↓今注目の「投資テーマ」の解説&銘柄はこちら!↓ | ||||||
●防衛 | ●アンモニア | ●インバウンド | ||||
●ウクライナ情勢 | ●メタバース | ●高配当株 | ||||
●NFT | ●化石燃料 | ●再生可能エネルギー | ||||
●株主優待株 | ●半導体材料 | ●会計ソフト | ||||
●米株/旅行 | ●米株/燃料電池 | ●米株/EV | ||||
●米株/シェール | ●米株/天然ガス | ●米株/2022年戦略 |
「カナダグース」は、ダウンジャケットなどを
製造・販売する老舗アパレル・メーカー
今回は、1957年にカナダのトロントで創業され、米国のナスダック市場に上場されているカナダのパフォーマンス・アパレル・メーカー、カナダグース(ティッカーシンボル:GOOS)を紹介します。
パフォーマンス・アパレルとは、スポーツウェアやアウトドアウェアのような高い機能性を持った衣服のことで、カナダグースでは、ダウンジャケットなどの極寒に耐えうる外套やニットウェア、アクセサリーなどを製造・販売しています。流行に左右されることなく、「防寒」という自社製品にとって最も重要な機能性をひたすら追求しているオーセンティックなブランドです。
カナダグースは、他のアパレル・メーカーと違ってカナダの8カ所の自社工場で過半数の商品を製造しています。
新型コロナウイルスの感染拡大後、カナダグースはカナダ政府の通達により工場を一時閉鎖しました。しかし、それは新会計年度に入ったばかりのタイミングだったため、今年の生産計画を最適化するのにちょうど良いタイミングでした。言い直せば、売上急落による過剰在庫のリスクはありません。
「カナダグース」は、売上の半分以上を
マージンが非常に高い「直販店」と「ネット通販」が占める
カナダグースの売上の割合を見ると、直販店とネット通販が55%、卸売りが44%となっています。このうち前者のマージンは47%と極めて高いです。
カナダグースは、2014年からインターネットでの直販を開始し、現在、世界13カ国で展開しています。ネット通販は、比較的歴史の浅い事業部と言えますが、着実に売上を伸ばしています。
2016年からは直営店の展開も始めました。第1号店はカナダのトロント、第2号店は米国のニューヨークですが、直営店はいまでも世界でわずか20店舗しか展開していません。
この直営店の少なさは、現在、カナダグースにとってプラスに働いています。新型コロナウイルスの感染拡大で実店舗の来店客数はどこも減少しているのですが、カナダグースは直営店の数が少ないため固定費や人件費が経営を圧迫することはありません。
卸売に関してもこだわりがあり、カナダグースは卸売パートナーを選定するに当たり、長期で付き合えて信頼できる相手とだけ組む方針を掲げています。
カナダグースは、各地域の土地柄に合せて、ネット通販、自社店舗、卸売のメリハリをつける販売経路戦略をとっています。
■カナダグースのエリアごとの販売チャンネル | ||||||
エリア | ネット通販 | 自社店舗 | 卸売パートナー | |||
カナダ | あり | 9店舗 | 成熟 | |||
米国 | あり | 5店舗 | 成長余地あり | |||
欧州 | あり | 3店舗 | 成長余地あり | |||
中国 | あり | 6店舗 | なし | |||
日本 | なし | なし | あり | |||
韓国 | なし | なし | あり |
カナダグースの地域別売上高は、下の円グラフのようになっています。
カナダグースはカナダの会社なので、カナダの売上高が多いことは当然ですが、世界のラグジュアリー・グッズの売上の観点から言えば、今後はアジア、とりわけ中国や韓国での成長が期待できます。
なお、カナダグースは無借金経営です。
近年の「カナダグース」の売上高は右肩上がり!
ただし、来期以降は新型コロナの影響により売上がダウンすると予測
カナダグースの会計年度は3月末〆で、2020年度の売上高は9.58億ドルでした。
過去3年間の売上高成長率は年率+27%で、着実に成長しています。
冬物衣料を扱っている関係で、売上高の78%が第2四半期(7~9月)と第3四半期(10~12月)に集中しています。そのため、2月から世界中に影響を及ぼした新型コロナウイルスは、2020年度のカナダグースの売上高にほとんど悪影響を与えませんでした。
カナダグースの決算はカナダドルで報告されています。しかし、我々が米国株としてカナダグースを売買する場合の建値は米ドルです。そこで、米ドルに換算した1株当たり利益(EPS)の数字を下に示しておきます。為替レートは1カナダドル=0.76米ドルで計算しました。
カナダグースの株価は、2018年には72ドルの高値を付けていますが、いまはその半値以下の値段で取引されています。カナダグースは無借金経営のため倒産リスクが少ないこと、将来も十分な成長余地を残していることなどを考えると、またとない“買いチャンス”だと思います。
【今週のまとめ】
今後も着実な成長が期待できる「カナダグース」は、
株価が大きく調整しているいまが絶好の買い場!
