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「キャッシュレス決済」は、ライフスタイルの変化やサービス変更に合わせて見直そう! 還元率が1.5~2%の注目クレジットカードや決済手段で選ぶコツを紹介

2021年4月28日公開(2023年1月26日更新)
風呂内亜矢
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 この4月から、新生活をスタートさせた人も多いでしょう。何かとやることがあって忙しいかもしれませんが、1月や4月といった節目のタイミングは、物事を始める好機。おのずと活動的になっているときこそ、新しいことを始めるにしても勢いがつきやすいので、挑戦してみることをおすすめします。

 なかでも、ぜひ取り組んでいただきたいのが、“お金に関連した見直し”です。就職や転勤などで、これまでと収支の流れが変わるのであれば、家計の予算を改めて組み直す必要があるでしょう。

 それに加えて取り組みたいのが、クレジットカードや電子マネーといった、日々利用する決済手段の見直しです。引っ越しなどで環境が大きく変わった場合は、よく行くお店や利用するサービスが変わるため、もっとも便利&お得な決済手段を再検討するのがベターです。

 また、このコロナ禍で日常生活が大きく変わり、これまで使っていた決済手段に、あまりメリットを感じられなくなっている人も多いのではないでしょうか。

 そこで今回は、決済手段を見直すときのポイントや、今注目したいクレジットカードなどについて紹介します。

【※もっともお得なクレジットカードを2人の専門家がジャンル別に紹介!】
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!

コロナ禍を背景にキャッシュレス決済はますます浸透!
もっとも利用されているのは、依然としてクレジットカード

 まずは、これまで深く考えずにキャッシュレス決済を選んできた人、新たにキャッシュレス決済を本格的に取り入れていこうという人などに向けて、“基本のキ”からお話しします。

 コロナ禍で俄然注目度が高まったキャッシュレス決済ですが、その種類はさまざまです。クレジットカードや電子マネーのほか、デビットカードやプリペイドカードもありますし、スマホでバーコードを読み取るなどして決済する「コード決済」も、このところだいぶ普及が進みました。
【※関連記事はこちら!】
キャッシュレス決済を“手段”と“決済タイミング”別に9種類に分け、種類別にメリット・デメリットを解説!初心者におすすめのコード決済の選び方なども紹介!

 2021年1月に消費者庁が発表した「キャッシュレス決済に関する意識調査結果」によると、調査が実施された2020年12月時点で、キャッシュレス決済を日常的に利用している人の割合は、前年よりも増加。「あまり利用していない」「まったく利用していない」と回答した人は、全体の10%程度にとどまっており(前年は15%程度)、世間の大部分の人にとって、キャッシュレス決済がもはや当たり前の存在になっていることがわかります。

 同調査によると、「利用頻度が高いキャッシュレス決済は何か(複数回答可)」という問いに対し、もっとも利用している人が多かったのは、クレジットカードでした(キャッシュレス決済をしている人のうち、約80%が利用)。また、前年からの増加率で見ると、コード決済が高くなっています(2019年は34.4%⇒2020年は42.1%)。一時期は大規模なキャンペーンで注目を集めていたコード決済ですが、最近は各社のキャンペーン合戦もだいぶ沈静化し、以前に比べるとお得度は薄まっています。それでも利用者が増加しているのは、コロナ禍において、非接触で決済できる点が好感された影響もあるかもしれません。

 依然として「Suica」や「WAON」といった電子マネーの利用率も高いことを考えると、クレジットカードを所有し、なおかつ電子マネーやコード決済も所有して、その時々で使い分ける人が多いと考えられるでしょう。
【※関連記事はこちら!】
「キャッシュレス決済」おすすめ比較!「PayPay」や「LINE Pay」「楽天ペイ」など、主要な「スマホ決済」の還元率や利用可能なコンビニ、最新のキャンペーン情報を紹介!

 ちなみに、コード決済のような新しい決済手段は、若年層の利用が多そうな印象だと思いますが、実際には世代間でそれほど顕著な差は見られません。20代、30代、40代は旺盛にコード決済を活用しており、50代以上になるとやや利用者は減るものの、激減というほどではないようです。

クレジットカードで「共通ポイント」を貯めるときには
コード決済や電子マネーなども併せて使う!

