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「リヴォンゴ・ヘルス」は、慢性疾患を持つ患者に対して、
便利で画期的なデバイスを提供するベンチャー企業
リヴォンゴ・ヘルス(ティッカーシンボル:LVGO)は、糖尿病やうつ病などの慢性疾患を、インターネットを通じて遠隔モニターするデバイスを作っています。
患者は写真のような血糖値モニター装置を利用することにより、自分のデータをすぐに送信してアドバイスを受けることができます。
米国には、1.47億人もの慢性疾患の患者がおり、そのうち40%は2つ以上の慢性疾患を同時に抱えています。ただ、米国の医療制度は、そうした患者が便利かつ継続的にケアを受けられるような仕組みにはなっていません。
しかし、インターネットに接続された使いやすいデバイスを利用することで、血糖値など疾病の管理に重要なデータを絶えずモニターできるようになり、病気の管理が簡単になります。
「リヴォンゴ・ヘルス」のデバイスは、インターネットを介して
患者を24時間モニタリングすることも可能!
リヴォンゴ・ヘルスの血糖値モニター装置を使えば、24時間、血糖値をモニターできるだけでなく、リアルタイムでアドバイスを受けることができます。リヴォンゴ・ヘルスは患者からデータを集めて、それを診断します。デバイスから寄せられたデータは、クラウドで管理されます。リヴォンゴ・ヘルスのシステムはスケーラブル(利用者の増大に対して柔軟に適応可能)で、セキュリティー面でも堅牢です。
リヴォンゴ・ヘルスのサービスは、ユーザーから大変好評です。また、民間の健康保険会社も、患者がリヴォンゴ・ヘルスを装着することで不測の事態を大きく減らすことができるので、このサービスを奨励しています。
「リヴォンゴ・ヘルス」は、デバイスを利用する患者本人ではなく
企業や政府機関などをクライアントにすることで売上高を伸ばす!
現在リヴォンゴ・ヘルスは、糖尿病と境界型糖尿病、高血圧、うつ病のモニターを提供しています。
リヴォンゴ・ヘルスの利用料は、定額制で継続的に発生するサブスクリプション方式になっているため、売上高の予想が立てやすいです。主なクライアントは、企業や政府機関、労働組合などです。つまり、患者本人に請求するのではなく、ケアのコストを負担するペイヤーに対して請求するシステムを採っています。
遠隔デバイスを用いたリヴォンゴ・ヘルスのシステムは、維持コストが安上がりです。企業などのペイヤーは、リヴォンゴ・ヘルスの遠隔モニター・デバイスを使わなければ将来的に高い医療費が発生するリスクが増えるので、喜んで利用します。
リヴォンゴ・ヘルスはこうしたペイヤーに対し積極的な営業攻勢をかけており、それらの団体がカバーしている患者の全体におけるカバレッジ(網羅率)を高めるやり方で売上高を伸ばしています。
リヴォンゴ・ヘルスのサブスクリプションサービスは、通常1年から3年ごとに更新されます。また、デバイスのユーザーの頭数に応じた課金方式となっています。
現在、リヴォンゴ・ヘルスのデバイスを利用している患者数は32万人で、法人顧客数は1252団体です。また、リテンション率(継続率)は94%です。糖尿病、高血圧、うつ病だけに限った市場規模だけで、467億ドルが見込まれます。
「リヴォンゴ・ヘルス」の売上高は右肩上がり!
2019年のIPO以来、着実に業績を伸ばす
リヴォンゴ・ヘルスの売上高は、下のグラフのように推移しています。
リヴォンゴ・ヘルスは2019年に新規株式公開(IPO)され、これまでに決算発表を3回行っていますが、そのすべてが予想を上回る良い決算でした。
5月6日に発表されたリヴォンゴ・ヘルスの第1四半期決算は、EPSが予想-4セントに対して3セント、売上高が予想6611万ドルに対して6880万ドル、売上高成長率が前年同期比+114.3%でした。
第2四半期の売上高は予想7545万ドルに対して新ガイダンス7300万~7500万ドルが、2020年度の売上高は予想3.01億ドルに対して新ガイダンス2.9億~3.03億ドルが提示されました。
【今週のまとめ】
巨大な潜在市場を持ちクライアントにも大好評な
「リヴォンゴ・ヘルス」の今後の成長に期待!
リヴォンゴ・ヘルスは、糖尿病や高血圧、うつ病などの慢性疾患に苦しむ患者が「自分で扱えるデバイスを使って血糖値などのデータを送信する」ことで、病気の管理を簡単にするサービスを提供しています。このサービスは、患者にも、実際に利用料を支払う企業や労働組合などのペイヤーにも大好評です。
リヴォンゴ・ヘルスのサービスの潜在市場は巨大であり、大きな成長余地があります。サブスクリプション型の課金方式となっているため売上高が読みやすいのも魅力。今後の成長に期待したい銘柄と言えます。
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