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新型コロナウイルスに対する不安から、
先週のマーケットは急落!
先週の米国株式市場は新型コロナウイルスに対する懸念からS&P500指数が-2.1%と2019年8月2日の週以来、最大の下げ幅を記録しました。このため、1月の月次パフォーマンスは-0.16%になりました。

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「1月バロメーター」とは、「1月がプラスで終わったら、その年のパフォーマンスもプラスになる」という法則を指します。実際、1950年以来、過去70年のうち「1月バロメーター」が明らかに外れたのは10回、すなわち全体の14%のみでした。
このことから、「今年の株式市場は、一筋縄では行かないかも」ということを心配する必要が出てきたように感じます。
株式市場は下落するも、これは「振り出し」に戻っただけ!
今年の相場に対して悲観するのは早すぎる
もっとも今回の下げ幅はかぎりなく±0%に近い-0.16%なので、「もう今年はダメだ!」とパニックする必要は今のところないと思います。いわば、「振り出し」に戻っただけ。あくまでも「新型コロナウイルスが発生する直前に見られたような楽観論は、もう通用しない」ということです。
ただ、だからといって、今年の相場が酷い相場になるかと言えば、それはそうとも言い切れないと思います。
なぜなら、株式バリュエーションの主要決定要因である金利は、年初から比べるとザックリと下がっているからです。
下は10年債利回りのチャートです。ここへきて利回りが急低下(=債券価格は上昇)していることがわかります。

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このことは、「債券を抱いていても満足なリターンは得られない」ことを意味するので、より有利な投資先を求めて、一旦債券に避難した資金がいずれ株式市場へ戻って来る可能性があることを示唆しています。
落ち着いて投資理論で考えれば、
金利が下がったことで理論株価は上昇する!
同じ概念を別の表現で説明すると「債券利回りと株式バリュエーションはシーソーの関係にある」ということです。つまり、上のチャートで見るように債券利回りが下がった局面では、シーソーの如く、逆に「株式は買われて然るべき」なのです!
その理論的な根拠は、資産価格(=株式もそのひとつ)の妥当バリュエーションを計算する際、資本コスト(=ひたらく言えば金利、すなわち債券利回り)が「割引率」になるからです。
「割引率」とは、実質金利にリスクプレミアムを乗せた数字を指し、「投資家の要求する利回り」であると考えられます。理論株価が決定される要因をザックリとした数式で表すと、大体、下のようになります:
理論株価=利益÷(投資家の要求する利回り-実質成長率)
いま理論株価を大きくしたいと思えば、分子の「利益」を大きくするか、さもなければ分母を小さくすれば良いわけです。
「投資家の要求する利回り」の中身の大部分は、市中金利に他なりません。市中金利が下がれば「投資家の要求する利回り」は小さくなり、結果として分子が小さくなるわけだから理論株価は大きくなる……そういう説明になります。
すると年初から10年債利回りは1.88%⇒1.57%と物凄く下がったので、上の数式から理論株価は上がってないとおかしいことになります。
新型コロナウイルスの材料で投資家の資金が債券に避難し、結果として長期金利が低下しました。これは、株式にとって強気材料だと私は考えます。
今年の企業業績の見通しは、「V字型回復」を見せているものの、
ほんのわずかだけど弱々しくなっている
さて、株価のもうひとつの決定要因は「企業収益」です。これは「利益」と言い替えてもいいでしょう。
いまは2019年第4四半期決算発表シーズンの真っ只中であり、先週までにS&P500指数に採用された企業のうち45%が決算発表を終えています。
その結果、これまでに決算発表を済ませた企業のうち69%で、1株当たり利益(EPS)が事前のコンセンサス予想を上回りました。これは、過去5年間の平均(72%)より少し悪い戦績です。
また、四半期ごとのEPS成長率は下のチャートのようになっています。
いわゆる「V字型回復」を示唆するチャートになっているのですが、「V」のカタチは年初の頃にくらべるとやや浅い回復になったと言えます。
ここまでの企業業績の解説をまとめると、今年の企業業績の見通しは、ほんのわずかだけど弱々しくなったと言えるでしょう。
すると、1)金利面ではもっと強気になって良い、だけど、2)企業業績面ではほんの少し悪化した……そういう構図が見えてくるわけです。全体としてはまだまだ米国株式を巡る条件は良好だと言えると思います。
先週のマーケットの下げでS&P500の株価収益率(PER)は18.4倍に下がってきました。過去5年間の平均は16.7倍です。し、今は市中金利が低いので18.4倍というバリュエーションは我慢できる範囲内だと言えると思います。
新型コロナウイルスの感染拡大による
マーケットの今後のシナリオは!?
中国の春節(旧正月)は1月25日から始まりました。この期間は日本の新年と同じで、ビジネスは大部分が休業となります。新型コロナウイルスの関係で、今年はもう一週間、帰休期間を延ばす工場が多いです。
新型コロナウイルスは、潜伏期間が14日あるため、「感染者数はどのくらい酷いか?」の全貌が判明するには、まだ少なくともあと一週間くらいは時間を要すると思います。
その時点で拡散が酷くなければ、マーケットが急角度で戻すシナリオも未だ完全に失われたわけではないと思います。
一方、世界への影響ですが、中国経済と密接にリンクしている韓国、日本、東南アジア、オーストラリア、ブラジル、ドイツなどの経済には、悪影響が予想されます。
米国経済への直接の影響はほとんどないはずです。強いて言えば、株安から来る逆資産効果が主な懸念材料だと思います。
目先のニュースに振り回されることなく、
押し目買いのスタンスを貫こう!
結局、こういう局面では投資家は目先のニュースに振り回されるのではなく、株式投資の基本、すなわち「金利」と「企業業績」の考察に立ち戻り、それらがオッケーである限りは押し目買いのスタンスを貫くべきだと思います。
具体的に何を買うか、と言う問題ですが、これはすでに決算発表を済ませた銘柄のうち、素直に素晴らしい決算を出した企業の株を買ってゆくにこしたことはありません。
具体的には、先週決算発表をした中では、
・マイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)
・アップル(ティッカーシンボル:AAPL)
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・アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)
などが素晴らしい決算を発表しています。参考にして下さい。
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