↓今注目の「投資テーマ」の解説&銘柄はこちら!↓ | ||||||
●トランプ大統領 | ●地方創生 | ●トランプ・トレード | ||||
●防災・減災 | ●生成AI | ●自動運転 | ||||
●サイバーセキュリティ | ●再生可能エネルギー | ●iPhone16 | ||||
●株主優待 | ●ゲーム | ●防災・減災 | ||||
●米株/大型優良株 | ●米株/燃料電池 | ●米株/大手IT株 | ||||
●米株/高配当株 | ●米株/天然ガス | ●米株/ディフェンシブ株 |
新型コロナウイルスが猛威を振るう影で、
米国では第1四半期の決算発表シーズンが佳境を迎える
米国では、2020年第1四半期の決算発表シーズンが佳境を迎えています。
これまでに、S&P500指数に採用されている企業の55%が決算発表を終えています。その中で、1株当たり利益(EPS)が事前予想を上回った企業は65%、売上高が事前予想を上回った企業は63%でした。
もっとも、今回の決算発表シーズンに入る前に、多くの企業が利益警告(=Profit Warning、業績の下方修正)をするとともに通年の業績ガイダンスを引っ込めてしまったことで、コンセンサス予想はスルスル下がっていました。つまり「ハードルが低くなっていた」というわけです。
実際、今年のS&P500のコンセンサスEPS予想は、下のチャートに見られるように急激に下がっており、その関係から、S&P500の現在の株価収益率は、向こう12カ月のEPS予想に基づいて20.3倍に跳ね上がっています。つまり米国株式は、近年で最も割高となっているのです。
個別銘柄に目を向けると、先週はアマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)、アップル(AAPL)、アルファベット(GOOG)、フェイスブック(FB)、マイクロソフト(MSFT)といった大型ハイテク株が、相次いで決算を発表しました。
それら中では、マイクロソフトの決算が文句の付けようのない立派な内容でしたが、その他の銘柄はいまひとつでした。ひとつずつ見ていきましょう。
【アマゾン】
売上高は大きく成長したものの、利益面では落胆すべき内容!
「AWS」の売上高もライバル「アジュール」の約半分
アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)の第1四半期決算は、EPSが予想6.23ドルに対して5.01ドル、売上高が予想741.5億ドルに対して754.5億ドル、売上高成長率が前年同期比+26.4%でした。
売上高こそ新型コロナウイルスによる外出禁止令の影響で目覚ましい成長を記録しているものの、利益面では落胆すべき内容でした。これは、注文増で配達遅延が出始めたことに対して、同社が、(1)倉庫要員などを新規採用、(2)超過労働になっている社員に特別手当を弾む、などの措置を取ったことが原因です。
注目されたAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)売上高は、前年同期比+33%の102.2億ドルでした。これは、ライバルのマイクロソフトのクラウドサービス「アジュール」の成長率の約半分です。
総括すれば、アマゾンの決算は期待されたほど良くはありませんでした。
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
【アップル】
力を入れているサービス売上高が予想を上回るなど、まずますの内容!
ただし、米国政府からの支援金による“一時的な需要”の可能性も
アップル(ティッカーシンボル:AAPL)の第2四半期決算は、EPSが予想2.26ドルに対して2.55ドル、売上高が予想546.4億ドルに対して583.1億ドル、売上高成長率が前年同期比+0.5%でした。
主な商品の売上高は、以下の通りとなっています。
■アップルの主な商品の売上高(2020年度第2四半期) | ||||||
商品 | 予想 | 結果 | ||||
iPhone | 279億ドル | 289.6億ドル | ||||
iPad | 43.3億ドル | 43.6億ドル | ||||
ウエアラブルズ | 69.3億ドル | 62.8億ドル | ||||
サービス | 126億ドル | 133.5億ドル |
とりわけアップルが力を入れているサービス売上高が予想を上回ったのは、心強いです。
アップルは、四半期配当を77セントから82セントに引き上げます。また、現行の自社株買戻しプログラムを500億ドル上乗せします。
最近の需要動向ですが、1月は好調でした。しかし、その次の5週間は、サプライチェーン問題でその対応に追われました。3月から需要が減退し始め、4月の上旬は悪かったです。しかし、4月第2週からは世界的に需要が上向きました。iPadとMacに関しては、前年同期比でもプラスになっています。
ただ、ひょっとすると現在のiPadやMacの販売の好調は、たまたま米国政府から裕福層を除く国民全員に最低13万円から30万円前後の支援金が払われたことが関係しているかもしれません。つまり、一時的な現象かもしれないのです。その意味で、来期以降に関しては未だ楽観できないと思います。
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
【アルファベット】
売上高成長率が前年同期比+13.3%だったが、
アルファベットとしては物足りない数字
アルファベット(ティッカーシンボル:GOOG)の第1四半期決算は、EPSが予想10.99ドルに対して9.87ドル、売上高が予想402.9億ドルに対して411.6億ドル、売上高成長率が前年同期比+13.3%でした。
この+13.3%という売上高成長率は、アルファベットが「普通の会社」になってしまったことを感じさせる、極めて不本意な成績だと思います。その背景には、3月に入って広告収入が大きくスローダウンしたことが挙げられます。例えば、3月のグーグル・サーチ広告は-15%でした。
ただ、直近で言えば、少し広告収入が持ち直しているというコメントもありました。
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
【フェイスブック】
外出禁止令によりフェイスブックの利用は増加したが、
3月の広告収入は急激に落ち込む
フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)の第1四半期決算は、EPSが予想1.71ドルに対して1.71ドル、売上高が予想172.5億ドルに対して177.4億ドル、売上高成長率が前年同期比+17.6%でした。
デイリー・アクティブ・ユーザー(DAU)数は、+11%の17.3億人でした。つまり、外出禁止令でフェイスブックの利用自体は良い感じで増えているということです。その反面、3月の広告収入は急激に落ち込みました。4月に入ってそれは持ち直し、いまのところ去年と同じ水準(±0%)で推移しています。
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
【マイクロソフト】
「アジュール」の売上高は+59%増と好調!