カナダグースは、オーセンティックな防寒具のアパレル・メーカーで、これまで着実に成長してきました。無借金経営や適正な在庫、保守的な販売経路戦略など、いまやっている事業を今後も計画通り進めるだけで、さらなる成長が期待できます。
現在、株価は大きく調整していますが、これは新型コロナウイルスの悪影響が過大視された面も大きいと思います。つまり、いまは絶好の買い場とも言えるので、興味のある方はぜひ検討してみるといいでしょう。

※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
【※今週のピックアップ記事はこちら!】
⇒「10万円台で買える株」の中でアナリストがおすすめの2銘柄! 契約件数を伸ばす「ライフネット生命保険」とモバイル事業のポテンシャルに期待の「楽天」に注目!
⇒米・大統領選挙が日本株の株価に与える影響を検証! “トランプ勝利”なら日経平均株価は2万6000円まで上昇期待、“バイデン勝利”でも日本株は中長期では上昇
↓今注目の「投資テーマ」の解説&銘柄はこちら!↓ | ||||||
●防衛 | ●アンモニア | ●インバウンド | ||||
●ウクライナ情勢 | ●メタバース | ●高配当株 | ||||
●NFT | ●化石燃料 | ●再生可能エネルギー | ||||
●株主優待株 | ●半導体材料 | ●会計ソフト | ||||
●米株/旅行 | ●米株/燃料電池 | ●米株/EV | ||||
●米株/シェール | ●米株/天然ガス | ●米株/2022年戦略 |
【※米国株を買うならこちらの記事もチェック!】
⇒米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!
【2022年5月1日時点】
「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社 |
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
5100銘柄以上 | 約定代金の0.495% ※最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル |
【マネックス証券のおすすめポイント】 5100銘柄以上の米国株と約2600銘柄の中国株を取り扱っており、外国株式の取り扱い銘柄数の多さはトップクラス。米国株は最低手数料0ドルから購入可能。買付時の為替手数料0円(売却時は1ドルあたり25銭)なので、実質的な取引コストを抑えることができる。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税込)が最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「USAプログラム」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引が可能。さらに中国株の手数料は業界最低レベルで、約定金額の0.275%(下限49.5香港ドル~上限495香港ドル)。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされて実質無料! 企業分析機能も充実しており、一定の条件クリアすれば銘柄分析ツール「銘柄スカウター米国株」「銘柄スカウター中国株」が無料で利用できる。 |
|
【関連記事】 ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! |
|
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
5100銘柄以上 | 約定代金の0.495% ※最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル |
【SBI証券のおすすめポイント】 ネット証券最大手だけあって、米国、中国(香港)、韓国、ロシアからアセアン各国(ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)まで、外国株式のラインナップの広さはダントツ! 米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能で、一部米国ETFは手数料無料で取引できる。米ドルの為替レートは「片道25銭」と他の証券会社と同じレベルだが、住信SBIネット銀行の外貨預金口座から入金すれば「片道4銭」で両替可能。差額の21銭は1ドル=108円なら約0.19%に相当するので、かなりお得だ。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。米国企業情報のレポート「One Pager」、銘柄検索やソートに使える「米国株式決算スケジュールページ」や「米国テーマ・キーワード検索」、上場予定銘柄を紹介する「IPOスピードキャッチ!(米国・中国)」など情報サービスも多彩。また、2021年4月から米国株式取引専用の「米国株アプリ」が登場した。インドネシアやタイなどのアセアン各国に関しては、主要約70銘柄の個別企業レポート「ASEANアナリストレポート」を提供している。 |
|
【関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! |
|
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
5100銘柄以上 | 約定代金の0.495% ※最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル |
【楽天証券おすすめポイント】 米国、中国(香港)、アセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)と、幅広い銘柄がそろっているうえ、海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約350本を含む、約400本と業界No.1! 所定の米国ETF9銘柄については買付手数料が無料で取引ができる。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。米国株の注文受付時間が、土日、米国休場を含む日本時間の朝8時~翌朝6時と長いので、注文が出しやすいのもメリット。アセアン株式の情報も充実。財務分析でよく使われるPERなどの主な指標、過去5年間の業績推移や今後2年間の業績予想もチェックが可能だ。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名。さらに、スマホ向けトレードアプリ「iSPEED」でも米国株取引が可能になった。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。 |
|
【関連記事】 ◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい! |
|
◆DMM.com証券(DMM株) ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
1900銘柄以上 | 無料 |
【DMM.com証券おすすめポイント】 2019年12月に米国株の売買手数料を完全に無料化したことで、取引コストに関しては一歩リード!ただし、配当金が円に両替される際の為替スプレッドが1ドルあたり1円と高いので、割り狙いで長期保有する人は注意が必要だ。取扱銘柄数は少なめだが、FAANGなどの有名IT株やバンガードなどの人気ETFは、きちんと網羅されている。他社と違う点としては、外貨建ての口座がなく、売却時の代金や配当が自動的に受け付けから円に交換されること。その後で持っておきたい人にはデメリットだが、すべて円で取引されるため初心者にとってはわかりやすいシステムと言えるだろう。また、米国株式と国内株式が同じ無料取引ツールで一元管理できるのもわかりやすい。米国株の情報として、米国株式コラムページを設置。ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ拾い読み」も掲載されている。 |
|
【関連記事】 ◆DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い!大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説! ◆【証券会社比較】DMM.com証券(DMM株)の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介! |
|
【米国株の売買手数料がなんと0円!】 |
※ 本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。 |