世界投資へのパスポート

米国株が二番底リスクを警戒する中、狙い目は「新型
コロナ治療薬・ワクチン」の関連銘柄! 一方で米国
市場全体の株価推移は、新型コロナの感染者数次第!

2020年3月30日公開(2020年3月30日更新)
広瀬 隆雄
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米国では「GDPの約1/10」に相当する景気支援法案を実施!
国民一人ひとりに“約13万円”の現金を支給

 いまアメリカの約半分の州では外出が禁止され、残りの州でもやむを得ない用事を除いて外出を控えて欲しいという呼びかけがされています。

 その影響で米国経済がストップしてしまったことに対して、議会は2兆ドルの景気支援法案を可決し、トランプ大統領もそれに署名しました。この景気支援策は速やかに実行に移され、国民一人ひとりに約13万円の現金が支給されます。

 米国のGDPは約21兆ドルですから、今回の景気支援策はその10分の1に相当するわけです。言い直せば「これでひと月くらいは何とかしのげる」というソロバンになります。

 すでに連邦準備制度理事会(FRB)は、矢継ぎ早の利下げで米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レートを0~0.25%にしており、量的緩和(QE)政策も無制限に拡大しています。

 下は連邦準備制度の資産のチャートですが、これはFRB内部の米国債や住宅抵当証券などの在庫と考えれば良いでしょう。

 債券の買い入れプログラムを再加速させた関係で、直近の在庫が5.25兆ドルまで膨らんでいることがわかります。

 先週、米国の株式市場が大きく戻した理由は、こうした一連の対策を好感してのことだと思います

■NYダウチャート/日足・3カ月
NYダウチャート/日足・3カ月NYダウチャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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先週の強烈なリバウンドは、経済の元気さを反映したものではない!
新規失業保険申請件数も過去に例のない“恐ろしい数字”に

 さて、S&P500指数は2月19日の高値3393.52から、わずか15立会日で-20%を達成し、いわゆる「ベアマーケット(弱気相場)」入りを果たしました。ちなみに第二次世界大戦以降にベアマーケット入りした局面は合計13回ありましたが、高値から−20%を達成するのに平均254日を要しているので、いかに今回の下げが急だったのかがわかります。

S&P500指数チャート/日足・2月3日〜3月27日S&P500指数チャート/日足(2月3日〜3月27日) ※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 そして、S&P500指数は3月23日の安値2191.86から、わずか3立会日で+20%を達成して「ブルマーケット(強気相場)入り」を達成しました。つまり、ベアマーケット期間は、わずか11日間だったのです。

 しかし、「これで調整完了」というのはちょっと甘い見方のように思います。なぜなら、過去に3日で+20%相場が回復した例を見ると、それは1929年の「暗黒の木曜日」の暴落後に起こった大恐慌時代の1931年10月6日から8日にかけての例しかないからです。その後、市場は-60%の酷い下げを演じています。

 つまり、先週の強烈な戻りは、あくまでも市場のボラティリティーが高くなっているだけに過ぎず、経済の元気さを反映してはいないということです

 実際、先週発表された新規失業保険申請件数は328.3万人で、過去の記録を大幅に破る恐ろしい数字でした

 これほどまでに新規失業保険申請件数が急増した理由は、外出禁止令によりレストランや劇場、映画館、スポーツ施設、百貨店などが閉店しているからです。今週の数字も、先週同様に酷くなることが予想されます。

FRBは「弾を撃ち尽くした」感があり、米国議会は春休み中。
当面は「新型コロナの感染者数」だけが投資判断の手がかりに!

 FRBは持てる政策を全部繰り出し、「弾を撃ち尽くした」感があります。議会は、4月20日まで春休みになりますので、追加の法案などは期待できません。すると、これからは新型コロナウイルスの感染者数だけが投資判断の手がかりになると思います

 いまは新型コロナウイルスのテストが沢山できるようになっているので、患者数は今後急速に悪化すると思います。見どころは、いつ新規感染者数がピークアウトするかです。

 米国では、本格的な外出禁止が始まって以来10日前後が経過しました。中国では外出禁止が始まって16日前後で新感染者数がピークを付けました。その2週間後には1日あたりの新規患者数は500人以下になり、現在は100人以下です。すると、米国は今週か来週あたりが山場と言えそうです

 新規感染者数が増えなくなった時点で初めて経済活動を元に戻すことを考え始めることができるので、まずはピークアウトを見極める必要があります。おそらく4月12日のイースター頃にピークアウトを迎えるのではないでしょうか

二番底のリスクを考えると、マーケット全体を買うのはNG!
新型コロナに効く「治療薬薬・ワクチン」の関連銘柄にフォーカス

 現在は、上で説明したように、もう一回、二番底を模索する展開になるリスクがあるので、マーケット全体をガッツリ買いに行くことは難しいです。そこで、新型コロナウイルスを克服する治療薬やワクチンを開発している企業に投資先を絞りたいと思います

 リジェネロン(ティッカーシンボル:REGN)が開発に関わった関節炎治療薬の「ケブザラ(ヒト型抗ヒトIL-6受容体モノクローナル抗体)」は、新型コロナウイルスに効くのではないかと言われています。これは肺の炎症を抑える働きのある薬です。またリジェネロンは、ベロシミューン技術と呼ばれる完全ヒト型モノクローナル抗体をマウスから作る基礎技術を持っており、それを応用して新型コロナウイルス治療薬を開発中です。

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リジェネロン(REGN)チャート/日足・6カ月リジェネロン(REGN)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 また、ギリアド・サイエンシズ(ティッカーシンボル:GILD)の「レムデシビル」も、新型コロナウイルスに効くのではないかと期待を持たれています。

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ギリアド・サイエンシズ(GILD)チャート/日足・6カ月ギリアド・サイエンシズ(GILD)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 モデルナ(ティッカーシンボル:MRNA)は、mRNA技術を使って新型コロナウイルス向けワクチンを開発しています。すでにワクチンは完成し、アメリカ国立衛生研究所(NIH)に納入済みで、NIHでは第2相臨床試験が始まっています。早ければ年内に、医師や看護婦など新型コロナウイルス患者のケアに当たっている最前線の医療関係者に投与されることになるかもしれません。

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モデルナ(MRNA)チャート/日足・6カ月モデルナ(MRNA)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 以上、銘柄選びの参考にしてください。

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