「つみたてNISA」(積立NISA)は、投資で得られた利益(運用益)にかかる約20%の税金がゼロになるお得な制度。この連載では「つみたてNISA」の特徴を紹介しています。
過去2回の記事では20 ~30代、子育て世代という世代別の「つみたてNISA」活用法を解説してきました。そこで今回は、50代の「つみたてNISA」活用のポイントやポートフォリオ例を紹介しましょう。
50代になると、「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」を活用して老後資金を増やしたいという相談が増えてきています。しかし、50代からでも「つみたてNISA」や「iDeCo」を活用するメリットはあるのでしょうか? 50代独身の場合と、50代妻子ありの場合の2つのモデルケースを見てみましょう。
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「つみたてNISA」は50代から始めてもOK!
できるだけ長く続けて非課税メリットを享受しよう
・Aさん 52歳(独身) IT関連会社勤務(正社員) 年収900万円
・持ち家(住宅ローン無し)
・資産:預貯金500万円、保険商品300万円、有価証券500万円
Aさんは、IT関連にお勤めの52歳・独身です。年収は900万円と高年収であり、金融資産は1300万円ほどあります。今や人生100年時代と言われ、50代はまだまだこれからの年齢です。Aさんは、65歳以降も元気なうちは働き続けたいと思っています。
一般的に、50代の投資は、リスク許容度としては「バランス運用(ほどほどのリスク許容度)」が基本です。しかし、Aさんのように独身で金融資産も一定程度あり、住宅ローンの返済もなく、長く働き続けるという方はリスクをとった積極運用もできなくはありません。
とはいえ、一度に大きな資金で投資商品を購入するとなると、タイミングが難しくなります。それにAさんは60歳になってすぐにまとまった老後資金が必要ということもありません。仕事も続けますし、金融資産も多少はあるからです。そこで、Aさんの老後資金を増やす方法としては、ここで焦って金融商品の一括購入などはせず、長期に渡って堅実に運用できる積立投資をおすすめします。
税制優遇も活かして長期積立投資をするとなれば、選択肢は「つみたてNISA」と「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」です。つみたてNISAは、口座開設の条件に年齢の上限はありません。よって、52歳からでも20年間の非課税期間を利用して長期積立投資が可能です。
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つみたてNISAで投資できるのは、年40万円まで。つみたてNISAの制度改正により、2042年まで投資信託等の購入ができるようになるため、2020年からスタートすれば、2042年までの23年間×40万円、累計で最大920万円まで、非課税で投資できることになります。なお、2018年からつみたてNISAを利用している人は、最大で1000万円まで非課税で投資できます。
ここはやはり、つみたてNISAで投資できる金額の上限である年40万円でスタートしたいところです。月に均せば約3万3000円。つみたてNISAは税制面で有利な上、いざとなったらいつでも運用をやめてお金を引き出せる使い勝手のいい制度ですから、つみたてNISAをめいっぱい活用してなるべく長く運用を続けるといいでしょう。
仮に、毎月3万3000円を7%の利回りで運用できた場合、20年間で約1719万円となります。積立元本総額は792万円です。
目標リターン7%を目指すポートフォリオとしては、SBI・全世界株式インデックス・ファンド[雪だるま(全世界株式)]がおすすめです。これは、日本を含む世界の約8000銘柄の大・中小型株の値動きをもとにしている「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」という指標に連動する投資信託で、この投資信託1本で世界の株式の時価総額の98%をカバーできます。
◆ SBI・全世界株式インデックス・ファンド[雪だるま(全世界株式)] | ||
ベンチマーク | 基準価額 | 純資産総額 |
FTSEグローバル | 11,268円 | 101.61億円 |
購入時手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
なし | 0.1102%程度(税込) | なし |
※上記数字は2020年10月12日時点 【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券 |
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「iDeCo(イデコ)」と合わせて目標2000万円!
