「お宝銘柄」発掘術!

自動運転技術に欠かせない「LiDAR(ライダー)」の
関連銘柄を紹介! アップルのEV(電気自動車)参入で
注目を集める自動運転センサー技術「LiDAR」を解説!

2021年2月25日公開(2021年2月25日更新)
村瀬 智一
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 2月4日、米国のアップル(AAPL)が複数の自動車メーカーに対してEV(電気自動車)の生産を打診していると報じられ、市場の関心を集めました。この報道を受け、実際にマツダ(7261)など国内の完成車メーカーの株価が大きく動く場面がありました。

■マツダ(7261)チャート/日足・6カ月
マツダ(7261)チャート/日足・6カ月マツダ(7261)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 その後、関係者の話として、アップルが自動運転センサーを供給する企業と協議に入っていると一部メディアが報じました。

 この報道された自動運転センサーは、「LiDAR(ライダー)」と呼ばれるものです。LiDARは「Light Detection And Ranging(光による検知と距離測定)」の略で、対象物に光を照射し、反射光を光センサーで認識することで、距離や位置、形状などを測定する技術です。

 現在、世界中で開発されている自動車の自動運転化には、このLiDARが必要不可欠だと言われています。

アップルのEVへの本格参入の動きにより、
「LiDAR」関連銘柄が恩恵を受ける可能性に期待

 自動車業界は、完成車メーカーを頂点に、完成車メーカーに直接納品する「ティア1(Tier1)」、ティア1に製品を納める「ティア2(Tier2)」、さらにその下に「ティア3(Tier3)」という形のピラミッド構造になっています。これまで国内の完成車メーカーはピラミッドの頂点に君臨していましたが、もしアップルの受託生産を受け入れた場合、実質的にアップルの下請けになってしまいます。つまり、完成車メーカーにとっては、短期的には恩恵を受けるものの、中長期的な視点からは悩ましいところでもあるのです。

 しかし、LiDARの開発・製造に携わる企業にとっては、アップルのEV参入の動きは恩恵を受ける可能性は十分にありますし、株価的にも思惑的な材料になるでしょう。そこで今回は「LiDAR」関連の銘柄を紹介したいと思います。

【ソニー(6758)】
新型の車載LiDAR向け測距センサーを開発

 ソニー(6758)は2月18日、業界初となるSPAD(Single Photon Avalanche Diode)画素を用いた車載LiDAR向けの積層型直接Time of Flight方式の測距センサーを開発したと発表しました。株価は2月に入って高値圏での推移が続いており、25日・75日移動平均線辺りでの押し目買いを狙いたいところです。
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ソニー(6758)チャート/日足・6カ月ソニー(6758)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【京セラ(6971)】
LiDARとカメラを一体化した製品を開発中

 京セラ(6971)は、LiDARとカメラを一体化した「カメラ-LIDARフュージョンセンサ」を独自開発中です。また、LiDAR用セラミックパッケージなども展開しています。株価は、上昇する25日移動平均線を下値支持線に上昇トレンドが続いており、昨年1月14日に付けた高値7761円が視野に入っています。

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京セラ(6971)チャート/日足・6カ月京セラ(6971)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【日本電産(6594)】
ポリゴン方式のLiDARの開発を進める

 日本電産(6594)は、いくつかあるLiDARの方式の中から、ポリゴン方式が最適として開発を進めています。傘下の日本電産コパル電子でも、3種類の試作用LiDAR向けポリゴンレーザスキャナーを扱っています。株価は、昨年3月23日に付けた安値5140円(調整後終値)を底値に、現在は強い上昇トレンドが継続。過熱感が意識されやすいので、75日移動平均線辺りでの押し目を狙い目でしょう。
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日本電産(6594)チャート/日足・6カ月日本電産(6594)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【ニコン(7731)】
米国のVelodyne Lidarと受託生産契約を締結

 ニコン(7731)は、LiDARの代表的な開発・製造企業である米国のVelodyne Lidarと受託生産契約を締結したと2019年4月に発表し、株式市場でも大きな話題になりました。株価は、今年に入ってリバウンドの流れを強めていますが、競合企業と比べると出遅れ感が目立ちます。目先は1000円の大台回復で一旦は達成感が出やすいものの、1000円前後で値固めしてからのさらなる上昇が期待できます。

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ニコン(7731)チャート/日足・6カ月ニコン(7731)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【デンソー(6902)】
自動車向けセンサーを開発する米国のAevaと共同開発を実施

 デンソー(6902)は1月19日、自動車向けセンサーを開発する米国のスタートアップ企業Aevaと共同開発を行うことを発表。デンソーとAevaの技術を融合することで、周波数連続変調(FMCW)方式の次世代LiDARを共同開発し、実用化を目指す方針です。株価は、昨年3月から強い上昇トレンドが継続しており、2018年1月24日に付けた高値7218円が射程に入っています。

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デンソー(6902)チャート/日足・6カ月デンソー(6902)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト) ※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 「LiDAR」関連銘柄は、今回挙げた銘柄以外も含めて大企業が多いです。直近で決算発表も一巡したので、自分の目で改めて決算内容を点検しつつ、銘柄を選定してみるといいでしょう。

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