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EVなど電気によって駆動される製品の普及が進む中、
電流を制御する「パワー半導体」の需要が高まる
環境保全に対する関心の高まりから、EV(電気自動車)や電動スクーター、電動芝刈り機など、電気を動力とする製品が次々に登場しています。それに伴って需要が増しているのが「パワー半導体」です。
電力会社から送電線を通じて家庭に提供される電気は「交流」で、家のコンセントの電気も「交流」です。しかし。スマホなどのデバイスの多くは「直流」の電気で動きます。そのため「交流」の電気を「直流」に直す変換器が必要になりますが、従来の変換器はかさばります。
また、海外赴任や海外旅行で200ボルトなど電圧の違う国に行った際、日本の100ボルトの電源でしか使えない電気製品を利用するには、降圧変圧器が必要となります。しかし、ひと昔前の変圧器はずんぐりとした重たい製品しかありませんでした。
そうした従来の変換器や変圧器と比べ、小型・軽量な装置を作れるのが「パワー半導体」です。
現在「パワー半導体」は、iPhone用のチャージャーやLED電球、ホーム・オートメーション、スマート・メーター、電動工具、風力発電インバーター、医療機器、電気バス、EV、白物家電、エアコン、TVスタンバイ電源、DVDプレーヤー、ゲーム・コンソル、ブロードバンド・モデム、ワイヤレス・ルーター、デスクトップコンピュータ、サーバ、ノートパソコンなど、非常に多岐に渡るデバイスで活躍しています。
今回は、その「パワー半導体」のリーダー企業であるパワー・インテグレーションズ(ティッカーシンボル:POWI)を取り上げます。
「パワー半導体」は省エネ性能が高くエコロジー!
パワー・インテグレーションズの製品も「環境に優しい」と高評価
パワー・インテグレーションズは、カリフォルニア州サンノゼに本社を置いており、米国やカナダ、スイス、英国、ドイツ、マレーシア、フィリピンにデザインセンターがあります。さらに、19カ所にフィールドラボを設け、クライアント企業が製品開発する際に、デザインやパフォーマンス・チェックに関するサポートを提供しています。
パワー・インテグレーションズは半導体製造工場を持たず、ラピス・セミコンダクターやセイコー・エプソン(6724)、エックス・ファブに製造を委託しています。
パワー・インテグレーションズのライバル企業は、オン・セミコンダクターやSTマイクロエレクトロニクス、インフィニオンなどになります。
「パワー半導体」の特徴として、従来の変換器、変圧器に加えて比べ物にならないほど電気のロスが少なく省エネ性が高いという点が挙げられます。パワー・インテグレーションズの製品も「環境にやさしい」と高く評価され、省エネに関する認証制度「エナジー・スター」の認証を受けています。例えば、パワー・インテグレーションズの製品を使ったiPhone用のチャージャーは、コンセントに差し込んだまま外出しても、エコスマート・テクノロジーのおかげで消費電力はゼロに限りなく近いです。
そんなパワー・インテグレーションズの今後の業績を支えると期待されるのが、窒化ガリウム(GaN)を使った新製品です。窒化ガリウムを使うメリットは、ヒートシンクと呼ばれる冷却機構を設ける必要がない点にあります。これにより、軽量化やチャージ時間の短縮が実現します。
例えば、今のiPhoneは本体を買ったとき無料でチャージャーが付いてきますが、「もっと短時間でチャージしたい!」という消費者のために、将来的には窒化ガリウムの「パワー半導体」を組込んだチャージャーを別売りアクセサリーとして販売する可能性があります。
パワー・インテグレーションズはEV向け「パワー半導体」を発表!
テスラの電気自動車におけるシェアが増加する可能性も

パワー・インテグレーションズは7月15日、「イノスイッチ3-AQ」と呼ばれるEV向け「パワー半導体」を発表しました。
現在、テスラに代表されるEVのバッテリー、ならびにドライブトレイン(=モーター)は400ボルトで駆動されています。しかし、それ以外の車内の電気・電子機器は、すべて12ボルトです。そのためテスラのEVは、ドライブトレインとそれ以外のサブシステム(従属的機器)を別々の電源で駆動させています。
しかし、効率の点から言えば、将来的にはサブシステムも400ボルトないしは800ボルトの高電圧で駆動するようにデザイン変更する可能性があります。なぜなら、高電圧のほうが電流が小さくなる分、電線を軽量化ができるからです。そのような設計変更があれば、テスラ車におけるパワー・インテグレーションズの「パワー半導体」の利用シェアが上昇するシナリオも考えられます。
また、アメリカでは、電気節約の観点から、従来の電灯をLED電球に切り替えてゆくことが義務付けられています。LEDのコントローラーにはパワー半導体が必要なので、LED電球の普及はパワー・インテグレーションズの「パワー半導体」の需要を増やすことにつながります。
これまでは年率9%で売上高を伸ばしてきたが、
今後は2ケタ代前半での成長を期待!
パワー・インテグレーションズの過去の売上高を見ると、長期で均せば年率9%で成長してきました。
しかし、前述のように「パワー半導体」には新しい用途が広がっているので、今後は2ケタ台前半で成長することが予想されます。
次に、パワー・インテグレーションズの利益に目を転じると、以下のグラフのようになっています。なお2019年に関しては、オン・セミコンダクター(ON)とのパテント訴訟に勝利したことによって得た賠償金1.6億ドルが含まれているため、大きな数字になっています。
また、パワー・インテグレーションズのバランスシートには4.2億ドルの現金が載っており、無借金経営です。四半期配当は21セントで、配当は安全です。そして、今後もノンGAAP(=米国で一般的に受け容れられている会計原則)グロスマージン(粗利率)で50〜55%、ノンGAAP営業マージン(営業利益率)で20%を維持できると思います。
【今週のまとめ】
EVやLED電球の普及などによる「パワー半導体」の需要増加で、
業績アップが期待できるパワー・インテグレーションズに注目!
パワー・インテグレーションズの「パワー半導体」は幅広い分野で利用されています。その特徴は、電気の浪費が少なくエコであることに加え、小型・軽量ということです。
今後、EVや電動スクーターの一層の普及があれば、パワー・インテグレーションズの市場は広がります。また、アメリカにおけるLED電球の普及もパワー・インテグレーションズにとってプラス要因です。
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