 決済手段を選ぶ際の切り口はいくつもありますが、もっともオーソドックスなのは、「どのポイントを貯めたいか」という観点で選ぶことでしょう。キャッシュレス決済のメリットは、人やモノとの接触機会を減らせることに加え、ポイント還元が受けられて現金決済よりもお得な点にあります。自分がよく行くお店などで貯められるポイントをチェックし、そこから決済手段を検討するのが基本です。

 ちなみに、コード決済各社は当初、加盟店手数料を一時的に無料とすることで、加速度的に加盟店を増やしてきました。ただ、計画に変更がなければ、2021年の10月頃から順次、加盟店手数料をとる予定とするサービスも多いです。そうした影響から加盟店が減る可能性もあることを、頭の片隅に置いておいたほうがいいでしょう。

 無数にあるポイントのなかでも、とりわけ貯めやすいのが「共通ポイント」で、代表的なものとして「Tポイント」や「Ponta」「楽天スーパーポイント」「dポイント」の4種類が挙げられます。どの共通ポイントにも、それぞれ貯めやすいクレジットカードがありますが、最近はクレジットカードとコード決済、あるいは電子マネーなどを組み合わせて持つことで、より一層貯めやすくなったり、利便性が増したりする構造になっています。
【※関連記事はこちら!】
“ポイントマスター”の節約芸人が推奨する、高還元でお得なクレジットカードを紹介!「au PAY+au PAYカード」など、組み合わせると得するコード決済も紹介!

 たとえば、Tポイントを貯められる代表的なクレジットカードに「Yahoo! JAPANカード」があります。クレジットカードのポイント還元率の高低を測る一つの基準は「1%」で、1%以上だと「高い」と判断されますが、「Yahoo! JAPANカード」の基本のポイント還元率は1%。提携先で利用すると、さらに還元率がアップします。

Yahoo! JAPANカード
還元率 1.0~3.0%
「Yahoo! JAPANカード」のカードフェイス
発行元 ワイジェイカード
国際ブランド VISA、Master、JCB
年会費 永年無料
家族カード あり(年会費永年無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
モバイルSuica、ICOCA、
nanaco
(還元率0.5%)
au WALLET
(Masterのみ)
関連記事 「Yahoo! JAPANカード」はTポイント利用者必携!年会費無料で還元率1%、Tカード機能も搭載し、Yahoo!ショッピングではポイント3倍の高スペック!
「Yahoo! JAPANカード」の公式サイトはこちら

 「Yahoo! JAPANカード」と併せて持つなら、コード決済の「PayPay」が適しています。というのも、「PayPay」にチャージできるクレジットカードは、今のところ「Yahoo! JAPANカード」に限定されているからです(※今後、「Yahoo! JAPANカード」のほかに「PayPayカード」も登場する予定。ここで掲載している情報は2021年4月13日時点のもの)。

 「PayPay」は商店街の中にあるお店や、レストラン、バーなどの個人商店などでも使えるところが多いので、「Yahoo! JAPANカード」と「PayPay」の組み合わせは、地元でよく買い物や食事をする人などに適していると言えるかもしれません。
【※関連記事はこちら!】
PayPay(ペイペイ)のメリット、特徴、キャンペーンの攻略法をわかりやすく解説! 乱立するコード決済の中でも知名度や利便性、お得度は「PayPay」が圧倒的

PayPay

PayPay

(※2021年4月5日時点)
還元率 クレカ決済 コンビニ対応
基本 特典※1
0.5% +0.5%
(前月の100円以上の決済回数が50回以上/月)
+0.5%
(前月の決済金額が10万円以上/月)
+1%
(前月の100円以上の決済回数が50回以上/月、かつ前月の決済金額が10万円以上/月)
※付与上限は、合計で7500ポイント/回、1万5000円ポイント/期間

