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「パーティーが盛り上がってきたらパンチボウル(酒が入った大きな器)を片付ける」。それが従来の米連邦準備制度理事会(FRB)の基本姿勢だ。実はFRBはこの方針を昨年大転換した。しかし、金融市場にその意図がうまく理解されておらず、それが最近の米長期金利の急騰の一因になっている。

14年担当した本欄も最終回。何度も登場させた米経済・市場サイクル図で2021年の展望を総括しよう。筆者にとっては三十余年も相場の大波乱を乗りこなした「透視眼鏡」だ。

日経平均株価は中期的には上昇トレンド継続中だが、マザーズ指数は下落トレンドに転換! 今は「マザーズ市場の小型株」ではなく「東証1部の大型株」を狙おう!
現在の日経平均株価や株式市場の状況と今後の見通しについて、アナリストの藤井英敏さんが鋭く分析! 米国の長期金利の上昇を受け、日米株式市場が高値圏で波乱の展開となっています。現地時間2月25日のNYダウは大幅反落し、前日比559.85ドル安の3万1402.01ドルでした。また、ナスダック総合株価指数も大幅に反落し、同478.535ポイント安の1万3119.431ポイントでした。この日の米国10年物国債利回りは、一時1.61%と昨年2月以来の水準に上昇し、その後、前日比0.15%高の1.52%で取引を終えました。株式市場では、この長期金利の上昇が嫌気されたのです。そして現地時間2月26日、米国10年物国債利回りは前日比0.11%低下し、1.41%で取引を終えました。この日は、月末で機関投資家が保有する債券の平均残存年限を維持するための買いを入れたこともあり、米国10年物国債の価格が3日ぶりに反発したのです。

【米国株IPO】ロブロックスは仮想現実の世界を提供するゲーム・プラットフォーム! 商売したり、友人をつくったりできる“もうひとつの世界”の将来性に注目
米国在住のアナリスト広瀬隆雄さんが新たにIPO(新規上場)する「ロブロックス」について解説! 子供向けオンライン・ゲーム・プラットフォームを展開するロブロックス(ティッカーシンボル:RBLX)が、3月10日にダイレクト・リスティング(=引受幹事を起用しない株式公開手法)によりニューヨーク証券取引所に上場します。このIPO(新規株式公開)は「今後、我々の社会が未来に向けてどのように展開してゆくか?」、言い方を変えれば「未来の遊び方、未来の仕事の仕方」を暗示する重要なイベントと言えるでしょう。今回はそんなロブロックスを紹介します。

セキュアヴェイル(3042)、“創立20周年記念配当”の実施で配当利回り0.8%に! 2021年3月期は上場して初の配当となる記念配当の実施で「1株あたり5円」に!
セキュアヴェイル(3042)が、期末配当での”創立20周年記念配当”の実施を発表し、配当利回りが0.80%に! セキュアヴェイルは2021年3月期の配当予想を、普通配当「0円」、記念配当「5円」の合計「1株あたり5円」に修正すると発表した。これにより、前回予想比で「5円」、前期比でも「5円」の増配となり、配当利回り(予想)は0.00%⇒0.80%にアップすることとなる。セキュアヴェイルは2021年8月20日に創立20周年を迎えることを記念して、「1株あたり5円」の記念配当の実施を決めたとのこと。なお、セキュアヴェイルはこれまで「無配」が続いていたため、今回の記念配当は2006年6月に上場して以来、初めての配当ということになる。(セキュアヴェイル、コード:3042、市場:東証JASDAQ)