節税効果を活かしながら老後資産を積み増そう
次に、所得控除による節税効果を活かせる「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」にも加入しましょう。iDeCoは、投資信託などを毎月積み立てて老後資金を作る「自分年金制度」です。つみたてNISAと同じく運用益が非課税になるほか、掛け金が全額所得控除になるというiDeCo独自のメリットもあります。
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⇒iDeCoを始める前に知っておきたい4つのメリットを紹介! 入金時・運用時・出金時に優遇される「3段階の節税効果」に加え、金融機関や商品を選べるのも魅力
ただし、iDeCoは原則60歳までお金を引き出せません。しかも、60歳でiDeCoのお金を引き出すには、60歳時点でiDeCoの加入期間が10年以上であることが条件になります(企業型DCからiDeCoへ移行した場合には、企業型DCとiDeCoの加入期間の合計が10年以上なら、60歳から引き出せます)。
iDeCoの加入期間が10年未満の場合には、受給開始年齢が後ろにずれます。Aさんは52歳なので、今からiDeCoを始めても60歳時点では加入期間が8年以上10年未満となり、引き出せるのは61歳からになります。
iDeCoの引き出し開始が後ろ倒しになってもよいかどうかは、仕事をいつまで続けるか、資産がどれくらいあるかなどによって変わってきます。Aさんのように資産もある程度あり、65歳以降も働きたいという場合には、60歳を過ぎての受給になってしまったとしてもiDeCoに加入するメリットはあるでしょう。
企業年金のない会社の会社員であれば、iDeCoの毎月の掛け金の上限は2万3000円(年額27万6000円)です。こちらもできれば上限いっぱいまで活用したいところです。
毎月2万3000円をiDeCoで積み立てた場合、所得税20%、住民税10%(一律)であれば、毎年8万2800円の税金を払わずに済みます。iDeCoは現行60歳(2022年からは65歳)まで加入できますので、52歳からの8年間では66万2400円を節税できることになります。毎年、節税できた分の金額を老後資金の投資原資にすれば、さらに運用効率が良くなります。
毎月2万3000円をiDeCoで7%運用できた場合、8年間で約248万円となります。積立元本総額は220万8000円です。
目標リターン7%を目指すポートフォリオとしては、先ほどの、SBI・全世界株式インデックス・ファンド[雪だるま(全世界株式)]がいいでしょう。つみたてNISAと合わせると、毎月約5万6000円ずつ、SBI・全世界株式インデックス・ファンド[雪だるま(全世界株式)]を積立購入することになります。
Aさんのケースでは、つみたてNISAとiDeCoを活用して約2000万円の資産形成が期待ができます。さらに所得控除による節税効果を66万円、得られることになります。
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子どもが独立する50代は「最後の貯め時」!
夫婦それぞれ「つみたてNISA」口座を開設しよう
・Bさん 50歳 メーカー勤務(正社員) 年収600万円
・妻 50歳 パート勤務 年収120万円
・子 24歳(独立)
・持ち家(住宅ローンあり)
・資産:預貯金300万円、保険商品100万円
Bさんは50歳、メーカーに勤めながら子どもを育て上げ、現在は妻と二人で暮らしています。Bさんも、Aさんと同じく65歳以降も元気なうちは働き続けたいと思っています。一般に、子どもが独立した後は経済的余裕ができるので、「人生最後のお金の貯め時」と言われています。
Bさんの場合、住宅ローンの返済は残っていますが、すでに子どもが独立していますし、老後資産の蓄えが十分ではないので、守りに入らずバランス運用・積極運用を目指すのがおすすめです。
BさんもAさんと同じく、「つみたてNISA」と「iDeCo」を組み合わせるのがいいでしょう。また、Bさんだけでなく、Bさんの妻もつみたてNISA口座を開設して運用を始めるといいでしょう。
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⇒つみたてNISAが投資の初心者におすすめな理由とは? 積み立て投資だから簡単で損しにくく、対象商品は低コスト&売買手数料無料、そのうえ節税もできる!
