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米・エヌビディアの好業績とCEOの強気見通しを材料に、
日経平均株価は34年2カ月ぶりに史上最高値を更新!
前回の当連載記事が公開された翌日の2024年2月22日に、日経平均株価はついに史上最高値を更新しました。22日の日経平均株価の終値は前日比836.52円(2.19%)高の3万9098.68円で、ザラ場高値は3万9156.97円でした。1989年12月29日につけた史上最高値(終値ベース:3万8915.87円、ザラ場ベース:3万8957.44円)を34年2カ月ぶりに更新し、初めて3万9000円台にのせたのです。
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2月22日は、米・エヌビディア(NVDA)の株価が時間外で大幅高となったことが、日経平均株価の押し上げ要因となりました。AI向け半導体で圧倒的シェアを占めるエヌビディアは2月21日に2023年11月〜2024年1月期の決算を発表し、売上高が同3.7倍の221億300万ドル、純利益が前年同期比8.7倍の122億8500万ドルと、市場予想を上回りました。また、2024年2〜4月期の売上高見通しの中央値は240億ドルと、こちらも220億ドル前後を見込んでいた市場予想を上回りました。
ジェンスン・フアンCEOは「アクセラレーテッドコンピューティングと生成AIは転換点を迎えた。企業と業界、国を超えて世界的に需要が急増している」と発表資料のなかで楽観的なコメントを述べています。つまり、好業績およびCEOの強気見通しが買い材料視されました。
メディアが「日経平均株価の史上最高値更新」を報じたこともあり、
連休明けの2月26日も買いが殺到して日経平均株価は続伸!
日本は2月23~25日が3連休で、東京株式市場は休場でした。日本が連休中の23日のNYダウは3日続伸し、前日比62.42ドル(0.15%)高の3万9131.53ドルと、連日で過去最高値を更新。一方、ナスダック総合株価指数は、一時は1万6134.22ポイントと2021年11月19日につけた終値ベースの最高値1万6057.44ポイントを上回ったものの、結局、前日比44.80ポイント(0.28%)安の1万5996.82ポイントと反落して取引を終えました。
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2月23日の米国市場ではハイテク株が若干息切れ気味(利食い売りがやや優勢)でしたが、3連休中の日本では、地上波のテレビを含むさまざまなメディアが「日経平均株価の史上最高値更新」を繰り返し報じました。
この結果、連休明けの2月26日の東京株式市場では、投資家からの買い注文が殺到。例えば、26日の15時2分にテレ朝ニュース(Web版)は「東京都内にある、みずほ証券のコールセンターには、東証での取引開始前から投資の相談や注文に関する問い合わせが普段より多く寄せられています。史上最高値を更新した先週の22日のおよそ1.5倍、通常の2倍以上の問い合わせが届いているということで、担当者は『まれに見る多さだ』と話しています」と報じています。3連休中や、連休明けの26日早朝の各種メディア発の「株高報道」を受け、「今の流れに乗り遅れまい」とする投資家の買いが殺到した結果なのでしょう。
結局、2月26日と翌27日はどちらも上昇し、27日終値時点で日経平均株価は3万9239.52円まで買われました。
普段、株式投資を一切やらない居酒屋の店長ですら、
株高について興味を持っている今の状態は、相場の最終局面か!?
ところで、2月26日夜、私は近所の居酒屋に飲みに行きましたが、その際、テレビのニュース番組が映し出されており、ちょうど「26日の株高」を伝えていました。そのニュースを見ながら店長が私に「最近、株が凄く上がっているみたいだけど、そろそろ暴落するでしょ? 上がり過ぎじゃないの?」と話しかけてきました。私は「わかりません。相場のことは……」と適当に話をはぐらかしましたが、株式投資を一切やらない居酒屋の店長のような人ですら、日経平均株価が高騰していることを、最近の各種報道を通じて知っていることがよくわかりました。
さて、作り話なのか事実なのか本当のところはよく分からないのですが、昔から株式市場には「靴磨きの少年」という有名な話があります。これは、株式投資で財を成して政界に進出した人物であるジョセフ・P・ケネディ氏(ジョン・F・ケネディ米国大統領の父親)が、ウォール街で靴磨きの少年に靴を磨いてもらったときに、その靴磨きの少年から「○○の株は買ったほうがいいよ」と勧められたことで、ケネディ氏は「金融や経済の知識がほとんどない一般庶民の代表格の靴磨きの少年ですら株の話をするなんて、上昇相場は最終局面だ。これは、近い将来、株式市場が暴落する兆候に違いない」と判断し、保有していた株をすべて売却。その後、1929年10月24日に発生したニューヨーク株式市場の株価大暴落から始まる世界恐慌が起きたものの、事前に持ち株を売却したケネディ氏は難を逃れることができた、という話です。
また、アメリカの著名投資家・ジョン・テンプルトン氏の言葉とされる「Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.」という、超有名な相場格言があります。この日本語訳は「強気相場は、悲観のなかに生まれ、懐疑のなかに育ち、楽観のなかで成熟し、幸福感のなかで消えていく」です。
さて、2月26日の近所の居酒屋の店長を、私が「靴磨きの少年」と思っているのかと問われれば、答えは「ノー」です。ただし、店長が「○○の株を買った方がいいよ」と言ってきていたら、答えは「イエス」だったかもしれません。
一方、ジョン・テンプルトン氏の分類する4つの相場のステージのなかで言えば、現在の日本株は「幸福感の中で消えていく」のステージではなく、「懐疑の中に育ち」という局面であると認識しています。というのは先述の店長が「上がり過ぎ、暴落するでしょ?」と言ってきたように「まだまだ足元の相場の上昇を懐疑的に見ている投資家が多いな」と感じているからです。
まあ、たまたま一人(近所の居酒屋の店長)だけの例で、今の日本株の状況と今後の日本株の見通しを語るのには無理がありますが、言いたいことは「私は、まだまだ日本株は上がると思っている」ということです。
日本経済はすでにインフレ局面入りしているとの確信から、
「日本株は今後も上昇トレンドを描き続ける」と予想!
先行きの日本株について強気になっている最大の理由は「日本経済はデフレを脱し、すでにインフレ局面入りしている」と確信しているからです。
基本的に「株式市場はデフレが大嫌い(下がることが多い)で、インフレが大好き(上がることが多い)」なのです。これに関しては、日本銀行の植田総裁が2月22日の衆院予算委員会で「物価は去年までと同じような右上がりの動きが続くと一応予想しています。そういう意味で、デフレではなく、インフレの状態にあると考えています」と述べ、「日本経済はデフレではなく、インフレの状態にある」との認識をはじめて示しました。日本経済のインフレ局面入りは、私の「根拠のない妄想」ではなく、日銀総裁のお墨付きなのです。
よって「日本株はインフレを好感する格好で、今後も上昇トレンドを描き続ける」と予想することが妥当と考えています。
今まさに、株式投資を実行することによって成り上がれる確度が高まっていると、強く感じています。千載一遇の投資のチャンスをなんとかものにして、多くの最下層の方が経済的な成功をつかむことを切に願っております。
投資を実行するからには、今まで以上に金融・経済などの投資に関する有益な情報を得るように努めてください。また、投資に関する分析・研究などにも、可能な限り時間を割くように生活をするようにしてください。「努力なくしては、経済的な成功はない」と肝に銘じて相場にのぞみ続けることは忘れなければ、相当高い確率で成り上がることができるはずです。ぜひとも、頑張ってみてください。
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