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アルゼンチンは、シェール・ガスで世界2位の規模となる
世界屈指のシェール鉱区「バカムエルタ」を誇っている
アルゼンチンは南アメリカ大陸の南端近くに位置する国でチリ、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビア、ブラジルと国境を接しています。そのアルゼンチンの国土の西側、アンデス山脈の近くに広がるネウケン盆地に、シェール鉱区のバカムエルタ(Vaca Muerta)があります。
バカムエルタは、シェール・オイルでは世界第4位の270億バレル、シェール・ガスでは世界第2位の802兆立方フィートもの可採リソースを誇っています。今週は、そんな巨大なシェール鉱区を開発するYPF(ティッカーシンボル:YPF)を紹介します。
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「YPF」はアルゼンチン最大の政府系石油会社で、
国内のシェール油田の半数を保有!
YPFは、100年の歴史を持つアルゼンチンの政府系石油会社です。YPFの株式の51%をアルゼンチン政府が、41%を米国の機関投資家が、そして8%をアルゼンチンの機関投資家や個人投資家が保有しています。
YPFは、アルゼンチンで取れる石油と天然ガスの35%を生産しており、生産高ベースで国内第1位となっています。
アルゼンチンで生産される石油・天然ガスの大半は、国内市場で消費されます。近年、伝統的な生産手法による石油・天然ガスの採取は先細りになっており、この関係でアルゼンチンは石油輸出国から石油輸入国へ転落してしまいました。
エネルギーを外国から輸入するということは外貨の流出を意味するので、アルゼンチン政府としては、なるべく速くシェール開発を進めて再びエネルギー輸出国になることを目指しています。
現在、アルゼンチンでは209本のシェール油井が立てられており、そのうちの半分がYPFのものです。なお、YPFのほかには、ニューヨーク証券取引所に上場しているメキシコ籍の独立系石油探索生産会社、ビスタ・オイル&ガス(ティッカーシンボル:VIST)などががシェール油井を保有しています。
アルゼンチン政府は、外国の石油会社の招致にも積極的で、英国のロイヤルダッチシェルやフランスのトタール、米国のシェブロン(CVX)、エクソン・モービル(XOM)、コノコフィリップス(COP)、そしてノルウェーのスタトイルの各社がバカムエルタでシェール開発に乗り出しています。
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2020年は新型コロナの影響で赤字だったものの
すでに回復を始めており、過去12カ月の業績は黒字に転換
YPFは今、急速なペースでシェール油井を増やしています。
生産高に占めるシェールの比率は、いまだ伝統的手法に及びませんが、現在、どんどん増えつつあります。
バカムエルタのシェールは低コストです。例えば、鉱区取得コストを比較すると、米国のテキサス州にあるパーミアンが1エーカー当たり9.5万ドルなのに対して、バカムエルタは1.4万ドルに過ぎません。それ以外の操業コストについても、バカムエルタは総じて低いです。この結果、YPFはしっかりとしたマージンを確保することができます。
下のグラフは、YPFの修正EBITDAマージンです。
YPFは、引き続き積極的にシェール油井を増やしていますが、調達、探索、試掘、生産などのステップに段々と慣れてきていることから、以前と比較すると設備投資額が減少してきています。
また、YPFは借入金の返済にも着手し始めています。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で一時は油井がストップしたことに加え、人々が家に籠もったことでガソリン消費がパタッと止まってしまったことなどの理由でYPFは赤字となりましたが、過去12カ月ベースでは黒字になっています。
アルゼンチンのシェール開発は、いまだ端緒についたばかりであり、今後も長期に渡って年率+15%前後のペースで着実に生産を増やしていくことが可能だと思います。
【今週のまとめ】
アメリカより低コストでシェールを生産できるアルゼンチンで
もっとも規模の大きい政府系石油会社「YPF」を要チェック
アルゼンチンは世界屈指のシェール資源を持っている国で、アメリカ以外の国々の中では一番積極的にシェール開発に乗り出していると思います。また、アルゼンチンのシェールは、アメリカのシェールに比べると低コストで生産できることが魅力です。
そんなアルゼンチンのシェール開発に関するマーケットシェア・リーダー、YPFをぜひチェックしておきましょう。

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