※「ヤフーカード」は左記ポイントは付与されるが、クレカのポイントは付与対象外。その他のクレカは、左記ポイントの付与対象外
 セブンイレブン 
 ファミマ 
 ローソン 
 ミニストップ 
【PayPayのおすすめポイント】
ソフトバンクグループの決済サービスで、2018年の「100億円キャンペーン」が話題となって一気に普及した。ポイント与率は通常0.5%、前月の100円以上の決済回数が50回以上なら1%(+0.5%)、前月の決済金額が10万円以上なら1%(+0.5%)、両方を達成すると1.5%(+1%)。毎月数多くのキャンペーンを積極的に実施しており、上手に活用すればかなりお得となる。また、「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でチャージし、ソフトバンク・ワイモバイルの支払いをクレカで行えば、実質的にポイント2重取りが可能。
【関連記事】
「Yahoo! JAPANカード」はTポイント利用者必携! 年会費無料で還元率1%、Tカード機能も搭載し、Yahoo!ショッピングではポイント3倍の高スペック!
PayPay(ペイペイ)のメリット、特徴、キャンペーンの攻略法をわかりやすく解説! 乱立するコード決済の中でも知名度や利便性、お得度は「PayPay」が圧倒的!
iPhone、Androidにダウンロード(App StoreまたはGoogle playへ)※認識しにくいときは、カメラのズーム機能をご利用ください   

 また、ネットショッピング好きで楽天スーパーポイントを貯めており、クレジットカードの「楽天カード」を持っている人なら、それに合わせたコード決済で「楽天ペイ」を選ぶのも王道です。
【※関連記事はこちら!】
「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分!

 「楽天ペイ」は主要なコンビニなどで利用でき、「楽天カード」からチャージするとポイント還元率1.5%。楽天銀行やラクマからチャージした場合や、貯めた楽天スーパーポイントで決済した場合などはポイント還元率1%になります。ネットショッピングで貯めた楽天スーパーポイントを街中で利用できるのが便利で、とにかく楽天スーパーポイントを貯めている人にとっては、黄金の組み合わせと言えるでしょう。

楽天カード
還元率 1.0~3.0%
(通常時は還元率1.0%、楽天市場や楽天ブックス利用時は還元率3.0%に。なお、楽天市場・楽天ブックス利用時に獲得できる+1.0%分はポイント付与の翌月末までの期間限定ポイント)
楽天カードの詳細はこちら!
発行元 楽天カード
国際ブランド VISA、Master、JCB、AMEX
年会費 永年無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
楽天Edy(還元率0.5%)
関連記事 【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(メインカード部門)
「楽天カード」の4券種の中で、もっとも得するカードを選ぶ方法をカード専門家が解説! ゴールド、プレミアム、ブラックの特典を比較して最適な券種を選ぼう
楽天カード公式サイトはこちら
楽天カードへの新規入会&利用でポイントがもらえるキャンペーン中!
楽天カード入会で楽天スーパーポイントがもらえるキャンペーン実施中!

 また、昨今は通信大手が軒並み金融事業に参入しているため、利用している通信会社に合わせてキャッシュレス決済を選択するのも一般的です。たとえば、ドコモユーザーであれば、クレジットカードの「dカード」を持つと、共通ポイントのdポイントを効率的に貯められます。

dカード
還元率 1.0%
「dカード」のカードフェイス
発行元 NTTドコモ
国際ブランド VISA、Master
年会費 永年無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
iD
関連記事 「dカード」は「dポイント」を貯める最強カード! ドコモ利用者以外は年会費無料の「dカード」、ドコモ利用者は「dカード GOLD」がおすすめ!

 auユーザーであれば、クレジットカード「au PAYカード」と、コード決済の「au PAY」を併用するのがおすすめ。どちらも、共通ポイントのPontaを貯められるところがメリットです。
【※関連記事はこちら!】
「au PAY カード」が“ローソンで一番得するクレジットカード”に進化! 年会費“実質”無料、通常還元率1%、ローソンで最大12%還元、auユーザー以外もお得に!

au PAY カード
還元率 1.0~2.0%
「au PAY カード」のカードフェイス
発行元 auフィナンシャルサービス
国際ブランド VISA、Master
年会費(税込) 永年無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
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【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出! 全8部門の“2022年の最優秀カード”を詳しく解説!(スマホ決済+クレジットカード部門)
詳細はこちら(公式サイトへ)

 ソフトバンクはヤフーを連結子会社としていることもあり、ソフトバンクのスマホなどを利用していると、利用料の一部をTポイントで還元してもらうことができます。よって、ソフトバンクユーザーなら「Yahoo! JAPANカード」やコード決済の「PayPay」を利用すると、ザクザクTポイントを貯められることになります。

 もちろん、楽天モバイルのユーザーであれば、「楽天カード」や「楽天ペイ」を利用するのがベストでしょう。
【※関連記事はこちら!】
「楽天ポイント」が“最強の共通ポイント”である理由を解説! 楽天カードや証券、銀行など、楽天グループの循環システムを構築して“最強ポイント”の座は盤石!

