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「ロビンフッド」は、売買手数料が無料のうえ、
ゲーム感覚で株式投資が楽しめる米国で大人気の株トレード・アプリ
1月の最終週(1月25日〜29日)、株トレードの人気アプリ「ロビンフッド」のユーザー、いわゆる「ロビンフッダー」が、ゲームストップ(GameStop、ティッカーシンボル:GME)をはじめとする個別株を集団で買い上がり、値段を吊り上げる事件がありました。

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ロビンフッドは2013年にシリコンバレーで創業されたネット証券で、使い勝手の良いスマホの株トレード・アプリを出しており、「売買手数料ゼロ」をいち早く打ち出した会社としても知られています。仕組みとしては、ユーザーから手数料を取る代わりに、オーダー・フロー(売買注文)をマーケットメーカーに回すことでキックバックを貰う収益構造になっています。
これは「ペイメント・フォー・オーダーフロー」と呼ばれる手法で、ユーザーが負担する本当のコストはゼロではなく、実際には約定価格が少し悪くなることで実質的なコストを払っている形になります。
ロビンフッドの株トレード・アプリは、株式の売買をゲーム感覚で楽しめるように設計されており、「株式投資のゲーム化」を推進しました。
ロビンフッドの現在のユーザー数は1300万人。先週、アップルのアプリ・ストアでロビンフッドのアプリがダウンロード数1位だったことから、現在もどんどんユーザー数を伸ばしていると考えられます。
「ロビンフッド」が投資初心者にもオプション取引を勧めた結果、
資産をすべてなくす覚悟で無謀な取引を行う個人投資家が増加!
もうひとつロビンフッドの特徴としては、初心者に対しても積極的にオプション取引を勧誘している点があります。
オプション取引はリスクが大きいので、投資歴の長いベテランの投資家しか向いていません。しかし、レバレッジをかけて少額で大きな取引ができることから、ロビンフッドでは、投資元本の限られている投資初心者にも人気が高く、そうした投資家は資産をすべてなくす覚悟で無謀なオプション取引を行っています。そうした投資スタンスは、彼らのモットーが「YOLO(You only live once.=一生は一度しかないのだから楽しんだほうが良い)」という点にも表れています。
個人投資家がオプションのトレードを発注した際、その反対側で注文を成立させる役目を果たすのが「マーケットメーカー」と呼ばれる証券会社です。
そのオプションが行使価格から遠く離れているときは、マーケットメーカーが売り向かった場合でもその売りポジションをヘッジする必要はほとんどありません。しかし、株価がスルスルと上昇して行使価格に近付いた場合、それに応じてマーケットメーカーは現物株を買い増し、ヘッジ比率を25%⇒50%⇒75%とだんだん引き上げてゆく必要に駆られます。
個人投資家の限られた投資資本で株価を左右できる理由のひとつは、この雪だるま式に増えるマーケットメーカーの「現物株ヘッジ買いニーズ」です。
ロビンフッダーはソーシャルメディアを通じて結託し、
機関投資家を敵に回して仕手戦を繰り広げる!
ロビンフッダーは、レディット(Reddit)やディスコード(Discord)などの掲示板サイトやソーシャルメディアを通じて、次のトレードのアイデアを話し合い、示し合わせて一斉に買い上がります。
1月の最終週は、あまりにもそうしたロビンフッダー達のお行儀が悪く、誹謗中傷や脅迫などが飛び交ったため、ディスコードとレディットはトレーダー達が集うフォーラム「ウォールストリート・ベッツ」のサーバーを一時停止しなければならないほどでした。
ロビンフッダーたちは、空売り残高の多い銘柄をとりわけ好んで買い上がります。その理由は、ヘッジファンドなどその銘柄を空売りしている投資家が、予期せぬ急激な株価上昇で、慌ててその空売りを買戻しすることを誘発する狙いがあるからです。
1月の最終週、ゲームストップ株をショートしていた大手ヘッジファンドのメルヴィン・キャピタルが、株価急騰で大きな損を出し、救済される事件がありました。
このように、ロビンフッドの個人投資家グループは、機関投資家を敵に回して仕手戦を繰り広げていたのです。
「ロビンフッド」が1月28日に一部銘柄の商いを停止したが、
今後も同様に取引がストップする可能性は少なくない
このような激しい応酬の中、ロビンフッドは1月28日、最も商いの集中している一部銘柄の新規買い注文を受け付けない措置を打ち出しました。
ロビンフッドのような証券会社はトレード日から受渡日までの2日間、約定金額の一定の割合をクリアリングハウス証拠金として決済機構へ差し出す必要があるのですが、あまりにトレードが多かったために証拠金の額がロビンフッドの手元資金を超えてしまったことが原因です。
ロビンフッドは急いで取引銀行の信用供与枠を使い、10億ドル前後の資本を確保しました。しかし、今後も顧客買い注文が高水準のまま続けば、再び一部銘柄の新規買い注文の受付をストップする可能性が十分にあります。
ロビンフッダーによる米国株の「買い占めゲーム」に対し、
日本人投資家は決して手を出さず、傍観するのが正解!
我々日本人投資家は、ロビンフッダーが買い上がっているような銘柄には手を出さないほうがいいと思います。なぜなら、すでにロビンフッドは買い注文の受け渡しをするのに必要な自己資本が限界に来ており、今後、断続的に買い注文が受けられなくなる事態が発生することが目に見えているからです。
新規の買い注文を入れることができなくなれば、高値の株価を支えることは出来ません。いくらみんなが結託して買い上がろうとしても、そもそもトレードを受け付けてもらえなければ話になりません。
また、買い煽りをしている個人投資家の中から、こっそり自分だけは売り抜ける者も出てくると思います。つまり、買い占めグループの中で仲間割れが発生する可能性も高いということです。
さらに、投資家たちが株価の吊り上げを画策し、標的とする銘柄を探しているうちに、どんどんと零細で企業の存続すら危ぶまれるような「ボロ株」へと物色の矛先が拡散してきています。そのため「気が付けばとんでもない経営危機に陥っている会社の株を、べらぼうな高値で買ってしまった!」ということになりかねないのです。
そのような危険性の高いロビンフッダーの「買い占めゲーム」に、皆さんは絶対に加担しないようにお願いします。
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