家なのですが、いまは個人投資家の立場です。個人投資家は、どんなに頑張っても寄り付きの値段そのものでIPO株は買えないと諦めたほうがいいでしょう。
寄り付き値が納得のいく値段であることを確認できたら、ようやく指値注文や成行注文を入れてもOKです。事前に注文を入れてはいけない理由は、IPO当日は取引システムが壊れそうになるくらい負荷がかかるので、気配が動いたことであなたが注文をキャンセルや指値変更しようとしても、思い通りに変更できないリスクがあるからです。
そのリスクを避けるもっともスマートなトレードの仕方は、IPO株の取引が開始された直後に「一発で相手を仕留める!」という狙いすました買い注文を出すことです。私は「システムダウン!」の苦い経験を何度もしているので、取引開始直後に一発で注文を成立させるのを狙うクリーンなトレードの仕方しかしていません。
それでは、ここから今週IPOする3銘柄を解説していきます。
【ドアダッシュ(DASH)】
フード・デリバリー・サービスで50%のシェアを誇る業界トップ企業
ドアダッシュ(ティッカーシンボル:DASH)は、アプリを経由してフード・デリバリー・サービスを行う会社として、2013年にシリコンバレーのパロアルトで創業しました。
現在、ドアダッシュは39万軒のレストランのデリバリーを処理しており、1800万人の消費者が利用しています。配達員の数は100万人で、創業以来、9億回のデリバリーをこなしました。現在のマーケットシェアは50%で、業界トップです。
ドアダッシュはリピート顧客のために「ダッシュパス」と呼ばれるメンバーシップ・プログラムを展開しています。これは、毎月定額9ドル99セント払うことで、12ドルを超える注文なら回数無制限で配送料が無料になるというサービスです。現在、500万人がダッシュパスのサブスクライバーになっています。
ドアダッシュの2020年1月〜9月の9カ月間の売上高は19.16億ドル、純損益は1.49億ドルの赤字、EPS(1株当り利益)は-3.34ドルでした。
【シースリーエーアイ(AI)】
企業向けにAI(人工知能)をSaaSとして提供
シースリーエーアイ(ティッカーシンボル:AI)は、クラウドを通じ、企業向けにAI(人工知能)をソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)として定期利用させるビジネスを展開しています。
シースリーエーアイは すでに毎日11億回のプレディクション(予測)を顧客企業に届けており、480種類の機会学習モデルを走らせています。さらに、それらを可能にするために、6.22億個のセンサーを顧客向けに配置し、絶え間なくデータを収集しています。
提供するアプリケーションの例としては、メンテナンスの必要性を知らせるAI、在庫の最適化に関する予測をするAI、エネルギーを節約するAI、CRMのAI、精密医療向けAI、金融機関向け金融洗浄犯罪防止AI、メーカー向け生産品質管理AIなどがあります。
シースリーエーアイの顧客には、ロイヤルダッチシェル、アストラゼネカ、ベーカーヒューズ、ジョージアパシフィック、ライアンデールバーゼル、コーク・インダストリーズ、レイセオン、米国空軍などがあり、平均契約サイズは1210万ドルです。また、2024年までのターゲット市場の規模は2710億ドルと試算されています。
シースリーエーアイの会計年度末は4月30日です。2020年4月30日で締めた2020年度の売上高は1.57億ドル、粗利益率は75%、純損益は-6938万ドルの赤字、EPSは-97セントでした。
【エアビーアンドビー(ABNB)】
リモートワークの代替オフィスなど、新しいニーズの掘り起こしに成功
エアビーアンドビー(ティッカーシンボル:ABNB)は、世界に400万のホストを擁し、10万都市で民泊事業を展開しています。これまでに8.25億人のゲストが宿泊し、ホストは1100億ドルを稼ぎました。エアビーアンドビーの潜在市場(TAM)は3.4兆ドルあります。
2019年の総宿泊日数は3.27億日で、海外比率(回数ベース)は70%でした。グロス・ブッキング・バリュー(GVV=総宿泊料)は380億ドル、エアビーアンドビーの売上高は48億ドルでした。
売上高の69%は、過去にエアビーアンドビーを使用した経験のあるリピートゲストから上がりました。また、売上高の84%は既存のホストから上がっています。
2020年は新型コロナウイルスの影響で、3月頃を境に売上高が急落しました。しかし、リモートワークの代替オフィスとしての使用などの新しいニーズを掘り起こすことに成功し、直近の四半期はフリー・キャッシュフローで黒字に戻ってきています。
なお、第4四半期は新型コロナ第三波の影響で、前期との比較が苦しくなる見込みです。
【※関連記事はこちら!】
⇒民泊のエアビーアンドビー(Airbnb)がナスダックにIPO(新規上場)決定! 今年最も注目されるIPO銘柄の業績から新型コロナの影響、今後の見通しまで解説
【今週のまとめ】
IPO株のトレードは、深夜まで起きていなければならず
体力的にもしんどいが、頑張る価値は十分にある!
今週は、話題のIPOが3件あります。IPO株のトレードは夜遅くまで起きてないといけないので結構しんどいのですが、「遅くまで起きていた甲斐があった!」というケースも珍しくはありません。興味のある方は、ぜひチャレンジしてみるといいでしょう。
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【※米国株を買うならこちらの記事もチェック!】
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