毎月4万円(BさんのつみたてNISA口座で2万円、妻のつみたてNISAの口座で2万円)を5%の利回りで運用できた場合、20年間で約1644万円となります。積立元本総額は960万円です。Bさんの年収や住宅ローン、金融資産などを考慮して、Aさんよりも少し保守的な運用を想定しました。
リスクを抑えつつ目標リターン5%を目指すポートフォリオですが、国内・先進国・新興国の株式と債券、国内・先進国の不動産の合計8資産に分散投資する投資信託がおすすめです。eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、国内REIT、海外REITの8資産に12.5%ずつ均等に配分している「バランス型」の投資信託で、この条件に当てはまります。
◆ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(三菱UFJ国際投信) | ||
ベンチマーク | 基準価額 | 純資産総額 |
合成指数 | 11,215円 | 642.35億円 |
購入時手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
なし | 0.154%以内(税込) | なし |
※上記数字は2020年10月12日時点 【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券 |
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また、Bさんの税率が20%(所得税10%・住民税10%)だとすると、iDeCoを利用して月2万円を積み立てた場合、毎年4万8000円の税金を払わずに済みます。50歳から60歳までの10年間では48万円を節税できることになり、毎年節税できた金額を老後資金の投資原資にすれば、さらに運用効率が良くなります。つみたてNISAに加えて月2万円の積み立てができる場合は、iDeCoを活用しましょう。
iDeCoで毎月2万円を5%の利回りで運用できた場合、10年間で約310万円となります。積立元本総額は240万円です。目標リターン5%を目指すポートフォリオとしては、先ほどの、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)でいいでしょう。つみたてNISAと合わせて、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)に月6万円づつ積立投資することになります。
Bさんのケースでも、つみたてNISAとiDeCoを活用して約2000万円の資産形成を期待できます。さらに所得控除による節税効果が48万円得られます。
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今回の試算ではどちらも「2000万円」を目指すプランとなりましたが、老後資金が2000万円必要かどうかは、人によって異なります。というのも、どんな老後を送りたいかによるからです。質素な暮らしでも十分なら少ない金額の準備で済むでしょうし、ゆとりある老後を送りたいならもっと金額を準備しなければならないでしょう。
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⇒60歳で「老後資金2000万円」が貯まっていないときはどうする?「つみたてNISA」でリスクを抑えて“じぶん年金”を運用し、老後資金を長持ちさせる方法を紹介!
とはいえ、10年後・20年後にある程度まとまった金額を用意すべき事実は変わりません。税制優遇のある長期積立投資制度「つみたてNISA」「iDeCo」を活用して、老後資金の積み増しをしっかり狙っていきましょう。
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⇒つみたてNISA(積立NISA)を始めるなら、おすすめの証券会社はココだ!手数料や投資信託の取扱数などで比較した「つみたてNISA」のおすすめ証券会社とは?
⇒つみたてNISA(積立NISA)対象商品を一覧で紹介! インデックス型投資信託とアクティブ型投資信託、ETFの取り扱い金融機関や信託報酬、騰落率に注目!
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(株)Money&You代表取締役、ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本証券アナリスト協会検定会員。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職。女性向けWEBメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。メディアなどで投資に関するコラム執筆、書籍の執筆・監修、講演など日本人のマネーリテラシー向上に努めている。著書は『投資信託 勝ちたいならこの7本!』『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』『入門仮想通貨のしくみ』『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく』など多数。twitter→@yorifujitaiki
【2023年6月6日更新】
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売買手数料 | 購入可能なつみたてNISA対象商品数 | |||
投資信託 | ETF | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | ETF |
◆SBI証券 | ||||
無料 | ― | 170本 | 23本 | ― |
【SBI証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 ネット証券大手の一つ。つみたてNISA対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、つみたてNISAで選べる投資信託の本数は193本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。「100円」から投資信託の積み立てが可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べるので、きめ細かい時間分散投資もできる。三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用するとお得。決済額の0.5%のポイントと投信マイレージによるTポイントが両方貯まる。NISA、つみたてNISA預りでの投信積立にも利用できる。スマホアプリ「かんたん積立アプリ」は、つみたて NISAに対応しており、投資信託をスマホで管理できる。「かんたん積立アプリ」では、おすすめの資金や金額配分の提案もしてくれる。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応している。 |
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【関連記事】 ◆【SBI証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】「つみたてNISA」対象の投資信託の取扱数が193本と充実しているのがSBI証券の魅力! ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! |
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◆マネックス証券 | ||||
無料 | ― | 147本 | 20本 | ― |
