韓国で50万部の超ロングセラーが発売から7年、いよいよ日本に上陸。韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、学生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。執筆に8年かかったとされる『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
今回の連載から紹介するのは、モチベーションアップに役立つ9人のエピソード。受験勉強につかれている人や仕事がうまくいかずつかれている人に、そっと届けたい内容です。周囲に疲れている人がいたら、ぜひ教えてあげてください。あなたがきっと、その人のモチベーターになるでしょう。

【1分間でやる気アップ】誰かに話したくなる「モチベーション」の話【エピソード5】Photo: Adobe Stock

心の中にモチベーターを持とう

 自分と競争するときは、自分をダメにする「ライバル」を持つよりも、心の中に「モチベーター(Motivator)」を持ちましょう。

「モチベーター」とは、その人の生きざまを通じて、それを見守る人の心に情熱を花咲かせてくれる人のことです。それは彼ら自身、自分との孤独な戦いに勝利を収めた人たちだからです。

 心の中にライバルを持つと、常に相手が持つ「条件」に目がいってしまいますが、モチベーターを持てば、彼らの「人生に対する態度」が見えます。心を開いて、人生の先輩から多くのことを学びましょう。

 ひょっとすると今日にでも、あなたの生き方を振り返らせてくれる人生のモチベーターに出会えるかもしれません。

ケース:三浦建太郎(漫画家)

 この13年間、1日も欠かさず漫画を描いてきました。毎日15時間、執筆に集中します。

 以前、漫画の中に10万人の大群を登場させたことがありますが、私はその10万人を一人ひとり丁寧に描き上げました。主人公の体に傷ができるシーンがあると、傷ごとに番号をつけておき、話の進行とともにそれぞれの傷がついてからどれくらい経過したのか、治療は受けたのかなどと考えながら、治っていく過程を絵で表現しました。

 私は自分が満足するまで、何度でも描きます。どれだけ時間がかかっても、全体の流れを損なう要素が一つでもあれば、はじめから漫画を描き直すのです。

(本原稿は書籍『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』の一部抜粋したものです)