NISAおすすめ比較[2025年]

NISAで注目を集める「MSCIオールカントリー」とは何なのか?「全世界株・米国株・米国テック株・米国高配当株」などの代表的な株価指数の特徴やリターンを解説!

2025年2月19日公開(2025年2月19日更新)
頼藤 太希
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「新NISA」も2年目となりました。今年も多くの人が「新NISA」を活用して資産形成に励むことでしょう。

 「新NISA」の投資先として人気があるのは、“オルカン”に代表される「全世界株インデックス投信」のほか、「米国株」や「米国高配当株」に投資する投資信託などです。米国株投信では「S&P500」に連動するインデックス投信が一般的ですが、「NADAQ100」「NYSE FANG+」など、米国テック株に集中投資する投資信託も人気を集めています。

 ただ、人気があるからという理由だけで投資をすると、2024年8月のような大暴落がやってきたときに、想定以上に資産を減らしてしまう……ということになりかねません。投資先は、自分のリスク許容度(いくらの損までなら耐えられるかという度合い)に合わせて選ぶことが重要です。そのためには、各投資先の特徴や、リスク・リターンを知っておくことです。

 今回は、今、人気の「全世界株」「米国株」「米国テック株」「米国高配当株」の代表的な株価指数を取り上げて、その特徴とリスク・リターンについて、詳しく解説します。
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“オルカン”など「全世界株インデックス投信」のベンチマーク
「MSCIオールカントリー」を徹底解剖!

「全世界株」に投資するインデックス投信は、世界中の株式市場に低コストで、手軽に分散投資できるということで「新NISA」で大人気になっています。世界全体の経済成長の恩恵を受けながら、資産を増やすことが期待できます。

 全世界株式インデックス投信がベンチマーク(連動目標)にする代表的な指数に「MSCI All Country World Index」(以下、MSCI ACWI)があります。MSCI ACWIに連動するインデックス投信には“オルカン”の愛称で知られるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)[信託報酬:年0.05775%(税込、以下同)]があります。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
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 MSCI ACWIは先進国23カ国と新興国24カ国の大型株で構成されており、世界株式市場の時価総額の約85%をカバーしています。約9割が先進国で、米国株が全体の約6割を占めています。各国の資産は各国の通貨で購入するため、通貨は全部で37に分散されています。

MSCI ACWIの投資先の国別割合グラフMSCI ACWIのファクトシート(2024年末時点)より(株)Money&You作成
拡大画像表示

 また、MSCI ACWIの投資先の業種や組み入れ上位銘柄は次のようになっています。

「MSCI ACWI」の組入業種・銘柄(トップ10)
業種 割合   組入銘柄 割合
情報技術 25.98% アップル 4.91%
金融 16.80% エヌビディア 4.25%
一般消費財 11.34% マイクロソフト 3.84%
資本財 10.23% アマゾン 2.67%
ヘルスケア 9.67% メタ(クラスA) 1.65%
通信サービス 8.24% テスラ 1.50%
生活必需品 5.92% アルファベット(クラスA) 1.43%
エネルギー 3.82% ブロードコム 1.33%
素材 3.46% アルファベット(クラスC) 1.24%
公益事業 2.50% TSMC 1.04%
MSCI ACWIのファクトシート(2024年末時点)より(株)Money & You作成

 一番多い業種は「情報技術」。組み入れ上位10銘柄は米国の主要テック企業「マグニフィセント・セブン」(アルファベット(グーグルの運営会社)・アップル・メタ(旧フェイスブック)・アマゾン・マイクロソフト・テスラ・エヌビディアの7社)が並びます。2024年末時点で、MSCI ACWIは2647銘柄で構成されていますが、上位10銘柄だけで全体の約24%を占めています。

「MSCI ACWI」のトータルリターンとリスク※ドルベース
  トータルリターン(年率) リスク(年率) リターン÷リスク(リスク効率)
3年 5.94% 16.44% 0.36
5年 10.58% 17.48% 0.61
10年 9.79% 14.84% 0.66
MSCI ACWIのファクトシート(2024年末時点)より(株)Money & You作成