【マネックス証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 つみたてNISA対象の投資信託のラインナップは167本と豊富。最低購入金額が原則100円と、少額からつみたてNISAを始めることができる。また、独自の資産設計アドバイスツール「MONEX VISION」が、おすすめの投資信託を紹介してくれる。「つみたてNISA」と「iDeCo」、どちらの制度が各個人の投資目的に適しているか、アドバイスが受けられる「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」が便利。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントがもらえるのも嬉しい。総合口座での取引でも、約定金額の低い価格帯で特に手数料が安いため、将来少額からでも株式投資を始めたい初心者にもおすすめ。 |
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【関連記事】 ◆マネックス証券は「マネックスカード」での積立投資で1.1%分のポイントが貯まってお得! クレジットカードを利用して、投資信託を積立投資する方法を解説! ◆【マネックス証券「つみたてNISA」のメリットは?】 「つみたてNISA」対象の投資信託が167本もあり、 初心者も安心の資産設計アドバイスツールが使える! ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得!国内株は無料、外国株も買付が実質無料のうえ、外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者におすすめ! |
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【クレカ積立ならポイント還元率が業界トップクラスの1.1%!】 | ||||
◆楽天証券 | ||||
無料 | ― | 165本 | 25本 | ― |
【楽天証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1!(2022年9月末時点)つみたてNISAで取り扱う投資信託の本数は190本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額からつみたてNISAを始められる。「毎月積立」だけでなく、「毎日積立」も可能だ。また、積立代金の引き落としは、証券口座や「楽天銀行」、その他金融機関に加え、「楽天カード」も選択できる。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能。さらに、「楽天カード」のクレジット決済にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。「つみたてNISA」「NISA」口座でも利用できる。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計。 |
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【関連記事】 ◆【楽天証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】 「つみたてNISA」対象の投資信託が190本と豊富! 積立額に応じポイント還元&ポイントで投資も可能! ◆楽天証券が投資信託の積立時の「楽天カード」決済&積立額の1%分のポイント還元を開始! ポイントの再投資も可能で、最強の「つみたてNISA」口座が誕生 |
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【楽天カード&楽天キャッシュの活用で、より多くのポイントをゲット!】 | ||||
◆松井証券 | ||||
無料 | ― | 167本 | 23本 | ― |
【松井証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 株主優待名人の桐谷さんもおすすめするネット証券の1つ。つみたてNISA対象の取扱本数は190本と豊富。100円から投資信託を購入可能。積立タイミングは毎月、毎日が選べて、年の途中からでも非課税枠の使い切りができる「増額設定」にも対応している。ロボアドバイザーが投資信託のポートフォリオの提案から運用をサポートする「投信工房」(利用無料)をはじめ、情報ツールが豊富でサポート体制も充実。100円から投資信託を購入することができるため、投資初心者も始めやすい。2020年12月から新たなサポートダイヤル「株の取引相談窓口」を開設。一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定をサポートする。利用料は無料で、事前予約も可能な画期的なサービスとなっている。 |
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【関連記事】 ◆【松井証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】 「つみたてNISA」対象の投資信託を190本も用意! ロボアドバイザーが投資初心者の資産設計をサポート ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! |
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売買手数料 | 購入可能なつみたてNISA対象商品数 | |||
投資信託 | ETF | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | ETF |
◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ― | 169本 | 21本 | ― |
【auカブコム証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 つみたてNISA対象の投資信託は190本で順次拡大予定。積み立ては100円から可能で、投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。NISA口座(つみたてNISAを含む)の開設者は通常の現物株式の取引手数料が最大5%割引になるのもメリットだ。自分でファンドを選べないなら、自分に合ったファンドをおすすめしてくれる「FUND DRESS」が便利。投資初心者にも、すでに投資を行っている中上級者にもおすすめできる。 |
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【関連記事】 ◆auカブコム証券が、Pontaポイントを活用した「ポイント投資」を開始! 買い物や食事で貯まったポイントで投資信託を購入して、お得に資産運用を始めよう! ◆【auカブコム証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】「つみたてNISA」対象の投資信託は190本と豊富で、現物株の取引手数料が最大5%割引になる特典もあり! |
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◆SMBC日興証券 | ||||
無料 | ― | 143本 | 15本 | ― |