リモートワークに関わる包括的なサービスの提供が業績につながる
マイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)の第3四半期(3月期)決算は、EPSが予想1.25ドルに対して1.40ドル、売上高が予想337億ドルに対して350.2億ドル、売上高成長率が前年同期比+14.6%でした。
プロダクティビティ&ビジネスプロセス売上高は+15%の117億ドル、インテリジェントクラウド売上高は+27%の123億ドル、モアパーソナルコンピューティング売上高は+3%の110億ドルでした。また、インテリジェントクラウドに含まれる「アジュール」の売上高は+59%でした。
マイクロソフトは、新型コロナウイルスによるマイナス影響をほとんど受けていません。「チームズ」や「アジュール」、「ヴァーチャル・デスクトップ」などは、逆に利用が増えています。さらに、ウインドウズOEMとサーフェスは、リモートワークやリモート・ラーニングからの需要増が見られました。加えてゲーミングは、新型コロナウイルスで在宅が増えた関係で利用が増えています。
オンライン会議システム「チームズ」では、1日当り2億のミーティングが開かれました。チームズのDAUは7500万人です。
新型コロナウイルスの影響で「コードを書けない人(no-code/low-code)」向けアプリの必要性が高まっており、その結果、マイクソフトの「パワー・プラットフォーム」は340万人の市民デベロッパーに利用されています。
もしエクセルを使える人なら、「パワー・プラットフォーム」を使ってアプリを作ることが出来ます。それにより、ヴァーチャル・エージェントや自動化されたワークフローやデータ分析が出来ます。実際、スウェーデン健康サービス省やシアトルの非営利ヘルスケアプロバイダーなどが、「パワー・プラットフォーム」を利用して緊急医療物資の追跡を行いました。
一方、「Xbox Live」のアクティブ・ユーザーは9千万人に到達し、「Xbox Game Pass」の課金顧客は1千万人に達しました。
リモートワークへの移行で、いま「わが社も早く安心して社員全員にリモートワークしてもらえる環境を整えねば!」と感じている経営者が多いですが、その際、マイクロソフトほど包括的なサービスを提供できる企業は他にありません。その意味で、在宅勤務で最も恩恵をこうむる銘柄はマイクロソフトだと思います。
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
【今週のまとめ】
「GAFA」の決算が新型コロナウイルスの影響で落ち込む中、
老舗の「マイクロソフト」が健闘!
大型ハイテク株の第1四半期決算は、マイクロソフトを除けばボチボチの決算でした。無敵の「GAFA」と言えども、新型コロナウイルスの前には平凡な決算にならざるを得ないというわけです。
それを尻目に、老舗のマイクロソフトの売上高成長率がアルファベットを凌駕しているのはとても立派だと思います。
【※今週のピックアップ記事はこちら!】
⇒“コロナ・ショック”でも騰落率がプラスだった「ニッセイ健康応援ファンド」とは? 2020年3月の成績が優秀だった「日本株型」と「世界株型」の投資信託6銘柄を紹介
⇒1株(単元未満株)から株が買える証券会社を比較! 株初心者でも“少額で株式投資を始められる”証券会社の売買手数料や取扱商品、おすすめポイントを解説!