増配を開示した銘柄をまとめて公開![2021年2月版]10期連続の増配予想で利回り3.8%のNTT、8期連続の増配予想で利回り2.4%のオープンハウスなどを紹介
「増配」を2021年2月に発表した銘柄をまとめて紹介!10期連続の増配予想で利回り3.8%のNTT、8期連続の増配予想で利回り2.4%のオープンハウス、14期連続の増配予想で利回り2.3%のアサヒグループHDなど、「増配」を発表した約200銘柄の配当額や配当利回りなどを一挙公開!
![増配を開示した銘柄をまとめて公開![2021年2月版]10期連続の増配予想で利回り3.8%のNTT、8期連続の増配予想で利回り2.4%のオープンハウスなどを紹介](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/5/6/240wm/img_5635acbf8abb1d4d3c2bcf2a1ed74fc4129635.jpg)
ライト工業(1926)、8期連続の「増配」を発表し、配当利回り2.6%に! 年間配当は8年で5.7倍に増加、2021年3月期は前期比5円増の「1株あたり46円」に!
ライト工業(1926)が、2021年3月期の配当予想の修正(増配)を発表し、配当利回りが2.60%に! ライト工業は、2021年3月期の年間配当を前回予想比で「6円」の増配、前期比では「5円」の増配となる「1株あたり46円」に修正すると発表した。これにより、配当利回り(予想)は2.60%となり、8期連続増配の見通しとなった。年間配当額は8年前の5.7倍に増加する見込み。ライト工業は中期経営計画(Raito2021)の経営数値として「配当性向30%以上」を目標としており、今回、配当予想の修正とともに業績予想の修正(前回予想比で「増収・増益」)も発表したことから、業績予想の修正を受けて今回の「増配」を決定した形だ。(ライト工業:1926、市場:東証1部)

自動運転技術に欠かせない「LiDAR(ライダー)」の関連銘柄を紹介! アップルのEV(電気自動車)参入で注目を集める自動運転センサー技術「LiDAR」を解説!
「LiDAR」関連銘柄について、アナリストの村瀬智一さんが解説。2月4日、米国のアップル(AAPL)が複数の自動車メーカーに対してEV(電気自動車)の生産を打診していると報じられ、市場の関心を集めました。その後、関係者の話として、アップルが自動運転センサーを供給する業者と協議に入っていると一部メディアが報じました。この報道された自動運転センサーは、「LiDAR(ライダー)」と呼ばれるものです。現在、世界中で開発されている自動車の自動運転化には、このLiDARが必要不可欠だと言われています。LiDARの開発・製造に携わる企業にとっては、アップルのEV参入の動きは恩恵を受ける可能性は十分にありますし、株価的にも思惑的な材料になるでしょう。

稲畑産業(8098)、3期連続となる「増配」を発表し、配当利回り4.1%に! 年間配当は3年で1.5倍に増加、2021年3月期は前期比10円増の「1株あたり63円」に!
稲畑産業(8098)が、2021年3月期の配当予想の修正(増配)を発表し、配当利回りが4.18%に! 稲畑産業は、2021年3月期の年間配当を前回予想比で「10円」の増配、前期比でも「10円」の増配となる「1株あたり63円」に修正すると発表した。これにより、配当利回り(予想)は4.18%となり、3期連続増配の見通しとなった。年間配当額は3年前の1.5倍に増加する見込み。稲畑産業は利益還元について、「配当金額と自己株式取得金額をあわせた株主総還元額を基準とし、総還元性向30~35%程度を目安」としており、最近の業績動向を踏まえた結果、今回の「増配」を決定したとのこと。なお、稲畑産業の「配当+株主優待利回り」は100株・6ヵ月未満保有時で4.51%。(稲畑産業:8098、市場:東証1部)

米国の10年国債金利(長期金利)は1.3%台へ上昇している(昨夏は0.5%台)。バイデン新政権の大型財政景気刺激策案がインフレ率を高めると警戒されているからだ。

銅相場は、2020年3月中旬に1トン当たり4371ドルと16年1月以来の安値まで下落した後、上昇傾向で推移している。21年2月23日には9305ドルと11年8月以来の高値を付けた。