【SMBC日興証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 2020年7月から、オンライントレード(日興イージートレード)の「投信つみたてプラン」で「つみたてNISA」の取扱いを開始した。買付金額は毎月1000円以上、1000円単位。銘柄選びの助けになる「とうしんLab.」では、年齢や運用方針に応じたおすすめファンドを紹介している。複数銘柄を同時に買付設定できる「つみたてカート機能」があり、つみたてNISA対象・非対称銘柄を組み合わせた独自の買付プラン設定が可能だ。 |
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【関連記事】 ◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ! ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と、多くの割当が期待できる主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
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◆大和証券 | ||||
無料 | 1.242%以下 | 15本 | 4本 | 7本 |
【大和証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 投資信託は信託報酬の低いインデックス型投信を中心に絞り込んだ計19本。低コストのバランス型投信もしっかりラインナップされているので、投資初心者でも始めやすい。アクティブ型は「年金積立 Jグロース」など4本。また、つみたてNISAでETFを豊富に取り扱う貴重な金融機関となっている。積立頻度を毎月、隔月、3カ月ごと、4カ月ごと、6カ月ごとから選択可能。 |
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※掲載情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。 |
【2023年6月6日更新!】 ◆NISA口座の株式売買手数料や取扱商品、キャンペーンを徹底比較! NISA投資で利用すると得する、おすすめネット証券はココだ! |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆SBI証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 韓国株 ロシア株 アセアン株 |
約2600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (88社/11社) |
【SBI証券のNISA口座のおすすめポイント】 ネット証券で日本株の個人取引シェアNo.1! NISA口座では日本株の売買手数料が無料、かつ海外ETFの買付手数料も無料!(売却時の手数料は必要)。米国、中国(香港)、アセアン各国、韓国、ロシアなど、NISA口座対応の海外株が豊富! また、全ての投信、投信積立が原則ノーロード(買付手数料無料)となっている。IPOの取扱が多いのも魅力だ。三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用するとお得。決済額の0.5%のポイントに加え、投信マイレージによってTポイント、Pontaポイント、dポイントから選んだポイントが貯まる。NISA、つみたてNISA預りでの投信積立にも利用できる。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応している。2019年1月開始の「簡易NISA口座開設」制度に対応、証券総合口座がない状態からの申込でも最短2営業日程度で取引が始められる。 |
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【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆SBI証券のおすすめポイントはココだ!~IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実の大手ネット証券 |
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◆マネックス証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 |
約1250本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (50社/0社) |
【マネックス証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、海外株(海外ETF含む)も購入時の手数料が全額キャッシュバックされる(=実質無料)。他の証券会社と比べてNISA口座での外国株の取り扱い銘柄数が多いのも魅力! 米国株は4000銘柄以上、中国株は2500銘柄以上がNISA口座でも購入できる。投資信託は、NISA口座での取引や「投信つみたて」を含めて、すべて購入時手数料が無料(ノーロード)。マネックストレーダーやスマホなどのツールもNISAでの取引に対応。 1日100円から積み立てが可能な「毎日つみたて」は、NISA・つみたてNISA(つみたてNISAは月額指定のみ)でも利用できる。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントがもらえるのも嬉しい。 |
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【関連記事】 ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! ◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!第1回 証券会社を選ぼう ◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手 |
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◆楽天証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 アセアン株 |
約2600本 (原則、全ての投信の 販売手数料無料) |
× |
【楽天証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1! 日本株の売買手数料が無料で、海外ETFの買付手数料も無料!(売却時の手数料は必要)。海外株は米国、中国(香港)、アセアン各国と、幅広い銘柄が揃っている。さらに投資信託も約2600本と充実しており、全ての投資信託の販売手数料が無料。またポイントプログラムが充実しており、投資信託の残高に応じてポイントがもらえたり、楽天市場の買い物でポイントアップも可能だ。2019年1月開始の「NISA口座開設申込時における即日買付制度」に対応。申込から取引(商品買付)までを、最短で当日中に行える。毎月決まった金額や口数を自動売却して、少しずつ現金が受け取れる「定期売却サービス」も行っている。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。「つみたてNISA」・「NISA」口座でも利用できる。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計(2022年9月末時点)。 |
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【関連記事】 ◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が詳細で見やすい! ◆スマホでNISAの取引、株と投資信託などを売買できるネット証券のランキングを発表!主要ネット証券のNISA取引スマホ対応状況 |