 トータルリターンは投資によって得られた収益率、リスクはリターンの変動幅の大きさを示します。MSCI ACWIの直近10年のトータルリターンは年率9.79%、リスクは年率14.84%です。上の表には、リスク効率をチェックするため、参考までに「リターン÷リスク」の数値を入れておきました。「リターン÷リスク」の値は高いほど効率よくリターンを得られていることを示しており、MSCI ACWIは後に紹介するS&P500と比べると見劣りする数値です。
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「米国株」に広く投資したいなら
「S&P 500」をベンチマークにする投信が一般的

 次に、「米国株」の代表的な株価指数を見てみましょう。米国株に投資するインデックス投信がベンチマークにする指数として人気が高いのが「S&P500」です。S&P500は、米国のニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)に上場する銘柄の中から、時価総額の大きな主要500社の時価総額をもとに算出される指数です。米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。S&P500に組み込まれる銘柄の条件には「4四半期連続黒字維持」などがあります。

 S&P500に連動するインデックス投信には、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)[信託報酬:年0.09372%]などがあります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
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  投資先の業種と組み入れ上位10銘柄は次のようになっています。

「S&P500」の組入業種・銘柄(トップ10)
業種 割合   組入銘柄
情報技術 32.5% アップル
金融 13.6% エヌビディア
一般消費財 11.3% マイクロソフト
ヘルスケア 10.1% アマゾン
通信サービス 9.4% メタ(クラスA)
資本財 8.2% テスラ
生活必需品 5.5% アルファベット(クラスA)
エネルギー 3.2% ブロードコム
公益事業 2.3% アルファベット(クラスC)
不動産 2.1% バークシャー・ハサウェイ(クラスB)
S&P500のファクトシート(2024年末時点)より(株)Money & You作成

 一番多い業種は「情報技術」であり、MSCI ACWIよりも割合は6.5%ほど多くなっています。割合の違いこそ多少ありますが、全世界株と業種構成の差はほとんどなく、組み入れ上位10銘柄も同じです。

「S&P500」のトータルリターンとリスク※ドルベース
  トータルリターン(年率) リスク(年率) リターン÷リスク(リスク効率)
3年 8.94% 17.40% 0.51
5年 14.53% 18.21% 0.80
10年 13.10% 15.36% 0.85
S&P500のファクトシート(2024年末時点)より(株)Money & You作成

 大きな違いがあるのがS&P500のトータルリターンです。3年・5年・10年の期間で見ると、MSCI ACWIよりもS&P500のほうが年3〜4%ほど高くなっています。一方、リスクは年1%ほどしか変わっていません。

 MSCI ACWIの場合、成長力の面で米国株を下回る国の株式にも投資しているのに対し、S&P500は100%、米国株式に投資しています。ここ10年、米国株が世界株全体を押し上げたことから、その結果がMSCI ACWIとS&P500のトータルリターンの差になって表れています。
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インデックスファンド「信託報酬」比較ランキング!「オルカン」「S&P500」など投資対象別に“実質コスト”を比較し、一番お得なおすすめファンドを紹介!

 上の表を見ていただくとわかるように、リスク効率を見ても、S&P500のほうが値が大きく、優秀だったことがわかります。ただ、これはあくまでも「過去10年」の運用成績であり、今後もS&P500がMSCI ACWIを上回り続ける保証はない点には注意が必要です。

米国テック株に集中投資したい人が注目する
「NASDAQ100」「SOX」「NYSE FANG+」とは?

 数年前までは、米国株インデックス投信といえば、「S&P500」や「NYダウ」などに連動を目指すものが一般的でしたが、ここ数年は「NASDAQ100」「SOX」「FANG+」などの株価指数に連動する米国株インデックス投信の人気が高まっています。いずれも米国テック株に集中投資するインデックス投信です。

 NASDAQ100はナスダック証券取引所に上場する銘柄のうち、金融業を除く時価総額上位100社で構成された指数です。ここのところS&P500を凌駕するパフォーマンスを見せているため人気があります。

 新NISAの成長投資枠で購入できる投資信託としては 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド [信託報酬:年0.198%]や、<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド [信託報酬:年0.2035%]などが比較的、信託報酬が安くて低コストです。

