NISA口座の比較&活用術
2019年10月9日 ザイ・オンライン編集部

AKB48の武藤十夢&中西智代梨が、株式市場が軟調な
中で“高利回り”な「Jリート」や「高配当株」に注目!
~第44回 投資家が怯えているときに上がるのは?~

AKB48

NISA(少額投資非課税制度)の口座で、「毎月1万円ずつ投資資金を追加する」「投資商品はNISAで買える株&投資信託」「数カ月分の資金を貯めて一度に投資するのもアリ」というルールに基づき、3年間にわたって運用バトルに挑戦しているAKB48の武藤十夢と中西智代梨。さらに、2019年3月からは十夢の実妹・小麟(おりん)も参戦!

米中貿易摩擦や世界景気の先行きに対する不安感から、2019年8月の日経平均株価は下落した。十夢や智代梨の持ち株も株価が下落し、これからどう投資していけばいいものか、3人は悩みに悩んでいる(※取材は2019年9月初旬)。しかし、多くの投資家がビビっているようなときこそ、値上がりする投資対象もある! そこで今回は、3人が「Jリート」や「高配当株」に注目した!(2019年9月21日発売のダイヤモンド・ザイ11月号から転載)

米中貿易摩擦や逆イールドの発生を背景に、日経平均株価が下落!
そんなときこそ狙い目になる投資対象とは?

武藤十夢(以下、十夢) 8月も日経平均株価は下落しましたね。私の「楽天(4755)」も、高値から30%も下落……。

――株価が下がった主な理由は2つです。何だと思います?

十夢 やっぱり、米中貿易摩擦じゃないかな?

――そう。それに、もう一つが「逆イールド」の発生です。通常、米国の国債の利回りは、償還までの期間が長い「10年債」に比べて、期間が短い「2年債」のほうが低いんです。でも、投資家が不安になると、相対的にリスクが小さい「安全資産」とみられている「10年債」が大きく買われて、結果的に利回りが低下し、「2年債」と利回りが逆転することがあります。これが「逆イールド」で、ここ30年で3回発生していますが、その1~2年後に景気後退が始まっています。

中西智代梨

中西智代梨(以下、智代梨) じゃあ、株は売ったほうがいいんですか?

――過去の例でも、「逆イールド」発生から景気後退入りまで1~2年の期間はあるし、あくまでも過去のデータなので、本当に景気が後退するかどうかは、まだわかりません。

武藤小麟(以下、小麟) う~ん。でも今、株は買いにくいなぁ……。

――景気に対する不安が強くなると、株よりも安全な資産にお金が集まります。例えば、国債などの債券です。債券には投資信託を通じても投資できますが、あまり値上がりは狙えません。

2人の成績は?※小麟は口座開設が完了したばかりなので、現段階ではまだ投資していない。
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十夢 私は値上がり益を狙えるものがいいな~。

――それなら、「高利回り株」に注目です。今の状況は、円高の影響などで企業業績が伸び悩んだ2016年に似ています。当時は、「高配当株」や「Jリート」が上昇したんです。景気に対する不安が高まると、値上がり狙いから、安定した収入が期待できる配当狙いの投資家が増えるんです。

小麟 「Jリート」って、株なんですか?

――「Jリート」は、投資家から集めたお金でオフィスビルやマンションなどの不動産を買い、その賃貸収入などを投資家に配分する投資信託の一種です。上場しているので株と同じように買えます。

智代梨 「Jリート」は利回りが高いんですか?

――「Jリート」の指数である「東証リート指数」は2019年9月3日現在、利回りが約3.6%。日経平均株価の2.3%と比べると、ずいぶん高いですよね。高利回り狙いの買いが集まり、価格も2017年後半から上昇が続いています。

十夢 スゴイ! ほとんど下がらずに上がり続けてる!

智代梨 おすすめの「Jリート」は何ですか?