ポイント還元率が1%以上の高還元クレジットカードは?
決まった日だけ還元率1.5%の「アンドロメダカード」などに注目

 キャッシュレス決済の初心者であれば、ここまで紹介してきたように、共通ポイントや通信会社などに合わせてクレジットカードやコード決済を選んでいけば、特に問題ありません。

 ここからは、これらのキャッシュレス決済をすでに所有しており、新たにお得なクレジットカードを持ちたい人や、使う場所によってキャッシュレス決済を使い分けることをまどろっこしく感じる人に向けて、おすすめのクレジットカードを紹介します。

 最初に紹介したいのは、「Visa LINE Payクレジットカード」です。「Visa LINE Payクレジットカード」は、その名のとおり、メッセンジャーアプリのLINEが手掛けるクレジットカードで、利用の度に「LINEポイント」を貯められます。似た名前のものに「Visa LINE Pay プリペイドカード」がありますが、こちらはバーチャルのプリペイドカードで別物です。

 「Visa LINE Payクレジットカード」は2021年4月末まで、サービス初年度特典としてポイント還元率3%と、かなり高めの設定にしていました。その期限は間近に迫っていますが、2021年5月から2022年4月末までは、2%のポイント還元が続くとのこと。これまでに比べて1%ダウンするのは残念ですが、一般的なクレジットカード(還元率の高低を判断する目安は「1%」)よりもはるかに高いので、引き続き注目に値するでしょう。

 なお、コード決済の「LINE Pay」と「Visa LINE Payクレジットカード」を紐づけると、事前チャージをすることなく「LINE Pay」を利用できるので、セットで使うと便利です。ただし、「LINE Pay」も5月からは条件変更があるため、注意が必要。従来であれば、利用の頻度に応じて1〜3%の還元を得られていましたが、5月以降は一律0.5%になります。

 よって、5月以降は「Visa LINE Payクレジットカード」を通常のクレジットカードとして使ったり、Apple PayやGoogle Payに取り込んで「iD」として支払い、一律2%の還元を受ける使い方が、利便性も還元率もおおむね高い方法になりそうです。
【※関連記事はこちら!】
LINEポイントクラブのランクに関係なく、スマホ決済で3%還元になる裏ワザ! Visa LINE Payクレジットカードを楽天ペイやPayPayなどで利用するのがカギ!

 続いて紹介するのは、高還元カードの定番とも言える「リクルートカード」です。「リクルートカード」のポイント還元率は1.2%。年会費永年無料のクレジットカードとしては最高水準で、リクルートのサービスを利用した際には、さらにアップします。貯まったポイントを共通ポイントのPontaポイントと等価交換できるのも魅力で、持っていて損はない一枚です。
【※関連記事はこちら!】
Pontaポイントが貯まりやすいクレジットカードは?「ローソンPontaプラス」や「au PAYカード」「リクルートカード」など4枚の年会費や還元率を比較して検証!

 リクルートカード
還元率 1.2%
「リクルートカード」のカードフェイス
発行元 三菱UFJニコス、JCB
国際ブランド VISA、Master、JCB
年会費 無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
モバイルSuica、nanaco、
ICOCA(VISA、Masterのみ)、楽天Edy(VISA、Masterのみ)
関連記事 「リクルートカード」の2枚持ちが攻守最強の理由!nanacoや楽天Edyのチャージでも還元率1.2%で、年会費無料、ETCカードも無料とメリット尽くし!
「リクルートカード」の公式サイトはこちら

 ポイント還元率が通常は1%ながら、毎週第1日曜日だけ1.5%にアップするという、ユニークなシステムの「Andromeda Card(アンドロメダカード)」も注目です。ポイントは1ポイント=1円として「Google Pay」専用デポジットに自動変換され、Google Payで決済すると自動的に差し引かれるのが特徴で、ポイントを使い忘れて失効させてしまう恐れがありません。

 なお、ポイントの失効が怖い人には、利用すると毎回料金の一部が自動的に1%OFFになる「P-one カード<Standard>」もおすすめです。

コロナ禍でライフスタイルが変わったら、
今の自分に合ったキャッシュレス決済の追加も検討を

 また、従来“航空系”のクレジットカードを始めとする、旅行・出張などに関連した特典が多いクレジットカードを使っていた人は、このコロナ禍であまり恩恵を享受できなくなっているはずです。実際、2020年には航空系クレジットカードや、コンシェルジュサービスなどを展開する、富裕層向けのクレジットカードなどの新規申し込みが減少したと言われます。

 コロナ禍で一時的に魅力の薄れたクレジットカードは、どう扱えばいいのでしょうか。もっとも多いのは、そのまま使い続ける選択をする人ではないかと思われます。たしかに、いずれコロナ禍は収束するはずなので、マイルなどを貯め続けるのも一案です。幸い、マイルの利用期限の延長などの救済措置も実施されているため、旅行できるようになったとき、マイルなりポイントなりを一気に放出するのもいいでしょう。

 ただ、航空系のクレジットカードは年会費無料ではないものも多いですし、コロナ禍がいつ収束するかもわかりません。また、アフターコロナ時代には溜まりに溜まった旅行の需要が爆発して、予約をとるのが困難になったり、旅行自体の価格が吊り上がったりする可能性があることは、念頭に置いておきましょう。

 コロナ禍の間は航空系などのクレジットカードの利用頻度を落とし、それに代わる別のクレジットカードを使う手もあります。今回紹介したもののほか、コロナ禍でライフスタイルが変わったなら、それに合わせたキャッシュレス決済を選ぶのもおすすめ。以前は外食が多かったものの、自炊が増えて、スーパー(たとえばイオン)でよく買い物をするようになったのなら、「イオンカードセレクト」を検討してみる。ネットショッピングが増えたなら「楽天カード」を作ってみる――といった具合です。流通系カードは年会費無料のものも多いため、比較的気軽に作ることができます。

イオンカードセレクト
還元率 0.5~1%
「イオンカードセレクト」のカードフェイス
発行元 イオンフィナンシャルサービス
国際ブランド VISA、Master、JCB
年会費 無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
WAON、モバイルSuica、SMART ICOCA
(モバイルSuicaとSMART ICOCAのチャージ分は還元率0.25%)
関連記事 イオンカードを作るなら「イオンカードセレクト」が一番お得! WAONチャージでのポイント2重取り&イオン銀行で預金金利が優遇されやすくなる特典も!
「イオンカードセレクト」の公式サイトはこちら
「イオンカードセレクト」のキャンペーンはこちら
楽天カード
還元率 1.0~3.0%
(通常時は還元率1.0%、楽天市場や楽天ブックス利用時は還元率3.0%に。なお、楽天市場・楽天ブックス利用時に獲得できる+1.0%分はポイント付与の翌月末までの期間限定ポイント)
楽天カードの詳細はこちら!
発行元 楽天カード
国際ブランド VISA、Master、JCB、AMEX
年会費 永年無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
楽天Edy(還元率0.5%)
関連記事 【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(メインカード部門)
「楽天カード」の4券種の中で、もっとも得するカードを選ぶ方法をカード専門家が解説! ゴールド、プレミアム、ブラックの特典を比較して最適な券種を選ぼう
楽天カード公式サイトはこちら
楽天カードへの新規入会&利用でポイントがもらえるキャンペーン中!
楽天カード入会で楽天スーパーポイントがもらえるキャンペーン実施中!

 手持ちのキャッシュレス決済の種類を増やしすぎて、うまく使い分けられなくなるのは考え物ですが、キャッシュレス決済はライフスタイルの変化によってフィットするものが変わるうえに、新しいものもどんどん登場しています。一つのものにこだわりすぎず、今の自分に合ったものを柔軟に選んでいくようにしたいですね。

(取材/元山夏香)

風呂内亜矢(ふろうち・あや)[ファイナンシャル・プランナー]
一級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士。会社員だった26歳のとき、貯蓄80万円でありながら自宅用としてマンションを衝動買い。物件価格以外にも費用がかかることを知り、あわててお金の勉強と貯蓄を開始。年間貯蓄額を一年で6倍まで増やす。その後、自身の体験を活かしてマンション販売会社に転職。年間売上一位の実績を上げる。2013年、ファイナンシャル・プランナーとして独立。著書は『超ど素人がはじめる資産運用』(翔泳社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)、『ケチケチせずにお金が貯まる法見つけました!』(王様文庫)など多数。日常の記録にお金の情報を織り交ぜる「FUROUCHI vlog」を更新中⇒https://www.youtube.com/c/FUROUCHIvlog/