↓今注目の「投資テーマ」の解説&銘柄はこちら!↓ | ||||||
●トランプ大統領 | ●地方創生 | ●トランプ・トレード | ||||
●防災・減災 | ●生成AI | ●自動運転 | ||||
●サイバーセキュリティ | ●再生可能エネルギー | ●iPhone16 | ||||
●株主優待 | ●ゲーム | ●防災・減災 | ||||
●米株/大型優良株 | ●米株/燃料電池 | ●米株/大手IT株 | ||||
●米株/高配当株 | ●米株/天然ガス | ●米株/ディフェンシブ株 |
【※米国株を買うならこちらの記事もチェック!】
⇒米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月1日時点】
「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社 |
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
約4900銘柄 | <現物取引>約定代金の0.495%(上限22米ドル)※買付時の為替手数料が無料/<信用取引>約定代金の0.33%(上限16.5米ドル) |
【マネックス証券のおすすめポイント】 外国株の取扱銘柄数はトップクラス! また、米国株の買付時の為替手数料が0円(売却時は1ドルあたり25銭)となるキャンペーンが長期継続しており、実質的な取引コストを抑えることができる。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税込)が最大3万円がキャッシュバックされる。米国ETFの中で「米国ETF買い放題プログラム」対象21銘柄は、実質手数料無料(キャッシュバック)で取引が可能。米国株の積立サービス「米国株定期買付サービス(毎月買付)」は25ドルから。コツコツ投資したい人に便利なサービス。米国株は、時間外取引に加え、店頭取引サービスもあり日本時間の日中でも売買できる。また、NISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株の購入手数料も全額キャッシュバックされて実質無料! 企業分析機能も充実しており、一定の条件をクリアすれば、銘柄分析ツール「銘柄スカウター米国株」「銘柄スカウター中国株」が無料で利用できる。 |
|
【関連記事】 ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! |
|
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
約5300銘柄 | <現物取引>約定代金の0.495%(上限22米ドル)/<信用取引>約定代金の0.33%(上限16.5米ドル) |
【SBI証券のおすすめポイント】 ネット証券最大手のひとつだけあって、米国から中国、韓国、アセアン各国まで、外国株式のラインナップの広さはダントツ! 米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能で、一部米国ETFは手数料無料で取引できる。また、2023年12月1日から米ドルの為替レートを「0円」に引き下げたので、取引コストがその分割安になった。さらにNISA口座なら米国株式の買付手数料が無料なので、取引コストを一切かけずにトレードできる。米国株を積立購入したい人には「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。また、米国株の信用取引も可能。さらに、リアルタイムの米国株価、48種類の米国指数および板情報を無料で閲覧できる点もメリットだ。米国企業情報のレポート「One Pager」、銘柄検索に使える「米国株式決算スケジュールページ」や「米国テーマ・キーワード検索」、上場予定銘柄を紹介する「IPOスピードキャッチ!(米国・中国)」など情報サービスも多彩。「SBI 証券 米国株アプリ」は「米国市場ランキング」「ビジュアル決算」「銘柄ニュース」などの機能が充実している。 |
|
【関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! |
|
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
約4750銘柄 | <現物取引>約定代金の0.495%(上限22米ドル)/<信用取引>約定代金の0.33%(上限16.5米ドル) |
【楽天証券おすすめポイント】 米国、中国(香港)、アセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)と幅広い銘柄がそろっており、米国株の信用取引も利用可能! 指定の米国ETF15銘柄については買付手数料が無料で取引ができるのもお得。さらに、2023年12月からは米ドル⇔円の為替取引が完全無料! NISA口座なら米国株の売買手数料が0円(無料)なのもメリットだ。米国株の注文受付時間が土日、米国休場を含む日本時間の朝8時~翌朝6時と長いので、注文が出しやすいのもメリット。米国株式と米国株価指数のリアルタイム株価、さらに米国決算速報を無料で提供。ロイター配信の米国株個別銘柄ニュースが、すぐに日本語に自動翻訳されて配信されるのもメリット。米国株の積立投資も可能で、積立額は1回3000円からとお手軽。楽天ポイントを使っての買付もできる。銘柄探しには、財務指標やテクニカル分析などの複数条件から対象銘柄を検索できる「米国株スーパースクリーナー」が役に立つ。 |
|
【関連記事】 ◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい! |
|
◆DMM.com証券(DMM株) ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
約2400銘柄 | 無料 |
【DMM.com証券おすすめポイント】 米国株の売買手数料が完全無料なので、取引コストに関しては割安! ただし、配当金が円に両替される際の為替スプレッドが1ドルあたり1円と高いので、配当狙いで長期保有する人は注意が必要だ。他社と違う点としては、外貨建ての口座がなく、売却時の代金や配当が自動的に米ドルから円に交換されること。米ドルで持っておきたい人には向かないが、すべて円で取引されるため初心者にとってはわかりやすいシステムと言えるだろう。また、米国株式と国内株式が同じ無料取引ツールで一元管理できるのもわかりやすい。米国株の情報として、米国株式コラムページを設置。ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ拾い読み」も掲載されている。 |
|
【関連記事】 ◆DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い!大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説! ◆【証券会社比較】DMM.com証券(DMM株)の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介! |
|
【米国株の売買手数料がなんと0円!】 |
※ 本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。 |