 楽天・プラス・NASDAQ−100インデックス・ファンド
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)
<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)

  SOXは「フィラデルフィア半導体株指数」といって、米国株式市場に上場する主要な半導体関連銘柄で構成された指数です。日本でも有名なインテルやエヌビディア、台湾のTSMCなど30銘柄が組み入れられていて、半導体需要の高まりに合わせて高いパフォーマンスが期待されています。

 新NISAの成長投資枠で購入できる投資信託としては、楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド [信託報酬:年0.176%]や、<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド 米国半導体株 [信託報酬:年0.1815%]があります。

 楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)
<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)

 NYSE FANG+は、フェイスブック・アマゾン・ネットフリックス・グーグルの頭文字からなる「FANG」4銘柄と、アップルやマイクロソフトなど6銘柄を加えた10銘柄で構成された株価指数です。

 新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠で購入できる投資信託としては iFree NEXT FANG+インデックス [信託報酬:年0.7755%]がありますが、投資する銘柄数が少ないのに、信託報酬はやや高いのが難点です。

iFree NEXT FANG+インデックス
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)

 テック株の株価指数パフォーマンスは上述のMSCI ACWIやS&P500を凌駕しています。それぞれに連動するETF・ETNでリスク・リターンを比較したのが下表です。

指数ごとに代表的なETF・ETNで「リターン」と「リスク」を比較 ※ドルベース
  MSCI ACWI S&P500 NASDAQ100 半導体株指数 NYSE FANG+
参考にしたETF iシェアーズMSCI ACWI ETF(ACWI) バンガードS&P 500 ETF(VOO) インベスコQQQトラストシリーズ1ETF(QQQ) iシェアーズ・セミコンダクターETF(SOXX) MicroSectors FANG+ETN (FNGS)
トータルリターン
(年率)
3年 6.15% 9.75% 11.44% 10.13% 22.40%
5年 10.20% 14.55% 19.80% 22.85% 32.32%
10年 9.67% 13.3% 18.59% 23.72%
リスク
(年率)
3年 16.69% 17.4% 22.18% 33.45% 28.74%
5年 17.63% 18.22% 21.52% 29.55% 28.2%
10年 14.93% 15.36% 18.51% 25.84%
リターン÷リスク
(リスク効率)
3年 0.37 0.56 0.52 0.30 0.78
5年 0.58 0.80 0.92 0.77 1.15
10年 0.65 0.87 1.00 0.92
※「iシェアーズ・セミコンダクターETF(SOXX)」の連動指数は「ICE Semiconductor Index」だが、SOXと重複する銘柄が多く、30銘柄で構成されているため代用した。 (株)Money & You作成(2024年1月7日時点)

 5年(年率)のトータルリターンで比べると、MSCI ACWI<S&P500<NASDAQ100<半導体株指数<NYSE FANG+ の順に高くなっていることがわかります。

 実際の各指数の値動きがどうなっていたのかも、連動するETF・ETNのグラフで確認してみましょう。2024年1月2日を100として、指数化して表示しています。

各指数の値動きをグラフで確認※「iシェアーズ・セミコンダクターETF(SOXX)」の連動指数は「ICE Semiconductor Index」だが、SOXと重複する銘柄が多く、30銘柄で構成されているため代用した。各種データを元に(株)Money&You作成
拡大画像表示

 目立ってわかるのが、半導体株指数とNYSE FANG+の値動きが激しいことです。NYSE FANG+に関しては、2024年10月以降に大きく右肩上がりを続けていることも面白いですね。MSCI ACWIやS&P500のパフォーマンスを大きく引き上げているのは、実はマグニフィセント・セブンが主要因であることがこの上昇からわかります。

 また、直近、半導体株指数はパフォーマンスが伸び悩んでいる点にも注目です。
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米国高配当株ファンド・ETFといえば
「VYM」「SCHD」が人気!

 さて、ここからは、米国高配当株に投資できる投資信託やETFを見ていきましょう。低コストで人気の高いETFには、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)[経費率:年0.06%]や、シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)[信託報酬:年0.06%]があります。

●「バンガード・米国高配当株式ETF」(VYM)は
組入銘柄数の多さが特徴!


