韓国で50万部の超ロングセラー、韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、中高生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。いま、再燃している『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
親が子が寝ているあいだに、机の上にそっと置く社会現象が起きたほど、親にも子にも衝撃的な話題作となった勉強本。ギフト需要が高まるこの時期に1章ごとのトピックを紹介していく(1章/13章)。(構成/ダイヤモンド社武井康一郎)
これから勉強を始めるには「遅すぎる」あなたへ……
勉強における生徒や学生の質問に一番多いのが、「これから勉強を始めるには遅すぎますか?」です。
たいていの指導者は「まだ遅くない!大丈夫!!」と答えるでしょう。そう言ってあげることで、「まだ間に合う!」と安心するからです。しかし、著者は、読者を突き放す衝撃な展開から始まる。
「全部、あなたのせいです!」
勉強できる人は、常に努力しています。皆が遊んでいるあいだに、少しずつ、コツコツと。頭のいい人に対して、頭の悪い人は、何倍も何十倍も努力しなければいけないというのに。その差を補うには、「まだ間に合う」という言葉をかけるでしょうか。
著者は、勉強とは程遠い人間でした。ゲームに漫画、テレビ三昧。遊ぶか寝るかの生活をしている15歳の少年は、まるで幼稚園児のよう。そんな著者は、小学生の頃にはなんでもなれると信じていたのに、自分の将来を考えて大いに悲観しました。このままではいけないと、父に頼んで、本屋に言って参考書を買いだめて挑戦するも、「円の面積が答えられない」「be動詞の現在形がわからない」、衝撃的なスタートを切ることになります。
そんな著者が立てた目標は3つです。
1.鼻血が出るまで勉強すること。ただし、鼻をほじらずに
2.親から「もう勉強はそれくらいにして、頼むから寝なさい!」と頼まれること
3.そして何よりも、「サボり」を少しずつ減らしていくこと
ここから、「勉強が面白くなる瞬間」をどのようにして手に入れていったのでしょうか。著者の「絶対にあきらめない挑戦」がいま、始まったのです。
(本原稿は、『勉強が面白くなる瞬間』第1章のダイジェスト版です)