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◆松井証券 | ||||
無料 | ○ | × | 約1600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (9社/0社) |
【松井証券のNISA口座のおすすめポイント】 日本株の売買手数料が無料で、取り扱っている全ての投資信託の販売手数料も、一括購入・積立購入を問わず、無料! 2022年2月から米国株の取扱を開始したが、現状では米国株はNISA・つみたてNISA・ジュニアNISAで取引ができない。旬のテーマやチャートの形から銘柄探しができる「チャートフォリオ」や「テーマ投資ガイド」、投資情報の決定版「マーケットラボ」、高機能ロボアドバイザー「投信工房」が無料で利用できるなど、情報ツール類が充実。2020年12月から新たなサポートダイヤル「株の取引相談窓口」を開設。一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定をサポートする。利用料は無料で、事前予約も可能な画期的なサービスとなっている。 |
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【関連記事】 ◆松井証券はどうして投資信託の取扱数が少ないのか? あえて取扱数で勝負せず、松井証券が「顧客に無駄なコストを使わせない」という理念にこだわる理由とは ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆松井証券のおすすめポイントはココだ!松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう! |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆GMOクリック証券 | ||||
無料 | ○ | × | 130本以上 (110本以上は 販売手数料無料) |
○ (1社/0社) |
【GMOクリック証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。100円から積立が可能なのも魅力。ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ! |
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【関連記事】 ◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長 ◆GMOクリック証券の株アプリ/株roid/iClick株を徹底研究!適時開示情報やアナリストレポートも過去90日分が読める! |
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◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ○ | × | 約1550本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (23社/0社) |
【auカブコム証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら国内株の売買手数料が無料、100銘柄のETFも売買手数料が無料! 投資信託は100円から購入が可能。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」もある。NISA口座を保有していると一般口座(と特定口座)の現物株式売買手数料が最大5%割引になる「NISA割」もお得(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。2020年1月14日から投資信託の販売手数料がすべて無料に! また、対象の投資信託を保有して「au ID」を登録しているとPontaポイントがたまるお得な「auカブコムの資産形成プログラム」は、特定口座・一般口座・NISA口座が対象となっている。なお、米国株式取引は、NISAに対応していない。 |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆SMBC日興証券 | ||||
137~1650円 (約定代金による) |
○ | × | 約1000本 (650本以上は 販売手数料無料) |
○ (66社/21社) |
【SMBC日興証券のNISA口座のおすすめポイント】 証券会社でトップクラスのIPO取扱実績を誇る。NISA口座でもIPOに参加できるので、公募価格の数倍になることもあるIPO投資で非課税のメリットを生かしたいなら、口座を開いておきたい証券会社だ。また、100円からdポイントでも株式投資ができる独自サービス「キンカブ(金額・株数指定取引)」があり、NISAの限度額120万円をムダなく使えるのが魅力!サポートツール 「fund eye Plus」も便利だ。 |
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【関連記事】 ◆SMBC日興証券のおススメポイントはココだ!信用完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」が利用できる |
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◆岡三オンライン | ||||
0~1650円 (約定代金や料金プランによる) |
○ | × | 約650本 (2020年1月6日より 販売手数料実質無料) |
○ (45社/0社) |
【岡三オンラインのNISA口座のおすすめポイント】 2020年1月6日より、ブルベアファンドも含む全ての投資信託の購入時手数料が完全無料に(ただし、ETF等の上場投資信託を除く)。積立買付時も購入時手数料が無料になる。NISA口座の株式売買手数料は有料だが、そもそも一般口座(と特定口座)の手数料はネット証券でも割安。NISA対応ではないがFXやCFD(くりっく株365)などの商品ラインナップも充実している。 |
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【関連記事】 ◆「岡三オンライン」は1日最大40万円の取引まで「売買手数料が無料」! 資金の少ない投資初心者や株主優待狙いの投資家には、圧倒的にお得! ◆岡三オンラインのおすすめポイントはココだ!個性的な「クライアント型」トレードツールと充実の投資情報が魅力! |
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◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) | ||||
55~1100円 (約定代金や料金プランによる) |
○ | × | 10本 (販売手数料無料) |
○ (5社/0社) |
【SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)のNISA口座のおすすめポイント】 顧客満足度調査の「ネット証券 手数料部門」で1位を獲得するなど、売買手数料の安さはネット証券でもピカイチ! NISAの場合、売買手数料が無料の証券会社もあるのでNISA口座しか利用しない株式投資初心者にはさほどメリットはないが、NISAをきっかけに長期的に投資を始めたいなら、手数料が安いSBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)はおすすめ! |
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |