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米国の株式市場が空前のIPOブーム!
2021年の第2四半期中には113もの企業が上場
米国の株式市場では空前のIPO(新規株式公開)ブームが進行中です。2021年の第2四半期中は113もの企業が新たに株式を上場し、399億ドルを調達しました。四半期ベースの資金調達額ではドットコムブームのときを上回るペースです。
今回は、これからIPOが予定されている銘柄の中から注目度の高い企業を紹介しましょう。
【DiDiグローバル(DIDI)】
16カ国、4000都市に展開する中国のライドシェアリング企業
まず紹介したいのは、中国のライドシェアリング企業、DiDiグローバル(ティッカーシンボル:DIDI)です。
DiDiグローバルは、7月の初めに2.88億株を13〜14ドルで売り出す計画です。約38.9億ドルという大型の調達になりますが、今は沢山のIPOが予定されている関係で、この公開規模の大きさは幹事団にとってやや荷が重いでしょう。
幹事証券はゴールドマンサックスとモルガンスタンレー、JPモルガンで、この3社が序列をつけずにまったく同じ引受比率でブックランナー(主幹事)を務めます。これは一見すると公平なようですが、見方を変えると責任の所在がうやむやになりやすい、まずい取り決めだと言わざるを得ません。
DiDiグローバルは16カ国、4000都市に展開し、1500万人のドライバーが年間4.93億人のユーザーを運んでいます。2020年の売上高は216.3億ドル、利益はマイナス16億ドルでした。
ただ、DiDiグローバルは中国の規制当局から反競争的な営業をしている疑いで調査が入っており、IPOロードショーのプレゼンテーションも弱々しい印象でした。他に良いIPOはいくらでもあるので、私ならこの案件はパスします。
【ゾーメトリー(XMTR)】
製造業のバイヤーとセラーを結びつけるマーケットプレイス
ゾーメトリー(Xometry、ティッカーシンボル:XMTR)は、製造業のバイヤー(買い手)とセラー(メーカー)を結びつけるマーケットプレイスを提供しています。
米国の製造業の多くは零細企業で、受注から製造、納品のプロセスは旧態依然としています。それに対してゾーメトリーを使うと、オンライン上で特注の部品などを製作できる業者を見つけ、適切に応札させ、取引を実現させることができます。メーカー側も、バイヤーに過去の納品への満足度を評価してもらうことで、次の商機につなげることができます。
バイヤーは、商品を発注するとすぐに契約代金の3割を手付金としてゾーメトリーに払い込みます。ゾーメトリーはメーカーに対して「ゾーメトリー・カード」を発行しており、入金された手付金をすぐにメーカーのカードに振り込むことで、メーカーは材料の買い付けや工員への支払いができるようになります。このようにゾーメトリーは、零細企業が運転資金のやりくりをしやすい仕組みを作り上げています。
2020年のゾーメトリーの売上高は1.41億ドル、純利益はマイナス3989万ドルでした。現在のアクティブ・バイヤー数は2.4万顧客、セラー数は1410社です。
今回の売出し株数は687.5万株で、価格は38〜42ドル。幹事証券は、ゴールドマンサックスとJPモルガン、UBSの3社で、上場日は6月30日前後だと思われます。
【リーガルズーム(LZ)】
個人が会社を立ち上げる際の登記事務などを支援!
リーガルズーム(LegalZoom、ティッカーシンボル:LZ)は、個人が会社を始める際に登記事務などを支援するオンライン・プラットフォームを展開しています。各種届けやコンプライアンス、税務、会計のサービスも提供しています。また必要であれば、オンライン・マーケットプレイスを通じて、弁護士を紹介することも可能です。
全米には、3100万ものスモール・ビジネスが存在しています。近年はリモートワークの一般化もあってギグエコノミー(インターネットなどを通じて単発で仕事を請け負う働き方)がさらに加速する気配を見せており、個人が単発の仕事で働く場合にも会社登記をしてから仕事を請けることが段々とポピュラーになってきました。その結果、リーガルズームのような個人の会社設立を支援するプラットフォームへの需要が高まっているのです。
リーガルズームは、2020年だけで37.5万件の会社登記をサポートしました。また、米国で新しく設立されるLLC(合同会社)の10%が、リーガルズームを利用して設立されています。
リーガルズームは、そうした小規模企業のレジスタード・エージェント(登録代理人)として、州政府から送られてくる法的な文書の伝達や返信、処理を代行するサービスも提供しています。このサービスはサブスクリプションの形で課金していますが、リーガルズームの売上高の49%をこうしたサブスクリプションが占めています。
リーガルズームの2020年の売上高は4.71億ドル、修正EBITDAマージンは19%、営業キャッシュフローは約1億ドルでした。
今回のIPOにおける発行株数は1912万株、価格は24〜27ドルで、幹事証券はJPモルガンとモルガンスタンレー、バークレイズの3社です。
【クリスピー・クリーム(DNUT)】
世界に8000カ所の販売拠点を持つドーナツショップ
クリスピー・クリーム(Krispy Kreme、ティッカーシンボル:DNUT)は、作りたてのフレッシュなドーナツを販売するショップ「クリスピー・クリーム・ドーナツ」を運営する企業です。
クリスピー・クリームは、世界370カ所の「ホット・ライト・シアターショップ(工場併設店舗)」と41の自社工場で毎日フレッシュなドーナツを生産。それを小型店舗やスーパーなど8000カ所の販売拠点に届け、そこで消費者に販売しています。このような生産流通システムを、クリスピー・クリームでは「ハブ&スポーク」と呼んでいます。
クリスピー・クリームの過去3年間の売上高成長率は年率+18.7%。2020年の売上高は11.2億ドル、純利益はマイナス6094万ドルでした。
今回のIPOでの売出株数は2667万株、価格は21〜24ドルで、幹事証券はJPモルガン、モルガンスタンレー、BofA、シティグループです。
【トーリッド(CURV)】
プラス・サイズの婦人服に突破したアパレル企業
トーリッド(Torrid、ティッカーシンボル:CURV)は、プラス・サイズ(大きめサイズ)の女性にピッタリとフィットして着心地の良い洋服を提供することで、その女性が自分の体型に自信を持ち、アクティブで充実した生活を送ることを支援するアパレル・ブランドです。
トーリッドは最先端の流行を追いかけるのではなく、常連客の最大の関心事である「自分にピッタリ合う服」を取り扱うことに細心の注意を払っており、熱烈なファン層を持っています。その結果、トーリッドは、ネット通販の返品率がわずか9%と驚異的に低いだけでなく、9割以上の顧客がポイント・プログラムに加入してリピート購買を続けています。
2021年5月1日で〆た過去12カ月の稼働顧客数は340万人、売上高は11.4億ドル、純利益は2500万ドル、修正EBITDAは1.85億ドルでした。
今回のIPOでの発行株数は800万株、価格は18〜21ドルで、幹事証券はモルガンスタンレー、BofA、ゴールドマンサックス、ジェフリーズです。
【今週のまとめ】
米国の株式市場が空前のIPOブームにある中、
特に「ゾーメトリー」と「リーガルズーム」に注目
今、米国は空前のIPOブームです。その中でも投資家がこれから買うべきIPOは、以下の4社だと思います。
・ゾーメトリー(XMTR)
・リーガルズーム(LZ)
・クリスピー・クリーム(DNUT)
・トーリッド(CURV)
とりわけゾーメトリーとリーガルズームは、一般の人々にはあまり知られていないサービスかも知れませんが、それぞれのニッチ市場で欠かせない存在であり、末永く栄える企業だと思いますので要チェックです。
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