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0.40%
(※1)
0.60%
(※2)
0.50%
(※3)
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東京スター銀行を給与(バイトやパートも含む)または年金の受取口座に指定すると、普通預金金利が「0.10%⇒0.40%」に大幅アップするのが大きなメリット! さらに、コンビニATMの出金手数料は、月8回までなら24時間365日いつでも無料なので使いやすい。また、通常の定期預金のほか、年利0.10%の「スターワン1週間円預金」など、お得な金融商品を数多くラインナップ。
※1 次の条件のうち“いずれか1つ”を達成した場合の金利。①東京スター銀行を給与振込や年金受取の口座に指定、②東京スター銀行で合計300万円以上の資産運用商品を保有、③東京スター銀行のNISA口座で投資信託を購入。これらの条件のうち“いずれか2つ”を達成した場合は年0.30%。※2 新規に口座開設した人限定の「新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金」適用時の金利。※3「スターワン円定期預金プラス(インターネット限定)」適用時の金利。
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(※4)
【SBJ銀行のおすすめポイント】
ほかのネット銀行と比べても、定期預金金利の高さはトップクラス! さらに、セブン-イレブン(セブン銀行)やミニストップ(イオン銀行)、ファミリーマート(E-net)のATMなら、出金手数料が最低でも月10回まで無料でお得なほか、他行あて振込手数料も最低で月5回まで無料なので、月に何回も振込をする人にもおすすめ!
※1 通常の0.02%分の利息に加えて、月内の最低残高(上限1000万円)に対して0.08%分の追加利息を受け取れる「普通預金プラス」の場合。※2「100万円上限定期預金<ミリオくん>」の場合。※3 2025年1月10日までの期間限定キャンペーン「SBJ銀行15周年記念定期預金キャンペーン」適用時の金利。※4 2025年1月10日までに「はじめての定期預金〈はじめくん〉(新規口座開設者限定)」を利用したときの金利。
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普通預金金利
(年率、税引前)
定期預金金利(年率、税引前)
1年 3年 5年
◆イオン銀行(イオンカードセレクト保有者)  ⇒詳細ページはこちら!
0.13%
(「イオン銀行Myステージ」の
「ゴールドステージ」の場合)
0.30% 0.30% 0.55%
【イオン銀行のおすすめポイント】
「イオン銀行Myステージ」で「ゴールドステージ」になれば、普通預金金利が0.13%に! しかも「イオンカードセレクト」で年間50万円以上を利用するなど、一定の条件を達成すると入手できる年会費無料のゴールドカード「イオンゴールドカードセレクト」を保有すれば、無条件で「ゴールドステージ」に到達できる特典が2024年3月にスタート。「ゴールドステージ」になれば、イオン銀行ATMの手数料は24時間いつでも何回でも無料なのはもちろん、他行ATMの入出金手数料と他行あて振込手数料がそれぞれ月3回まで無料になってお得!
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◆楽天銀行  ⇒詳細ページはこちら!
0.18%
※1
0.35%
※2
0.15% 0.20%
【楽天銀行のおすすめポイント】
「楽天証券」との口座連動サービス「マネーブリッジ」を利用すれば、普通預金金利が最大0.18%に大幅アップ!  しかも、楽天証券の申し込みページから「楽天証券の口座+楽天銀行の口座」を同時に開設できるので、普通預金金利が高金利な「マネーブリッジ」の利用も簡単! また、「マネーブリッジ」を利用しても特に投資をする必要はないので、とりあえず楽天証券の口座も開設して、楽天銀行の普通預金だけ利用してもOK!
※1「楽天証券」保有者の「マネーブリッジ」適用時。300万円を超えた分の普通預金は金利0.12%の適用。※2 2025年1月31日までの期間限定キャンペーン「円定期預金 冬のボーナスキャンペーン」適用時の金利。
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※ 100万円を預けた場合の2024年11月15日時点の金利(年率、税引前)。金利は税引き前の年利率であり、利息には20.315%(国税15.315%〈復興特別所得税含む〉+地方税5%)の税金がかかります。また、最新の金利は各銀行の公式サイトをご確認ください。
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