↓今注目の「投資テーマ」の解説&銘柄はこちら!↓ | ||||||
●量子コンピューター | ●トランプ大統領 | ●トランプ・トレード | ||||
●地方創生 | ●生成AI | ●メタネーション | ||||
●サイバーセキュリティ | ●再生可能エネルギー | ●ドローン | ||||
●株主優待 | ●ゲーム | ●防災・減災 | ||||
●米株/大型優良株 | ●米株/燃料電池 | ●米株/大手IT株 | ||||
●米株/高配当株 | ●米株/天然ガス | ●米株/ディフェンシブ株 |
デルタ変異株により「旅行関連株」が全体的に軟調だが、
悪影響は限定的なので押し目買いのチャンスと考えよう!
このところ世界的に新型コロナウイルスのデルタ変異株が猛威をふるっている関係で、旅行関連株が値を消しています。実際、デルタ変異株がニュースに出るようになった7月第1週以降、航空会社やホテル、クルーズの予約に少し陰りが見えています。
これはがっかりさせられる展開には違いないのですが、大きな流れとしては、デルタ変異株の旅行関連銘柄に与える悪影響はきわめて限定的であり、押し目は買い場です。
今日はそんな旅行関連株の中でも、とりわけ出遅れ感が強い「クルーズ船」関連銘柄に焦点を当てたいと思います。
単なる移動手段ではなく「楽しむための船旅」という
近代的クルーズ産業は、1960年代にマイアミで誕生!
近代的なクルーズ産業は、1960年代にイスラエルの実業家であるテッド・アリソンが、フロリダのマイアミで1966年に創業したノーウェジアン・クルーズ・ライン(ティッカーシンボル:NCLH)と、1972年に創業したカーニバル・クルーズ・ライン(現在のカーニバル/ティッカーシンボル:CCL)を続けざまに起業したことから始まりました。
それ以前にも、例えば米国のニューヨークと英国のサウスハンプトンの間を運航する「遠洋定期船(Ocean liners)」は存在したのですが、ジェット旅客機が登場してから船旅はすっかり時代遅れになっていました。
テッド・アリソンは「A地点からB地点への移動手段としての客船ではなく、地中海のような特定の地域をぐるぐる回遊するクルーズに需要があるのではないか?」と考えました。この発想の転換こそが、今日のクルーズ産業の隆盛の起点となりました。
クルーズ船の業界団体であるCLIAの資料によれば、クルーズの行き先としてはカリブ海が圧倒的な人気となっています。
前出のカーニバル・クルーズ・ラインの1番目の船「マーディグラ」を含む最初の3隻は、従来からの遠洋定期船を地中海でのクルーズに投入したものです。しかし、1982年に就航した「トロピカル」以降は、設計の段階から沢山の乗客を乗せて波の荒くないカリブ海で運行することを考えられた、いわゆる「クルーズ船(Cruise ships)」を運行しています。当時のクルーズ船は、煙突のカタチが流線型で傾斜していることから「くじらのしっぽ(Whale tail)」と呼ばれ、今日の典型的なスタイルを確立しました。
現在、世界で運行されている超大型の遠洋定期船は、カーニバルの子会社であるキューナードが、主にニューヨークとサウスハンプトンの間で運行している「クイーン・メリー2」のみです。その特徴は、北大西洋の荒波に揉まれても大丈夫なように、船底がV字型で特別の補強がされていることに加え、船足が速いという点にあります。それ以外の世界の超大型船は、すべてクルーズ船に分類されます。
クルーズ産業は、新型コロナの感染拡大までは安定的に成長!
クルーズ船の大型化により料金が低下し、乗客数は右肩上がりに
クルーズ産業は、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われるまで安定的に成長してきました。この産業の特徴は「自ら需要を創出できる」点にあります。具体的には、スケールの大きな新型船を建造すれば、キャパシティの増加に合わせて不思議と需要もどんどん増えるのです。
クルーズ船は、大型になればなるほど乗客当たりの運行コストが下がるため、利益を出しやすくなって料金も安く設定することが可能になります。クルーズ船の大型化とそれに伴う料金の低下は、クルーズの大衆化の大きな原動力となりました。その結果、世界のクルーズ乗客数は右肩上がりに伸び、2019年の乗客数は2970万人に達しました。
2020年は新型コロナウイルスで世界の主要クルーズ船がすべて運行をストップしたため、乗客数は激減しています。
なお、業界最大手はカーニバル(ティッカーシンボル:CCL)で、第2位はロイヤル・カリビアン(ティッカーシンボル:RCL)、第3位はノーウェジアン・クルーズ・ライン(ティッカーシンボル:NCLH)です。
業界最大手の3社は順調に運行再開を進めており、
今年冬から来年にかけての予約状況も絶好調に!
クルーズの乗客はアメリカ人が多いのですが、米国の疾病予防管理センター(CDC)がクルーズの再開になかなかOKを出さなかった関係で、欧州に比べて米国発のクルーズは再開が遅れています。
しかし、今年冬から来年にかけての予約状況は、カーニバル、ロイヤル・カリビアン、ノーウェジアン・クルーズ・ラインの3社とも絶好調です。
このうちロイヤル・カリビアンが最も早く運行を再開しており、現在までに36隻所有しているクルーズ船の60%が営業をはじめ、年末までに80%が営業を再開する見通しです。他社もそれに追従し、今後、順次運行を再開する予定です。
カーニバルは7月から地中海やドイツでクルーズを再開したことに加え、8月1日には「マジェスティック・プリンセス」がアラスカ周遊クルーズを完了しました。
ノーウェジアン・クルーズ・ラインは先週、シアトル−アラスカ間のクルーズを再開することで北米でのクルーズ再開の火蓋を切りました。今後も順次運行を再開し、年末までに全クルーズ船の70%を再就航させる考えです。
このように大手3社のクルーズ船は、そろって稼働しはじめています。
【今週のまとめ】
デルタ変異種のまん延により下落中の「クルーズ船」関連銘柄だが、
運行の再開により株価の見直しが期待できる!
新型コロナウイルスのデルタ変異種がまん延しているというニュースで、「クルーズ船」関連銘柄は軟調に推移しています。しかし、カーニバル、ロイヤル・カリビアン、ノーウェジアン・クルーズ・ラインというクルーズ船の最大手3社は、ともに防疫対策に力を入れつつクルーズを再開し始めています。その結果、各社の予約状況はきわめて好調です。
今後、運行の再開が進むとともに「クルーズ船」関連銘柄が見直されることが予想されるので、チェックしておきましょう。
【※関連記事はこちら!】
⇒【証券会社おすすめ比較】外国株(米国株、中国株、ロシア株、韓国株など)の取扱銘柄数で選ぶ!おすすめ証券会社
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
⇒ノーウェジアン・クルーズ・ライン(NCLH)の最新株価はこちら!
拡大画像表示
【※今週のピックアップ記事はこちら!】
⇒【米国株】国内旅行&行楽に特化した「旅行」関連銘柄を紹介! ワクチン接種による経済再開が進み、米国の「夏の行楽」需要はコロナ前を超える勢いで復活中!
⇒株主優待名人・桐谷さんが「ネット証券の選び方」を解説! 株初心者は手数料の安さに加え、取り扱い商品のラインナップやサービス内容で総合的に比較しよう
↓今注目の「投資テーマ」の解説&銘柄はこちら!↓ | ||||||
●量子コンピューター | ●トランプ大統領 | ●トランプ・トレード | ||||
●地方創生 | ●生成AI | ●メタネーション | ||||
●サイバーセキュリティ | ●再生可能エネルギー | ●ドローン | ||||
●株主優待 | ●ゲーム | ●防災・減災 | ||||
●米株/大型優良株 | ●米株/燃料電池 | ●米株/大手IT株 | ||||
●米株/高配当株 | ●米株/天然ガス | ●米株/ディフェンシブ株 |
【※米国株を買うならこちらの記事もチェック!】
⇒米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年12月2日時点】
「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社 |
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
約4900銘柄 | <現物取引>約定代金の0.495%(上限22米ドル)※買付時の為替手数料が無料/<信用取引>約定代金の0.33%(上限16.5米ドル) |
【マネックス証券のおすすめポイント】 外国株の取扱銘柄数はトップクラス! また、米国株の買付時の為替手数料が0円(売却時は1ドルあたり25銭)となるキャンペーンが長期継続しており、実質的な取引コストを抑えることができる。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税込)が最大3万円がキャッシュバックされる。米国ETFの中で「米国ETF買い放題プログラム」対象21銘柄は、実質手数料無料(キャッシュバック)で取引が可能。米国株の積立サービス「米国株定期買付サービス(毎月買付)」は25ドルから。コツコツ投資したい人に便利なサービス。米国株は、時間外取引に加え、店頭取引サービスもあり日本時間の日中でも売買できる。また、NISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株の購入手数料も全額キャッシュバックされて実質無料! 企業分析機能も充実しており、一定の条件をクリアすれば、銘柄分析ツール「銘柄スカウター米国株」「銘柄スカウター中国株」が無料で利用できる。 |
|
【関連記事】 ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! |
|
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
約5300銘柄 | <現物取引>約定代金の0.495%(上限22米ドル)/<信用取引>約定代金の0.33%(上限16.5米ドル) |
【SBI証券のおすすめポイント】 ネット証券最大手のひとつだけあって、米国から中国、韓国、アセアン各国まで、外国株式のラインナップの広さはダントツ! 米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能で、一部米国ETFは手数料無料で取引できる。また、2023年12月1日から米ドルの為替レートを「0円」に引き下げたので、取引コストがその分割安になった。さらにNISA口座なら米国株式の買付手数料が無料なので、取引コストを一切かけずにトレードできる。米国株を積立購入したい人には「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。また、米国株の信用取引も可能。さらに、リアルタイムの米国株価、48種類の米国指数および板情報を無料で閲覧できる点もメリットだ。米国企業情報のレポート「One Pager」、銘柄検索に使える「米国株式決算スケジュールページ」や「米国テーマ・キーワード検索」、上場予定銘柄を紹介する「IPOスピードキャッチ!(米国・中国)」など情報サービスも多彩。「SBI 証券 米国株アプリ」は「米国市場ランキング」「ビジュアル決算」「銘柄ニュース」などの機能が充実している。 |
|
【関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! |
|
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
約4750銘柄 | <現物取引>約定代金の0.495%(上限22米ドル)/<信用取引>約定代金の0.33%(上限16.5米ドル) |
【楽天証券おすすめポイント】 米国、中国(香港)、アセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)と幅広い銘柄がそろっており、米国株の信用取引も利用可能! 指定の米国ETF15銘柄については買付手数料が無料で取引ができるのもお得。さらに、2023年12月からは米ドル⇔円の為替取引が完全無料! NISA口座なら米国株の売買手数料が0円(無料)なのもメリットだ。米国株の注文受付時間が土日、米国休場を含む日本時間の朝8時~翌朝6時と長いので、注文が出しやすいのもメリット。米国株式と米国株価指数のリアルタイム株価、さらに米国決算速報を無料で提供。ロイター配信の米国株個別銘柄ニュースが、すぐに日本語に自動翻訳されて配信されるのもメリット。米国株の積立投資も可能で、積立額は1回3000円からとお手軽。楽天ポイントを使っての買付もできる。銘柄探しには、財務指標やテクニカル分析などの複数条件から対象銘柄を検索できる「米国株スーパースクリーナー」が役に立つ。 |
|
【関連記事】 ◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい! |
|
◆DMM.com証券(DMM株) ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
約2400銘柄 | 無料 |
【DMM.com証券おすすめポイント】 米国株の売買手数料が完全無料なので、取引コストに関しては割安! ただし、配当金が円に両替される際の為替スプレッドが1ドルあたり1円と高いので、配当狙いで長期保有する人は注意が必要だ。他社と違う点としては、外貨建ての口座がなく、売却時の代金や配当が自動的に米ドルから円に交換されること。米ドルで持っておきたい人には向かないが、すべて円で取引されるため初心者にとってはわかりやすいシステムと言えるだろう。また、米国株式と国内株式が同じ無料取引ツールで一元管理できるのもわかりやすい。米国株の情報として、米国株式コラムページを設置。ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ拾い読み」も掲載されている。 |
|
【関連記事】 ◆DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い!大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説! ◆【証券会社比較】DMM.com証券(DMM株)の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介! |
|
【米国株の売買手数料がなんと0円!】 |
※ 本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。 |