――「Jリート」は最低購入価格が高いので、そのものを買うのは大変です。まずは「Jリート」全体の値動きを反映する指数の「ETF(上場投資信託)」での投資がいいと思います。おすすめできそうな「ETF」は、「ダイワ上場投信-東証REIT指数(1488)」などでしょう。2万円程度から買えるので、小麟さんのように、投資を始めたばかりの人におすすめです。

小麟 すごく良さそう。チェックしてみます。

高配当株を選ぶなら、利回りに加えて業績や時価総額もチェック!
積水ハウスやノエビアなど、安定感のある銘柄に注目しよう

十夢 今は高配当株も上がりやすいんですか?

――債券の利回りが下がっている影響で、高利回りを狙う投資家の資金が、高配当株に流入しているのです。

智代梨 やっぱり配当利回りが高い株がいいんですか?

――利回りだけだと、減配リスクがあるダメ株を選んでしまうかもしれません。おすすめは、配当利回りが3%以上で、時価総額が1000億円以上、さらに、経常利益が伸びている株から選びましょう。

十夢 利回りが高くて利益が安定している株を狙うんですね。安く買いたいから、株価の下がっている株がいいかな?

――今は下落トレンドの株を買うのはリスクが高いので、上昇トレンドの株がいいと思います。4つの条件を満たした銘柄をリスト化しました。どんな株を買いたいですか?

■業績の安定度が高い「高配当株」7選を紹介!

株価(9/2) 予想PER/PBR 配当利回り 経常利益伸び率/
時価総額
最新の株価
◆積水ハウス(1928・東1)
1872.5円 9.2倍/1.08倍 4.34% 6.6%/
1兆2895億円
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【アナリストコメント】新設住宅建築の好調で、直近四半期決算では営業利益が9.8%増。ここ10年で減益となったのは前期のみ。今期は過去最高益となる見通し。
◆ノエビアホールディングス(4928・東1)
5340円 22.8倍/3.52倍 3.37% 2.8%/
1855億円
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【アナリストコメント】自然派のスキンケア化粧品などを展開。直近の四半期決算でも高級化粧品の好調で、増収増益を達成。配当は5年で3倍になった。
◆三菱UFJリース(8593・東1)
570円 7.3倍/0.67倍 4.39% 7.3%/
5115億円
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【アナリストコメント】日本最大手級のリース会社。20期連続増配を達成しており、配当は5年で2.6倍に。直近の四半期決算でも2ケタの増収増益を達成した。
◆東京海上ホールディングス(8766・東1)
5465円 11.9倍/1.08倍 3.48% 9.3%/
3兆8745億円
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【アナリストコメント】損保大手。欧米を中心に海外展開も進める。安定収益が確保できるビジネスなので、投資家の人気が高まっている。今期は最高純益見通し。
◆センコーグループホールディングス(9069・東1)
837円 10.4倍/1.07倍 3.11% 5.7%/
1286億円
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【アナリストコメント】物流大手。リーマンショック後でも増収を果たした安定性が魅力。16期連続で増収を達成。EC拡大によって、今後も高成長が続く見通し。
◆ソフトバンク(9434・東1)
1494.5円 14.9倍/5.74倍 5.69% ー%/
7兆1759億円
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【アナリストコメント】ソフトバンクグループの携帯子会社。グループ企業との連携などで今後の成長期待が高まっている。配当利回りも5.5%超と高い。
◆メイテック(9744・東1)
5400円 17.3倍/3.56倍 3.49% 1.2%/
1579億円
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【アナリストコメント】製造業向けの研究開発に強い人材派遣会社。10期にわたり増収営業増益を続け、配当は5年で2.8倍に。有利子負債がゼロと財務も鉄壁。

十夢 「東京海上ホールディングス(8616)」がいいかな? 保険会社は利益が安定しているし、株価も上昇トレンドですよね。

智代梨 わたしも保険会社が気になる~。あと、配当利回りが4%以上ある「積水ハウス(1928)」はチャートがきれいな形だから、どちらかの株を買おう!

――2銘柄とも増収増益が続いて、配当が数年で2倍以上になっています。今はこういった利益と配当が安定して伸びているような、安全性が高い株が買われやすいと思います。

智代梨 よし、株価をチェックして、いいタイミングで買えるように頑張ります。

小麟 わたしは、まだ株は難しいから、今月から投資信託の積立を始めてみます。