 VYMは、米国の大型株のうち配当利回りが市場平均を上回る銘柄で構成されているETFで、米国市場のREITをのぞく高配当銘柄で構成される「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」という株価指数をベンチマークにしています。VYMの投資先の業種・組み入れ上位10銘柄は次の通りとなっています。

「VYM」の組入業種・銘柄(トップ10)
業種 割合   組入銘柄 割合
金融 23.2% ブロードコム 3.98%
資本財 12.8% JPモルガン・チェース 3.86%
ヘルスケア 10.9% エクソンモービル 2.86%
生活必需品 10.5% ホーム・デポ 2.30%
一般消費財 10.3% プロクター・アンド・ギャンブル 2.28%
エネルギー 9.7% ウォルマート 2.17%
情報技術 9.2% ジョンソン・エンド・ジョンソン 2.02%
公益事業 7.2% アッヴィ 1.75%
電気通信 4.3% バンク・オブ・アメリカ 1.74%
素材 1.9% シェブロン 1.46%
VYMのファクトシート(2024年末時点)より(株)Money & You作成

 一番多い業種は「金融」です。情報技術は多くありません。理由としては、情報技術系の企業の多くは、事業の成長に資金を投じるので、配当金はあまり出さない傾向にあるからです。

 組み入れ上位を見ると、トップのブロードコムは半導体メーカー、JPモルガンは金融業、エクソンモービルはエネルギー、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やジョンソン・エンド・ジョンソンは生活用品という具合に、業種もさまざまですが、比較的景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄が多くなっています。

 多くの高配当株ファンド・ETFは銘柄数を数十銘柄に絞っていますが、VYMは投資先が多いのが特徴であり、銘柄数は2024年末時点で537銘柄となっています。

「VYM」のトータルリターンとリスク※ドルベース
  トータルリターン(年率) リスク(年率) リターン÷リスク(リスク効率)
3年 6.92% 15.54% 0.45
5年 9.97% 17.13% 0.58
10年 9.93% 14.35% 0.69
Morningstarのウェブサイトより(株)Money & You作成

 リスクはMSCI ACWIやS&P500より低くなっています。優良な高配当株はどんな相場でも安定的に配当を出す傾向があり、相場全体の値下がり・停滞局面になると投資家からの需要が大きくなるので、値動きが安定する傾向にあります。

 VYMの分配金利回りは2025年2月10日時点で2.63%です。2020年1月以降の分配金の利回りの推移は以下の通りです。

■「VYM」の分配金の利回り(2020年1月〜)

VYMの分配金の推移(2020年以降)Seeking Alphaのデータより
拡大画像表示

 急上昇しているのは2020年で、これはコロナショックによる株価下落の影響です(分配金利回りは「株価下落=投資信託の基準価額の下落」によって上昇するため)。基本的には、3%前後で推移しています。

 なお、VYMはETFとして上場していますが、そのVYMをほぼ100%ポートフォリオに組み入れている投資信託もあります。新NISAの成長投資枠で投資可能な SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型) [信託報酬:年0.1238%]や、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で投資可能な 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天・VYM) [信託報酬:年0.192%]はいずれも低コストでVYMに投資できます。

 SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天・VYM)
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)

 投資信託はETFと違って100円と少額から購入できるうえ、金額指定で積立投資がしやすいのがメリットです。
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●「シュワブ・米国配当株式ETF」(SCHD)は
上位10銘柄の組入比率が高いのが特徴!


 VYMと並び、人気のあるETFにシュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)があります。SCHDは、「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」という株価指標に連動するETFです。10年以上連続で配当金を支払っている一定規模以上の米国株から選定された上位100銘柄で構成されています。

 SCHDの投資先の業種・組み入れ上位10銘柄は次の通りとなっています。

「SCHD」の組入業種・銘柄(トップ10)
業種 割合   組入銘柄 割合
金融 18.2% ホーム・デポ 4.36%
ヘルスケア 15.8% ベライゾン・コミュニケーションズ 4.25%
生活必需品 14.0% ブラックロック 4.20%
資本財 13.5% シスコシステムズ 4.20%
エネルギー 11.9% シェブロン 4.07%
一般消費財 9.7% ブリストル・マイヤーズ スクイブ 4.07%
情報技術 8.8% ファイザー 4.00%
電気通信 4.9% ロッキード マーティン 3.99%
素材 3.1% テキサス・インスツルメンツ 3.97%
公益事業 0.0% アッヴィ 3.93%
SDHDのファクトシート(2024年9月末時点)より(株)Money & You作成

 一番多い業種は「金融」で、情報技術が多くないのはVYMと同様です。ヘルスケア・生活必需品・資本財・エネルギーの割合はVYMよりも多くなっています。VYMとの大きな業種の違いは公益事業への投資がない点です。

 SCHDの銘柄数は101社ですが、上位10銘柄だけで全体の約41%を占めていて、集中投資している点も特徴です。

「SCHD」のトータルリターンとリスク※ドルベース
  トータルリターン(年率) リスク(年率) リターン÷リスク(リスク効率)
3年 3.73% 15.80% 0.24
5年 11.14% 17.78% 0.63
10年 11.11% 14.95% 0.74
Morningstarのウェブサイトより(株)Money & You作成

 SCHDのトータルリターンは3年で見るとVYMより低いのですが、5年・10年で見るとVYMを上回っています。

 SCHDの2020年1月以降の分配金利回りの推移は以下の通りです。

■「SCHD」の分配金の利回り(2020年1月〜)

SCHDの分配金利回りの推移Seeking Alphaのデータより
拡大画像表示

 SCHDの分配金利回りは2025年2月10日時点で3.59%と、VYMの2.63%を大きく上回っていることにも注目です。分配金利回りを高めた投資がしたいならば、SCHDがベターですね。

 以前はSCHDに投資する投資信託は日本にありませんでした。しかし、2024年9月に楽天投信投資顧問からSCHDに連動する成果を目指す 楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) [信託報酬:年0.192%]が登場。新NISAの成長投資枠で投資可能で、設定間もないにもかかわらず、すでに1000億円以上を集めています。

楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)

 それに追随する形でSBIアセットマネジメントも2024年12月20日に SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型) [信託報酬:年0.1238%]の運用を開始し、すでに800億円近く集めています。SCHDの人気の高さがわかりますね。こちらも成長投資枠で投資できます。

SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)
最新の基準価額はこちら(証券会社のページへ遷移します)

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「オルカン」か「S&P500」か?それとも…
自分のリスク許容度や投資戦略に合わせて選ぼう!

 インデックス投信やETFで「全世界株」「米国株」「米国テック株」「米国高配当株」に投資する際のそれぞれの「特徴・メリット」と「リスク」を以下にまとめました。

指数ごとの「特徴・メリット」と「リスク」のまとめ
  特徴・メリット リスク
全世界株(MSCI ACWI) 世界経済の成長の恩恵を得られる
新興国の成長も取り込める
世界分散することでリスク低減が図れる
・全世界といいつつ、米国株の割合が6割を占める
・相応にリスクの高い商品
米国株(S&P500) ・直近で全世界株より運用成績がよい
低成長の国には投資していない
新興国の成長は米国市場でも取り込める
・米国が今後もずっと好調とは限らない
・相応にリスクの高い商品
米国テック株 ・直近で全世界株やS&P500より運用成績がよい ・ハイテク株が今後もずっと好調とは限らない
集中投資している分、リスクは高い
米国高配当株 新NISAと分配金の相性がよい(非課税メリットを受けられる)
・市場の下落に比較的強い
・値下がりリスクは抑えられているとはいえ、相応にリスクはある
(株)Money & You作成

 新NISAを使った投資で人気のある「オルカン」や「S&P500」はどちらも相応にリスクの高い商品です。為替リスクもあります。どちらにしようか迷っているなら、世界中に分散投資をしてリスクを下げながら、より堅実に運用をしたいならオルカンなどの全世界株式、米国株がこれまでと同様、市場を牽引し、常に全世界株式のパフォーマンスを上回ると考えるならば「S&P500」が向いています。