日本石油輸送(9074)、記念配当による「増配」を発表して、配当利回り3.7%に! 2021年3月期は”創立75周年記念配当”で前期比20円増の「1株あたり100円」に
日本石油輸送(9074)が、期末配当での”創立75周年記念配当”の実施を発表し、配当利回りが3.73%に! 日本石油輸送は2021年3月期の配当予想を、普通配当「80円」、記念配当「20円」の合計「1株あたり100円」に修正すると発表した。これにより、前回予想比で「20円」、前期比でも「20円」の増配となり、年間配当額は2020年3月期から2021年3月期までの1年間で25%増加する見通し。日本石油輸送は2021年3月27日をもって創立75周年を迎えることを記念し、「1株あたり20円」の記念配当の実施を決めたとのこと。なお、日本石油輸送の株価は、2020年3月とほぼ同じ水準で推移している。(日本石油輸送、コード:9074、市場:東証1部)

前澤給装工業(6485)、「第65期記念配当」を発表し、配当利回り2.03%にアップ! 2期連続の「増配」となる2021年3月期は前期比5円増の「1株あたり45円」に!
前澤給装工業(6485)が、期末配当での”第65期記念配当”の実施を発表し、配当利回りが2.03%に! 前澤給装工業は2021年3月期の配当予想を、普通配当「40円」、記念配当「5円」の合計「1株あたり45円」に修正すると発表した。これにより、前回予想比で「5円」、前期比でも「5円」の増配となり、”2期連続増配”を達成することになる。年間配当額は2019年3月期から2021年3月期までの2年間で1.2倍に増加する見通し。1957年1月に創立した前澤給装工業は、2021年3月期をもって第65期を迎えたことを記念し、「1株あたり5円」の記念配当の実施を決めたとのこと。また、株主優待内容の変更や、株式分割(普通株式1株につき2株の割合)も発表している。(前澤給装工業、コード:6485、市場:東証1部)

ESGを理解し、次の成長株を探せ!日本でも普及が進む環境配慮型住宅「ZEH」。高断熱化、蓄電池やキャパシタなどの技術に注目
外資系投資顧問でファンドマネジャー歴20年の山本潤氏による、10年で10倍を目指す成長株探し。今回もESGのE(環境)について、住宅を例に解説します。

日経平均株価は、3月12日の「メジャーSQ」まで調整が続く可能性も!「日銀のETF買いの条件判明」と「米国の長期金利のピークアウト」が相場が転換するサインに!
現在の日経平均株価や株式市場の状況と今後の見通しについて、アナリストの藤井英敏さんが鋭く分析! 日経平均株価と米国株式市場(特にナスダック総合株価指数)は調整入りしたと見ています。その主因は、米国の長期金利の上昇です。長期金利上昇の背景には、大型の経済対策のための国債増発に伴う、米債券市場の需給悪化懸念の高まりがあります。また、その経済対策による景気押し上げ効果と、さらに新型コロナウイルスのワクチン普及による経済正常化期待を主因にした物価の上昇、すなわちインフレ期待の高まりも、長期金利の押し上げ要因となっています。この長期金利の上昇が、米国の高PERのハイテク株の売り材料となっています。

米国株「マリオット・インターナショナル」は、新型コロナ用ワクチンの恩恵を真っ先に受ける注目銘柄!“持たない経営”という戦略から業績まで詳しく解説!
米国在住のアナリスト広瀬隆雄さんが解説! 今回は、世界で7642のホテルや滞在型アパートメントを展開するマリオット・インターナショナル(ティッカーシンボル:MAR)を取り上げます。マリオット・インターナショナルは、世界最大級のホテル・ブランドです。沢山のブランドを同時に展開することで、宿泊客の好みやライフスタイルにていねいに応えてゆく戦略を採っていますが、こと集客やポイント・プログラムのようなネットワーク力が勝負になる局面では、「マリオット ボンヴォイ」と呼ばれるポイント・プログラムを積極的にアピールすることで優位に立っています。また、「持たない経営」を貫いた結果、新型コロナ不況においても営業キャッシュフロー・ベースでは赤字にならずに済みました。

ビー・エム・エル、3期連続の「増配」を発表し、配当利回り1.9%、配当+株主優待の合計利回り2.3%に!2021年3月期は前期比25円増の「1株あたり70円」に!
ビー・エム・エル(4694)が、2021年3月期の配当予想の修正(増配)を発表し、配当利回りが1.91%に! ビー・エム・エルは、2021年3月期の年間配当を前回予想比で「25円」の増配、前期比でも「25円」の増配となる「1株あたり70円」に修正すると発表した。これにより、配当利回り(予想)は1.91%となり、3期連続増配の見通しとなった。年間配当額は3年前の2倍に増加する見込み。ビー・エム・エルによると、2021年2月10日に発表した業績予想の修正(前回予想比で「増収・増益」)を踏まえて検討した結果、今回の「増配」を決定したとのこと。なお、ビー・エム・エルは「安定配当の維持、継続」を利益還元の基本方針としている。(ビー・エム・エル、コード:4694、市場:東証1部)

「鬼滅の刃」関連銘柄は、アニメ2期“遊郭編”放送決定で再び人気化か!?「東宝」や「ソニー」などのアニメ関連企業から「ダイドー」などコラボ企業まで7銘柄を紹介!
「鬼滅の刃」関連銘柄について、アナリストの村瀬智一さんが解説。2020年はコロナ禍もあり、さまざまな商品・サービスがヒットしましたが、それらの中で筆頭として挙げられるのが「鬼滅の刃」でしょう。2月14日、TVアニメ第2期となる「鬼滅の刃 遊郭編」が年内に放送されることが発表されました。そこで今回は「鬼滅の刃」の関連銘柄を取り上げたいと思います。「鬼滅の刃」は、以前にも投資テーマとしても注目を集め、株式市場で盛んに物色されました。まだ先の話ではありますが、TVアニメ第2期の放映をきっかけに、再度「鬼滅の刃」関連銘柄に関心が向かう可能性は十分にあるので、以前の物色の波に乗り遅れた投資家の方は、今のうちから銘柄を押さえておくといいでしょう。

横浜ゴム(5101)、「増配」を発表して、配当利回り3.61%に! 2021年12月期の年間配当は前期比で1円増の「1株あたり65円」になり、前期から1.5%の増加
横浜ゴム(5101)が「増配」を発表し、配当利回りが3.61%に! 横浜ゴムは2021年12月期の配当(予想)を「1株あたり65円」と発表し、前期比「1円」の増配となる見通しとなった。配当利回り(予想)は3.61%となり、年間配当額は1年間で1.5%増加する見込み。横浜ゴムは利益配分について、「安定した配当を継続すること」を基本方針としつつ、「配当性向30%」を目標として掲げており、これらにもとづいて今回の「増配」が決まった形だ。実際に、2021年12月期の連結配当性向(予想)は30.2%となっている。なお、横浜ゴムの2021年12月期の業績予想は前期比で「増収・増益」となっている。(横浜ゴム、コード:5101、市場:東証1部)

ナフコ(2790)、2期連続の「増配」を発表し、配当利回り2.4%、配当+株主優待の合計利回り3.2%に!2021年3月期は前期比11円増の「1株あたり50円」に!
ナフコ(2790)が、2021年3月期の配当予想の修正(増配)を発表し、配当利回りが2.46%に! ナフコは、2021年3月期の年間配当を前回予想比で「7円」の増配、前期比では「11円」の増配となる「1株あたり50円」に修正すると発表した。これにより、配当利回り(予想)は2.12%⇒2.46%にアップし、2期連続増配の見通しとなった。年間配当額は2年前の1.3倍に増加する見込み。ナフコは利益還元について、「収益を重視した企業活動による財務体質の改善及び安定した配当を継続して努めること」を基本方針としており、この方針にもとづいて今回の「増配」を決定したとのこと。なお、ナフコの2021年3月期の業績予想は前期比で「増収・増益」。(ナフコ、コード:2790、市場:東証JASDAQ)
