韓国で50万部の超ロングセラー、韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、中高生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。いま、再燃している『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
親が子が寝ているあいだに、机の上にそっと置く社会現象が起きたほど、親にも子にも衝撃的な話題作となった勉強本。ギフト需要が高まるこの時期に1章ごとのトピックを紹介していく(4章/13章)。(構成/ダイヤモンド社武井康一郎)
勉強は心を鍛える
勉強の本質は「成長」です。何度もへたり込みそうになる「弱々しい自分」を、熱く燃え上がる人間に生まれ変わらせてくれます。さらに人生に付き物の喜びと挫折の練習をし、人生に必要な徳目を成長させます。そうやって、自分の心を鍛えるのです。
勉強でどんな能力を得られるでしょうか。ココまで詳しく紹介しているものは私自身、見たことがありません。心してついてきてください。
学校で学ぶ内容は、「探求力」「洞察力」「知的好奇心」を定着させ、学ぶ過程を通して「集中力」「根気」「好奇心」「記憶力」「理解力」「真面目さ」「誠実さ」「達成感」が養われます。
問題を解けば、「推理力」「批判力」「思考力」「問題解決力」が身につき、勉強で壁にぶつかったときでさえ、「意地」「根気」「感情調節能力」「回復力」が伸びます。
さらに、コンディションの調節のために「体力管理能力」も備わり、目標を達成すれば、「自信」「自尊心」「目標達成力」が得られます。これらの力量は、人生で一番重要な「創造性」と「独創性」を準備する頼もしい基礎にもなります。勉強する中で、全体的な人間力が一挙に上昇するのです。
一方、「怠惰」「だらしなさ」「躊躇(ちゅうちょ)」「うぬぼれ」「あきらめ」「心配」「懸念」「めんどくさがり」「偏見」「意志薄弱」「怒り」「虚栄心」「焦り」「感情起伏」「自己合理化」「時間の浪費」「不平不満」などの誤った態度を自力で改善できるようになります。自分の力で自分という人間の心を成長させていくのです。
もちろん、気が乗らない日や気持ちが落ち込んでいる日もあるでしょう。ですが、そういう日こそ、心を鍛えるのに、勉強をする絶好の日なのです。鳥は、風が強く吹く日に巣作りをします。強い風にも耐えられる巣をつくるためです。勉強も一緒。「風が強い日」にこそ、机に向かうのです。
(本原稿は、『勉強が面白くなる瞬間』第4章のダイジェスト版です)