 また「オルカン」や「S&P500」のリターンでは物足りない、プラスアルファのリターンを狙いたいということであれば、米国テック株「NASDAQ100」「半導体株指数」「NYSE FANG+」に連動するファンドに投資するのも一つの戦略です。

 一方、「米国高配当株」は市場の下落に比較的強いのがメリットです。相場全体の下落に合わせて値下がりはするものの、値下がり幅はある程度抑えられ、いち早く下落から回復する傾向にあります。下落・停滞相場の間も定期的に分配金がもらえるのも、心の安定剤になります。

 たとえば、米国高配当株だけに投資するという手もありますが、ポートフォリオに一部組み込み、攻めと守りのバランスを踏まえた投資戦略を取るのも面白いかもしれません。それぞれの特徴やリスクを把握し、自分のリスク許容度や投資戦略に合わせて投資先を選んでください。
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頼藤 太希(よりふじ・たいき)
マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。早稲田大学オープンカレッジ講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に創業し現職。日テレ「カズレーザーと学ぶ」、TBS「情報7daysニュースキャスター」などテレビ・ラジオ出演多数。主な著書に『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)など、著書累計180万部。YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」運営。日本年金学会会員。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。
X(旧:twitter)→@yorifujitaiki
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2024年に始まる「新しいNISA」を解説! 非課税保有 期間は無期限、投資限度額は年360万円に拡大など、 「つみたてNISA」「一般NISA」との違いや活用法を解説
【新NISA口座おすすめ比較】「日本株」の売買手数料や単元未満株への対応など、 NISAでの日本株投資におすすめの証券会社はココだ!
【新NISA口座おすすめ比較】 「米国株」が買えるおすすめ証券会社はココ! 取扱銘柄数や売買手数料、為替手数料などを比較
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【新NISA口座おすすめ比較】NISAでより多くのポイントが貯まる証券会社はココ! クレカ積立なら「年6000円分」のポイント獲得も可能
【新NISAおすすめ比較】 お得なキャンペーンを実施中の証券会社から選ぶ! 「新NISA」で得する、おすすめ証券会社はココ!
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【新NISA口座おすすめ比較】 「IPO投資」に当選しやすい証券会社から選ぶ! 主幹事数や取扱銘柄数でおすすめの証券会社はココだ
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【2025年2月6日時点】
2025年の「NISA口座」はどこにする?
「新NISA」の取扱商品や売買手数料を徹底比較!

※表内のデータは、情報更新時に公表されている「新NISA」の情報をまとめたものです。
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つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
252本 無料 無料 1321本 0〜
3.0%
【SBI証券の新NISA口座のおすすめポイント】
ネット証券大手の一つで、新NISA口座では日本株の売買手数料無料に加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の積み立ては「100円」から可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べる。三井住友カードなどによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用すると、カードの種類や、普段のショッピングの利用額などの条件によってポイントが貯まる。「投信マイレージ」では保有額に応じたポイントも獲得できる。「成長投資枠」では米国株、中国株、韓国株、ロシア株(受付停止中)、ベトナム株、インドネシア株、シンガポール株、タイ株、マレーシア株など海外株も豊富。単元未満株(1株から日本株が買える)「S株」は東証の全銘柄が対象で、成長投資枠で投資可能。売買手数料はゼロ円だ。「S株」では積立サービス「日株積立」を開始。株数指定(1 株単位)、金額指定(1000円以上、500円単位)で積立ができるようになった。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応しているのも便利。「J.D.パワー2024年NISA顧客満足度調査 」<証券部門>にて、総合満足度ランキング1位を受賞した。
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【新NISAおすすめ比較】SBI証券の公式サイトはこちら
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つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
236本 無料 実質無料 1213本 0.73〜
3.1%
【マネックス証券の新NISA口座のおすすめポイント】
新NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、米国株、中国株の売買手数料もキャッシュバックで実質無料。マネックス証券は以前から米国株と中国株の取引に力を入れている証券会社で、新NISA口座でも米国株は約5000銘柄、中国株は2600銘柄以上が購入できる。「つみたて投資枠」の対象投資信託のラインナップも豊富。最低購入金額が原則100円で、少額からつみたてNISAを始めることができる。すべての投資信託の販売手数料が無料! 投資信託を保有すると、ほとんどの投資信託で年率0.03〜0.26%の「マネックスポイント」や「dポイント」がもらえる​のも嬉しい。ポイントはAmazonギフト券などに交換できる。しかも、投資信託の積立購入のときに「マネックスカード」や「dカード」で支払うと最大3.1%分のマネックスポイントやdポイントが貯まる単元未満株取引「ワン株」では買付手数料が無料。売却手数料も新NISA口座ならキャッシュバックされるので実質無料だ。2024年3月末から「ON COMPASS」がNISA成長投資枠での利用に対応した。「ON COMPASS」は2023年4月の金融庁公表調査、3年・5年リターンで1位を獲得したおまかせ資産運用サービスだ。
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【クレカ積立のときのポイント還元率が業界トップクラス!】
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つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
247本 無料 無料 1160本
【松井証券の新NISA口座のおすすめポイント】
​株主優待名人の桐谷さんもおすすめするネット証券
の一つ。新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料で、取り扱っているすべての投資信託の販売手数料も一括購入・積立購入を問わず0円!「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱本数も豊富だ。投資信託は「100円」から購入可能。積立タイミングは「毎月」「毎週」「毎日」が選べる。投資信託の保有額に応じてポイントが付与され、dポイントやPayPayポイント、Amazonギフト券との交換が可能。低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」はお得感がある。投資信託のロボアドバイザー(利用料無料)では、新NISA対応のモデルポートフォリオ「成長投資コース」も用意されている。一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定を手助けしてくれる「株の取引相談窓口」(完全予約制)や、NISAに関する質問に答える「NISAサポートダイヤル」を開設。利用料は無料で画期的なサービスとなっている。オンラインの口座開設手続きでは、証券口座とNISA口座の同時開設申込ができるため、手間を省いてすばやい口座開設が可能だ。
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◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)!その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介
 
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つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
243本 無料 無料 1316本 0.5〜
2.0%

【楽天証券の新NISA口座のおすすめポイント】
NISA口座数が600万口座(2024年12月末時点)で業界NO1。2024年の「J.D. パワーNISA 顧客満足度調査」<ネット証券部門>のランキングにおいて総合1位を受賞した。新NISA口座では日本株の売買手数料が0円なのに加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額から積み立てられる。「つみたて投資枠」では「毎月積立」だけでなく「毎日積立」も選べる。また、ポイントプログラムが充実しており、「楽天カード」で決済する「クレカ積立」にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。また、投資信託の保有額が一定額に達するとポイントがもらえる(一部対象外の商品あり)。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能だ。「成長投資枠」で買える海外株は、米国株、中国株、アセアン株。1株単位で売買する単元未満株「かぶミニ」は約2070銘柄の取引が可能。売買手数料は無料だが、リアルタイム取引(約740銘柄が対象)の場合は別途スプレッドが発生する。なお、単元未満株のリアルタイム取引に対応している証券会社はめずらしく希少だ。新NISAや資産作りに迷ったら相談窓口「withアドバイザー」が便利。楽天社員がアドバイスを行っている。現状の積立診断とプラスワン銘柄を提案してくれるロボアドバイザー「かんたん積立診断」も便利。2024年の「J.D. パワーNISA 顧客満足度調査」<ネット証券部門>のランキングにおいて総合1位を受賞した。

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◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう
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■三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
241本 無料 無料 1143本 0.5〜
2.0%
【三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の新NISA口座のおすすめポイント】​
新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料!「つみたて投資枠」の投資信託の種類も多く、「100円」から購入が可能なので投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。「au Payカード」で投資信託を積み立てるとPontaポイントがたまるほか、投資信託の保有額に応じてもPontaポイントがたまる(「au ID」の登録が必要)。また、KDDIが提供する料金プラン「auマネ活プラン+」に加入し、NISA口座と「au PAY ゴールドカード」の保有と利用でクレカ積立のPontaポイント還元率が最大3%にアップする(12カ月限定。以降は2%)。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」も便利。通常「プチ株」の購入には手数料が発生するが、「プレミアム積立(プチ株)」の場合、買付手数料が無料。なお、NISA口座(成長投資枠)ならスポット取引でも売買手数料が無料となっており、コスト面でもお得だ。新NISA口座の開設者は特定口座での現物株式の取引手数料が最大5%割引になる「NISA割」がある(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。
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■SMBC日興証券⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
149本 137〜2200円
(約定代金による)
540
【SMBC日興証券の新NISA口座のおすすめポイント】
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2023年11月から投資信託情報サービス「日興の投信NISA」を開始。数多くの投資信託のなかからおすすめの21本に絞り込んでいるうえ、「なにごともバランスが大事よ」「私は世界の成長にかける」といったタイプごとに5〜6銘柄をピックアップしてくれるので、自分好みのNISA対応ファンドを選ぶ助けになる。SMBC日興証券では一部の投資信託で買付手数料が必要となるが、積立購入(投信つみたてプラン)の場合は全銘柄で買付手数料が原則無料となるので、上手に活用したい。
また、外国株式は、オンライントレードでは取引できないので注意しよう。単元未満株取引「キンカブ」は「100円以上、100円単位」の金額指定で株が買えるのがメリットで、dポイントでも株式投資ができる。「キンカブ」は売買手数料は無料で、100万円以下の買付ならばスプレッドも0%となっている(100万円超の買付時や売却時はスプレッド0.5~1.0%)。
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岡三オンライン⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
91本 実質無料 332本
【岡三オンラインの新NISA口座のおすすめポイント】
2024年1月4日以降、新NISA口座では、日本株の売買手数料が全額キャッシュバックされ、実質無料に(上限なし)。投資信託は従来から購入手数料が無料となる「ZEROファンドプログラム」を行っているため、一括購入、積立買付とも手数料が無料だ。投信積立については、1銘柄あたり毎月100円から。低コストの人気ファンドを数多く取りそろえている。ファンド選びに迷った場合は、各自のリスク許容度に合わせた銘柄と投資割合を提案する「投信ロボ」が心強い。また、投資信託の平均保有残高が1000万円以上(プラチナ)、3000万円以上(プレミアゼロ)の場合は、信用取引の手数料が優遇されたり、IPOの当選確率がアップするサービスも提供している。単元未満株の取引も可能で取扱銘柄数も多いが、売買手数料は約定代金2万円まで220円、3万円まで330円、10万円まで660円(すべて税込)などだ。
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■GMOクリック証券⇒詳細情報ページへ
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
37本 無料 112本
【GMOクリック証券の新NISA口座のおすすめポイント】
新NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。「100円」から積立が可能なのも魅力。GMOクリック証券は、ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。新NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、新NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ!
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■ウェルスナビ(WealthNavi)
つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率
ETF ETF
サービス手数料:
資産残高の0.693〜0.733%(年率・税込)※
【ウェルスナビ(WealthNavi)の新NISA口座のおすすめポイント】
​​
国内外のETFに分散投資をするロボアドバイザー「ウェルスナビ」はNISA口座にも対応。5つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案し、毎月自動的に積立投資をしてくれるので、初心者でも簡単に効率的な運用を実行できる。2024年からの新NISAなら、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で資産を購入することで最大で年360万円まで投資可能! 運用コストとしては、一般的な証券会社のような売買手数料ではなく、資産残高に対して決まった割合のサービス利用料を負担する形なので要注意。また、楽天証券と提携した「ウェルスナビ×R」も提供している。その場合、楽天カードや楽天キャッシュを利用し、楽天ポイントを貯めたり、楽天ポイントを利用した購入・積立が可能となる。

※ NISA口座に自動積立だけで入金した場合で試算した手数料。リスク許容度(ポートフォリオ)により異なる。また、各商品の値動きによりポートフォリオのバランスが崩れた場合は、手数料が表記の範囲を超えて変動する可能性がある。
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。※2 1約定ごとプランで約定金額240万円までの売買手数料。

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